この記事は、「未経験の職種・未経験の業界へ転職したいけど、志望動機の書き方が分からない」「未経験の職に転職を成功するための志望動機を書きたい」方向けに書かれています。
未経験職種・業界にチャレンジしたいけど、いまいち志望動機の書き方が分かりませんよね。
この記事では、未経験の業界へ転職する際の志望動機の例文と書き方について紹介しています。
この記事を読んで、転職する際の志望動機の参考にしてください。
未経験の業界への転職って可能?
この章では、転職先の業界が未経験でも転職は可能なのかについて解説していきます。
結論から言うと、未経験での転職は可能です。しかし、誰でも可能かと言われるとそうではありません。経験者のほうが未経験者に比べ有利だからです。
たとえば、ある求人に未経験者と経験者が応募したとします。2人とも人間性に優劣がない場合、企業側は当然経験者を選びますよね。
だからこそ、未経験業界にチャレンジしていきたいのであれば、企業側に「経験者よりもあなたを採用したい」と思わせるような、自分を魅せる工夫をする必要があるのです。
やったことのない仕事をするなら、未経験OKの求人に応募しよう
求人広告で「未経験歓迎」と掲載されているものがあります。そういった「未経験OK」の求人に積極的に応募をしましょう。
そういった業界は、人材が不足している可能性が高く採用されやすいからです。
しかし、その求人に経験者が応募をする可能性もあるので注意が必要です。先ほども言ったように、経験者のほうが未経験者に比べ有利。未経験OKであったとしても、経験者を優先的に採用してしまうのです。
そこで、志望動機を工夫して、企業側に自分をアピールしていきましょう。
志望動機のよくある間違いについて解説します
志望動機で「自分は御社に入って、〇〇のスキルを身につけていきたいから御社を志望しました」と言う人がよくいます。しかし、スキルを身につけたいという志望動機は間違いです。
なぜなら、志望動機は、「自分がなぜその会社に入りたいと思ったのか」を伝えることだからです。
志望動機では、「自分のやりたいことと会社の目指すところが同じであること」や「強く興味を持った会社事業」などを書いてください。
あなたが「他の会社ではなく、なぜこの会社に入りたいのか」ということを伝えていきましょう。
未経験職種への志望動機の書き方【コツは2つだけ】
この章では、未経験の職種を目指すための志望動機の書き方について解説していきます。
未経験の職種を目指すための志望動機の書き方のコツは、以下の2つがあります。
- あなたの所持スキルや実績が志望する会社にどのように活かせるか書く
- 志望する会社で必要と思われるスキルを現在勉強していることを書く
会社は、未経験でも即戦力として使えると判断すれば、あなたを採用する可能性が高くなります。
会社が必要としているスキルを見極めて、必要とされるスキルを持っている、もしくは、勉強中であることをアピールしましょう。
次の章から、志望動機の書き方のコツを1つずつ解説していきます。
志望動機の書き方のコツ①スキルや実績をアピールする
未経験の職種への志望動機の書き方のコツ1つ目は、あなたのスキルや実績をアピールすることです。
会社は、即戦力として働いてくれそうな人材を探しています。そのため、会社が求めている能力は何か考えてアピールすることが大切です。
例えば、アパレル業界からIT業界へ未経験で転職するとします。IT業界はチームで動くことがほとんどです。
そのため、アパレル業界で身につけたコミュニケーション能力は、IT業界でも強みになると言えます。
志望動機の書き方のコツ②未経験でも勉強中とアピール
未経験の職種への志望動機の書き方のコツ2つ目は、会社で必要とされるスキルを未経験ながら勉強していることを書くことです。
現在勉強中であると伝えることで、今はスキルが足りなかったとしても、長期的な視点で見た時に努力家のあなたなら大きく成長をする可能性があると、企業側は考えるでしょう。
たとえば、アパレル業界からIT業界に転職する際に、プログラミングスクールへ通い、実践レベルのプログラミング言語を学んでいることを志望動機に書いていきましょう。
未経験の志望動機の例文①【アパレル→プログラマー】
ここからは、未経験の職種・業界に対する実際の志望動機の書き方を解説します。自分なりに言い回しを変えてみて下さい。
貴社の〇〇というサービスに興味を持ちました。このサービスは、高齢化社会において高齢者をITの力を使ってサポートしていくということで、私の高齢者をサポートしたいという考えとマッチングしておりました。
前職ではお客様への接客はもちろん、店舗スタッフの指導なども行っていました。そのためチームでコミュニケーションをとる作業が得意です。
また、現在プログラミングスクールに通い、プログラミング言語の勉強を行っています。
この志望動機の例文は、アパレル業界からプログラマーになりたい人をモデルに書いています。前職までの経験がプログラマーでも活かせる、現在プログラミング言語を学習しているなどのアピールを記載しています。
未経験の志望動機の例文②【営業職→事務職】
この章では、営業職から事務職へ転職を希望している人をモデルとした、志望動機の例文を紹介します。
貴社の〇〇というサービスに興味を持ちました。ライフスタイルの多様化がうたわれる近年で貴社で女性の社会進出を応援したいと思いました。
前職では、営業職としてお客さま先への訪問や電話対応など粘り強く行っておりました。事務職は未経験ですが、私の持ち前の粘り強さで、コツコツと業務をこなしていくことができると自負しております。
また現在、WordやExcelといったオフィスのソフトに関して、本を使って勉強を行っております。
この例文では、営業として培ってきた、粘り強さと事務職では必須のWordとExcelを自分で学習しているということをアピールしています。
未経験の志望動機の例文③【システムエンジニア→営業職】
この章では、システムエンジニアから営業職へ転職を希望している人をモデルとした、志望動機の例文を紹介します。
貴社の〇〇というサービスに興味を持ちました。我々の生活を支える「食」で私も社会貢献をしていきたいと思いました。
前職のシステムエンジニアで身につけた1つの目標に向かって実行する力があります。この力は売上目標に向かって行動する営業職にも通じる力だと自負しております。
営業職は未経験ですが、営業力を身につけるべく交渉術の本を読み勉学に励んでおります。
この例文では、目標を達成するために仕事を行うことや営業に必要な交渉力の勉強をしていることをアピールしています。
まとめ
- あなたの所持スキルや実績が志望する会社にどのように活かせるか書く
- 志望する会社で必要と思われるスキルを現在勉強していることを書く
未経験の職種・業界へ転職する際は、自分が今持っているスキルを未経験の業界にどう活かしていけるのかをアピールする必要があることがわかりました。
さらに、その業界や職種に対して現在勉強中であるということを伝えることも重要です。
企業側は、莫大なコストをかけて採用を行っています。あなたを採用することで、企業側にどんなメリットがあるのかということを相手に伝えることができれば未経験でも転職は可能です。
あなたのことを一番魅力的に伝えられるのは、あなたです。ですから、志望動機はしっかりと時間をかけて考えて、自分を最大限アピールしていきましょう。