転職は様々なメリットがありますが、逆に「損をしてしまうのでは..」と考えてしまう方は多いかと思います。
確かに、損するポイントを押さえていなければ、転職で失敗して後悔することになってしまいます。
この記事では、転職で損するポイント3つとその対処法を解説しています。転職で起こる損を避けることが出来ますので、是非最後までご覧ください!
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転職で気を付けたい3つの損とは?
転職を進めるにあたって押さえるべき損するポイントは、下記の3つとなります。
- 退職金が減ってしまう
- ボーナスがもらえない
- 給料が下がってしまう
退職金や給料が減ることは、長期的にもらえる額に大きな影響を及ぼします。
一方でボーナスは、転職前後にもらえるかどうかを左右する短期的なポイントですが、その額によっては無視できない部分です。
次の章から、3つの原因と損しないための対処法についてセットで詳しく解説していきます。
転職による損①退職金が減ってしまう
まず一つ目に挙げられるのが、転職することで退職金が減ってしまうことです。
退職金は一般的に勤続年数によって変化するものであり、転職を繰り返すことでもらえる額はどんどん少なくなってきます。
現在働いている会社での勤続年数が3年未満の場合は退職金が見込めないですし、これから転職する会社も、中途入社で遅れているためその分多くの額は見込めません。
転職をする場合は、退職金を当てにせず、自分で老後の資産を構築していく必要があります。
転職による損②ボーナスがもらえない
二つ目に挙げられる転職活動で被る損が、ボーナスをもらえないということです。
会社ごとに、ボーナスの賞与算定期間やボーナス支給期間は決まっており、夏と冬に年2回のボーナスが支給されることが一般的です。
ボーナスは固定給とは別の収入であり、企業によってはボーナスで大きな額を渡す場合もあります。
しかし、誤った時期に転職してしまうと、ボーナスをギリギリもらえなかったということになってしまうのです。
転職による損③給料が下がってしまう
最後に挙げる転職活動で損してしまう原因が、給料が下がってしまうということです。
転職者の状況を調査した、厚生労働省の「令和2年雇用動向調査」によると、転職者全体の内で給料が増加したのは34.9%、変わらなかったのは28.4%、減少したのは35.9%でした。
給料が下がってしまうと、月単位で見ればあまり変わらないかもしれませんが、長期的にみると、前職を続けた場合との合計収入の差がどんどん開いてきてしまいます。
転職する理由が、やりがいや他の項目ならば問題ありませんが、給料を重要視するならば、転職で避けたい損の一つです。
転職による退職金の損は確定拠出年金でカバーする
転職で退職金が減ってしまうことは避けられないため、確定拠出年金でカバーすることを考えましょう。
確定拠出年金は、資産形成を目的とした制度であり、お金を毎月積み立てることで、老後にまとまったお金を得ることが出来ます。
確定拠出年金は、全額を一括で受け取るか、分割して受け取るか、もしくは一定額を受け取って残りを分割で受け取る3つの選択肢があります。
しかし、確定拠出年金の受け取りは60歳以降と決まっていますので、それ以前は引き出せないことに注意しましょう。
ボーナスで損しないためには転職スケジュールを組む
ボーナスで損をしないためには、転職スケジュールを逆算して考えることが重要になります。
例えば、7月にボーナスの支給があるならば、6月末までには転職先から内定をもらい、ボーナス支給後に退職届を提出するスケジュールが良いでしょう。
ただし、退職届を提出してから退職までに1か月ほどの期間がなければ、十分な引継ぎを行うことが出来ません。
退職する会社や新しく入社する会社に迷惑が掛からぬように、スケジュールを組みましょう。
現職か転職先かどちらのボーナスを優先するか決める
現職の会社からボーナスを受け取ってから辞めることで、損する原因を一つ解消することはできます。
しかし、一方で考えていただきたいのは、これから転職する会社のボーナスについてです。
ボーナスを受け取ってから退職した際に、タイミングが悪く、次の会社の賞与算定期間のスタートが大分先になってしまうということもあります。
自分にとってどちらの会社のボーナスを受け取る方が都合が良いか、家庭の状況なども含めて判断しましょう。
転職後の給料で損しないために給料が下がる原因を避けよう
転職をして給料が下がるという損を避けるためには、やはり給料が下がる原因を押さえましょう。
まず、給料は専門スキルや経験があるほど上がるものですので、給料を下げたくない場合は、未経験の業種への転職は避けなければなりません。
また、前職で役職についていた場合は、その分の報酬を得ていた状態のため、ポジションを失うとその分給料は減るでしょう。
その他にも、スキルや経験があっても、それらが転職する会社の求めるものでない場合は、給料を高くすることはあまり望めません。
給料で損しないための転職方法
次に、会社の給料で損をしないための転職方法について解説していきます。
まず、大前提として給料は企業の売上から支払われるため、成長企業・業種を選ぶことで多くの給料を見込むことが出来ます。
また、自身が行きたい会社に必要なスキルや経験をリサーチし、市場価値を高めることで給料アップの可能性が高まります。
さらに、企業の内定後に今後の処遇について面談する機会があれば、その場を活用して給料の交渉をするのも良いでしょう。
<まとめ>転職で損するポイントを押さえて準備しよう
転職をしたのにも関わらず損をしてしまうポイントは下記の3つがあります。
- 退職金が減ってしまう
- ボーナスがもらえない
- 給料が下がってしまう
退職金に関しては確定拠出年金を利用して老後の資金を確保し、ボーナスに関しては転職スケジュールを見直しましょう。
給料に関しては、給料が下がる原因を抑えてスキルや経験を積んで準備する必要があります。
お金で損する3つのポイントを避けて、納得いく転職を行いましょう。