エグゼクティブ向けの転職エージェントを、ランキング形式で教えてほしい!色んなサービスがあり、一体どの転職エージェントが良いのかわからない。
現在、管理職などのエグゼクティブとして働いているあなたは、転職することで年収がアップするのでは?と日々感じていることでしょう。
近年の日本国内における転職市場では、人材不足と相まって転職をサポートするサービスとして、様々な転職エージェントが乱立するようになりました。
ちなみに、現在の日本国内における転職エージェントの数は、約1万7,000社もの事業所が存在すると言われています。
これだけ膨大な数の転職エージェントから、最適なサービスを選ぶことは至難の技ですね…。
今回は、転職エージェントを利用するメリットや選び方を解説しながら、数ある転職エージェントから厳選した6つの転職エージェントを紹介していきます。ぜひ読んでみてください。
エグゼクティブが転職エージェントを利用すべき2つの理由
まず、エグゼクティブ向けの転職エージェント紹介する前に、エグゼクティブが転職サービスを利用すべき理由を解説します。主に以下の2つの理由が挙げられます。
非公開求人を紹介されるので、求人の幅が広がる
転職エージェントを利用すると、一般に公開されている「公開求人」だけでなく「非公開求人」も紹介されるので、あなたの希望する職場を見つけられる可能性が上がります。
非公開求人とは、企業が新規事業などを立ち上げる上で、競合他社へ企業戦略や募集の背景を明らかにしたくないときに、敢えて非公開にしている求人のことです。
例えば、業界最大手の「リクルート」が運営する転職エージェントは、通常の転職サイトに掲載されている公開求人と比べて、約4倍以上の非公開求人を保有しています。
幅広い求人を見たいのであれば、転職エージェントは必ず登録すべきサービスと言えるでしょう。
担当コンサルタントから、手厚いサポートを受けられる
転職エージェントでは、希望する企業との選考前から入社後まで、手厚いサポートを受けることが可能です。
まず転職エージェントに登録すると、担当コンサルタントがあなたの希望する労働条件をヒアリングしてくれます。その後、担当コンサルタントがあなたの条件に合った求人を紹介する流れです。
また、担当コンサルタントが紹介した求人に応募する際には、転職エージェントが応募手続きを代行して行ってくれます。
転職エージェントのサポートはそれに留まらず、履歴書や面接対策などのサポートも行ってくれ、さらに内定後は、現在勤めている会社の退職に関するアドバイスも実施してくれます。
エグゼクティブとして忙しい日々を送っているあなたにとって、転職エージェントは時間の悩みを解決する最適なサービスと言えるでしょう。
それでは次の項目から、エグゼクティブの方に向けた転職エージェントの選び方について解説していきますね。
エグゼクティブ向け転職エージェントの選び方
転職エージェントには、「総合型転職エージェント」と「ヘッドハンティング型転職エージェント」があります。
総合型転職エージェント
「総合型転職エージェント」は一般的な形式の転職エージェントで、登録すると専任の担当者が付き、担当コンサルタントが転職のサポートや求人紹介を行ってくれます。
この総合型転職エージェントの特徴は、求人案件に関する膨大なデータベースを保有しているので、求職者が希望する求人を迅速に見つけることができる点です。
なのでこの「総合型転職エージェント」は、すぐに転職したい人向けのサービスと言えるでしょう。
ヘッドハンティング型転職エージェント
「ヘッドハンティング型転職エージェント」に登録すると、総合型転職エージェントとは異なり、あなたに専任の担当者は付かず、経歴や転職条件を提示してスカウトを待つ形になります。
ただ、この「ヘッドハンティング型転職エージェント」では、総合型転職エージェントにはないハイレベルな求人に出会うことができます。
なぜなら、経営幹部のようなハイレベルの求人は、企業にとって重要な事業内容に関わる求人なので、求人内容を公開しないように「ヘッドハンティング型転職エージェント」へ企業は依頼しているからです。
また、ヘッドハンターが保有しているハイレベルな求人案件は、求人数自体が少ないので、中長期的な転職活動になることが多いです。
あなたが置かれている状況に応じて、「総合型転職エージェント」と「ヘッドハンティング型転職エージェント」を上手く使い分けていきましょう。
次の項目から、「総合型転職エージェント」と「ヘッドハンティング型転職エージェント」をそれぞれランキング形式で紹介していきます。
総合型転職エージェント1位:ランスタッド
エグゼクティブ向け総合型転職エージェントランキング1位は「ランスタッド」です。
ランスタッドは、日本国内だけでなく海外のコネクションから得た非公開求人も数多く保有しているので、グローバルで活躍したいエグゼクティブにも利用されています。
またランスタッドでは、公開求人の80%が年収800万円以上の求人を占め、転職エージェント業界をリードしています。
エグゼクティブであれば1,000万円以上の年収も現実的に叶う可能性が高いため、今回このランスタッドを1位に選びました。
総合型転職エージェント2位:リクルートエージェント
エグゼクティブ向け総合型転職エージェントランキング2位は「リクルートエージェント」です。
リクルートエージェントの強みは、何と言っても業界最大級の非公開求人数を誇り、20万件以上の非公開求人を保有していることです。
また、転職支援の実績も累計45万件以上にも登り、安心してキャリアアドバイザーによる転職相談を利用することができます。
転職支援実績が豊富な「リクルートエージェント」ですが、ランキング1位の「ランスタッド」と比べてハイクラス特化型ではありませんので、今回はランキング2位に選びました。
総合型転職エージェント3位:JACリクルートメント
エグゼクティブ向け総合型転職エージェントランキング3位は「JACリクルートメント」です。1975年にイギリスで創業され、1988年に日本法人を設立して以来30年以上にわたり事業を展開しています。
JACリクルートメントは、「両面型」と呼ばれるビジネスモデルを導入しており、企業のヒアリングと転職希望者のサポートの両方を、一人のコンサルタントが行っています。
双方のニーズを深く理解した上で求人を紹介しますので、より満足度の高いサービスの提供が可能です。
また、JACリクルートメントは海外発祥の転職エージェントのため、外資系の案件に特化しています。なので、グローバルに活躍したいエグゼクティブの方にとって、最適の転職サービスと言えるでしょう。
ただ、「両面型」のJACリクルートメントでは、ランキング2位の「リクルートエージェント」と比べ、一人の担当者から紹介してもらえる案件数が限られてしまうので、今回3位に選びました。
ヘッドハンティング型転職エージェント1位:リクルートダイレクトスカウト
ヘッドハンティング型転職エージェントランキング1位は「リクルートダイレクトスカウト」です。転職業界最大手のリクルートが運営する、エグゼクティブ向けの転職エージェントです。
リクルートダイレクトスカウトは、所属する約600名のコンサルタントから、経歴や実績などのプロフィールを見て相談するコンサルタントを指名することができます。
指名制の転職エージェントはコストがかかるため、今まで存在しませんでしたが、リクルートが他の競合業者を意識し、赤字覚悟でエグゼクティブ向けにシェアを拡大中です。
また、リクルートダイレクトスカウトは数ある転職エージェントの中で、年収1,000万円以上の求人数が最も多く、約1万件以上の求人を取り扱っています。
ヘッドハンターの質・高年収の求人数ともに申し分ないので、今回1位に選びました。
ヘッドハンティング型転職エージェント2位:dodaエグゼクティブ
ヘッドハンティング型転職エージェントランキング2位は「dodaエグゼクティブ」です。
dodaエグゼクティブは、転職ノウハウに関する情報の質が高いのが特徴です。特にdodaが発表している「転職市場予測」は、業界ごとに求人数の動向を確認できるので、転職活動をする上で非常に役に立ちます。
またdodaエグゼクティブは、エグゼクティブ向けの転職支援に特化した「パーソルキャリア」が運営しているため、きめ細やかなサポートを受けながら転職活動を行えます。
幅広い年代の転職希望者に対応しているdodaエグゼクティブですが、ランキング1位の「リクルートダイレクトスカウト」と比べて年収1,000万円以上の求人数が少ないため、今回2位にしました。
ヘッドハンティング型転職エージェント3位:ビズリーチ
ヘッドハンティング型転職エージェントランキング3位は「ビズリーチ」です。
ビズリーチの強みは、年収1,000万円以上の求人が3分の1以上を占め、経営幹部などのプロフェショナル人材向け求人情報を保有しています。
また、他の転職エージェントは登録が基本的に無料ですが、ビズリーチでは転職希望者が料金を支払う仕組みです。そのため、利用者の要望を反映した質の高いサービス運営が可能になっています。
ビズリーチは他の転職サービスと差別化を図り、より高待遇の求人に応募できますが、サービスの利用が有料となってしまう点を考慮して3位に選びました。
エグゼクティブが転職エージェントを有効活用するには
これまで紹介した転職エージェントを有効活用する方法として、以下の3点が挙げられます。
- 学歴、職歴は正直に伝える
- 2週間に1度は担当者に連絡する
- 担当コンサルタントと相性が合わない場合は変更する
まず大前提として、転職エージェントに対しては、学歴・職歴に誤りがないよう正確に伝えましょう。
学歴・職歴などの情報は全てデータとして記録されるので、その内容に誤り虚偽が確認された場合、求人を紹介してもらえないケースがあります。
また、2週間に1度の頻度で転職エージェントに連絡を入れて、転職の意欲を伝えると良いでしょう。転職エージェントによっては、転職する意欲が高い人ほどサポートの優先度が上がる可能性があります。
ただ、担当コンサルタントのサポート体制に違和感があれば、担当コンサルタントの変更依頼を出すのも一つの手です。相性の良くないコンサルタントとの転職活動は、なかなか上手くいきません。
担当変更は決して悪いことではないので、合わないなと感じたときは、勇気を出して変更希望の意思を伝えましょう。
まとめ:エグゼクティブ向け転職エージェントランキング
ここまで、エグゼクティブ向け転職エージェントをランキング形式で紹介しました。要約すると、以下の通りです。
- 転職エージェントには「総合型」と「ヘッドハンティング型」がある
- 「総合型」は短期で転職希望するエグゼクティブ向け
- 「ヘッドハンティング型」は中長期の転職で高年収を希望するエグゼクティブ向け
今回紹介しました転職エージェントのランキングは、主に年収1,000万円以上の求人数を重視して決めています。
このランキングを参考に、今よりもさらなるキャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。