最近、転職時にCADが扱えると転職を有利に進められるとよく聞きませんか?
求職サイトにてCADと入力すると多くの求人が出てきていることからも分かるように、転職の幅が広がるのは事実です。
なので、今回の記事では、そもそもCADってどういったものなのかということから、転職時にCADを活かせる業界まで解説致します。
ぜひこの記事を最後まで読んで、あなたの転職活動に活かしてみてください!
トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/SYo5eazBrls
そもそもCADとは?
最初にCADとはどのようなものなのかを簡単にご説明致します。
CADとは、「Computer Aided Design」の略語で、日本語ではコンピューター支援設計のことを指します。
一言でいうと、元々人が手書きで作成していた設計図を、パソコンで作図出来るようにするためのソフトがCADです。
CADを使うことで手書きよりも効率的に設計図を作成することが出来るようになります。
CADの種類
CADには、20種類以上のソフトがあり、それぞれ大きく下記の4つのくくりに分けることが出来ます。
- 汎用CAD
- 専用CAD
- 2DCAD
- 3DCAD
汎用CAD
汎用CADとは、一つの分野に限定せず、いくつかの分野で活用することの出来るCADソフトになります。
そのため、汎用CADを扱えると、いくつかの分野で活躍することが出来ます。
専用CAD
専用CADは、汎用とは反対で建築用や自動車用といった一つの分野に特化したCADソフトです。
そのため、専用CADを扱うにはより専門スキルを持ったスペシャリストになる必要があります。
2DCAD
2DCAD(2次元CAD)は、平面で図面作成を行うCADソフトのことになります。
イメージとしては、紙で行う図面作成をそのままパソコンで行うようなものです。
3DCAD
3DCAD(3次元CAD)は、その名の通り立体的に図面作成を行うためのCADソフトになります。
建物の図面などのように立体的な図面作成を行うもので、2DCADよりもより高度なスキルが必要になります。
転職時にCADが活かせる業界6選
この項目からは、実際にCADのスキルを活かすことの出来る業界についてご紹介致します。
下記の6つの業界が、CADを扱うスキルがあれば、特に転職しやすくなる業界です。
- 建築業界
- 土木業界
- 製造業界
- インテリア業界
- ジュエリー業界
- 福祉業界
これらの業界は、CADを扱う専門職として「CADオペレーター」を募集していることが多い業界です。
なので、次の項目からは、それぞれの業界で主に扱う具体的なCADのソフト名をそれぞれの業界と一緒に詳しくご紹介致します。
転職時にCADが活かせる業界①建築業界
建築業界では、当たり前ですが建築物を建てる前に設計図を作成する必要があります。
その設計図を作成する際にCADを扱うことが出来るCADオペレーターが必要になります。
建築業界で主に使われるCADのソフトは、下記の5つになります。
- AutoCAD
- Jw_cad
- VectorWorks
- BricsCAD
- ArchiCAD
建築業界への転職を考えている場合、上記5つのCADソフトが扱えると非常に有利になりますよ!
転職時にCADが活かせる業界②土木業界
土木業界では、都市計画をする際や、ダムや道路などを作る際にCADを使った図面作成を行う必要があります。
扱うCADは、基本的には建築業界と同じCADになりますが、土木に特化したCADを扱う企業もあります。
土木業界で主に使われるCADのソフトは、下記の5つになります。
- AutoCAD
- Jw_cad
- DynaCAD土木Plus
- A納図(エーノート)
- HO_CAD pao
土木業界に興味がある方は、上記5つのCADについて学んでみましょう!
転職時にCADが活かせる業界③製造業界
おそらく多くの人が設計図作成で、製造業界を思い浮かべるかと思います。実際そのとおりで、CADは製造業界への転職にも活かすことが出来ます。
製造業界では、それこそ部品の設計などから、それらを作るための金型の設計などにもCADソフトを使用しています。
- SOLIDWORKS
- Creo
- Autodesk Inventor
- Solid Edge
- Fusion360
自動車といった大きなものからファスナーなどの小さなものまで、ほぼ全ての製造業で、CADを使用しています。
製造業界への転職を考えている方は、上記CADについて学んでみましょう!
転職時にCADが活かせる業界④インテリア業界
インテリア業界では、主にインテリアデザイナーなどがデザインした内装を実際に設計図に起こすためにCADのソフトが使われています。
デザイナーの設計したものが、実際に建物の内装にどのように配置されていくのかを図面に起こしていく形です。
その際には、下記のCADソフトが主に下記の2つのCADソフトが使用されています。
- AutoCAD
- Vectorworks
ちなみにインテリア業界では、IllustratorやPhotoshopといったデザインソフトもよく扱うので、こちらに関する知識もあるとより転職しやすくなりますよ!
転職時にCADが活かせる業界⑤ジュエリー業界
ジュエリー業界では、より精巧なジュエリーモデルを作るためにCADのソフトが使われています。
CADを使った業務内容としては、手書きのデザインなどを実際に製造するためにCADのソフトを使い、設計図に落として行きます。
その際にジュエリー業界で主に使われるCADのソフトは、下記の3つになります。
- Rhinoceros
- JCAD
- 3DESIGN
ジュエリー業界に転職したい、自分でジュエリーを作っていきたいと考えている人は、上記のCADについて学んでみましょう!
転職時にCADが活かせる業界⑥福祉業界
最後にご紹介するのは、福祉業界です。福祉業界では、バリアフリーの環境整備のためなどに、CADのスキルを活かすことが出来ます。
その他にも、福祉用ロボットの開発などでもCADのスキルを活用することが福祉業界では可能です。
主に使われているCADのソフトは、建築業界とも似ており、下記の3つになります。
- AutoCAD
- Jw_cad
- VectorWorks
福祉業界に興味がある方は、上記3つのCADについて学んでみましょう!
CADに興味がでたら
ここまで読んで、CADについて触れてみたいけどどれから始めたら良いか分からないと感じたら、まずは「AutoCAD」を使ってみましょう。
AutoCADは幅広い業界で使われていますので、まずは参考書などを使い、AutoCADについて学んで見るのが良いでしょう。
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上記の教材は、超初心者向けの教材となっています。実際の業務に近い内容を0から学ぶことが出来、オールカラーにもなっているので、初心者でも読みやすい教材です。
もし業界がまだ定まってない場合は、まずはAutoCADについて学んでみましょう。
まとめ:転職先によって学ぶCADを変えよう!
今回の記事では、CADとは何か、ということから転職時にCADを活かせる業界まで解説致しました。
- 建築業界
- 土木業界
- 製造業界
- インテリア業界
- ジュエリー業界
- 福祉業界
また、一言でCADといっても、上記の業界それぞれで主に使われているソフトは同じではありません。
そのため、最終的には自身の転職したい業界に合わせたCADを学ぶ必要があります。
ぜひあなた自身が転職したいと考えている業界で扱っているCADを、この記事を参考に学んでみてください。