「IT業界へ転職したいが、志望動機の書き方がわからない…。ポイントや参考になる例文を教えてほしい」
現在国内ではIT系エンジニアの人気が高まり、IT業界への転職を希望する方が増えましたが、志望動機の書き方で悩んでいる方も大勢います。
そこで今回は、IT企業が欲しがる人材の特徴を解説しながら、志望動機の書き方と例文を紹介します。
この記事を読むことで、IT業界で求められる人物像を把握し効率よく転職活動が進められるので、ぜひ最後までご覧ください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3-%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%94%B7%E6%80%A7-2838918/)
IT業界で求められる人物像とは?
IT企業では、主に下記の特徴を持った人材が求められています。
- 学習に貪欲
- 論理的思考を持ち合わせている
- コミュニケーション能力がある
変化が激しいIT業界で生き残るには、テクノロジーに対する高い関心を持ち続け、最新のトレンドを常に追いながら技術を磨かなければなりません。
また論理的思考は、効率的に業務を進める上で重要な役割を果たし、IT企業の人材には必須の能力です。
さらにIT企業ではチームで開発するのが一般的で、周りにわかりやすく状況を伝えられられるコミュニケーション能力も、同時に持ち合わせる必要があります。
上記の特徴を踏まえた上で、次の項目では志望動機の書き方を解説しますね。
IT業界への転職を成功させる志望動機の書き方
IT業界への転職を成功させる志望動機の書き方として、下記の3つのポイントが挙げられます。
- 職務経験を深堀りする
- 企業分析をする
- 会社で何ができるのか提示する
志望動機を書く際はまず職務経験を深堀りし、IT業界に転職しようと思ったきっかけや理由を明確にして、履歴書に説得力を持たせる必要があります。
また職務経験の深堀りに加えて志望する企業の分析をし、「なぜこの会社を志望するのか」といった理由を明確にしながら、競合他社との違いをはっきりさせることが重要です。
さらにIT業界への転職理由と企業分析の結果を結びつけ、会社内で自身がどのように貢献するのかまで、志望動機に盛り込まなければなりません。
それぞれの内容について、次の項目から一つひとつ詳しく解説しますね。
IT業界への転職を成功させる志望動機のポイント①職務経験
IT業界への転職を成功させる志望動機のポイントとして、まず「事前に職務経験の深堀りをすること」が挙げられます。
過去の職務経験を深堀することで、仕事に対するやりがいを再確認でき、IT業界に転職する理由が明確になります。
また転職理由を書くときは、興味があることのみを提示するのではなく、具体的な経験も記述することが大切です。
例えば「営業職として〇〇のシステムに触れ、お客様に喜ばれる開発がしたいと思いIT業界を目指した」のように体験談を交えると、説得力のある志望動機が書けます。
IT業界への転職を成功させる志望動機のポイント②企業分析
つづいて、IT業界への転職を成功させる志望動機のポイントは「企業分析を行うこと」です。
転職活動では、数ある企業の中で「なぜこの会社を志望するのか」という理由を、人事担当者に対して明確に提示しなければなりません。
「他の企業でも良いのでは?」と思われないよう、企業理念や事業内容をしっかりと把握し、会社に対する熱意を示す必要があります。
またIT業界における企業分析の手段として、主に下記の方法が挙げられます。
- 企業の公式サイト
- 会社説明会に参加
- 求人情報をチェック
- SNSで検索
インターネットを活用し企業の最新情報をキャッチアップすることで、その会社を選んだ理由が再確認でき、志望動機の記述がはかどるでしょう。
IT業界への転職を成功させる志望動機のポイント③会社への貢献
さいごに、IT企業への転職を成功させる志望動機のポイントとして、「会社でどのように貢献できるか」を明示することが挙げられます。
説得力のある志望動機を書くには、「自身の仕事に対するやりがい」と「志望する企業の事業内容」をそれぞれ照らし合わせ、共通点を見つけなければなりません。
そして見つけ出した共通点をもとに、会社内で自身がどのように貢献できるのかを明示し、将来像を伝えることで採用担当者へアピールできます。
例えば「前職では自分のアイディアを形にすることに喜びを感じ、貴社の新しいwebサービスを作る事業に携わって貢献していきたい」といった内容で記述すると良いでしょう。
次の項目からは、未経験者を対象にした志望動機の書き方として、3つの例文を紹介しますね。
IT業界への転職を成功させる志望動機の例文①文系出身者
IT業界への転職を成功させる志望動機の例文として、1つ目に文系出身者が転職する場合の書き方を紹介します。
「私は大学は文学部を卒業し、法人営業に携わってきました。しかし会社で貴社のITツールが導入され、その使いやすさから自分自身もこのツールの普及に携わりたいと感じるようになりました。
自分なりに業務効率化ツールについて調べたところ、プログラミング言語Pythonのことを知り、参考書で学びながら簡単な業務自動化ツールを作ってみました。この経験を活かし、貴社でもさまざまなクライアントの満足度を上げるツール開発に携わりたいと思っています。」
上記の例文ではITに触れたきっかけが具体的に提示され、その会社を志望する理由が明確です。
また自分なりにプログラミングについて調べ、IT業界に関心があることを示しており、採用担当者へのアピールができています。
過去の経験・取り組んでいる内容が具体的に記述されており、志望動機がしっかりと伝わる書き方ですね。
IT業界への転職を成功させる志望動機の例文②理系出身者
IT業界への転職を成功させる志望動機の例文として、2つ目に理系出身者が転職する場合の書き方を紹介します。
新卒で入社した現在の会社で約2年間、法人営業として仕事をしています。多くのお客さまと出会い、自らの提案を通して価値を提供できる仕事にやりがいを感じていましたが、どうしてもエンジニアとしてモノづくりがしたいという夢を捨てきれずに転職活動をしています。私は大学で情報工学を専攻していたこともあり、JavaやPHPでプログラムを組み、動かすことが大好きでした。また、最近は趣味でスマートフォンアプリを作り、β版をサイトにアップしています。ここ数年、さまざまなクオリティの高いスマートフォンアプリやゲームをリリースしている貴社には、年齢や社歴、役職に関係なく、意見を出し合いながら開発ができる体制が整っていると知りました。そんなすばらしい環境のもとで、世の中の多くの人々に利用されるヒットアプリを作りたいと考え、貴社を志望させていただきました。
上記の志望動機では、職務経験の記述でコミュニケーション能力をアピールし、ITに対する興味も明確に提示。
実際に経験した内容と会社の事業内容をリンクさせ、その企業を志望する理由として説得力のある内容に仕上がっています。
入社後に成し遂げたい目標も宣言しているので、採用担当者へ熱意が伝わる志望動機と言えますね。
IT業界への転職を成功させる志望動機の例文③スクール出身者
IT業界への転職を成功させる志望動機の例文として、3つ目にプログラミングスクール出身者が転職する場合の書き方を紹介します。
「私はコールセンターでカスタマーサービスに携わっていましたが、近年はAIチャットボットが普及し『これから先自分の仕事はどうなるのだろう』という漠然とした不安がありました。
そこで思い切ってAIが学べるプログラミングスクールに通い、AIアプリ開発コースでチャットボットの開発まで取り組みました。このスキルを活かせる企業を探したところ、貴社のサービスを知りました。
貴社のサービスの魅力は顧客への正答率の高さだと感じています。またさらなる進化や満足度の高いカスタマーサポートツールを目指す貴社の取り組みに共感し、私もカスタマーサービスでの経験を活かしたいと感じ、志望させていただきました。」
上記の例文でも、職務経験をきっかけにITへの関心が芽生え、実際に行動に移した点が高評価につながっています。
企業分析がしっかり行われている内容で、自身の経験と企業の事業内容がうまく合致している書き方です。
ちなみに履歴書で記述する志望動機は、客観的な視点で添削してもらうことで、さらに説得力のある内容に仕上がります。
次の項目では、志望動機の添削を受けられるオススメの転職サービスを紹介しますね。
IT業界の志望動機を書く際にオススメの転職エージェント
IT業界の志望動機を書く際にオススメの転職サービスとして、「ワークポート」を紹介します。
エンジニア転職に強いワークポートは、きめ細かい上質なサービスを提供しており、転職者の満足度が高い転職エージェントです。
またワークポートが提供している「eコンシェル」サービスでは、転職のプロによる書類作成のアドバイスがもらえ、志望動機の添削も受けられます。
登録からサポートまで全て無料なので、志望動機の書き方でお悩みの方は、下記の公式ページを一度ご覧になると良いでしょう。
IT業界に転職できる志望動機の書き方 【まとめ】
今回は、IT業界への転職を成功させる志望動機について解説しました。要約すると下記の通りです。
- 学習に貪欲
- 論理的思考を持ち合わせている
- コミュニケーション能力がある
- 職務経験を深堀りする
- 事前に企業分析を行う
- 会社への貢献を志望動機に盛り込む
転職活動で志望動機を書く際は、なぜIT業界を目指すのか、その企業を選んだ理由まで明確にしなければなりません。
さらに入社後どのように会社へ貢献するのか、自身の将来像も考え、面接官に対して説得力を持たせる必要があります。
この記事で解説しました志望動機のポイントを把握し、あなたの転職が成功することを願っています。