突然ですが、あなたは30代で転職を考える時に、以下のような悩みを抱いてはいませんか?
- これといった資格を持っていないけど、転職うまくいくだろうか…
- どんな資格を取れば、転職を成功させられるだろうか…
特に、今の仕事から違う業界に転職したいと考える場合は、少しでも転職に役立つ資格を持っておきたいですよね。
そこで、本記事では転職に役に立つ資格を4つ厳選して紹介。記事の後半には、資格勉強の注意点もあわせてお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
30代で資格を取ると有利になること①異業種転職がしやすくなる
さて、30代で資格をとる一つ目の有利点は、異業種転職がしやすくなることです。
例えば、営業職から介護職に転職する際は、介護に関する資格がある方が、すぐに転職できます。
また、全くの未経験よりも何かしらの資格を持っている方が、「この人はうちの業界に詳しいから大丈夫そうだ」と人事部から思ってもらえるでしょう。
このように、資格を持っておくことで、「知識があるから大丈夫ですね」と、スムーズな採用に向かうことが多くなります。
30代で資格を取ると有利になること②努力をアピールできる
資格をとって有利になる二つ目のこととして、転職の書類選考や採用面接の際に、努力をアピールできることがあげられます。
資格を一つも持っていない人よりも、いくつか資格を持っている人の方が、「この人は目標に向かって、努力できる人なんだな」とプラス評価につながります。
資格取得がらみで、「どうして取得しようと思ったのか?」という志望動機を伝えることもできるので、採用担当者から好印象を抱かれるでしょう。
30代の転職におすすめの資格①簿記(2級)
一つ目のおすすめ資格は、簿記2級です。簿記2級を取得することで、経理として、さまざまな企業に転職可能になります。
経理は、会社のお金の流れを正確に帳簿にまとめて管理する仕事です。どの会社でも必要不可欠なポストなので、食いっぱぐれることはありません。
そのため、特に転職したい業界が決まっていなくて、事務職を希望している方なら、簿記2級を取得することをおすすめします。
30代の転職におすすめの資格②宅地建物取引士
二つ目のおすすめ資格は、宅地建物取引士です。お客さんと不動産の売買や賃貸借の仲介をする不動産取引には、必須の資格。
そのため、宅地建物取引士は、不動産を扱う会社に転職する際には、スタンダード資格と言えるでしょう。
しかも、不動産業界は、2022年1月時点で、バブル期を越える不動産価格となっており、これからどんどん波に乗ってくる業界と言えます。
少しでも、見通しの明るい業界に行きたい方は、宅地建物取引士を取得して、不動産業界へキャリアチャンジしてみましょう。
30代の転職におすすめの資格③ファイナンシャルプランナー(FP)
三つ目のおすすめ資格は、ファイナンシャルプランナー(FP)です。資産運用や日々の家計管理など、お金にまつわる相談援助を行うのがFPの役割。
そのため、金融業や保険業への転職を目指す人なら、必ず取っておきたい資格です。
ちなみに、厚生労働省の調査(2020年)では、30代〜50代における産業別の平均賃金を見てみると、金融業・保険業が最も給料が高いことがわかっているんですよ。
堅実に、給料の高い業界へ転職したい方は、FPの資格勉強を始めてみましょう。
30代の転職におすすめの資格④ITパスポート
四つ目のおすすめ資格は、ITパスポートです。ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識を証明する国家資格なので、持っておくとある程度のITスキルを証明できます。
特に、未経験からエンジニア転職を希望する人には、持っておいて損はない資格です。
ただし、いくら未経験だからと言って、ITの知識が全くないと、エンジニア転職がうまくいかない可能性もあります。
そのため、プログラミングスキルは入社後に高めるとして、最低限のITスキルがあることをアピールしたい場合には、ITパスポートの資格勉強をおすすめします。
30代で資格を取得する上で、気をつけたいこと①経験を求める企業もある
30代で資格勉強に際して、一つ目の気をつける点は、経験を求める企業もあることです。
中途採用ではチームをマネジメントする力が求められることがあるので、資格が重視されない可能性もあります。
特に、30代男性を採用しようとする企業は、今すぐ活躍できる即戦力を欲しがるものです。
経験を評価する企業への転職を希望する場合は、資格勉強ではなく今の仕事で確かな実績を残すことに注力すると良いでしょう。
30代で資格を取得する上で、気をつけたいこと②時間がかかる
二つ目の気をつけたい点は、時間がかかることです。30代ともなれば、会社ではある程度責任のある立場で、神経を張り巡らせながら仕事に励んでいるはず。
そのように仕事に費やす時間も多い中、資格勉強するのは、至難の業です。ちなみに、筆者も、働きながら簿記と保育士を取得するのは大変でした…。
このように、今ある仕事を堅実にこなしながら、資格勉強するには、時間の使い方をよく考える必要があります。
【おすすめ】独学は危険。体系化された教材を活用しよう
先ほど、30代で資格取得を目指すなら、時間の使い方を工夫する必要があるとお伝えしました。
しかし、時間を上手に使いたいなら、独学ではなく体系化された教材を活用することをおすすめします。
なぜなら、30代は20代に比べて、勉強する体力や記憶力がキツくなってくるからです。
ただでさえ、勉強が大変な年代。自分なりに勉強をしてしまうと、時間をかけた割には記憶に定着していない…なんてことになってしまいかねません。
そのため、独学ではなく、体系化された教材を活用して効率よく合格を狙いましょう。
まとめ:資格を取得して、30代転職を成功させよう!
ここまで、30代の転職におすすめの資格を4つ詳しく解説しました。特に、異業種に転職しようと考えている方なら、今回紹介する資格は必ず役立つものばかりです。
また、30代から資格勉強するのは、想像以上に難しいもの。効率よく合格を手にするには、既存の教材を活用するのが近道ですよ。
最後に、改めて今回紹介した4つの資格を載せておきます。ぜひ、参考にしてみてください。
- 簿記
- 宅地建物取引士
- ファイナンシャルプランナー
- ITパスポート