「エグゼクティブ転職か・・・。一体いくらぐらいの年収の求人があるんだろう。」
エグゼクティブ転職を考える時、年収はいくらぐらいの求人があるのか気になってしまいますよね。
この記事では、エグゼクティブ転職にまつわる年収についての情報を解説していきます。自分のことを客観的に知り、エグゼクティブ転職に挑戦するあなたに役立てればうれしいです。
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データから見る年収の割合
エグゼクティブ転職をするうえで、年収で求人を判断することが多いですよね。会社員で働く人たちの年収の割合は一体いくらぐらいになるのか、気になるところです。
「年収ガイド 年収・収入に関する総合情報サイト」の「2017年 国税庁「民間給与実態統計調査」」を元にした年収別のデータ(男女合計)によると、以下のようになります。
- 年収300万円台 ― 17.5%
- 年収400万円台 ― 14.8%
- 年収500万円台 ― 10.1%
- 年収600万円台 ― 6.3%
- 年収700万円台 ― 4.3%
- 年収800万円台 ― 2.9%
- 年収900万円台 ― 1.9%
- 1,000万円台~1,500万円台 ― 1.1%
最も多いのが年収300万円台の17.5%である一方で、年収600万円台の割合が6.3%と低い数値になっています。
エグゼクティブ転職を目指す人の年収はいくら?
エグゼクティブ転職を目指す人の年収は一体いくらなのか、気になるところですよね。
エグゼクティブ転職を目指す労働者の年収は、複数のエグゼクティブ転職サイトを調査してみた結果、おおよそ年収500万円以上とされています。
「国税庁の民間給与実態統計調査 – 平成28年度の給与所得者(サラリーマン)」の調査によると、平均年収が45.4歳男性で521万円となっていて、40代のミドル層に相当するのが分かります。
エクゼクティブ転職をするには、ある程度の年収が必要?
エグゼクティブ転職サイトは一般の転職サイトとは違い年収に一定の基準を設けていて、場合によっては登録できない可能性もあるのです。
エグゼクティブ転職サイトに登録するための年収基準は、500万円以上の場合や750万円以上の場合などサイトによって異なります。
年収基準を設けている理由は、求人を出している企業がより優秀な労働者を確保したいためと考えられています。
また、企業側が募集しているエグゼクティブ転職の求人は、大きな責任を伴う役職の求人が見られるため、誰でも気軽に門戸を開きたくないのでしょう。
低年収だと、エグゼクティブ転職は諦めるしかないの?
「そんな、年収500万円もないよ・・・。年収300万円の低年収のオレは諦めるしかないのか・・・?」
低年収と呼ばれる労働者の人たちは、エグゼクティブ転職なんて遠い話のように感じてしまいますよね。
エグゼクティブ転職サイトの登録については年収基準を設けていますが、あくまで基準なので絶対条件ではありません。自分にスキルがあることを証明できれば、登録できるチャンスはあります。
どうしても登録が無理ならエグゼクティブ転職向けのサイトではなく、一般向けの転職サイトを利用して、自分に合ったキャリアアップができる求人情報を見てみるのも手です。
高年収を狙うなら、それなりの理由が必要
エグゼクティブ転職において現在の年収と希望する年収の幅が大きいと、それなりの根拠が求められます。
仮に、今の年収が500万円だとして、年収1,000万円を目指すとなると年収が500万円アップすることになります。
あなたが500万円アップを望むのであれば、企業側が今よりも500万円多く払いたいと思えるだけの価値・理由・根拠が必要です。
会社に貢献できる労働者を探しているので、500万円も年収をプラスするのであれば、それ以上に会社に貢献できる人材が欲しいため、実績やスキルなどの根拠となる理由が必要です。
自分が高年収でも、エグゼクティブ転職は失敗する可能性も
自分の年収は800万円もあるし、マネジメント経験だって豊富だから余裕だね。しょせん、転職先はオレの経験や能力を買ってくれるんだからさ。はっはっは!
自分が高年収でスキルや経験が豊富であったとしても、それだけで採用されるとは限りません。エグゼクティブ転職でも一般の転職と同様に人間性が見られます。
自分が高年収であることや、スキルや経験があるのをアピールしすぎると、転職先にはおごりたかぶっている人と見られ、採用される可能性は低くなるでしょう。
一方で、自分の市場価値を客観的に捉え日頃から情報収集し、相手に謙虚な姿勢で接することができる人間性を持つ労働者は、エグゼクティブ転職が成功しやすいと言えるでしょう。
年収800万円のエグゼクティブ転職の求人
エグゼクティブ転職において、年収800万円や年収1500万円といった高年収の求人がどういうものなのか気になる方もいますよね。
年収800万円のエグゼクティブ転職の求人は、部長クラスの管理職といったマネージャー部門の求人が多く見られ、専門性やマネジメントスキルが求められます。
また、マネージャー部門以外には海外での営業職や、マーケティングコンサルタントといった求人もありますよ。
年収1,500万円のエグゼクティブ転職の求人
年収1,500万円のエグゼクティブ転職の求人になると、仕事のスケールが大きくなっていきます。
中国において建機開発の仮想シミュレーション研究や、海外向けの開発部門のプロジェクトマネージャーといった語学スキル、海外勤務も合わさった管理系部門や技術職といった求人が見られます。
求人を出している企業は従業員1,000人以上の大手外資系企業など、年収1,500万円レベルにもなると国内企業の求人が少ないですね。
社長へエグゼクティブ転職をした場合、どのぐらいの年収に?
ここまで、エグゼクティブ転職の求人で年収800万円の求人や、年収1,500万円の求人を紹介しました。
エグゼクティブ転職の求人のなかには、社長へのエグゼクティブ転職ができる求人も存在します。企業の規模や業界によって異なりますが、おおよそ年収700万円~900万円と幅があります。
ちなみに、社長の年間報酬は平均4441万円です。従業員1,000人以上の企業の社長は5,724万円、300~999人の企業の社長は4,358万円、300人未満の企業の社長は3,235万円となっています。
(社長の年間報酬のデータの出典元:(日本の人事部-プロフェッショナル ネットワーク-2017年役員報酬・賞与等の最新実態(労務行政研究所)より)
社長という重要なポジションは公開求人ではなく、非公開求人で募集していることが多く、一般の転職者では社長のエグゼクティブ転職の求人はほとんど見られません。
一般の転職者向けの社長への転職求人は、社長候補生としての求人が多いです。
非公開求人においての社長へのエグゼクティブ転職は、もっと年収が高く設定されている可能性があります。
まとめ
ここまで、エグゼクティブ転職においての年収に関する情報を解説していきました。もう一度内容を振り返ってみましょう。
- エグゼクティブ転職を目指す労働者の年収は、おおよそ500万円
- エグゼクティブ転職サイトに登録するには年収基準があり、年収500万円以上や年収750万円以上とサイトによって異なる
- 低年収でもエグゼクティブ転職サイトに登録できる可能性はある
- 現在の年収と希望の年収に幅があると、それなりの根拠が求められる
- 高い年収の労働者であっても、エグゼクティブ転職は失敗することもある
- 年収800万円のエグゼクティブ転職の求人は、マネジメントスキルや専門性が求められる
- 年収1500万円のエグゼクティブ転職の求人は、語学や海外勤務が組み合わさった高いスキルを求められる
- 社長へのエグゼクティブ転職の求人もあり、年収は700万円~900万円ほど。非公開求人ではさらに高い年収も存在する可能性も
エグゼクティブ転職の年収に関する実情が理解できたでしょうか。
もし、あなたが低年収であることを理由にエグゼクティブ転職を諦めてしまうなら、まずは一般の転職者向けのサイトで自分の市場価値を知ることから始めてみませんか。
自分のことを客観的に知り、エグゼクティブ転職に挑戦することを応援します。