【危険信号!】部下のメンタル不調をいち早く察知して対応する方法

「部下の様子が最近なんだかおかしい。メンタル不調だった場合どんな兆候があるのか?」「部下がメンタル不調になったら、どのように対応すれば良いのだろう?」

このような疑問にお答えします。本記事では、部下がメンタル不調になったときに現れる兆候、そしてその原因と対策を解説していきます。

本記事を読むことによって、部下のメンタル不調をいち早く察知でき、適切に対応する方法がわかります。ぜひ、最後まで読んでみてください。

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部下のメンタル不調は危険信号

https://www.pakutaso.com/20190719204post-21798.html

部下のメンタル不調は、放っておくと、部下本人だけではなく、職場や会社全体に影響を及ぼすこともあり、大変危険です。

部下がうつ病などの精神疾患にかかっていれば、仕事の生産性も著しく低下していきます。そして、病状が進行していくと、最悪の場合、自殺に追い込まれてしまう可能性もあるのです。

したがって、上司には、部下の不調を早い段階で察知することが求められます。部下のメンタル不調の兆候には、主に次の3つがあります。

部下のメンタル不調の兆候
  1. 勤務状況の乱れ
  2. コミュニケーション能力の低下
  3. 仕事のミスが増える

部下のメンタル不調の兆候①:勤務状況の乱れ

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部下のメンタル不調は勤務状況の乱れとなって現れる場合があります。

毎朝定時に出社していた部下が、少し遅刻するようになったら、メンタルに不調がある兆候です。最初は数分の遅刻でも、段々と遅刻時間が増えていったら、さらに注意が必要です。

また、体調不良などを理由に早退したり、突然有給休暇を取る頻度が増えたなら、メンタル不調はさらに深刻かもしれません。

タイムカードのデータを見るなど、部下の勤務状況を注意深く確認し、こういった兆候を見逃さないようにしましょう。

部下のメンタル不調の兆候②:コミュニケーション能力の低下

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メンタル不調があると、積極性がなくなるため、コミュケーション能力も低下していきます。

その影響は、挨拶や打ち合わせの回数、声のトーンや大きさにも現れてきます。 例えば、次のような場合です。

コミニケーション能力の低下が見られる例
  • 毎朝必ず挨拶をしていたが、ほとんど(あるいは全く)しなくなった。
  • 同僚や上司との打ち合わせ回数が減った。また、打ち合わせに参加しても自分から発言する回数が減った。
  • 普段よりもあからさまに声のトーンが低く、自信がなさそうに、縮こまった話し方をするようになった。

こういった変化にも注意を向けることが大切です。特に挨拶は、部下のメンタル状況をすぐにチェックできる手段です。まずは、上司側から挨拶で声をかけてみて、部下の様子をうかがってみましょう。

部下のメンタル不調の兆候③:仕事のミスが増える

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メンタルに異常があると、集中力も散漫になるため、部下は単純な仕事でもミスを連発してしまうことがあります。

こうなってしまうと部下は、自信を失い、自分自身を責めて余計にメンタル不調になってしまうかもしれません。

そんなとき、部下のことを、ただ「仕事ができないやつ」と決めつけるのではなく、メンタルに問題があるのではないかと、疑ってみましょう。

例えば、ミスを犯した部下はネガティブな思考に陥りやすいので、次のようなメンタル状況にある可能性があります。

ミスをした時の部下のメンタル状況

「なんで、こんな簡単なことでミスをしてしまったのだろう?やっぱりこの仕事向いてないのかな?」

「こんなミスを犯してしまって、きっと上司に激怒されるに違いない」

このような状況で、上司が部下のミスをとがめてしまっては、よりいっそう部下の自信も低下してしまいます。

したがって、こんな時は部下に対して「ミスしてしまったのは仕方ないから、原因を今一度考えて、次はミスをしないようにしよう」というような、前向きな言葉をかけてあげてください。

それでも、ミスを繰り返してしまうようであれば、メンタル不調はかなり深刻な状態にある可能性があります。

面談を実施してメンタル不調の原因を突きとめる

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メンタル不調の兆候が見て取れた場合、一度、部下本人の同意を得て、面談を実施してみましょう。

まずは、不調の原因をはっきりさせることが重要です。部下本人と面談をせず、上司の思い込みで対応を進めていっていはいけません。

面談の際、部下は上司に気を遣って、全てを話してくれない場合もあるため、決して威圧的な態度はとらず、悩みを真摯に聞く姿勢を心がけましょう。

そのためには、具体的に次のような点を押さえていると良いでしょう。

悩みを真摯に聞く姿勢
  • 上司自身の経験談や精神論を一方的に押し付けないようにする
  • あらかじめ用意した質問を投げかけるのではなく、部下の発言に合わせて質問を考える
  • 部下の話を聞くときは、目を見てこまめに相槌を打つ

上記のような姿勢で、面談を実施し、部下のメンタル不調の原因を探っていきましょう。

部下がメンタル不調に陥ってしまう原因は、様々に考えられますが、主に次の3つ(※)です。参考にしみてください。

部下のメンタル不調の原因
  1. 職場の人間関係
  2. 長時間労働/業務過多
  3. パワハラ

※株式会社Mediplatの法人向け産業保険支援サービス「first call」産業医500人対して実施したアンケート結果の上位3項目

次の項目からは、部下のメンタル不調の主な原因3つとその対策を詳しく解説していきます。

部下のメンタル不調の原因①:職場の人間関係

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会社員のメンタル不調の原因で最も多いのが、「職場での人間関係」です。さらに、その中でも「上司との人間関係」が7割以上を占めているというデータもあります。

ひょっとしたら、部下は上司であるあなたに対して、苦手意識や恐怖感を抱いている可能性があります。そのような場合、部下との信頼関係を築いていく必要があります。

部下からの信頼を得るためには、勇気づけを行うことが重要です。勇気づけとは、目標達成までのプロセスを肯定してあげることです。単純に結果を褒めることとは違います。

勇気づけの例
  • 得意先に素晴らしいプレゼンをした部下に対して、「素晴らしいプレゼンだったね!時間がない中でよくプレゼン資料も用意してくれたよ!」と、結果だけでなくプロセスも褒める。
  • 仕事でミスを犯してしまったことを報告してきた部下に対して、ミスを責めるのではなく、「事態が深刻になる前に早期に報告してくれて助かった!」のようなフォローの一声をかける。

部下に対して評価をするときに、このような勇気づけを行うことで、部下は上司から信用されているという感情を抱くようになり、信頼関係を築くことができるのです。

対策
勇気づけを行い、部下との信頼関係を構築する

部下のメンタル不調の原因②:長時間労働/業務過多

https://www.pakutaso.com/201905491273-49.html

長時間労働や業務過多も、部下のメンタルを疲弊させます。例えば、取引先の納期に間に合わせるため、部下にがんばって仕事をしてもらうのは重要です。

しかし、それ以上に部下が仕事をする気力を失ってしまえば、尚更、納期に間に合わなくなってしまいます。

上司であれば、部下の労働環境を管理することも求められます。例えば、次のような点を定期的に確認するようにしましょう。

長時間労働・業務過多のチェックポイント
  • 休日出勤・残業をしすぎていないか
  • 一人では手に負えない量の仕事をやっていないか
  • 部下が対応できる能力を大きく上回る仕事を任されていないか

これらの点に、一つでも当てはまっていたら、労働環境の見直しが必要です。それと同時に部下には、相当な疲労が溜まっているはずなので、休息も必要になります。

十分な休息を取らなければ、十分な能力を発揮する事はできません。したがって、定時帰りや休暇の取得を推進して、リフレッシュする時間を増やしてあげましょう。

対策
定時帰りや休暇取得を推進

部下のメンタル不調の原因③:パワハラ

https://www.photo-ac.com/main/detail/960393?title=大きな人に怒られる男性#

パワハラ、いわゆるパワーハラスメントが原因でメンタル不調に陥ってしまう部下も多いでしょう。

パワハラは、厚生労働省が運営するハラスメントに関する総合サイトあかるい職場応援団において、次のように定義されています。

職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。

出典:https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/foundation/definition/about

上司の中でも、パワハラという言葉を曖昧に理解している人は多いと思います。今一度この定義を確認し、部下に対する接し方は適切であったかを振り返りましょう。

また、他の上司へも周知し、パワハラが横行しない職場にしていくことも大切です。

対策
上司自身がパワハラの定義を認識し、過去の言動を振り返る

メンタル不調が深刻なら専門家に任せる

https://unsplash.com/photos/hIgeoQjS_iE

部下と面談をしてみて、メンタル不調が深刻だと感じたら、医療機関への受診を勧め、医者から診断書を出してもらうようにしましょう。

診断結果が、適応障害やうつ病などの精神疾患であった場合、いったん仕事を離れて療養に専念する必要があります。

部下が休職になった場合は、上司として次のような点に気をつけるようにしましょう。

部下が休職になった場合の上司の対応
  • 部下と定期的に連絡を取り、症状を確認する
  • 休職以前の仕事の話をする際は、本人の了解を得てからする
  • 復帰を強要するような言葉はかけない

休職期間が長引いてしまうと、人によっては職場復帰することが難しくなる場合もあります。

十分な療養が済んだ後は、リヴァトレのような仕事復帰をサポートするリワークプログラムがあることを部下に伝えてあげると良いかもしれません。

まとめ

ここまで、「部下のメンタル不調をいち早く察知して対応する方法」ということで解説してきました。

部下のメンタル不調の兆候、その原因と対策をまとめると、それぞれ以下の通りです。

部下のメンタル不調の兆候
  • 勤務状況の乱れ
  • コミュニケーション能力の低下
  • 仕事のミスが増える
部下のメンタル不調の原因と対策
  • 職場の人間関係 → 勇気づけを行い、部下との信頼関係を構築する
  • 長時間労働/業務過多 → 定時帰りや休暇取得を推進
  • パワハラ → 上司がパワハラの定義を認識し、言動を振り返る

また、面談を実施して、メンタル不調があまりにも深刻な場合は、医療機関への受診を勧めましょう。

部下が休職した場合は、リヴァトレなどの職場への復帰プログラムがあることを部下に伝えて、職場復帰をサポートすることも忘れないでください。

昨今では、メンタル不調を抱える会社員は非常に多くなってきています。部下の不調にいち早く気付き、上司として適切な対応をとっていきましょう。

 

ABOUTこの記事をかいた人

こすけ

場所や時間にとらわれない自由な働き方を目指しています。 【経歴】 自動車部品メーカーのエンジニア→ブロガー/ライター 【趣味】 ピアノ、読書