「転職活動をしていく中で、サーチファームジャパンという転職エージェントが気になった。でも、ちょっと怪しそうだし、転職活動も初めてなので、詳しい特徴や評判を見てみたい。」
現在、日本には数多くの転職エージェントが存在しますが、その中でもサーチファームジャパンは、国内最大手の転職エージェントです。
とはいえ、転職活動が初めての方にとっては、サーチファームジャパンがどんな会社なのかよくわからず、登録するのをためらってしまいますよね。
そこで今回は、サーチファームジャパンの特徴や口コミについて詳しく解説していきます。この記事を読むことで、今後のキャリアアップに役立ちますので、ぜひご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E5%BB%BA%E7%89%A9-%E5%A4%96%E8%A6%B3-%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80%E3%83%93%E3%83%AB-1210022/)
転職エージェント「サーチファームジャパン」とは?
サーチファームジャパンは、管理職や経営層を対象に転職サービスを展開しており、主にエグゼクティブサーチと呼ばれる手法で人材を確保しています。
エグゼクティブサーチはヘッドハンティングとも呼ばれ、企業の希望する人材をヘッドハンターがピンポイントで発掘し、人材と企業をマッチングさせる方法です。
またサーチファームジャパンは、2003年の創業以来、一貫してエグゼクティブサーチという採用手法を取り入れながら、企業の人材獲得に対する支援事業を継続中です。
そのためサーチファームジャパンは、日本国内においてエグゼクティブサーチ業界No.1の実績を収め、ヘッドハンティングで優秀な人材を探している企業からの信頼を得ています。
それでは次の項目から、サーチファームジャパンの特徴を3つ紹介しますね。
サーチファームジャパンの特徴①広範囲なネットワーク
サーチファームジャパンの1つ目の特徴は、転職業界において幅広いネットワークを持っている、という点です。
サーチファームジャパンでは、企業から依頼を受けた際、国内外に在籍する約600名のカンパニーフェローと呼ばれる情報提供者が、その案件に関する人材や業界の周辺情報を収集しています。
また、サーチファームジャパンに在籍する情報提供者は、さまざまな業界の専門知識を持ち、転職市場における豊富な人脈も持ち合わせています。
なのでサーチファームジャパンでは、最新の業界トレンドや技術の情報などを社内ネットワークで共有することが可能です。
このような社内ネットワークを持っている企業は他にはなく、転職業界における幅広いネットワークは、サーチファームジャパンの特徴の1つとなっています。
サーチファームジャパンの特徴②両面型のサポート体制
サーチファームジャパンの2つ目の特徴として、1人のヘッドハンターが企業と求職者を同時にサポートする体制を取っている点が挙げられます。
一般の人材紹介会社では「分業型」と呼ばれるスタイルが多いですが、サーチファームジャパンは、営業から人材紹介まで一人のヘッドハンターが対応する「両面型」を採用しています。
ちなみに「分業型」と「両面型」の違いは、主に下記の通りです。
- 分業型:企業側の担当者と求職者側の担当者それぞれ別々の人が担当する体制
- 両面型:企業側と求職者側の両方を同じ人が担当する体制
上記のように「両面型」は、企業側と求職者側を同じヘッドハンターが担当するので、求職者は企業の情報をダイレクトで把握することができます。
なのでサーチファームジャパンでは、「分業型」で起こりがちな企業とのミスマッチを防ぐことができ、求職者に対して手厚い転職サポートを提供することが可能です。
サーチファームジャパンの特徴③蓄積された膨大なデータ
サーチファームジャパンの3つ目の特徴として、創業当初から蓄積された転職に関する膨大なデータが挙げられます。
サーチファームジャパンのヘッドハンターは、企業・候補者を含め毎月約100名前後の人と会いながら、各ヘッドハンターが保有する転職に関する情報を蓄積し、データベースとしてまとめています。
サーチファームジャパンでは、その蓄積された情報と転職市場の現状を比較することで、企業の潜在的なニーズを先行して把握し、最適な人材を発掘することが可能です。
また、サーチファームジャパンでの転職成功率は約90%と高水準となっているので、サーチファームジャパンは企業と人材ともに満足度の高い転職サービスと言えますね。
サーチファームジャパンは、質の高い転職エージェントなのは分かりました。では、実際に転職するにはどういった手順を踏めばよいのでしょうか?
次の項目からは、サーチファームジャパンで転職するまでの流れを解説していきます。
サーチファームジャパンの転職までのプロセス
サーチファームジャパンで転職が完了するまでの流れは、主に下記の過程になります。
- ヘッドハンターから候補者へ面談の申し入れ
- 候補者の経歴や実績をヘッドハンターがヒアリング
- 条件が合致した候補者と紹介企業のマッチング
- 候補者へ転職の意思確認
- 紹介先企業との就業合意
サーチファームジャパンのヘッドハンターは、まず企業から希望する人材の条件をヒアリングし、業績・実績・キャリア等の情報をもとにヘッドハンティングの候補者を選定。
その後ヘッドハンターは、条件に合致した人材へ手紙やメール等で面談の連絡を入れ、候補者と数回の面談を行いながら、採用先の企業と面談の日程調整などを行います。
ちなみに、ヘッドハンターから候補者として選定された場合、向こうから突然連絡が来ますので、人材の候補者は初めに登録することなく転職サービスの利用が可能です。
そして企業と候補者との意向が一致し、候補者が転職に前向きになると、ヘッドハンターは企業と就業条件などのすり合わせを行い、候補者の承諾を経て転職が完了します。
サーチファームジャパンのヘッドハンターは、企業と転職者との仲介役として転職サポートを行っているんですね。
次の項目では、サーチファームジャパンの転職実績を紹介していきます。
サーチファームジャパンの転職実績
サーチファームジャパンでは、前述しました独自のネットワークで優秀な人材を発掘し、役員や部長といったハイクラス層の転職実績を数多く残しています。
特にサーチファームジャパンは、特殊技術や先端分野の希少人材、あるいは狭い業界・地域で活躍する人材をリサーチしながら、潜在的に転職意思のある人材を発掘するのが得意です。
またサーチファームジャパンは、営業・マーケティング系管理職から、専門コンサルタント職、技術系スペシャリストなど、幅広い分野の転職でも実績を残しています。
ちなみに年齢別での転職実績は、40代が最も多く全体の54%、続いて50代が21%、30代が19%です。
サーチファームジャパンで転職した方の口コミ
続いて、サーチファームジャパンの口コミを紹介します。実際に利用した方の印象は、自分が利用する上での判断材料となるので、確認しておきましょう。
良い口コミ
42才・男・人材サービス
最近はレイノスのように(特に子会社のキーネットワークの評判が悪い)、手当たり次第に声をかけるヘッドハンティング会社が増えているが、それは本当の意味でのスカウトを行っているとは言えない。サーチファームジャパンに関しては、最初にメールや手紙が届くが、ここは日系の数少ないエグゼクティブサーチとして、現在(2019年6月時点)も機能している数少ない会社と言えるだろう。つまりここからオファーが届くということは、本当にその業界で一定の知名度があると言える。またエグゼクティブサーチはどこも、その時点では転職する意思がなくても登録できる。自身の評価を聞くために会ってみるのも良いと思う。それで断っても全く問題ないし、その後転職しようと思った時にネットワークを繋げる効果もある。
39才・男・IT企業(管理職)
今のようにヘッドハンティング会社として独立した形ではなく、キャプラン時代に利用した感想ですが、年配のコンサルタントの方が多いですが、とても物腰がやわらかで良い印象しかありません。また平日の21時過ぎや土日の面談にも対応してくれましたし、プロ意識を感じる方でした。ヘッドハンターとしてどうなのかという評価はこの人しか知らないので難しいのですが、信頼できる方が在籍している人材紹介会社である事は間違いありません。
上記の口コミから、サーチファームジャパンのヘッドハンターは質が高い、との評価が伺えますね。
一般的なヘッドハンティング会社は、利益を上げるために営業がしつこくなるケースが多いですが、サーチファームジャパンは顧客重視のコンサルタントが多い印象です。
悪い口コミ
51才・男・メーカー管理職
伊藤忠から独立したヘッドハンティング会社で、規模と実績は十分にあると思うのですが、最近のIT技術の発展についていっているとは思えず、コンサルタントの高齢化も進んでいます。どちからといえば商社系やモノづくり企業など、重厚長大産業の転職仲介に強く、ITやゲーム業界などの新興産業の転職仲介には弱いと思って間違いないと思います。組織としてはしっかりしていると思うのですが、変革しなければ今後生き残っているのは難しいかもしれません。
上記の口コミでは、サーチファームジャパンの古い体質がデメリットとなっている印象です。
また、サーチファームジャパンは日系の大企業に強いが、IT企業などの新興企業には弱い、という声も挙がっています。
これまで紹介しました口コミから伺えるように、サーチファームジャパンは良い評判もあれば悪い評判も存在します。
次の項目からは、サーチファームジャパンで転職するデメリットを紹介しながら、併用すべき転職エージェントを紹介しますね。
サーチファームジャパンで転職するデメリット
サーチファームジャパンで転職するデメリットとして、主に外資系企業の求人が弱い、という点が挙げられます。
サーチファームジャパンは、前述した通り日系の大企業に強みを持っていますが、他の大手転職エージェントと比べ、外資系企業の求人は豊富とは言えません。
サーチファームジャパンはこれまで、「和製エグゼクティブサーチ」のリーディングカンパニーとして、国内の転職市場を中心に事業展開してきました。
なので外資系の求人にも目を向けたい場合、外資系求人に強みを持つ他の大手転職エージェントを併用するのが良いでしょう。
次の項目では、サーチファームジャパンと併用すべき転職エージェントを紹介しますね。
サーチファームジャパンと併用すべき転職エージェント
サーチファームジャパンと併用すべき転職エージェントは「JACリクルートメント」です。
JACリクルートメントは、サーチファームジャパンと同じくエグゼクティブ層向けの転職エージェントで、外資系企業の求人を数多く保有しています。
特にJACリクルートメントは、他の転職エージェントとの差別化として、昔から外資系企業への転職支援を得意にしており、海外で仕事をしたい求職者の方にオススメの転職エージェントです。
また、JACリクルートメントを利用する求職者の転職活動期間は、一般の平均期間よりも短いため、早期に転職活動を終わらせたい多くの転職希望者にも選ばれています。
成功する人は知っている。転職を考える「前」から転職エージェントを使うべき理由
なぜ、転職を考える「前」から転職エージェントを使うべきなのか?
もしあなたが今以上のキャリアアップを考えているのであれば、たとえ今すぐに転職をする気がなくても、転職エージェントに登録しておくことをお勧めします。
なぜなら、転職を考え始めてから転職エージェントに登録しても、スタートダッシュが遅れて転職活動が長引いてしまう可能性が高いからです。
多くの場合、転職を考え始めるきっかけは以下の2つのタイミングです。
- 今の職場ではこれ以上成長できないと感じた時
- 今の職場の雇用条件に不満を感じた時
ちなみに、一般的に、転職活動を始めてから実際に転職するまでの平均期間は「3ヶ月〜6ヶ月」と言われています。
転職を考え始めてから慌てて行動するのは手遅れ
つまり、このように「転職を考え始めたタイミング」で、あわてて転職活動を始めてもすぐに転職できるとは限らないのです。
せっかくキャリアアップを考えても、転職の準備をしていないと3ヶ月〜6ヶ月は、不満のある職場で仕事を続けなければならなかったり、成長のない仕事を延々とこなさなければなりません。
これって、かなり「キャリアアップにとって無駄な時間」だと思いませんか?
だからこそ、転職を考え始めるよりも『前』のタイミングから、コツコツと転職活動の準備をしておくことが大切なのです。
「今すぐに」転職エージェントを利用するメリット
早い段階で転職エージェントを利用することで、自分のキャリアの棚卸しができたり、挑戦してみたい業種の転職先リストを作ったりすることができます。
こうして事前に転職の準備をしておけば、いざその時が来たタイミングでスムーズに転職することができるのです。
また、いつでも転職できる準備をしておけば、精神的にも余裕を持てるようになり、今の職場でも今以上に大きな成果を出せるようになるでしょう。
転職の予定がないのに転職エージェントに登録していいの?
中には「転職する予定がないのに転職エージェントに登録するのって迷惑なのでは?」と心配になる方もいることでしょう。
ですが結論から言うと、全く問題ありません。実際、転職エージェントの方でも「今すぐの転職を考えていない方も利用OKですよ」と謳っているところも多いです。
転職エージェント側としても、長く付き合いのある人ほどその人の望むキャリアを把握できるので、高確率で転職活動を成功させられるというメリットもあります。
また、転職エージェントを「情報収集先の一つ」として利用している方も多いです。決して今すぐ転職する人しか利用できないというわけではないのです。
転職エージェントは『無料』で利用できる
ここまで、早めに転職エージェントを利用するべき理由についてご紹介してきました。
そして、転職エージェントは基本的に「全て無料」で利用することができます。なぜなら、転職に成功すると、採用した企業から転職エージェントに紹介料が支払われる仕組みだからです。
転職エージェントは企業からもらえる紹介料で売上を立てているため、転職をする側は「無料」でサポートを受けられる仕組みなのです。
ノーリスクで利用することができる上に、いざ転職を考え始めた時にスピーディーに転職を成功させるためにも、ぜひ今のうちから転職エージェントを利用しましょう。
数ある転職エージェントの中でも特におすすめのサービスを以下の記事で紹介しているので、ピンときた転職エージェントにさっそく登録してみてはいかがでしょうか?
※転職成功者は一人当たり2.5社の転職サイト、エージェントを利用しています。
※複数の転職エージェントを利用することで、より多角的なサポート、アドバイスを受けることができます。
まとめ
今回は、転職エージェント「サーチファームジャパン」について紹介しました。サーチファームジャパンの特徴は、主に下記の通りとなります。
- 国内の転職市場において最大手の転職エージェント
- 40代の管理職層がターゲット
- 外資系の求人は不得意
この記事で解説しましたサーチファームジャパンの特徴を把握し、転職エージェントを有効活用することで、キャリアアップの可能性が広がります。
サーチファームジャパンに興味が湧いたあなたはぜひサーチファームジャパンの公式ページを確認してみて下さい!