「部下の結婚式に招待された!でもご祝儀はいくら包めばいいんだろう?」
結婚式に招待されると困るのがご祝儀ですよね。いくら包めば良いのか、包んだ金額に部下から変に思われないか、など気にしますよね。
この記事では、部下へご祝儀を送るときの相場や注意点も紹介します。部下から結婚を報告されたときに参考に読んでみてください。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3131145?title=%E7%B5%90%E5%A9%9A%E7%A5%9D%E5%84%80%E8%A2%8B)
部下が結婚することになった!ご祝儀はどうしよう?
自分の部下が結婚することになった!めでたいな~。結婚式にも招待された!ご祝儀はどうしよう?
自分の部下が結婚するのは大変めでたいことです。さらに、結婚式に招待されたらうれしいですよね。
ただ、結婚式に招待されたら悩むのがご祝儀です。祝儀は一般的にどれくらい金額を包んだ方が良いのか迷いますよね。部下の結婚式ですから、上司として多めに包んだ方が良いのか判断が難しいところです。
ここからは、部下にご祝儀を贈るときの一般的な相場の金額と、主賓で招待された場合はどのくらい包んだ方が良いのか、地域ごとの相場なども併せて紹介しますね。
部下にご祝儀を送るときの目安
部下にご祝儀を送るときの目安は、3万円~5万円になります。職場の上司で招待されても、主賓で招待されなければ、一般的な相場の金額を包めば問題ありません。
基本は3万円で問題ありませんが、あなたと部下の年齢が離れている場合は少し多めに包んだ方が良いでしょう。この場合は5万円を包むのがベストですね。
どのくらい包んだ方が良いか迷った場合は、自分と部下の関係で判断すると良いでしょう。長年上司と部下の関係で付き合ってきた場合は、お祝いの気持ちを込めた方が、部下も気を遣ってくれてうれしいですよね。
上司だけど部下と年齢が近い場合はどうする?
職場の上司だけど、部下と同じ年齢だったり、年齢が1歳~2歳差ということがありますよね。この場合は、同僚や友人に包む金額(3万円程)で問題ないでしょう。
不安なら自分の上司に事前に金額を確認しておいた方が安全ですね。自分の上司も一緒に参加する場合は、お互いに包む金額を確認しておきましょう。
自分の方が上司より多く包んでしまうと、部下の新郎新婦がお祝いのお返しに困り、トラブルの元になります。部下に気を遣わせないように、あらかじめ話し合っておくことが大事です。
主賓で招待された場合のご祝儀は?
部下から結婚式に主賓で招待されることがあるでしょう。主賓の場合、ご祝儀は相場よりも多く包むのが良いです。一般的には5万円~10万円が良いでしょう。
主賓は招待客の代表になるので、1番格式が高い人です。例えば部下から見て支店長や取締役、社長など地位が高い人にお願いすることになるでしょう。
主賓は披露宴のスピーチや乾杯のあいさつなど重要な役割をします。部下から見れば、忙しい中結婚式に来てもらって、さらにスピーチなども引き受けてもらうので、ありがたいですよね。
新郎新婦は、引き出物を他の招待客と別にしたり、スピーチなどのお礼を包んだりします。相場のご祝儀を包んでしまうと、申し訳なくなりますよね。そのために主賓は相場よりも多めに包むのが良いとされているのです。
社内で祝儀のルールがある場合は?
会社でご祝儀のルールが決まっているところもあります。この場合、原則は自分の役職などに関係なく会社のルールに従ったご祝儀を送りましょう。
ご祝儀のルールが決まっているか不明の場合は、会社にどのようにすれば良いか事前に確認しておきましょう。あとで、ご祝儀の金額でトラブルになるのを防ぐためにも必要になります。
役職ごとにご祝儀の金額が決まっているところもあるので、自分よりも上の役職(役員や支店長など)が一緒に出席する場合、金額をお互いに確認しておきましょう。
地域で相場が決まっているので事前に確認を
ご祝儀は地域によっては、一般的に言われている相場と違う場合があります。地域ごとの相場は次のように言われています。
地 域 | ご祝儀の相場 |
北海道 | 1万円~2万円(会費制) |
関東・近畿・九州 | 3万円~10万円 |
東北・中部・四国 | 3万円~5万円 |
沖縄 | 1万円(上下関係なし) |
結婚式は、新郎新婦が準備をして招待客を迎えるイメージがありますよね。しかし、北海道は新郎新婦の友人などが結婚を祝うために会費制が多いようです。
沖縄では新郎新婦との関係に関わらず、ご祝儀は1万円と決まっています。これは沖縄の風習で、招待客が多かったり、頻繁に結婚式が開催されたりするために少なくなったようです。
結婚式が開催される地域によって相場が異なるので、事前に確認しておきましょう。
部下をお祝いしたいので相場より多く送りたい場合は?
「新人の頃から指導してきた部下だから盛大にお祝いしたい!」「自分が初めて持った部下が立派になったので、多めに送りたい」など考えている人もいるでしょう。
ご祝儀は相場より多く包むのは、お祝いしたい気持ちがこめられているので問題ありません。しかし、会社内でルールが決まっていたり、自分より上の役職が参加する場合は、必要以上にご祝儀を包むのはマナー違反です。
この場合は、結婚式では相場の金額または会社のルールに従って贈ります。上乗せしたい金額の分は、プレゼントを個人的に贈るようにしましょう。
プレゼントは日常生活で使えるものにすれば、部下も気を遣わずに済みますね。
部下の結婚式に出席できない場合はどうする?
部下から結婚式に招待されたけど、どうしても出席できない場合があります。この場合のご祝儀は、欠席になったタイミングによって変わるので注意しましょう。
招待状に欠席で返信した場合
招待状に欠席で返信した場合は、出席する場合のご祝儀の3分の1~2分の1の金額を包みましょう。披露宴では、食事代やお酒、引き出物などのお金がかかります。
元々欠席であれば、これらの費用はかかっていないので、お祝いの気持ちを包めば問題ありません。
出席で返信したが、あとで欠席になった場合
最初は出席できる予定だったが、あとから欠席になってしまうことはありますよね。
欠席の連絡が結婚式から1ヶ月以上前であれば、食事代やお酒、引き出物の数の調整が間に合うので、欠席で返信した場合と同じ相場の3分の1~2分の1の金額で良いでしょう。
もし、欠席の連絡が結婚式から1ヶ月以内の場合は、食事代などのキャンセル料がかかります。この場合は、出席した場合と同様の金額を包んで新郎新婦に渡しましょう。
結婚は伝えられたが、結婚式に招待されない場合のご祝儀は?
部下から結婚の報告を受けても、本人達の意思で結婚式をやらなかったり、親族だけで結婚式をあげることがありますよね。
その場合は、お祝いの気持ちで1万円程度贈ると良いでしょう。職場で親しい関係の部下には、少し多めに包んでも問題ありません。
もし、あなたが役職(支店長や部長など)に就いている場合でも、仕事にも家庭にも精一杯頑張ってほしいという意思を込めて多めに包んだ方が良いです。
部下のご祝儀はいくら出せばいいの? まとめ
今回は部下へご祝儀を贈るときの相場やマナーについて紹介しました。部下のめでたいことなので、気持ちよくお祝いしたいですよね。
大切なのはお祝いしたい気持ちですが、マナー違反をしてしまうと、部下の新郎新婦に気を遣わせてしまうことになります。事前準備を怠らないようにしましょう。
さらに、結婚式での振る舞いが今後の部下との仕事にも影響するので、失礼のないようにしたいですね。