「リモートワークとテレワークってよく聞くけど、どんな違いがあるんだろう?」
「リモートワークとテレワークの違い、それぞれどんな効果があるのか知りたい!」
上記のような悩みや考えを持っている人のために、本記事では以下のような内容を紹介しています。
- リモートワークとテレワークの違い
- リモートワークとテレワークの効果
- リモートワークとテレワークをする注意点
リモートワークとテレワークの違いを知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
リモートワーク・テレワークとは?違いはある?
リモートワーク・テレワークとは、会社外で仕事を行う働き方のことを言います。
2つの英単語を組み合わせた造語で、厳密に大きな意味合いの違いはありません。
- リモートワーク:「remote(人里離れた) + work(働く)」
- テレワーク:「tele(遠隔) + work(働く)」
そのため、リモートワークやテレワークを使い分ける必要もなく、使いたい言葉を使って大丈夫です。
会社によって使い分けていることもあるので、状況によってどちらかを使うようにするといいでしょう。
リモートワークとテレワークの細かな違い
新型コロナウイルスが蔓延したことをきっかけに、最近ではリモートワークやテレワークといった言葉をよく耳にして、新しい働き方として多くの会社が導入し始めていますよね。
そんなリモートワークとテレワークに大きな違いはないものの、細かな違いは主に以下の3つが挙げられます。
- 労働形態
- 言葉ができた時期
- 使われている場所
それでは、リモートワークとテレワークの細かな違いについて、詳しく紹介していきます。
【リモートワークとテレワークの違い①】労働形態
リモートワークは決まった労働形態はなく、ネット環境を使って自宅やカフェなどで仕事をします。
そんなリモートワークとは違い、テレワークは「在宅勤務・モバイル勤務・サテライト勤務」の3つの労働形態に分けられています。
内容 | |
在宅勤務 | 自宅で働く働き方。 主に主婦や介護で忙しい人が利用しています。 |
モバイル勤務 | 移動中や外出先で働く働き方。 主に移動の多い営業職などが利用しています。 |
サテライト勤務 | コワーキングスペースやカフェなどの施設で働く働き方。 主に動画編集者やフリーランスが利用しています。 |
このように、上記の表から、テレワークは働く環境によって労働形態が仕分けされていていることが分かるでしょう。
【リモートワークとテレワークの違い②】言葉ができた時期
労働形態だけでなく、リモートワークとテレワークには言葉ができた時期にも違いがあります。
テレワークはアメリカが発祥地で、1970年代から徐々に使われ始め、日本は1970年代からテレワークという言葉と働き方が広まりました。
一方のリモートワークは、テレワークよりも新しい用語として生まれましたが、発祥地は不明です。
つまり、テレワークはしっかり発祥地や使用時期が分かっているのに対して、リモートワークはいつどこで生まれたのかが分かっていないのです。
【リモートワークとテレワークの違い③】使われている場所
あくまでも傾向の話ではありますが、「使われている場所」もリモートワークとテレワークの違いとして挙げられます。
リモートワークは、新しい言葉ということもあり、ベンチャー企業やフリーランスで活動している人たち、逆にテレワークは総務省などの国や有名な大企業がよく使っている傾向があります。
そのため、リモートワークは20代~30代までの若い世代が、テレワークは40代以降の世代が使用している印象があります。
実際、私もフリーランスで働いていますが、テレワークではなく「リモートワーク」という言葉を使っています。
リモートワークとテレワークによる効果
大きな違いはないものの、細かな違いは少しだけあるリモートワークとテレワーク。
そんなリモートワークとテレワークという働き方をすることで、以下のような効果が得られます。
- あらゆるコストを削減できる
- 人材確保に貢献できる
従来の働き方とは違うリモートワークとテレワークは、コロナウイルス蔓延防止だけでなく、会社に対して様々なメリットや効果をもたらすのです。
それでは、リモートワークとテレワークによる効果について、順に確認していきましょう。
①様々なコストを削減できる
リモートワークとテレワークの働き方を導入することで、様々なコストを削減できるメリットが生まれます。
削減できるコストは会社によって変わりますが、多くの会社は最低でも以下の3つを削減できます。
- 印刷や資料に紙を使わない →「紙代の削減」
- 会社を小さくできる →「家賃・施設費の削減」
- 出勤させる頻度が少なくなる →「交通費の削減」
あらゆるコストを削減できれば、その分別の場所に資金を使えて、より会社を発展させられます。
②人材確保に貢献できる
リモートワークとテレワークは、従来の働き方とは違い、自宅やカフェなど、自分で働く環境を自由に選べます。
そのため、育児や家事で忙しい主婦や親の介護で忙しい人など、普通だと雇えないような人材も雇えるようになります。
より多くの人材を確保できる分、優秀な人材を発掘できる可能性も高くなります。そうなれば、より会社を発展させることも可能です。
他にも、足に障がいがあるような人たちにも仕事ができるようになることから、リモートワークとテレワークが社会貢献にもつながります。
リモートワークとテレワークを行う問題点
リモートワークとテレワークの働き方を導入すると、会社に様々なメリットや効果をもたらしてくれます。
しかし、リモートワークとテレワークはメリットだけではなく、以下のような問題点もあるのです。
- セキュリティ
- 社員の管理
- コミュニケーション
全ての仕事を自宅やカフェで行う分、社内情報が外部にもれてしまう危険性もありますし、周りに社員がいないためにサボってしまう人も出てくるかもしれません。
コミュニケーションもチャットやテレビ会議などが多くなるため、コミュニケーション不足でうまく仕事が回らない可能性もあります。
ウイルス対策ソフトを使ったり定期的に会話をする機会を作ったりするなどして、これらの問題点をうまく解決していきましょう。
まとめ:リモートワークとテレワークの違いはあまりない
今回は、リモートワークとテレワークの違いやメリット・問題点について紹介しました。
リモートワークとテレワークの違いはあまりないものの、労働形態や言葉ができた時期など細かな違いはあります。
また、リモートワークとテレワークの働き方を導入すると、コロナウイルス蔓延防止だけではなく様々なメリットがあります。
リモートワークとテレワークは、今後の仕事形態や考え方を変化させる働き方として、これからも使われていくのでしょう。