30代からの転職は難しくない！よくある5つの不安&対策を紹介！

30代から転職をしたいと思ったあなた、「30代でも転職できるのかな？」「もう手遅れじゃないかな」と不安で踏み出せないでいませんか？

確かに、若くて可能性に満ちていた20代と比較すると、30代からの転職活動は手遅れ感が否めませんし、いまから自分を必要としてくれる会社と出会うことができるかなど、不安に思いますよね。

今回は、多くの30代が抱えているだろう転職にまつわる不安要素と、それが不安要素とはならないことについて解説します。

30代から転職活動をしたいけど、不安を抱えてなかなか前に進めない方にとっては、一歩踏み出すためにこの記事が役立つはずです。ぜひ最後まで読んでみてください！

出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/4191026

30代の転職で、会社が重要視する項目とは？

まず、30代の転職において求人を出す側の会社が重要視する項目を3つご紹介します。

これらの項目は、後述する「30代の転職の不安要素」を払うための根拠となります。そのため、ぜひ下の記事を読む前にチェックしておいてください。

即戦力

20代の転職においては、まだまだ実務経験が低いとみなされがちなため、会社が転職希望者に求めるものは即戦力よりもポテンシャル（潜在能力）の傾向が大きいです。

しかし30代は、ポテンシャルよりも会社で即戦力となることが求められます。

その際は、前職の経験を活かした業務に即任命される可能性が極めて高く、転職後はすぐに能力を発揮する必要があります。

ポータブルスキル

ポータブルスキルとは、業種が変わっても必要とされる持ち運び可能なスキルのことです。

代表的なポータブルスキルとしては、以下のものが挙げられます。

これらのスキルは業種が違えども実務の経験によって培われるものなので、30代の実務経験をそれなりに積んだ転職希望者に対して、会社が強く求めているものです。

マネジメント経験

30代は、ある程度のポジションで仕事のマネジメントを任される立場になります。そのため、転職先においても戦力としてだけでなく、いずれの管理職となることを視野に入れた経験があると有利です。

例えば、前職での部下の育成や研修の経験、プロジェクト経験は、転職活動の際にぜひアピールしましょう。

30代の転職における不安要素とは？

次に、30代が抱える転職の不安要素として代表的なものを5つご紹介します。

これらは、30代で転職を考えている人を対象にしたアンケート結果にて、よくでてくる不安です。(参考：https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/5029/)

以降の章ではこれらの不安を一つずつ解消していきますので、先に紹介した「30代の転職希望者に会社が求めること 3選」を念頭に置きつつ、読み進めてみてください。不安が晴れていきますよ！

30代の転職の不安要素①　年齢的に不利かも

大手転職エージェントのdodaが行った調査によると、近年、転職者の年齢はどんどん上がっていることが分かります。尚、2020年時点の平均年齢は、32歳です。(参考：https://doda.jp/guide/age/)

また、年齢の割合のデータでは、30～39歳の割合が全体の35%以上を占めています。

さらに、実際の30代の転職経験者は下記のようなコメントをしていますので、ぜひ読んでみてください。

◇30代の転職でも、会社側は前向きに採用を考えているように感じます。募集する会社の考え方にもよりますが、他の会社での経験・風土に興味を持っている例は多く、30代の雇用には積極的な印象でした。（33歳・男性・信販業）

◇いまの30代前半って、ちょうど新卒採用の時期がバブル崩壊と重なって、企業側が採用を狭めていた頃。ちょうどその層を、いま求め始めているところではないでしょうか。（33歳・女性・人材アセスメント）

◇年齢相応の経験があれば、全く不利ではないと思います。また、資格取得のための活動を継続するなど、努力を見せることで、多少の経験不足は十分カバーできる年齢。（32歳・男性・ソフトウェア）

引用元：https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/5029/#307

以上の点から、30代は年齢的に決して不利ではありませんので、年齢だけで悲観することはありません。

30代の転職の不安要素②　転職まで時間がかかるかも

「30代は、転職できるまで時間がかかるかもしれない…」と不安に思う方もいるでしょう。

エン・ジャパンのアンケート結果によると、30代が転職までにかかった期間として、3か月程度が35%、半年程度が26%と回答されています。(参考：https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/15757.html)

一方、40代になると、転職までの時間が若干長期化する傾向があります。なぜなら、年齢が上がるほど30代よりも比較的高いスキルが求められるため、採用の枠が狭くなるからです。

そのため30代は、40代と比較的すると転職の難易度が低く、転職までの期間が短い傾向があります。よって、30代の今こそ、転職活動を始めるべきなのです。

30代の転職の不安要素③　収入が下がるかも

転職は成功したとしても、結果的に「転職前よりも収入が落ちてしまったらどうしよう…」と心配になりますよね。

厚生労働省の転職者実態調査によると、30代の40％以上が、転職後に収入が増加したと回答しています。(参考：https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-2-01.pdf)

また、増加の内訳として、3割以上増加した割合が約16%、1～3割の増加が約50%なので、転職者は高い割合で転職前よりも収入が増加していることが分かります。

以上のデータから、転職の際は収入の増加を意識した転職をしっかり行いさえすれば、転職前よりも収入が下がることはあまりないと考えられますので、安心してください。

30代の転職の不安要素④　転職後にハンデを抱えるかも

転職を無事に成功させても、「転職先でのハンデに苦しみたくない」と思う方もいらっしゃるでしょう。

ハンデを感じる主な要因としては、主に会社の慣習や風習への理解度のギャップや、新しい職場でのメンバーとのコミュニケーション、技術力・経験の差が挙げられます。(参考：https://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000077)

特に30代は、即戦力を期待される反面、ポテンシャルも期待されています。周りの目は厳しく見えることもあるでしょう。しかし、そもそも新しい職場と言うものは、見知った顔が一人もいません。

何より優先させるのは、戦力になること以上に仲間とのコミュニケーションでしょう。まずは同じ職場の仲間たちと交流を深め、自身が居やすい環境を作るのです。そうすれば、ハンデはおのずと解消されます。

30代の転職の不安要素⑤　未経験の職種にはつけないかも

転職活動を行う動機として、「今の仕事が合わないから」という理由で、未経験の職種を目指す方もいるでしょう。となると、「未経験の職種に就くことは経験者よりも不利なのでは？」と思いますよね。

実際に、30代の転職で求められるのは即戦力ですが、未経験でも通用するスキルとして挙げられるのが、前述したポータブルスキルです。

例えば、課題に対応する能力、仲間やお客さんとのコミュニケーションスキル、交渉力などは、業界が変わっても必要とされる普遍的なスキルです。

未経験の職種への転職を悩んでいる方は、転職活動の際に上記のような「どんな業種でも通用する力」を前職の経験で十分に積んだことをアピールすれば、光明が見えることでしょう。

30代で転職するメリット

30代で転職するメリットは、20代で経験した実務経験と仕事の経験から身に付いたポータブルスキルを用いて、現状よりも上のキャリアを目指すことや、新しい業種への挑戦も可能な点です。

また、30代は伸び代も期待されているため、転職先では次々に新しい刺激が待っていることでしょう。新しい職場でバリバリと能力を発揮することで、あなた自身が今よりも成長できる可能性も秘めています。

そして、20代よりも仕事の経験値があり、40代よりも年齢的に有利である点からも、まさに転職の適齢期と言えます。

30代で転職するデメリット

30代で転職をするデメリットとしては、20代の時よりも会社の即戦力となることが求められるため、「なんでも教えてもらえる」という新入社員のような受け身の体制は通用しないことです。

また、転職時も単純に「やる気」や「ポテンシャル」だけでなく、即戦力としての能力やポータブルスキルが求められます。

そのため、自身のこれまでの業務経験をしっかり棚卸して、それらを面接の場でアピールできなければ、なかなか採用が決まらないので注意が必要です。

30代の転職を成功させるなら、転職エージェントがおススメ！

30代で転職活動を始めたいと思っても、この年代は仕事の責任がそれなりにある方が多いはずです。そのため、転職活動をするための時間がなかなか取れない場合が多いですよね。

各会社のHPで求人を一つずつ確認することは骨が折れますので、時間のない30代は、求人をまとめて検索できる転職支援サービスを使うことをおススメします。

そして、数ある転職支援サービスの中でも特におススメなのが転職エージェントです。なぜなら事前に登録したあなたの情報に合わせ、担当となったアドバイザーが希望に合った求人を探してくれるからです。

また、企業を探す手間が大幅に削減できるメリットの他にも、転職エージェントではキャリアの棚卸や履歴書の添削を行ってくれることもあるため、忙しくて時間のない30代にとっては頼れるサービスとなりますよ！

30代の転職におススメのサービス

しかし、世の中には多くの転職エージェントのサービスが存在しますので、どれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。

そこで、30代の転職に適したおススメのサービスをご紹介します。

BIZREACH（ビズリーチ）

まずご紹介するのは、幅広い業種を取り扱っていることが売りのBIZREACH（ビズリーチ）です。

こちらでは、転職エージェントが履歴書の書き方やキャリアの棚卸などのサポートを行ってくれるため、転職成功までに手厚いサービスを受けることができます。

通常であれば履歴書の作成やキャリアの棚卸は非常に時間がかかる作業なので、それらについてサポートを受けることができる点は、忙しい30代にとって嬉しいですよね。

また、エージェントの利用は無料ですので、気軽に相談することができる点がポイントです。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、大手就職サービスのリクルートが運営する転職サービスです。

好条件が多いとされる「非公開求人」の数が業界最大級という大きな特徴があります。

求人の数が多いということは、その分自分の希望に合った転職先を紹介されやすいので、自分で探す時間が取りづらい30代でも効率的に転職活動を進めることができます！

また、面接通過率を上げるための面接力向上セミナーなど、転職希望者の力となるサービスを積極的に行っている実績が有名です。

doda

dodaは、リクルートに次ぐ業界第2位の求人数を持つ転職サービスです。特徴は、登録するだけで転職先の検索と転職サポート、スカウトを同時に利用できる点です。

そのため、様々なタイプの転職希望者のニーズに応えたサービスを受けることができます。

多数のエージェントや転職サポートを1つづつ登録して管理するよりも、30代にとっては大幅な時短が期待できますよ！

また、履歴書の添削を無料で行ってくれるオンラインサポートや、面接の指導などのフォロー体制も充実している点がうれしいポイントです。

まとめ:30代の転職に不安を感じないで！必要なのは勇気だけ

30代の皆さん、今が一番若い時です。「今から転職なんて間に合わないかもしれない…」と不安に思っているのなら、今すぐに行動を開始しましょう。以下が、今回の記事のまとめです。

転職活動は、まずは一歩踏み出す勇気が大切ですよ！上記に紹介した転職サービスにまずは一つ登録してみて、自身の経験やスキルが活かせそうな会社を探してみることからはじめみませんか？

この記事が、30代のあなたの転職へ対する不安を払しょくできたのならうれしいです。希望する条件で転職が成功することを願っております！