あなたは最近、仕事がつまらないと思う事はありませんか。誰にだってつまらないと感じる仕事はあるものです。
仕事がつまらないと感じる理由として、仕事内容の不満や、人間関係や待遇が不服と感じてしまう事など、つまらないと感じる理由も様々だと思います。
そこで今回は、仕事がつまらないと感じた時にやってほしいポイントについて紹介していきます。
仕事がつまらないと感じている人は、2人に1人もいる?
仕事は楽しいか、という質問に「はい」と答えた人は51.8%、「いいえ」が48.2%とほぼ半数に意見が分かれた。
出典:https://news.mynavi.jp/article/20160817-a020/
マイナビが2016年に調査した、仕事満足度でのアンケートでは、48.2%という結果があり、約2人に1人の割合で仕事がつまらないと感じている計算になります。
仕事がつまらないと感じている人の特徴として、仕事が忙しいという理由や、やりがいなどを感じず満足感が得られにくいなど、様々な特徴があります。
仕事はつまらないと感じる人は、少数派ではなかった様です。しかし、人生100年時代と言われる中、仕事は少しでも楽しいと感じたり、やりがいを持てる仕事の方がいいですよね。
仕事がつまらないと感じることが増えると、精神疾患になることも
仕事がつまらないと感じる事が増えると、ストレスが増えて精神の異常をきたしてしまうことがあります。
何らかの原因でさまざまな情報や刺激に過敏になりすぎてしまうと、脳が対応できなくなり、精神機能のネットワークがうまく働かなくなることがあります。その為、感情や思考をまとめてあげることができなくなります。この状態が統合失調症です。
出典:https://www.mental-navi.net/togoshicchosho/understand/type/
最悪の場合には統合失調症という病気になる事もあります。統合失調症の症状として、喜怒哀楽の表現が乏しくなってしまうことや、意欲が低下するなどの症状が出現します。
よって深刻な病気になる前に、仕事で抱えるストレスを上手く処理するなどの対策が必要です。
たとえ仕事でストレスを抱えても、日々に生活の中で負の感情を上手く処理できれば、精神状態を良好に保つことができますよね。。
ストレスの対処法を知っておくことで、精神的に追い詰められたり、病気になってしまう事を防ぐことができます。
仕事がつまらないと感じる理由 5選
仕事がつまらないと考える人の理由で、多く挙げられていた5選をまとめてみました。納得する内容もあれば、自分が知らなかった理由も考えられるので、ぜひ自己分析で使ってみてください。
- 残業やノルマがキツく、業務が忙しい
- 仕事上ストレスが溜まり、余裕がなくなってしまう
- 単調な仕事や、ルーティーンでこなす仕事であり、やりがいを感じない
- 正当な評価をされなかったり、成長を感じなくなった。
- 上司や同僚に恵まれず、職場内での人間関係が悪い
参考:https://news.mynavi.jp/article/20160817-a020/
https://twitter.com/nonwaon_t/status/1212567506331697155?s=20
このように、仕事上の業務量が多かったり、生活の中で仕事における時間が多い状態となっていると、仕事がつまらないと感じるようになります。
業種によっては、仕事のやりがいは感じるが給与に見合わない場合などもあるでしょう。
仕事がつまらないと感じた時には、現状を変えたいという心理が働いている状態です。今抱えている問題点をしっかりと考える事によって、今後の目標設定につなげる事ができます。
そのため、仕事でつまらない理由について分析する必要があります。
仕事がつまらない理由①|仕事量が多く残業が当たり前
あなたは仕事をしていてどのくらいの仕事量がありますか。日々残業をするのが日常になっていたら、ワーク・ライフ・バランスが崩れ、心身ともに疲弊してしまうでしょう。
「若い頃は徹夜は当たり前だった」——こんな残業自慢をする上司や先輩が周囲にいると7割以上の若手・中堅社員が回答し、一方で、6割以上の若手社員が「上司や先輩は自分より残業している」と感じている。
Business Insider Japanのアンケート結果でもわかる通り、残業に対してマイナスなイメージを抱く若手が多いことがわかります。
アンケートの中では、週に20時間以上働く人が15.2%以上いるという調査も報告されています。月に計算すると80時間もの残業となり、過労死レベルの残業時間となります。
日本では高度経済成長期に、長時間労働すれば給料が上がったり、出世できるといった環境がありました。現在でも残業すれば美徳とされる価値観を持っている人も多いです。
残業すれば評価されるといった価値観を持っている上司が多いような職場環境では、仕事が終わっても帰りづらいと感じ、仕事をつまらないと感じてしまう原因となりうるでしょう。
仕事がつまらない理由②|仕事でストレスを感じる人は6割も!
厚労省が調査した労働者調査では、仕事や職業生活に関する事で強いストレスとなっていると答えた人は、6割近くいる事が明らかになっています。
労働者調査の結果をみると、現在の仕事や職業生活に関することで強いストレスとなっていると
感じる事柄がある労働者の割合は58.3%(前回59.5%)となっている。
その内容をみると(3つまでの複数回答)、「仕事の質・量」が62.6%(前回53.8%)と最も多く、
次いで、「仕事の失敗、責任の発生等」34.8%(同38.5%)、「対人関係(セクハラ・パワハラを含む)」
30.6%(同30.5%)の順となっている。出典:https://www.chosakai.co.jp/information/news/news_cat02/21245/
つまり、働いている人の半分近くに仕事はストレスであると感じています。仕事上でストレスを感じてしまう理由をまとめると、以下の3つになります。
- 仕事の量が多いことや質を求められる
- 仕事においての失敗、責任の発生等が生じる
- パワハラ・セクハラなど対人関係においての問題
会社での体質や役職が上がる事でやらないといけない業務が出てくるものです。
上のような理由が原因で、仕事に対してのストレスにより気分が落ち込むことが増えた結果、仕事がつまらないと感じることが増えてくるようになります。
仕事がつまらない理由③|やりがいを感じない
仕事がルーティンワークとなっていて、仕事がつまらないと感じるようになったり、眠気を感じることが増えてきたのであれば、それは仕事にやりがいが感じなくなった証かもしれません。
仕事をするモチベーションの中で、社会でどのように自分が役に立っているかというやりがいを感じることが大切です。その証拠として、こんなデータがあります。
全国のビジネスパーソン男女800名を対象に、仕事上で承認欲求が満たされることで、仕事に対するモチベーションが上がるか伺ったところ、7割以上のビジネスパーソンは、承認欲求が満たされることで仕事に対するモチベーションが上がることが分かりました。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000048488.html
仕事をしているほとんどの人は、何かしらの承認欲求を持っており、承認欲求が満たされると仕事へのモチベーションが上がるといった結果が出ています。
自分がやった仕事に対して、会社や社会にどう役に立っているかを知ると、嬉しくなることってありますよね。仕事をする上で、会社の中に評価してくれる人がいると、やりがいにもつながります。
逆のことというと、評価してくれる人間がいないと、仕事に対してやりがいが感じなくなってしまうため、仕事に対してつまらないと感じるようになります。
仕事がつまらない理由④|成長を感じなくなった
人生100年時代と言われている昨今、今後の将来ビジョンを考えたときに、現在自分が置かれた環境に不安を感じることはありませんか。
自分自身の生活を考えた時、もっと成長したいと思うのであれば、若い内から役職に就いたり、責任のある仕事をまかされたいなどと思うでしょう。
「仕事を通じて自分自身を成長させたい」という方は97%、「仕事を通じて成長している実感がある」という方は79%という結果
出典:https://mid-tenshoku.com/enquete/report-94/
転職サイトのen転職で行ったユーザアンケートの結果ですが、仕事を通じて自分自身を成長させたいと思う人は9割強もいることがわかりました。
IT・ゲーム業界など、成長が早い業界では、より早く成長したいという20代の希望を、歓迎してくれる転職市場があり、異業種からの転職も増加傾向にあります。
アンケート結果や転職市場からわかる通り、仕事を通して自分自信を成長させたいという思いや、成長している時間を感じながら仕事をすることが大切です。
仕事がつまらない理由⑤|職場内での人間関係が悪い
職場での人間関係も非常に大切な問題です。仕事をする上で、上司との関係性は切っても切れないものがあります。上司がYesと言ったら、社内の方針としても上司の意見に従わないといけないからです。
仕事をしている中で、コミュニケーションが上手く取れないと感じたら、以下のポイントで考えてみる必要があります。
- 同僚のこと
- 上司のこと
- 会社の方針について
人間関係が上手くいかない原因の一つとして、同僚や上司について仕事面だけしか判断しておらず、どのような人間なのかを知ろうとしていない事が挙げられています。
第一印象で嫌なイメージを持ってしまうと、なかなか接しづらいと感じてしまう事もありますが自分から知ろうとする努力をしてみると、改善に繋がるかもしれません。
まずは身近な人を知ることや、会社がどのような方針で進んでいるのかを知ることで、人間関係を円滑にするポイントとなります。
一番やって欲しくないのは〇〇すること
仕事がつまらないと感じる理由について、多く挙げられていた5選をメインに紹介していきました。しかし、これらの紹介はあくまでも何が原因かを知るためのものでした。
ここで一番やって欲しくないことは、人を責めることです。例えば、「職場環境が悪いから」「上司がめんどくさい」などと、人のせいにして、全て片付けようとしてしまうのは、根本的な問題解決となりません。
好業績なうちに早期退職を実施したり、優秀な新卒社員に対して高額の年収を提示するなど、従来の枠組みを超えた対応を行う企業が増えている。終身雇用や年功序列を基本としたいわゆる日本型雇用は、本格的に解体に向けて動きだした可能性が高い。
出典:https://www.newsweekjapan.jp/kaya/2019/11/post-84.php
最近では早期離職を進めるという動きもあり、終身雇用制度は崩壊しつつあります。一方NECが新卒社員に1000万円以上年収を支払える制度など、能力が高い人材に対して人件費と割く流れが出来つつあります。
スマホやパソコンを使い、インターネットで手軽に情報収集できる時代となりました。職場に依存せず、個人で働くという生き方へシフトする方も多く、仕事以外でもスキルアップできる機会は増えています。
現状を変えたいと思うのなら、最近の流れも読み取りつつ、自分がどんなことをしたいか、どうあるべきかを模索し、人を責めず自分から行動していくことが一番の解決策となります。
やりたい事が現在の職場で叶えられないなら、転職もあり
今の自分を総合的に振り返ってみて、自分が今やるべきことが現在の職場で叶えられないこととなるのであれば、転職してスキルアップをしたり、キャリアチェンジをすることも良い選択となるでしょう。
しかし、転職したことがある人ならわかると思いますが、転職には様々なプロセスがあり、平均的な転職期間が3〜6ヶ月もかかると言われているほど、体力がいるものとなります。
具体的な内容として、履歴書や職務経歴書の作成・企業勉強や場合によってはSPIなどの適性検査が必要になるケースもあります。
これを聞いて、「職務経歴書って何?」と感じたり、転職の流れが不明確な人であれば、転職エージェントの登録をおすすめします。
転職エージェントとは、人材紹介サービスのひとつです。
求職者が抱える様々なお悩みを解決し、その求職者にとって最適な転職をお手伝いしています。出典:https://mynavi-agent.jp/service/about_employment_agency/
現在の経歴を生かした職種を提案してくれるなど、プロ目線でアドバイスをしてくれます。仕事をしながらでもサポートは受けられるため、一人で転職をするよりも効率よく進めることができます。
はじめての転職だと、面接や職務履歴書の作成など、不安なプロセスもサポートしてくれるため、選ばない手はありません。転職を考えているのであれば、ぜひ転職エージェントを利用しましょう。
仕事がつまらないと感じた時に覚えておきたいポイント まとめ
- 仕事がつまらない理由をさがす
- 原因がわかったら、人のせいにせずに自分から行動しよう
- 今の職場で叶えられないことなら、思い切って転職をしよう
仕事をつまらないと感じている人は意外と多いです。しかし、つまらないと感じすぎてしまったら、精神的に辛くなってしまいます。
何事でも共通する事ですが、悩みがあるのならその原因を見つけて解決する事が大切です。つまり、仕事がつまらない原因を探すことが必要です。
現在ではスマホで簡単に情報を集められる時代です。仕事がつまらない原因を探すには、自分で納得できる情報を集める事が必要です。
情報を見つけたら、あとは自分が今どんな事をしたいかを考えてみましょう。その結論が今の仕事全体であれば、思いっきって転職をオススメします。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございます。仕事がつまらなくて悩んでいる人の助けになれば幸いです。