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貿易実務検定は転職に有利?活かせる会社や勉強方法を解説!

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貿易実務検定の資格を取ると、転職に有利なのかな?」そのような疑問を持っていませんか?

今回は、貿易事務検定がどのような資格なのか、また、貿易実務検定を活かせる転職先や勉強方法についても解説します。

この記事を読めば、貿易事務検定についての一通りの知識が身に付き、「転職活動の一環に受けてみよう」と思うことでしょう。ぜひ最後まで読んでみてください!

出典:https://www.pakutaso.com/20201215359post-32615.html

貿易実務検定とは、どのような資格なのか?

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貿易実務検定とは、貿易に関わる仕事の知識と技能を測る検定です。

そもそも「貿易」と聞くと、日本で普通に暮らす私たちにとっては遠い存在と思いがちですが、私たちが普段食べているものや着ている服などは、すべて貿易により世界中から日本に入ってきています。

このように、貿易とは実は私たちの生活とは切っても切り離せないものなのです。

その貿易業を行うための「貿易経済知識」や「貿易に関する法律」「貿易に関わる税金」「貿易のための書類作成」など、実際の仕事で使う知識と技能を測る検定こそ、貿易実務検定なのです。

貿易実務検定は、転職に有利なのか?

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では、貿易実務検定に合格していることが実際に転職に有利かというと、とても有利に働きます。

なぜなら貿易に関連する転職の求人には、貿易実務検定の合格が優遇条件にされているものが非常に多いからです。

また、実際に貿易業を主としている商社では、勤続年数ごとに貿易実務検定を受験し合格することが社員に求められる場合があり、昇進の判断材料にもなっていることもあります。

そして、貿易実務検定を運営する日本貿易実務検定協会のホームページには、検定について以下のように説明されています。

「貿易実務検定®」は、学生の方から貿易・産業界の第一線で活躍されている方まで、幅広い受験者層が特長です。貿易・産業界においては単なる推薦ではなく、「貿易実務検定®」試験のプログラムそのものを採用するところもあります。

具体的には、商社・貿易関連組合・人材派遣会社などにおいて、検定プログラムに準拠した研修等が行われています

引用:https://www.boujitsu.com/introduction/features

よって、特に未経験から貿易関係の仕事に転職したい方にとっては、貿易実務検定の合格が、大きなアピールポイントとなることをぜひ覚えておいてください。

貿易実務検定の種類

貿易実務検定は、A~C級の、合計3つの級に分かれており、難易度も異なります。

貿易実務検定 C級

C級は、1~3年の実務経験レベルの難易度と定義されており、貿易実務の中の定型業務(仕事のやり方が確立されたルーチンワーク)をこなすために必要な知識量を測る検定となっています。

年5回開催され、日本貿易実務検定協会が発表している合格率は約64%です。(参考:https://www.boujitsu.com/introduction/passrate/grade-c)

また、貿易業を生業とする商社などでは、新入社員研修でC級の問題が使用されることもあるようです。

そのため、特に未経験から貿易業界への転職に考えている方は、まずはC級を取得し、履歴書でアピールすると良いでしょう。

貿易実務検定 B級

B級は、1~3年の実務経験レベルであり、かつ貿易実務経験者の中堅者を対象としています。年3回開催され、合格率は約52%です。

出題範囲はC級とほとんど同じですが、より実務に特化した知識量が問われるので、C級よりも難易度は上がります。(参考:https://www.boujitsu.com/introduction/questionstrend)

貿易実務検定 A級

A級は3~4年の実務経験のレベルが必要であり、実際に貿易実務の中で判断業務を行うことができる実力を測ります。年1回開催され、合格率は約35%です。

C級、B級にはなかった「貿易税務」や、貿易実務における英作文を作成する必要がある以外にも、各分野に対する深い知識量が必要です。

また、事例式の問題も出題され、具体的な事例に対する適切な処置について記述する必要があるなど、難易度はC級、B級よりも格段に上がります。

貿易実務検定が活かせる転職先① 輸出入を行う商社

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貿易実務と言えば、まずは輸出入を行う商社が転職先の筆頭となります。様々な商品の輸出入に関する書類の作成や、各国のサプライヤとの貿易書類のやり取り、輸送、通関の手配などが主な仕事内容です。

つまり、貿易実務検定の試験科目が、そのまま仕事に活かすことができるのです。

また、海外からのクレーム処理や、現地のサプライヤとの会議も発生する関係上、英語を使った外国人とのコミュニケーションも必須となるので、貿易実務検定の科目にある「商業英語」も仕事の役に立ちます。

貿易実務検定が活かせる転職先② 船会社・航空会社

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航空会社や船会社は、いわば貿易のインフラを支える会社になります。荷物を確実に目的地まで届けるには、貿易実務の知識が必須です。

例えば、積み荷を海外に運ぶ際の書類の作成や、輸送中のトラブルに対するクレーム処理、輸送中の積み荷に対する保険などの知識は、貿易実務検定の科目に入っています。

そのため、船会社や航空会社における輸送の手配や空港や港との交渉、荷主とのコミュニケーションなどの場面で、合格実績と知識を大いに活かすことができるでしょう。

貿易実務検定が活かせる転職先③ 輸入販売会社

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海外の食品や家具を輸入販売する会社では、貿易実務に関する知識が重宝されます。

なぜなら輸入販売会社にとっては、日本で売り上げを伸ばしそうな海外の製品を仕入れる必要があるため、商品にかかる関税や、輸入における法務、マーケティングの知識が必須だからです。

また、海外のメーカーとのやりとりも発生する関係上、商業英語も習得している必要があり、それらの知識は貿易実務検定の科目と多くの点で共通しているのです。

輸入販売会社の花形職であるバイヤーにとっても、それらの知識を身に着けていることで安定した売り上げや供給ラインの構築に繋がるので、検定の合格実績は大きな武器になりますよ!

貿易実務検定が活かせる転職先④ 世界展開しているメーカー

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商社や物流会社でなくても、世界中に商品を展開しているようなメーカーであれば、貿易実務検定の知識が必要な業務があります。

例えば、輸出先の国の在庫管理や、商品の製造に使用する原料のサプライチェーンの管理などは、税務や為替、法務などの貿易に関する知識が必須です。

世界展開しているメーカーにとって、流通がトラブルなく進捗することは売り上げに直結しますので、貿易実務検定の資格と知識は必ず役に立つことでしょう。

貿易実務に携わる人の年収は?

出典:https://pixabay.com/ja/photos/円-お金-富-日本円-2177672/#content

貿易実務に携わる人の年収が実際にどれぐらいなのか、気になりませんか?

リクナビNEXTに掲載されていた貿易実務の求人の年収を集計した結果、以下のようになりました。(参考:https://next.rikunabi.com/jimu/lst_jb1001040118/)

平均年収 最大 最小 中央値
481万円 1200万円 280万円 450万円

求人をしている会社の規模にもよりますが、年収450万円は固い印象であることが分かりますね。また、管理職になれば、年収1000万円を超えることも夢ではありません。

ちなみに、国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均給与は433万円と分かっています。(参考:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/002.pdf)

以上のデータから、貿易実務検定合格者が貿易実務の職に就いた場合、日本の平均給与以上の年収が見込まれ、管理職になれば年収1000万円を超えることも可能なのです。

貿易実務未経験者が貿易実務検定 C級に合格するための勉強方法

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%94%b7-%e6%9b%b8%e3%81%8d%e8%be%bc%e3%81%bf-%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%97-2562325/

試験においては当然ながら貿易実務の専門用語が多く使われるため、貿易実務の未経験者は、まずは基礎知識をつける必要があります。

そのためには市販の貿易実務検定用のテキストを、どれでもいいのでまずは読破することからはじめましょう。

テキストで貿易実務の基礎知識がついた後は、日本貿易実務検定協会が出版している公式問題集に掲載されている過去問を解くことをおススメします。

実は、貿易実務検定C級は過去問題からの出題が多い傾向にあるのです!そのため、しっかり知識をつけてから公式問題集を反復して、試験本番に備えましょう。

まとめ:貿易実務検定に合格して、転職を有利に進めよう

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22995171#goog_rewarded

ここまで読んだあなたは、貿易実務検定がいかに転職に有利か分かったかと思います。以下が、本日の記事のまとめです。

記事のまとめ
  • 貿易実務検定は、貿易関連会社への転職に有利である。
  • 貿易実務検定は、実務に準拠した知識をつけられるので、実用的である。
  • 貿易実務の仕事は、キャリアを積めば年収1000万円も夢ではない

特に、貿易実務が未経験の方が貿易関連会社への転職を目指す場合は、まずは貿易実務検定のC級に合格することで、転職活動においてライバルよりも有利に進めることができるはずです。

また、未来の転職先の実務面の予習としても学んだ知識が確実に活かせますので、少しでも興味が湧いた方は、一度、検定を受けてみることをおススメしますよ!

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アオ
離婚を機に、資産形成とブログに目覚めました。ブログやTwitterでは、実体験に基づいた「資産形成、離婚経験で学んだこと」などを発信しております。