「部下が仕事内容を上司に確認しないことが原因で、ミスを起こしてしまった」
「事前に確認しておけばミスしなかった仕事を、部下の確認不足でミスしてしまった」
部下の確認不足が原因で、こんな経験をしたことが1度はあると思います。
本記事では、そんな上司のために、このような内容について紹介していきます。
- 部下が上司に仕事内容などを確認しない原因
- 部下が上司に仕事内容などの確認を徹底させる方法
部下が確認しないクセの原因と解決方法を知りたい上司は、ぜひ参考にしてみてください。
部下が仕事についての確認をしない原因
部下が上司に仕事内容などを確認しない原因は、主にこの4つが考えられます。
- 上司に言うタイミングが分からないから
- 確認して怒られたくないから
- 部下が勝手に判断しているから
- 怒られてしまうと考えているから
部下が仕事についての確認をしない原因には、部下はもちろん、上司にも原因がある可能性があることが分かりますね。
それでは、部下が確認しない原因について、1つずつ説明していきます。
部下が確認しない原因① 上司に言うタイミングが分からないから
部下は、上司に対してとても気を遣っているので、確認するときもタイミングを見計らっているのです。
なので、部下は上司が下記のような状態のときは、基本的に仕事内容などを確認しないようにしています。
- 上司の機嫌が悪いとき
- 上司が忙しそうにしているとき
ただ、この場合は、部下自身がしっかり確認することの重要性を知っています。
こんな場合は、上司が部下に声掛けをしたりして、部下に確認させるタイミングを作ってあげましょう。
部下が確認しない原因② 確認して怒られたくないから
部下は、上司に仕事をもらったものの、「簡単な仕事内容などを確認したら怒られるかもしれない。」と思っていることがあります。
具体的なシチュエーションを例えると、主に以下のような感じです。
- 「ここのチェックしてほしいけど、怒られそう…。」
- 「以前も確認したことを確認したら怒られそう…。」
- 「こんな初歩的な確認で上司の手を止めたら怒られそう…。」
要するに、「上司の仕事を止めたら迷惑だろうし怒られるだろうな」と常に周りの気を遣っているので、確認したくてもしにいけないのです。
こんな場合は、あらかじめ部下に確認してほしいところと確認しなくていいところを決めておけば、部下から進んで確認してくれますよ。
部下が確認しない原因③ 部下が勝手に判断しているから
部下は”報・連・相の重要性”を知らないことで、上司に確認しないことがあります。
なぜなら、「このくらいは大丈夫だろう」と部下自身が勝手に判断してしまうから。
ここで上司が怒ってしまっても、部下からすれば「なぜ怒られているのか分からない、それなら言ってくれれば良かったのに。」と逆ギレされてしまう恐れがあります。
こんな場合は、怒る気持ちを抑えて、上司がきちんと部下に”報・連・相の重要性”を教えてあげましょう。
部下が確認しない原因④ 怒られてしまうと考えているから
気の弱い部下だと、何か確認するために声を掛けることも躊躇してしまいます。
そんな部下は上司に確認することで、『「こんなことも分からないのか!」と怒られてしまう』と考えている可能性が高いです。
こんな場合は、部下に下記のようなことをしてあげると効果的ですよ。
- 上司が部下に分からないことがないか確認してあげる
- 「分からないことがあったらいつでも聞いてね」と先に言っておく
- 部下に「ここまでできたら声掛けてね」と伝えておく
部下が上司への確認を徹底させる方法
先ほどの内容で、部下が上司に仕事内容などの確認をしない原因が分かったかと思います。
そんな部下が上司に仕事内容などの確認を徹底させる方法は、主にこの3つが挙げられます。
- 話しかけにくい雰囲気をなくす
- 確認しないでいいラインを決める
- 確認することの重要性を教える
このように、部下とコミュニケーションをとることで、徐々に確認してくれるようになっていきます。
それでは、部下が上司に確認するようにする方法について、1つずつ説明していきます。
方法① 話しかけにくい雰囲気をなくす
部下は、基本的に上司に話しかけづらいと思っていることがほとんどです。
なので、上司の話しかけにくい雰囲気をなくせば、自ずと部下も確認してくれるようになります。
- 部下に毎日声掛けをする
- 部下に笑顔で接する
- 小さい休憩などを挟んだりして場の緊張感を緩めたりする
そんなに難しいことではないと思いますので、すぐにでも始められる方法でもあります。
特に、気の弱い部下に対して有効なので、1度試してみてください!
方法② 確認しないでいいラインを決める
どれだけ話しやすい雰囲気の上司になったとしても、「どこまで確認すべきか分からない」と考える部下もいるでしょう。
そんな時は、仕事を渡すときに、「ここまでは1回自分で考えてやってみて!」とあらかじめ確認しないでいいラインを部下と決めておく方法があります。
「一瞬でも分からないと思ったら、迷わず確認するようにしてください!」という言葉を添えてあげると、部下がつまずいたときでもすぐ確認してくるようになりますよ。
方法③ 確認することの重要性を教える
それでも確認しないクセが直らない部下には、確認することの重要性を教えてあげましょう。
ちなみに、仕事についての確認をすることの重要性は主に3つあります。
- 仕事のミスを事前に防げる
- 仕事内容自体を再確認できる
- 「部下が何が分かっていないのか」が分かる
ここで重要なのは、部下に話した内容についてしっかりメモを書かせることです。
メモを書かせることで、脳により内容を染み込ませつつ、内容を忘れたときの確認材料として使えるようになります。
怒りに任せず、話しかけるように伝えることで、部下もしっかり話を聞いてくれるようになりますよ。
仕事について確認しない部下についてのまとめ
今回は、部下が仕事について確認しない原因と対策方法について紹介しました。
本記事の内容について改めてまとめると、下記のようになります。
- 上司に言うタイミングが分からないから
- どこまで確認していいか分からないから
- 部下が勝手に判断しているから
- 怒られてしまうと考えているから
- 話しかけにくい雰囲気をなくす
- 確認しないでいいラインを決める
- 確認することの重要性を教える
本記事を参考にして、仕事内容などを確認してくれる部下を育てましょう!