近年、第二新卒で転職を考える人は決して少なくありません。「仕事内容が合わない」、「もっとキャリアアップしたい」など転職理由は様々かと思います。
しかし、いくら転職したいからと言って無計画に突然退職するのでは、この先の転職活動が危ぶまれます。
そこでこの記事では、第二新卒で転職する際のポイントやおすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介しています。ぜひ最後まで読んで、自身の転職活動の参考にしてみてください。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22146226?title=%E9%9D%92%E7%A9%BA%E3%81%A8%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%EF%BC%88%E6%A8%AA%E9%A1%94%EF%BC%89&searchId=638751729
第二新卒とは
まずは、第二新卒の立ち位置について復習しましょう。「第二新卒」とは明確な定義はありませんが、一般的には新卒で就職してから3年程度の人を指します。
また、企業によってはそれ以上の年齢の人でも対象としている場合もあります。
第二新卒は一度就職していることから、一般的に「基本的なビジネスマナーは持ち合わせている人材」ということを前提にしている企業が多いでしょう。
また、新卒を一から丁寧に教育する時間を割けない中小企業やベンチャー企業が積極的に採用を進めているケースが見受けられます。次の見出しからは、第二新卒の転職で陥りやすい失敗を3つ紹介していきます。
第二新卒の転職で陥りやすい失敗①転職理由がネガティブ
まず一つ目は、「転職理由がネガティブ」ということです。転職理由には給料への不満や休日出勤の多さ、人間関係が少なからずあると思います。
しかし、このような不満から逃げるためだけでは今後も同じ理由で転職し、失敗につながってしまうこともあります。
また、前職の仕事内容や周囲への不満ばかり並べ立てていては、それを受け入れる側の企業に「人のせいにばかりするのではないか」や「また同じ理由で辞めるのではないか」などと悪い印象を与えてしまいます。
転職理由がネガティブなものであっても前向きなものに転換できるよう、考えを整理しておくと良いですね。
第二新卒の転職で陥りやすい失敗②新卒時と同じように考えている
2つ目は、「新卒の就職活動と同じように考えている」ということです。第二新卒の転職は新卒とは違い、企業とのミスマッチを防ぐことが大きなポイントとなってきます。
新卒時の就職活動のように、多くの企業に応募したり、説明会を聞きに行ったりといった方法で進めてしまいがちかもしれません。
しかし今は就職して社会を経験している立場なので、実際に仕事をして感じたことやわかったことなどを整理し、それをもとにして企業選びを進めましょう。
第二新卒の転職で陥りやすい失敗③転職先が決まる前に退職
3つ目は、「転職先が決まる前に退職してしまう」ということです。この場合、企業によっては「無計画な人」と捉えられてしまうこともあります。
また、「なんとなく辞めたかったから」や「同僚にそりの合わない人がいる」などという自分勝手な理由で突然退職したのでは、マイナスイメージを与えてしまうだけになってしまいます。
退職のタイミングによっては、収入が途絶えてしまい経済的に困ってしまうこともあります。不本意な転職活動にならないよう、今の仕事を続けながら転職活動をすることをおすすめします。
第二新卒の転職ではまずスケジュールを立てよう
第二新卒が転職する際にまずやるべきことは「転職活動のスケジュールを立てる」ということです。しっかりスケジュールを立てることで、転職活動がだらだら長引いてしまうということを防ぐ効果があります。
しかし、あくまでも理想のスケジュールです。「転職したい!」という気持ちがどんなに強くても気持ちを抑え、余裕のある期間でスケジュールを立てることをおすすめします。
ここまで紹介してきたことを踏まえると、転職活動は計画的に進めることが大切です。次の見出しでは、転職活動を行う際の企業・自己分析の方法についてそれぞれ紹介していきます。
自己分析の方法
まずは自己分析の方法について説明します。自己分析の方法は以下のような手順で行うと、自身の性格や思いを理解しながら進められます。
- これまでの経験を洗い出す
- 経験した業務から強み・スキルを棚卸する
- 自身の性格や価値観を書き出し、仕事に対してどのような思いを持っているのかを理解する
- 今後やりたいことや将来像を考える
これらを整理することで、「自分がどのような企業に転職したいのか」、「転職後は何をしていきたいのか」ということが明確になり、自身の志向に合う企業を見つけやすくなります。
また、自分の強みやスキルは面接時の自己アピールでも必要な情報になります。しっかりと準備しておきましょう。
企業分析の方法
次に企業分析の方法についてです。企業分析の方法としては、以下に挙げたような順番で行うと効率良く多くの情報を仕入れることができます。
- 経営方針や企業理念を中心に、企業の公式ホームページに目を通す
- 採用ページに目を通し、企業が求職者に伝えたいことを理解する
- それでもわからないことについては、面接時に質問する
まず企業の公式ホームページに目を通すということは、転職活動における基本中の基本です。
企業に対する理解を深めておかないと面接時の会話でもスムーズに話が進まず、「入社意欲がそれほどないのでは?」という印象を面接官に与えてしまいかねません。
また、企業分析をしてもわからなかったことや疑問に思ったことは、面接時に積極的に質問することで自身のやる気のアピールにも繋がります。次の見出しでは、転職活動を成功させるポイントを紹介します。
第二新卒の転職を成功させるポイント
転職を成功させるポイントは、「将来どうなりたいのか、キャリアプランを立てる」ということです。社会人として働いた経験を踏まえて、やりたいことだけではなくどうなりたいのかまで具体的に考えることが大切です。
もし具体的に思いつかない場合は、数年刻みで身につけたいスキルや経験などの目標を考えましょう。
その上で、転職先の企業で自分のキャリアプランが実現できそうか照らし合わせ、自分のやりたいことができるかを判断すると良いですね。
ここまで読んでいただくと、第二新卒の転職を成功させるにはどのような考えで臨んだらよいかおわかりいただけたかと思います。次の見出しでは、おすすめな転職サイト・転職エージェントを紹介していきます。
おすすめな転職サイト・転職エージェントランキング
ここまでで紹介してきた企業・自己分析やこれからのキャリアプランを自分一人でしっかり考えることは難しいかと思います。そこで非常に助けになってくれるのが転職サイト・転職エージェントです。
以下に、第二新卒の転職におすすめな転職サイト・転職エージェントを5つ挙げました。それぞれのサイトには特徴があるので詳しく見てみましょう。
- マイナビエージェント
- doda(デューダ)
- ビズリーチ
- レバテックキャリア
- ハタラクティブ
【第1位】マイナビエージェント
第1位に挙げたのは、「マイナビエージェント」です。こちらは、就職・転職サービス大手のマイナビが運営する転職エージェントとなっています。
マイナビグループには企業との長年培ってきた信頼関係があるので、非常に質の高い独自求人を取り扱っていることで有名です。
また、第二新卒専門のコンサルタントが所属しているので、学歴や職歴に自信がない人でも安心して相談ができます。転職活動を始める際にまず登録しておくべきと言っても過言ではないでしょう。
【第2位】doda(デューダ)
第2位は「doda」です。こちらは、自走力や的確な分析力のある人にとって非常に役に立つコンテンツが盛りだくさんの転職サイトとなっています。
dodaでは未経験者でも応募可能な求人が多く、29歳以下の若手が利用者の半数を占めています。ですので、業界経験が浅い第二新卒の強い味方になってくれるはずです。
また、dodaでは企業から直接オファーが届くスカウトサービスを行っており、適性を考慮した興味深いものが多く配信されるので必見です!
【第3位】ビズリーチ
第3位は「ビズリーチ」です。こちらは、管理職や専門職を目指す30~40代に多く利用されている転職サイトですが、キャリアに自信があるのであれば20代でも良質なサービスを受けることが十分可能です。
また、公開されている求人の8割が年収1,000万円以上となっているので、転職後の収入アップも期待できます。そして、優良企業やヘッドハンターから直接スカウトを受けることがあるのも見どころです。
【第4位】レバテックキャリア
第4位は「レバテックキャリア」です。こちらは、IT業界に精通したエンジニア特化型の転職エージェントなっております。
レバテックキャリアでは短期間で終わる転職活動を勧めており、最短日数は1週間と短期決戦タイプのサービスを行っております。
初回のカウンセリングについては平日日中のみだけではなく、平日夜間と土曜日も対応可能となっています。ですので、在職期間中でも無理なく転職活動をすることができます。
IT業界には非常に強い信頼性があるので、優良な非公開求人も多数存在します。IT業界での職務経験があるのであれば非常におすすめの転職エージェントです。
【第5位】マイナビジョブ20’s
第5位は「マイナビジョブ20’s」です。こちらはマイナビグループが運営しており、社会人経験が浅いうちに辞めてしまった人に向けた転職サイトです。
登録者の85%以上が社会人経験3年以内の人なので、経験豊富な転職コンサルタントがマンツーマンでサポートしてくれます。
また、志望動機や自己PRについて一緒に考えてくれたり、面接対策を行ってくれたりときめ細やかな対策が特徴です。これが、非常に高い転職後の定着率を実現している秘訣と言えるでしょう。
【まとめ】納得のいく転職を!
この記事では、第二新卒で転職する際のポイントについて紹介してきました。以下に、おすすめの転職サイト・転職エージェントを簡単にまとめた表を載せます。
転職サイト・転職エージェント | 特徴 |
マイナビエージェント | 第二新卒の幅広い職種・業種に対応。学歴や職歴に自信がなくても相談可能。 |
doda(デューダ) | 自走力・分析力のある人におすすめ。適性を考慮したスカウトサービスが魅力。 |
ビズリーチ | キャリアに自信のある人におすすめ。優良企業やヘッドハンターから直接スカウトを受けることがある。 |
レバテックキャリア | エンジニアの転職に特化している。短期決戦型の転職活動をしたい人におすすめ。 |
マイナビジョブ20’s | 社会人経験が浅いうちに退職してしまった人におすすめ。きめ細やかな採用試験対策が特徴。 |
それぞれの転職サイト・転職エージェントの特徴を踏まえて、今の自分に合ったサービスを選びましょう。
転職活動で経験したことや考えたことは、必ず自分を成長させてくれます。無駄なことなど一つもありません。この記事で読んだことをぜひ参考にし、納得のいく転職に繋げましょう!