部下が言うことを聞かず、暴走してしまう……この記事を読んでいるということは、きっとあなたはこのような経験をしていることでしょう。
部下が言うことを聞かず、暴走してしまうと、自分の仕事ができず、大変ですよね。いつか部下がとんでもない失敗をしてしまうのでは……とハラハラしている方も多いはずです。
今回は、部下の暴走の理由と、暴走の対処法について紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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なぜ部下が暴走するのか?

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なぜ、部下が暴走するのでしょうか?理由は大きく分けて3つです。
- 上司が年下だから
- 部下が権力を持っているから
- 「自ら動く」ことを履き違えているから
1と2は主に年上の部下に多く、3は年下の部下に多い傾向があります。そして、多くの場合、「自分はできる」と思っていることから暴走してしまうのです。
とはいっても部下の暴走は迷惑ですよね。それぞれの理由について、部下の心理なども含めて、次から見ていきましょう。
部下が暴走する理由① 上司が年下だから

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部下が暴走する理由で最も多いのが、上司が年下であるという理由です。つまり、年上の部下が、年齢だけを理由に年下上司を舐めている場合です。
日本社会には年功序列や先輩・後輩など、年齢で上下を決める慣わしがあります。ですが、年上でも部下になった以上、上司の言うことを聞く必要があります。
言うことを聞かないと言う点では厄介ですが、最終的には容易く異動させてしまうこともできます。なので、ある程度コントロールすることが可能であるといえます。
部下が暴走する理由② 部下が権力を持っているから

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部下が暴走する理由として、権力を持っていることも挙げられます。ここでいう権力とは、特定の仕事を一任されているなど、その人がいなければ会社や部署が回らない何かを持っている状態のことをいいます。
特定の仕事を一任されているという自負から、上司のいうことを聞かず、暴走するのです。権力を持っているタイプも上司を舐めているパターンが多く見受けられます。
言うことを聞かず、かといって簡単に異動などの処分も下せないので、上司にとって非常に厄介な存在です。
部下が暴走する理由③ 「自ら動く」ことを履き違えている

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年下の部下が暴走する理由として一番多いのが、「自ら動く」ことと「勝手に動く」ことを勘違いしているという理由です。
「自ら動く」ことを勘違いしているタイプの部下は、上司を舐めているわけではありませんし、やる気や積極性が見るからにわかります。なので、せっかくのやる気を削ぐまいと上司も注意しづらい傾向にあります。
ただ、上司を舐めているわけではないので、比較的コントロールしやすいタイプともいえるでしょう。
部下の暴走にはどのように対処すればいい?

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では、部下の暴走へはどのように対処すればいいのでしょうか。具体的な対処法は3つです。
- しっかり注意する
- 仕事の教育担当に任命する
- 報告体制の仕組みを作る
暴走する部下のタイプに合わせて、対処法を使いこなしましょう。次の章から具体的にそれぞれの対処法について説明していきます。
部下の暴走への対処法① 具体的に注意する

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まず、部下の暴走については、具体的に注意をすることです。どのように注意すればいいのかというと、「どの行為がよくないのか」「改善のための具体的手法」の2つを伝えればいいのです。
まず「どの行為がよくないのか」については、部下の暴走などの行為にどのようなデメリットがあるのかを、理由も含めて伝えるようにします。
そして、「改善のための具体的手法」については、「何を意識して、どのように行動をすればいいか」を伝えるようにするといいでしょう。
具体的に注意すれば、年齢に関係なく何をすればいいのか明確になるため、部下が年上であっても、上司の言うことをしっかり聞き、暴走しなくなるようになります。
部下の暴走への対処法② 仕事の教育担当に任命する

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暴走の原因が特定の仕事を担っていることによる権力にある場合、暴走する部下を仕事の教育担当に任命しましょう。つまり、現在暴走する部下を、「その部下しかできない仕事のリーダーにする」のです。
特定の部下しかできなかった仕事が他の人でも行えるようになると、暴走する部下自体の仕事の負担が減ります。それだけでなく、暴走する部下に「リーダーである」という責任感が生まれるようになります。
責任感が生まれた部下はチームへの帰属意識が強くなるため、上司のいうことを積極的に聞くようになります。
部下の暴走への対処法③ 報告体制の仕組みを作る

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「自ら動く」ことと「勝手に動く」ことを勘違いしている部下については、報告体制の仕組みを作って守らせることで、暴走を止めることができます。
「自ら動く」ことを履き違えている部下は、報告の適切なタイミングを把握していないことがほとんどです。なので、どのタイミングで何を報告すればいいのか理解できれば、自然と暴走はなくなります。
しっかり決めるべきは、「何を報告するか」「事前の報告が必要か、事後の報告でいいか」の2つです。
この2つさえしっかり押さえていれば、暴走していた部下も報告についての意識が高まり、報告を習慣化できるようになります。暴走も減って一石二鳥です。
それでも部下が暴走をやめない場合には?

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対処法を全て行っても部下が暴走をやめなかったり、「でも」と言い訳をしてくる場合には、本社や社長、上司などに相談して、異動などの処分を下してもらいましょう。
部下が暴走すれば、上司は仕事ができません。上司が仕事をできなくなると、会社全体にとってマイナスになります。
なので、「会社に損失を生み出すような社員はいらない!」ということを、暴走する部下自身に処分を持って伝えるようにしましょう。
まとめ
部下が暴走する理由と、暴走する部下への対処法については、以下の通りです。
- 上司が年下だから
- 部下が権力を持っているから
- 「自ら動く」ことを履き違えているから
- しっかり注意する
- 仕事の教育担当に任命する
- 報告体制の仕組みを作る
部下が暴走し、勝手な行動をしてしまうと、上司は仕事がしづらくなります。また、部下が上司を舐めていると、上司は仕事ができません。
なので、暴走する部下に対してはしっかりと対策をして、上司である自分自身がきちんと仕事をできる環境を整えましょう。