「部下と普通に接しているつもりだけど、勘違い上司になっていないかな?」
「部下のために行動しているのに、部下からの評判があまりよくない…。」
最近では、このような心配ごとや悩みを持っている上司が多くなっています。
そんなあなたのために、本記事では、下記のような内容について紹介していきます。
- 勘違い上司が部下にどんな視線で見られているのか
- 勘違い上司に共通している特徴
- 勘違い上司の特徴を治す方法
「自分が勘違い上司になっているかどうか確認したい!」という人は、ぜひ参考にしてみてください。
勘違い上司は部下にどんな視線で見られているの?
会社に1人はいると言われている「勘違い上司」は、新入社員や20代社員を筆頭に色々な年代の社員から嫌われています。
そんな勘違い上司は、部下から下記のような視線で見られていることが多いです。
- 変わった人
- 出世するための手段
- 面倒くさい人
勘違い上司を見る部下の視線は、どれも良い印象を持っていないことが分かりますね。
それでは、勘違い上司を見る部下の視線について、1つずつ詳しく説明していきます。
勘違い上司を見る部下の視線① 変わった人
勘違い上司は、部下から「変わった人だな。」という視線をよく向けられています。
そしてこの視線は、部下が勘違い上司を見る視線の中でも最も多い視線でもあります。
このような視線を勘違い上司にしている部下は、下記のような感情を抱いていることがあります。
- 仕事を教えてほしくない
- 関わりたくない
勘違い上司がいることで、社内のコミュニケーション関係や社内の雰囲気など、社内環境に悪影響を及ぼしてしまいます。
勘違い上司を見る部下の視線② 出世するための手段
勘違い上司は、部下から「出世するための手段」として見られている可能性があります。
このような部下は、勘違い上司のことを「上司」ではなく「上を目指すための道具」として扱ってしまうことが多いです。
また、下記のような上司にとってかなり気分の悪い言動をされてしまうことがあります。
- 上司の意見を聞かない
- 上司の与えられた仕事内容に文句を言う
- 「仕事できないですね」などの暴言を吐いて上司のプライドを傷つける行為をする
ただ、このような視線で見ている場合の部下は、コミュニケーションをしっかり取ってくれたり与えられた仕事をきちんとこなしてくれます。
勘違い上司を見る部下の視線③ 面倒くさい
勘違い上司は、部下から単純に「面倒くさい人だな。」という視線を向けられています。
このような視線を受けると、部下とのコミュニケーションが上手くいかなったりと、社内での悪影響を及ぼしてしまいます。
下記のような上司は、部下から面倒くさい人という視線で見られている可能性が高いです。
- 大声で自分の自慢話をずっとしている上司
- 飲み会などで部下に仕事のことをずっと話している上司
勘違い上司に共通している特徴
勘違い上司に対して、部下がどのような視線で見ているかが分かったかと思います。
そんな勘違い上司ですが、実は下記のような共通している特徴があるのです。
- 部下に仕事を押しつける
- 部下に仕事を教えない
- 昔の武勇伝話が多い
- 上司の常識を押しつける
もし上記のどれか1つでも当てはまっていれば、部下から「勘違い上司」と思われている可能性が高いです。
それでは、勘違い上司に共通している特徴について、対応方法も一緒に紹介していきます。
勘違い上司の特徴① 部下に仕事を押しつける
勘違い上司は、よく部下に「これも仕事に慣れるためだから。」と特に意味もなく仕事を押しつけてしまう傾向があります。
特に意味もなく仕事を押しつけてしまうと、部下は「上から目線でなんか嫌な上司だな。」と思ってしまうことが多いです。
部下に仕事を押しつけるのではなく、仕事内容の理由を付けて仕事を与えれば、しっかりした上司として見られるようになります。
具体例としては、主に下記のような感じで仕事を与えるようにしましょう。
- 「明日の会議に使うから、明日までにこの資料をまとめてください。」
- 「会社のエースになってほしいから、この仕事をやってくれないか!」
こうすることで、部下は「仕事を任された!」と思い、部下のモチベーションアップにも繋がりますよ。
勘違い上司の特徴② 部下に仕事を教えない
勘違い上司は、部下に新しい仕事を与えても「見ながら覚えてね。」と何も教えない傾向があります。
部下に仕事を教えないと「この上司に仕事について質問しても何も教えてくれない」と考えるので、信頼を失って離れていく可能性があります。
このような場合は、下記のような感じで部下に細かく仕事を教えるようにしましょう。
- 実際に作業させながら教える
- 一緒の画面で仕事を教える
どうしても忙しくて見ながら覚えさせなければならない場合は、メモを取らせながらできるだけゆっくり話すようにしましょう。
勘違い上司の特徴③ 昔の武勇伝話が多い
勘違い上司は、「俺が新人だった時代はもっと大変だった。」、「あの会社の案件は俺が取ってきたんだぞ!」と昔の武勇伝話をする傾向があります。
上司の武勇伝話を聞いた部下は、「この上司は自分語りが多くて関わりたくないな。」と印象が悪くなってしまいます。
できるだけ武勇伝話をしないようにすれば、勘違い上司になることはありません。
ただ、下記のようなことを部下に教える場合は、勘違い上司として認識されることは少ないです。
- 仕事方法を教えるときに、上司のやり方を教える
- 難しい案件を取ったときに実践した方法を教える
勘違い上司の特徴④ 上司の常識を押しつける
勘違い上司は、「上司である私がいるまで、残って残業するのは当たり前だ!」と上司だけの常識を押しつける傾向があります。
上司の常識を押しつけてしまうことで、部下は「この上司の下で働きたくない」と感じてしまうので、上司の元からどんどん離れてしまいます。
このような場合は、素直に上司の常識を部下に押しつけないようにすると、勘違い上司になりません。
言いたいことがあなただけの常識かどうかが分からない場合は、下記のような感じで聞いてみると分かりますよ。
- 「これって今の時代通用するかな?」
- 「これは一応常識と思っているけど、どうかな?」
まとめ
今回は、勘違い上司に共通している特徴と治し方について紹介していきました。
本記事で紹介した勘違い上司の特徴と対策方法を改めてまとめると、このようになります。
- 部下に仕事を押しつける(対策方法:仕事内容の理由を付けて仕事を与える)
- 部下に仕事を教えない(対策方法:部下に細かく仕事を教えるようする)
- 昔の武勇伝話が多い(対策方法:できるだけ武勇伝話をしないようにする)
- 上司の常識を押しつける(対策方法:、素直に上司の常識を部下に押しつけないようにする)
本記事の内容で、勘違い上司に共通している特徴とその治し方が分かったかと思います。
まずは上記の特徴から、あなたが勘違い上司になっているかどうかを確認してみましょう。