職場で腹立つ部下への接し方に悩んではいませんか?職場で部下に腹立つことが多いと、本当にストレスが溜まりますよね。
本記事では、「腹立つ部下へのNGな3つの接し方」と「腹立つ部下への上手な接し方4選」を紹介しています。
腹立つ部下へのNGな接し方と上手な接し方を知っておけば、今後あなたは腹を立てることが少なくなり、日頃のストレスを軽くすることができますよ。是非最後まで読んでください。
腹が立つのはこんなとき!部下に困ったと感じたときTOP10
部下に対して腹が立つのは、以下のようなときではないでしょうか?エン転職が実施した「上司と部下」をテーマとしたアンケート調査では、上司が部下に対して困ったと感じたときTOP10は、以下になりました。
- 言い訳が多い
- 報告・連絡・相談を怠る
- 上司からの指示待ち
- 基本的なルールを守らない
- 謙虚さがない
- 協調性がない
- 仕事に意欲がない
- 他人の意見を聞かない
- 変化への対応が低い
- 自信のスキルアップに消極的
特に、部下が言い訳をして反抗してきたり、報告・連絡・相談を怠るなどのように、社会人として基礎的なことができていなかったりすると、本当に腹が立ちますよね。
これから紹介する腹立つ部下へのNGな3つの接し方と、上手な4つの接し方を理解して、冷静に対処できるようにしましょう。
腹立つ部下へのNGな3つの接し方
「腹立つ部下が苦手」というあなたの個人的な感情で、腹立つ部下につい冷たい扱いをしてはいませんか?個人的な感情に左右されて腹立つ部下と接すると、あなたにとってデメリットが多いです。
以下の3つの接し方は「NG」なので、今ままであなたがしてきた接し方に心当たりがあったら、改善することをオススメします。
- 腹が立っていることを態度に出す
- 好きな部下との接し方に差がある
- 腹いせに達成意欲な仕事をさせる
これから、腹立つ部下へのNGな3つの接し方を1つひとつ丁寧に解説していきます。
腹立つ部下へのNGな接し方①腹が立っていることを態度に出す
1つ目に紹介する腹立つ部下へのNGな接し方は、「腹が立っていることを態度に出す」です。腹立つ部下にイライラして、腹を立てていることが態度に出てはいませんか?
腹立つ部下のことがどんなに嫌いであっても、態度に出して部下と接してはいけません。
嫌いなことを態度に出すと、腹立つ部下は自分が嫌われていることに気が付いてあなたと接するのが気まずくなり、今よりも関係が悪くなるでしょう。
そのため、腹が立っても我慢して、大人の対応で冷静に接するようにしましょう。
腹立つ部下へのNGな接し方②部下によって接し方を変える
2つ目に紹介する腹立つ部下へのNGな接し方は、「部下によって接し方を変える」です。人間関係には、必ず相性があるため、「好き嫌い」の感情が湧いてくることは避けられません。
しかし、好き嫌いで部下への接し方を変えると、派閥ができたり、組織のまとまりがなくなったりするでしょう。
また、好きな部下と嫌いな部下への接し方に差があると、部下や社員から”エコひいき“をする上司と思われてしまいます。上司の”エコひいき“ほど部下のモチベーションを下げてしまうものはありません。
そのため、部下の好き嫌いに関わらず、公平に接するようにしましょう。
腹立つ部下へのNGな接し方③腹いせに達成困難な仕事をさせる
最後に紹介する腹立つ部下へのNGな接し方は、「腹いせに達成困難な仕事をさせる」です。部下に腹が立つからと言って、達成困難な仕事を押し付けることは絶対にNGです。
腹立つ部下に達成困難な仕事を押し付けると、部下は自信を失って、一時的には謙虚になるかもしれません。しかし、同時に委縮してしまい、仕事をスムーズにできなくなるというリスクがあります。
また、無理な仕事を押し付けた場合、最悪パワハラで訴えられてしまう可能性もあります。もし、パワハラで訴えられたら、あなたの立場が危なくなってしまいます。
そのため、腹いせに達成困難な仕事を押し付けるのは、絶対に止めましょう。
腹立つ部下への上手な接し方4選
ここまで紹介したNGな接し方を理解した上で、上手な接し方を実践すれば、今後のストレスが激減しますよ。
これから、腹立つ部下との上手な接し方4選を紹介していきます。腹立つ部下への上手な接し方は以下になります。
- 適切な距離感を保つ
- 能力以上の期待をしない
- 仕事であると割り切って接する
- 自分の得だけを考えて部下と接する
それでは、腹立つ部下との上手な接し方4選を、一つずつ詳しく解説していきます。
腹立つ部下への上手な接し方①適切な距離感を保つ
最初に紹介する腹立つ部下への上手な接し方は、「適切な距離感を保つ」です。
腹立つ部下が嫌いなことを態度に出すのは「NG」ですが、嫌いなことが部下に伝わらない範囲で、距離を置いて関わるのは大人の対応です。
例えば、以下のような接し方をすると、適切な距離感を保つことができるので有効です。
- 敬語で話しかける
- プライベートの話を一切しない
- 仕事以外で関わりを持たない
腹が立つ部下と無理に深く関わろうとすると、ストレスが更に溜まってしまいますよ。そのため、腹立つ部下と接するときは、適切な距離感を保つように心がけましょう。
腹立つ部下への上手な接し方②能力以上の期待をしない
2つ目に紹介する腹立つ部下との上手な接し方は、「能力以上のことを期待しない」です。
あなたが腹が立ててしまうのは、能力以上のことを部下に期待しているからかもしれません。必要以上に部下のことを期待してしまうと、期待を裏切られたときに、腹が立ってしまいます。
あなたは会社に何年もいるので、難しい仕事もある程度こなせるかもしれません。
しかし、入社して間もない部下は、スキルも経験もありません。部下のレベルを考えて、レベルに合った仕事を割り振るのが上司の役目です。そのため、能力以上のことは期待しないようにしましょう。
腹立つ部下との上手な接し方③仕事であると割り切る
3つ目に紹介する腹立つ部下との上手な接し方は、「仕事であると割り切る」です。腹立つ部下と関わるのも、仕事であると割り切れば、ストレスが軽くなります。
上司の役割は、部署に課された目標を達成することですよね。目標を達成するために、腹立つ部下に態度や行動を改善してもらう指導をするのは、上司の仕事の1つです。
例えば、仕事が雑な部下には、割り振る仕事の量を減らして、「これだけの時間をかけて丁寧に仕事をしてみて」と指示してみましょう。
また、やる気がない部下には、仕事を真面目にすることの重要性を伝えたり、モチベーションが上がる方法を考えてあげるのも良いですね。
腹立つ部下への上手な接し方④自分の得だけを考えて部下と接する
最後に紹介する上手な接し方は、「自分の得だけを考えて部下と接する」です。
あなた自身が得をするために、腹立つ部下にも公平に接したり、腹立つ部下をマネジメントしたりしていると考えると、ストレスが緩和されます。
例えば、社内の誰もが苦手としている腹立つ部下を上手く使いこなせたら、社内でのあなたの評価は上がりそうですよね。また、腹立つ部下の態度を更生させたら、あなたのマネジメント能力が評価されるでしょう。
そのため、「自分が得するためだ」という気持ちで、腹立つ部下に接してみてはいかがでしょうか。
どうしてもイライラが治らない場合
ここまでに紹介した、腹立つ部下への上手な接し方を理解していても、どうしてもイライラが収まらないときがありますよね。
イライラがどうしても治らないときは、「イライラする原因を紙に書きだすこと」をオススメします。この方法は、メンタリストのDaigoさんが推奨している方法です。(参考元:https://toyokeizai.net/articles/-/224866)
自分が部下の何に対して、イライラしているのかを「毎日20分間」思いつくままに、紙に書き出してみてください。
イライラの原因を可視化することで、あなたが我慢の限界を感じる前に、冷静さを取り戻すことができますよ。
まとめ
本記事では、「腹立つ部下へのNGな3つの接し方」と「腹立つ部下への上手な接し方4選」を紹介しました。最後にもう一度おさらいしましょう。
- 腹が立っていることを態度に出す
- 好きな部下との接し方に差がある
- 腹いせに達成困難な仕事をさせる
- 適切な距離感を保つ
- 能力以上の期待をしない
- 仕事であると割り切って接する
- 自分の得だけを考えて部下と接する
本記事で紹介した、腹立つ部下への上手な接し方とNG例を参考にして、日頃のストレスを軽くしていきましょう。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。