「部下に子どもが産まれたから出産祝いとメッセージを送りたいけど、文章が思いつかない…。」
自分の部下に子どもが産まれたら、おめでたいことなので会社からも何かお祝いをしてあげたいですよね。ただ、出産祝いではどんなメッセージを贈っていいのかわからないことがあります。
この記事では、上司から部下に出産祝いのメッセージを贈るときの注意点や例文を紹介します。併せてお祝いを贈るタイミングも紹介するので、お祝いのメッセージに悩んでいる場合は読んでみてください。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3817020?title=%E7%B5%90%E5%A9%9A%E3%83%BB%E5%87%BA%E7%94%A3%20%E5%86%85%E7%A5%9D%E3%81%84%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8&searchId=3571923#)
部下に子どもが産まれた!お祝いのメッセージを送りたい!
職場の部下に子どもが産まれると、めでたいとともに、親子の無事が確認できて安心しますよね。でも、初めての子どもだとわからないことも多くて大変です。
上司として部下が子育てに集中できるようにサポートしてあげたいですよね。職場によっては、出産祝いを贈ることもあるでしょう。そこでただ何か商品を贈るだけでは素っ気ないです。
一言でも部下へ出産のお祝いのメッセージを贈ってあげると、仕事に子育てに忙しい部下にとってあなたの配慮がうれしく感じるものです。
ここからは、出産祝いを贈るタイミングや、メッセージを書くときの注意点を具体的に紹介していきますね。
出産祝いはいつごろ贈ればいいの?
お祝いごとは早く送る方が良いと言われますよね。出産もめでたいことですから、子どもが産まれたらすぐにお祝いを贈ってあげた方が良いと思いがちです。
しかし、出産祝いはタイミングを確認しないと、部下の家族に気を遣わせてしまうことがあるので注意が必要です。出産祝いは出産後7日~1ヶ月以内に贈るようにしましょう。
出産は母親と子どもの両方に負担がかかることです。無事に出産しても、母親または子どもの体調に異変が起きる可能性もあります。そのため、親子ともに出産後はしばらく慌ただしい日々を送っているでしょう。
出産祝いを贈る時期は、母子の体調が安定する7日後から1ヶ月以内がベターとされます。もし、部下が男性であれば、時期を見て母子の様子を聞いても良いですね。
部下に出産祝いのメッセージを送るときの注意点
出産祝いのメッセージは書くときに注意することがあります。主に次の3つです。
- 忌み言葉を使わない
- 差別につながる表現を入れない
- 上から目線にならない
忌み言葉を使わない
忌み言葉とは、死を連想させたり、健康に問題があると想像させる言葉のことです。
例えば、「流れる」「失う」「消える」「滅びる」「終わる」は死を想像させ、「苦しい」「衰弱」「落ちる」「破れる」は健康に異常があると想像させます。
このような言葉は、出産祝いの言葉として不適切なので使ってはいけません。
出産祝いにつける【のし】も、「御出産祝」だと4文字になり死を連想させることがあるので、「御出産御祝」とあえて5文字にすることもあるそうです。
差別につながる表現を入れない
産まれた子どもの性別がわかっても、性別に応じた表現を使うのは避けましょう。例えば、「男の子は元気にたくましく育つ」や「女の子はかわいらしく育つ」などは、人によってはネガティブに受け取られます。
他にも「男の子で良かった」「女の子で良かった」など生まれた子どもの性別を肯定するような表現も入れてはいけません。本人達は、男の子を希望していたけど、女の子が産まれた可能性もあるのです。
子どもは性別に関係なく1人1人の成長のスピードが違うので、性別による具体的な表現を使用するのは避けましょう。
上から目線にならない
部下にお祝いのメッセージを書くときに一番注意してほしいのが、「上から目線」にならないようにすることです。部下のお祝いだからと上司として色々とアドバイスをしたいでしょう。
しかし、子どもが産まれたばかりの家族に先輩だからとアドバイスをすると、本人達がプレッシャーを感じてしまい、子どもの世話だけで忙しいのに困ってしまいます。余計なお世話になってしまうのです。
部下への出産祝いのメッセージ例①上司から個人的に贈るとき
ここからは出産祝いのメッセージをパターン別に紹介します。出産祝いのメッセージ例の1つ目は、上司(あなた)から部下に個人的に贈るときの文面です。
出産おめでとうございます。ささやかですが、出産祝いをお送りします。
これから、子どもの世話で大変なことも多くなるかと思いますが、ご夫婦で力を合わせて幸せな家庭を築いてください。仕事のことは気にせず、子どものことを大事にしてください。
子どもの健やかな成長と家族の幸せを心よりお祈り申し上げます。
個人的に贈る文面だとくだけた表現になりがちですが、上司から部下に贈る文面は、部下の妻または夫も読むかもしれません。最低限のマナーを踏まえた文章になるようにしましょう。
また、部下は子どもの世話で精一杯で、仕事に集中できない状態になっているかもしれません。そのときは、仕事のことは上司に任せて、子育てに集中してほしいと一言添えてあげると、部下も気が楽になります。
部下への出産祝いのメッセージ例②職場でお祝いを贈るとき
出産祝いのメッセージ例の2つ目は、上司(あなた)を含めて複数人で贈るときの文面です。
出産おめでとう!部署の皆から出産祝いをお送りしますので、お子さんに使ってください。
母親になって慣れないことも多くて、大変だと思いますが、夫婦で子育てを楽しんでくださいね。落ち着いたら、赤ちゃんと一緒に職場に顔を出してくださいね。
子どもの健やかな成長と家族の幸せを心よりお祈り申し上げます。
出産祝いを職場の人達で出す場合は、多少くだけた表現でも良いでしょう。メッセージを部下に考えてもらう場合は、問題が無いかあなたがチェックして、贈るとよいですね。
部下への出産祝いのメッセージ例③お祝いが遅くなったとき
出産祝いのメッセージ例の3つ目は、出産祝いを贈る時期が出産日から1ヶ月程経ってしまった場合です。
出産おめでとうございます。お祝いが遅くなりました。母子ともに健康で安心しました。よかったらお子さんに使ってください。
子育てが落ち着くまで苦労があるかと思いますが、2人で協力して家庭を築いてください。ぜひ一度子どもを連れて職場に遊びにきてくださいね。
子どもの健やかな成長と家族の幸せを心よりお祈り申し上げます。
部下から子どもが無事に産まれたことを聞いて1ヶ月程経ってしまった場合は、お祝いが遅れてしまったことを謝る一文を入れておいた方が良いですね。
出産祝いは母子の健康が確認できてから7日~1ヶ月以内に贈るのがベターですが、出産の報告を聞いたらすぐに準備して手配するようにしましょう。
部下の子どもが2人目、3人目のときはどうすればいい?
部下の出産が2人目、3人目のときもありますよね。そのときは、メッセージを次のようにしてみましょう。
出産おめでとうございます。母子健康で安心しました。子どもが増えてにぎやかになりますね。
2人の子どもの世話で大変なこともあるかと思いますが、仕事のことは気にせず子育てを楽しんでください。
子どもの健やかな成長と家族の幸せを心よりお祈り申し上げます。
2人目以降の出産では、1人目よりも慣れているかもしれませんが、母子の健康に関わる不測の事態が起きるかもしれません。無事に出産を終えたことをねぎらう一言を入れても良いでしょう。
また、複数人の子どもを世話するときは、誰かが体調を急に崩したりすることが多くなります。1人なら対応できたことが複数人になると大変ですよね。そんな中で仕事のことを考えるのは難しいです。
仕事のことは気にしないで、子育てに集中してほしいことを入れてあげると、部下も安心しますよ。
部下にどのタイミングで渡すのが良いの?
部下に母子の健康の確認が取れて、お祝いの品とメッセージも準備できたらあとは渡すタイミングですよね。子育てで忙しいですから、なるべく負担がかからないようにしたいものです。
部下が男性の場合は?
部下が男性の場合は、職場で渡すのが一番良いでしょう。上司のあなたから、部下に出産祝いであることを伝えて直接渡してあげるのが良いです。
また、お祝いを渡すときには、ただ渡すよりも母子の健康を気にかける言葉を伝えた方が、部下にとってうれしいはずです。
部下が女性の場合は?
部下が女性の場合は、自宅で子どもの世話に追われている可能性があります。宅配便で自宅に贈るのが良いでしょう。もし、部下と連絡が取れるのであれば、何時ごろなら大丈夫か確認しておいた方が親切です。
部下は出産を終えても体調が万全でないため、なるべく負担を減らす工夫をすることが大切です。また出産祝いが届いて、部下が気を遣ってお礼の手紙、または連絡をするかもしれません。
そのときは、メッセージにあらかじめ「返信不要」など一言添えておくと良いですね。
出産祝いは部下の様子を見て贈ろう
一般的に子育ては気が抜けないことなので、余裕がでて仕事に集中できるようになるまでに時間がかかります。部下が女性で出産した場合、子どもが成長するまでは仕事に復帰するのが難しいかもしれませんね。
部下が予想以上に子どもの相手で疲れてしまい、精神的にも身体的にもつらいときがあるでしょう。そんなときに出産祝いをもらってしまうと、お返しなど気を遣うことになり、迷惑になります。
人間は普段ならうれしいことでも、精神的に余裕が無いときは迷惑に感じたり、イライラしてしまうことがありますよね。子育ても一緒です。
お祝いを贈るときは、部下の様子を見たり、話を聞いたりして問題が無いか確認してから贈るようにしましょう。
部下の出産祝いのメッセージは何を書けばいい? まとめ
今回は、部下に出産祝いを贈るときのメッセージの注意点や例文を紹介しました。出産はめでたいことですが、子どもが産まれた後は、親子ともに大忙しでしょう。
あなたに子どもがいる場合は、部下の様子を見て、先輩として子育てのアドバイスをしたくなると思います。しかし、子どもの育ち方は各家庭によって違うので、上から目線にならないように注意しましょう。
部下の子どもが健康に育つよう、ポジティブなお祝いのメッセージを送ってあげたいですね。