「部下の向上心がないからなんとかしたい」「部下の向上心をさげないためにはどうすればいいのだろう」と悩んでいませんか?
向上心がない部下をそのままにしておくと、仕事をしっかりこなせず、担当部門や会社全体にも悪影響があります。
今回は、向上心がない部下にとるべき対応方法4つと、向上心がさがらないようにするための対策3つを紹介します。
この記事を参考にすれば、部下に向上心が芽生えて仕事がはかどり、会社でのあなたや部下の評価があがりますよ!
※トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E4%BB%95%E4%BA%8B-%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9-%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0-%E4%BC%9A%E7%A4%BE-5382501/
向上心がない部下にとるべき上司の対応方法は4つ!
部下の向上心がないと感じた時、上司がとるべき対応は4つあります。向上心がなくなる原因は部下によって様々ですが、多くは仕事場の環境や人間関係によるものでしょう。
- 危機感を抱かせて解決策を教える
- 質問・提案のしやすい環境を作る
- 部下を信頼して仕事を任せる
- 目標をもたせる
部下の向上心をあげるためには、一人ひとりに合った対応が必要です。次の項目から、上記4つの対応方法について詳しく説明するので、参考にして下さいね!
向上心がない部下への対応方法①危機感を抱かせて解決策を教える
対応方法1つ目は、部下に危機感を抱かせることです。「このままでは、減給などがあるかもしれないよ」と部下に正直に伝えてください。
向上心がない部下に危機感を抱かせれば、部下も「このままではまずいからなんとかしよう。」とやる気をだしてくれますよ。
危機感を抱かせるだけでは部下を不安にさせてしまうので、じゃあどうすればいいのかを教えてあげましょう。この対応方法は寝坊や仕事を覚えようとしない部下に効果的ですよ。
すぐに解決策が思いつかないなら、部下と一緒に解決するまで考えてあげてくださいね!
向上心がない部下への対応方法②質問・提案のしやすい環境を作る
対応方法2つ目は、部下が質問や提案のしやすい仕事環境を作ることです。環境作りの具体的な方法は以下のようなものがあります。
- 提案や質問をする時間を設ける(例:毎週水曜日の17時からなど)
- 日ごろから質問や提案がないか部下に聞く
質問や提案をしづらい(いつもバタバタしていて忙しい・コミュニケーションが取れていない)環境だと、いい案を思いついても言い出せずにそのまま現状維持をする部下が増えてしまいます。
もしあなたの会社・部門が先ほど紹介した環境作りの方法をしていないのでしたら、是非試してくださいね。「自分の意見もちゃんと聞いてもらえるんだ!」と部下の向上心があがりますよ!
向上心がない部下への対応方法③部下を信頼して仕事を任せる
対応方法3つ目は、部下を信頼して仕事を任せることです。部下に「こんな仕事があるけどやってみない?」と声をかけてあげてください。
「君は普段の仕事をよくこなしているから、信頼できる。だからこの仕事を任せたい」など信頼して任せているということを伝えてみるといいですよ。
部下も自分が信頼されていると分かれば嬉しい筈なので、モチベーションアップにつながります。
向上心がないからといって放置していては、いつまでたっても向上心がないままで成長できません。コミュニケーションもとりづらくなり上司と部下のお互いにとってよくないです。
向上心がない部下への対応方法④目標をもたせる
対応方法4つ目は目標をもたせることです。年間を通しての長期目標や1か月を通しての短期目標などを部下と一緒に考えてください。このとき設定する目標は、会社のためより部下自身にプラスになる目標がいいですよ。
会社のための目標も大切ですが、向上心がない部下に会社のためになる目標を考えさせてもめんどうになるだけです。
まずは達成できたら自分が得するような目標をもたせてくださいね。例えば、「資格を取って昇給を目指す」という目標なら部下も得をし、スキルのある社員が増えるので会社にもプラスになります。
部下の向上心を下げないための対策は3つ!
ここまでは、向上心がない部下に上司はどう対応すればいいのか説明しました。
この項目からは向上心を下げないためにすべき対策を3つ紹介します。元々向上心が高い人でも少しの事が積み重なり、向上心がなくなってしまう場合があります。
- 部下の成長や進歩を見逃さず褒める
- 部下に主体性をもたせる
- 叱るだけでなくどうすればいいか教える
先に紹介した、対応方法①〜④を試し部下の向上心があがっても、上記3つの対策をせずにいると再び向上心の低下をまねきます。
部下の向上心を維持するためにも、できる対策はすべてしておきましょう。
対策①部下の成長や進歩を見逃さず褒める
対策1つ目は、部下の成長や進歩を見逃さず褒めることです。部下の仕事がうまくいったときや、新しい仕事を覚えたとき、褒める機会があればどんどん褒めていきましょう。
部下は褒められることで「さらに良くしていこう」「もっといろんなことにチャレンジしよう」という気持ちが芽生えます。
少しのことでも一言「前より良くなったね」「この調子で頑張ろう!」などと褒めるだけでも向上心の低下を防げますよ。
対策②部下に主体性をもたせる
対策2つ目は、部下に主体性をもたせることです。あなたから指示をだすだけでなく、部下のほうから動くように指導してください。
少しでも指示を待つ時間が減れば、仕事にやりがいを感じモチベーションがアップしますよ。
上司の指示を待つだけでは、指示がないからぼーっとする部下が出てきます。ただし、部下がいきなり自分の意思だけで動くことは出来ないですよね。
まずは、部下の様子を見ながら手が空いた時はどうすればいいのか教えてあげてくださいね。
対策③叱るだけでなくどうすればいいのかも教える
対策3つ目は、叱るだけでなくどうすればいいかも教えることです。部下が失敗した時、叱るのは仕方ないことですが、どうすれば防げるのかも教えましょう。
解決策も一緒に教えてあげることで、部下は「自分のことを真剣に考えてくれているんだ」と思います。
ただ叱るだけでは、部下のモチベーションが削がれて、向上心が低下してしまうので注意してくださいね。
部下が失敗した時でけでなく、もっと良くなる方法があるなら「ここはこうした方がいいよ」と優しく教えてあげることも大切です。
まとめ:向上心がない部下への対応方法・やる気を保つための対策
今回は、向上心がない部下に上司がとるべき対応方法4つと向上心が下がらないようにするためにすべき対策3つを紹介しました。
- 危機感を抱かせる
- 質問・提案のしやすい環境作り
- 部下を信頼して仕事を任せる
- 目標をもたせる
- 部下の成長や進歩を見逃さず褒める
- 部下に主体性を持たせる
- 叱るだけでなくどうすればいいかも教える
上記のような方法を実践すれば、向上心がない部下がいなくなり、これ以上向上心がさがらないようになります。
部下の向上心を上げることは部下自身はもちろん、上司であるあなたの評価もあがりいいことばかりなので、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!