「会社の若者と仲良くなりたいけど、ハラスメントが怖い…。」
「会社でよく起こりがちなハラスメントの種類って何があるんだろう?」
「注意したときにハラスメントって言われたらどうしよう…。」
この記事では、こんな悩みや疑問を解決すべく、下記のような内容について書いています。
- 会社でよく起こりがちなハラスメント8種類の紹介
- 8種類のハラスメントの対策
この記事を読めば、会社で起こりがちなハラスメントとその対策方法の全てが分かります。
ハラスメントに怯えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
会社でよくあるハラスメントは全部で8種類
ハラスメントは全部で30種類以上もあり、現在も増え続けています。
そんなハラスメントの中でも、会社でよくあるハラスメントは、下記の8種類です。
- セクシャルハラスメント
- パワーハラスメント
- アルコールハラスメント
- スモークハラスメント
- マリッジハラスメント
- ソーシャルハラスメント
- マタニティハラスメント
- ブラッドタイプハラスメント
各ハラスメントごとに対策方法も書いているので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
それでは、会社でよくあるハラスメントについて、順番に紹介していきます。
会社で起こるハラスメントの種類① セクシャルハラスメント
セクシャルハラスメント(セクハラ)とは、相手に対して性的な嫌がらせをするハラスメントのことです。
性別に関わらないですが、基本的には男性によるセクハラが多い印象が世間的にはあります。
また、セクハラには「対価型セクハラ」と「環境型セクハラ」の2種類に分類されます。
- 対価型セクハラ:職場などの上下関係を利用して性的言動を行うこと
- 環境型セクハラ:相手の意に反して性的言動を行うこと
セクハラの予防策としては、基本的に相手に対する性的言動を行わなければ大丈夫です。
服装を褒めるときも「可愛いね」じゃなくて「似合っているね」にするなど、言い回しを考えましょう。
また、下記のような言動をセクハラと捉えられることがあるので、注意しましょう。
- 褒めようとして肩や頭をいきなり触る
- 彼氏彼女がいるかを聞く
- カラオケのデュエットに誘う
会社で起こるハラスメントの種類② パワーハラスメント
パワーハラスメント(パワハラ)とは、地位を利用して必要以上の業務を強要するハラスメントのことです。
パワハラに該当する言動は、仕事を押しつける以外にも、こんなものまで含まれています。
- 残業や休日出勤を強要する
- 適度な仕事を与えない
- 社員の前で叱りつける
最近では、部下が上司にパワハラをする「逆パワハラ」が問題になっているそうです。
そんなパワハラの予防策としては、下記にように、あなたが部下に対して平等に接してあげれば、パワハラの対策ができます。
- 部下1人1人に合った仕事量を振り分ける
- 部下1人に対して、仕事を無理に押しつけない
- 全員に声かけをする
面談などを行って、部下の向き不向きや会社に対する不満などを聞いたりして、パワハラを未然に防ぐように行動しましょう。
会社で起こるハラスメントの種類③ アルコールハラスメント
アルコールハラスメント(アルハラ)とは、相手に飲酒を強要させるハラスメントのことです。
最近、特に多いハラスメントの1つとして、テレビにも取り上げられています。
また、下記のような言動をしてもアルハラになるので、注意しましょう。
- 罰ゲームなどで飲酒させる
- 「新入社員だから」という理由で飲酒させる
- お酒が苦手と言っている人に飲酒させる
そんなアルハラの予防策としては、あなたがお酒を強要するようなことをしなければ良いだけの話です。
下記のような言動をとることで、未然にアルハラを防ぐ方法もあります。
- 「お酒苦手だったりする?」
- 「水でも頼もうか?」
- 自らお酒以外を頼む
会社で起こるハラスメントの種類④ スモークハラスメント
スモークハラスメント(スモハラ)とは、喫煙者が非喫煙者に対して行う嫌がらせのハラスメントのことです。
スモハラに当てはまるような言動は、主に下記の3つが挙げられます。
- 非喫煙者の前でたばこを吸う
- たばこを非喫煙者に勧める
- たばこの煙を相手に吹きかける
たばこ嫌いの方が多い職場において、スモハラは、特に気を付けるべきハラスメントです。
そんなスモハラの予防策として、タバコは喫煙ルームで吸うようにすることです。宴会場や飲み会のときも、その場で吸わず、できるだけ喫煙ルームでたばこを吸うようにしましょう。
会社で起こるハラスメントの種類⑤ マリッジハラスメント
マリッジハラスメント(マリハラ)とは、未婚者に対して嫌がらせや圧力を掛けるハラスメントのことです。
主に下記のような3つが、マリハラに該当するような言動として挙げられます。
- 「結婚しないの?」
- 「その歳で結婚してないのはマズいよ」
- 「そんなんだから結婚できないんだよ」
そんなマリハラの予防策としては、未婚者に対して、結婚に関しての質問を投げかけないようにすることが大切です。
未婚者かどうかは、左薬指を見るか、正直に「失礼ですが、ご結婚ってなさっていました?」と聞くことで確認できます。
また、相手から結婚についての相談であれば、マリハラとはならないので安心して相談に乗りましょう。
会社で起こるハラスメントの種類⑥ ソーシャルハラスメント
ソーシャルハラスメント(ソーハラ)とは、InstagramやTwitterなどのSNSの登録を会社内で強要するハラスメントのことです。
ソーハラに該当するような言動は、主に下記の3つが挙げられます。
- 相手の投稿に”いいね”をする
- SNSの友だち申請を強要する
- 何度もメッセージを送る
最近、新入社員などの若者の間で話題になっているハラスメントでもあります。
そんなソーハラの予防策としては、社内にプライベートSNSを持ち込ませない限り、絶対起こりません。
社員と仲良くなるためにSNSを利用するのは逆効果なので、できるだけ避けましょう。
会社で起こるハラスメントの種類⑦ マタニティハラスメント
マタニティハラスメント(マタハラ)とは、妊娠している女性や出産後の女性に対して嫌がらせをするハラスメントのことです。
女性に対する皮肉だけのイメージがありますが、下記のような言動もマタハラになります。
- 育児休暇を取らせない
- 出産後に大量の仕事をさせる
- 出産を祝わない
女性差別のように扱うマタハラは、人間として最悪の行為なので、絶対にやめましょう。
そんなマタハラの予防策としては、妊娠や出産に対して、できるだけネガティブな表現を使わないことを意識することで対策できます。
会社が忙しい時期だとしても、妊娠や出産をしっかり祝ってあげることが大切です。
会社で起こるハラスメントの種類⑧ ブラッドタイプハラスメント
ブラッドタイプハラスメント(ブラハラ)とは、血液型で相手の印象を決めるハラスメントのことです。
ブラハラのイメージとしては、下記のような「血液型占い」みたいな感じです。
- A型は真面目で几帳面
- O型はガサツ
- AB型は変人
冗談のつもりだったとしても、ブラハラになっていしまうので、注意しましょう。
そんなブラハラの予防策としては、血液型のみで相手の印象を判断しないようにすることで対策できます。
どうしても血液型占いの話になった場合は「確かに、真面目な性格は当たっているね!」とあくまで”占い感覚“で話を進めましょう。
まとめ
今回は、会社でよくあるハラスメント8種類と対策方法について紹介しました。
本記事で紹介したハラスメントをまとめると、このようになります。
- セクシャルハラスメント
- パワーハラスメント
- アルコールハラスメント
- スモークハラスメント
- マリッジハラスメント
- ソーシャルハラスメント
- マタニティハラスメント
- ブラッドタイプハラスメント
気付いていないだけで、もしかしたらあなたも会社でハラスメントをしているかもしれません。
この記事を参考にして、会社でハラスメントをしないように対策しましょう。