『新卒や未経験でシステムエンジニア(SE)に就職するには、どんな志望動機を考えるべきかわからない。』
システムエンジニアになる意欲はあるけれど、イメージを言葉にするのは難しく、悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。
今回はそんなあなたに、システムエンジニアの志望動機作成にあたってのポイントや例文3つをお伝えします。
今回の記事を最後まで読んで、ぜひ履歴書の参考にしてみてくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97-%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9-%E6%89%8B-3196481/)
システムエンジニアになりたいなら志望動機が大切
新卒や未経験からシステムエンジニアを目指すなら、志望動機は最も重要といってもよいでしょう。
現在IT業界では深刻な人員不足に陥っています。そのため、中途採用だけでなく新卒・未経験での採用など、採用担当者は様々なジャンルの志望者の中から内定者を選んでいる状況です。
よって、志望動機を工夫していないと、他の志望者に埋もれてしまいます。面接はおろか、書類審査で落とされることも考えられるでしょう。
そのためには、他と差をつけるためのしっかりとした志望動機を組み立てる必要があります。次の見出しでは、志望動機を書く際に準備すべきことについて解説していきます。
システムエンジニアに求められている人物像、向いている人とは?
志望動機を書く上でシステムエンジニアにはどのような人材が求められているのかを理解することは大切です。システムエンジニアに求められるスキルは3つあります。
- コミュニケーションが好きな人
- ものづくりが好きな人
- 新しい変化に対応できる人
志望動機を考える際に、システムエンジニアに求められている人物像や向いている人を把握しておけば、自分と照らし合せて重なる部分をアピールすることができます。
それでは、早速どのような人物像がシステムエンジニアに求められているかを見ていきましょう。
コミュニケーションが好きな人
コミュニケーションを通じて、物事を完成に進めていくことが好きな人は、システムエンジニアに向いています。
なぜなら、システムエンジニアは顧客に常駐するケースが多く、顧客のニーズを踏まえたシステムを作るには顧客との綿密なコミュニケーションが必要不可欠だからです。
なので、もしあなたがコミュニケーションが好きなら、実際の業務をイメージしながらアピールポイントを志望動機に盛り込みましょう。
ものづくりが好きな人
何かを作りたい人、いわばものづくりが好きな人はシステムエンジニアに向いています。
なぜなら、システムの構築の質は、顧客にとっていいシステムをいかに追求するかで決まり、そのプロセスはものづくりそのものだからです。
ただ、注意したいのは、ものづくりが好きなだけなら『システムエンジニアでなくてもいいのでは?』と思われる恐れがあることです。
なので、ものづくりが好きなことをアピールする際は、必ずなぜシステムエンジニアになりたいのかをセットで伝える必要があるでしょう。
新しい変化に対応できる人
新しい変化に柔軟に対応できる人はシステムエンジニアに向いています。
理由は、IT業界自体が変化の激しい業界で、常に新しい技術が導入されたりすることは日常的だからです。
志望動機に入れ込む際は、変化に対応できるだけでなく、新しい知識を常に学びたいという意欲的な主張につなげるとよりいいでしょう。
システムエンジニアに必要な人材を理解したら、次の見出しでは、志望動機を書くときのポイントを説明していきます。
システムエンジニアの志望動機ポイント①なぜその会社がいいのか
システムエンジニアになりたい思いのほかに、なぜその会社がいいのかの答えは用意しておくべきです。
なぜなら、なぜ志望した企業がいいのかの理由をいえなければ、「他の会社でもシステムエンジニアはできるのでは?」と思われてしまうからです。
無理に企業理念や事業に志望動機をねじ込む必要はありませんが、あなたが、その企業しかない特徴に共感したのなら迷わず入れるべきでしょう。
そうすることで、会社に対する熱意を伝えることができ、より会社にフィットした存在だと思われますよ。
システムエンジニアの志望動機ポイント②SEで何をしたいか
システムエンジニアになった後、自分はどうなりたいいのかの展望を伝えることも志望動機を考える上で組み込んでおきたいポイントです。
なぜなら、自分がビジョンを持つことで、継続して当社で働いてもらえるという安心感と意欲的な姿をアピールできるからです。
とりあえずシステムエンジニアになりたいという人よりも、システムエンジニアになってこれをしたいというビジョンがある人の方が、より企業に貢献してくれそうですよね。
ただ、自分が立てたビジョンは少なくとも志望する企業の事業に乗せるようにしましょう。なぜなら、自分のビジョンのみを追求してしまうと、企業の欲しい人材ととミスマッチになる可能性もあるからです。
システムエンジニアの志望動機ポイント②具体的に書く
志望動機を書く際には具体的な事柄を織り込み、それが自分の成果ややってきたことだとなお良いでしょう。具体的に書いた方がいい理由は2つあります。
- 主張に対しての具体的な例を書くことによって、説得力が増す
- 自分のオリジナリティが深まり、印象に残る
例えば、以下の文章ではどちらが、説得力があり、印象に残るでしょうか?
- 私は、大学では情報系を専攻しており、卒論発表では、成績優秀者として入賞しました。
- 私は、大学では情報系を専攻しており、卒論発表では、学生60人中3位の成績優秀者として入賞しました。
下の例のように、具体的にする実体験は、数値データを混ぜると効果的です。
これらのポイントを踏まえた上で、次の見出しでは、システムエンジニアの志望動機例を紹介していきますよ。
システムエンジニアの志望動機例文①
ここからは3つのパターンに分けて例文を紹介していきます。あなたの立場と近いものがあれば是非参考にしてみてください。
- パターン①コミュニケーションが好き/社内の雰囲気に共感
- パターン②ものづくりが好き/事業内容に共感
- パターン③自己研鑽に意欲的/研修体制に共感
それでは、早速それぞれの志望動機例文を見ていくことにしましょう。
私は、貴社の「世界にまだない設計開発を目指す」姿勢や数々の賞を受賞する高い技術力に感銘を受け、貴社を志望しました。
貴社でインターンを受けた際には、社員の方がクライアントに対して真っ直ぐに取り組む姿が印象的で、その姿勢が高い技術力を誇る所以だと感じました。
クライアントとコミュニケーションをとりながら、生き生きと働く先輩社員の方々は、本当に輝いており、感動したことは今でも忘れません。
なので私も貴社に入社した際には、先輩社員のような丁寧なコミュニケーションで、クライアントに寄り添ったエンジニアになりたいと考えています。
システムエンジニアの志望動機例文②
2つ目の志望動機例文は、志望する会社の事業内容の広さに共感しつつ、自分が企業にフィットしていることをアピールするパターンです。
私が貴社を志望する理由は貴社の取り扱うプロジェクトがクラウドなどからAIまでと非常に多彩なことです。
医療機器や自動車など、扱うプロジェクトが非常に幅広く、貴社に入社した際には、あらゆる経験を積むことができると感じました。
私は、新しいことを考えたり、挑戦することが好きです。大学では、0からプログラミングを組んでアプリの制作をし、卒論発表では、学生60人中3位の成績優秀者として入賞した経験があります。
貴社に入社した後も、進んで新しいプロジェクトに挑戦し、クライアントのニーズに真摯に答えていけるようなエンジニアになりたいと考えています。
システムエンジニアの志望動機例文③
最後の志望動機例文は、志望する会社の教育制度に共感するパターンです。
未経験であれば共感するだけでなく、自身も意欲的に学習していることをアピールするとより良いでしょう。
私が貴社を志望する理由は、教育プログラムが充実していて、システムエンジニアが徹底して学べる環境がある点です。
全国10箇所もの研修センターと、研修企画専門チームがあり、他社との教育にかける熱量の差を感じました。
また、変化の激しい時代だからこそ、貴社の『技術力だけでなく人間力のあるエンジニアを育てる』方針にも大変共感し、この素晴らしい環境で成長していきたいと感じました。
現在私は、独学でJava SE 8の習得を目指しています。入社できた際には、より自己研鑽に励み、少しでも早く貴社で活躍できる人材になりたいと考えております。
志望動機を就活エージェントに相談するのも手
うまく言葉にするのが難しいなら、志望動機を就活エージェントに相談するのも手です。
なぜなら、就活エージェントに相談すれば、しっかりと自分の思いや希望を汲み取って、一人で作成するよりも質の高い志望動機が期待できるからです。
また、就活エージェントはそもそも就活の進め方をサポートしてくれます。利用料も無料のところが大半なので、気軽な相談感覚で登録してみるとよいでしょう。
まとめ
システムエンジニアに向いている人の特徴や志望動機を書く際のポイントをまとめました。
- コミュニケーションが好きな人
- ものづくりが好きな人
- 新しい変化に対応できる人
- なぜSEになりたいのか
- なぜその会社がいいのか
- 具体的に書く
システムエンジニアは、未経験や新卒でもしっかりとした自分の軸をもとに志望動機を作成すれば必ず内定に結びつきます。
ぜひこの記事を参考に履歴遺書作成・面接対策に役立てて、システムエンジニアへの道を切り開いてくださいね。