最近上司から冷たくされていたり、やたらと厳しく当たられたりしていませんか?もしかしたらそれ、部下への嫉妬かもしれません。
役職が上の人が下の人に嫉妬をする事は、普通に考えれば起こらないように感じますが、実際は結構起こっている事なんです。
この記事では、上司の嫉妬を改善する方法と改善しなかった時の対処法を紹介しています。
上司から嫉妬されている方は、改善の糸口になりますのでぜひ参考にしてみてください。
上司に嫉妬されている部下がやってはいけない行動①歯向かう
上司に嫉妬されている時、部下が絶対にやってはいけない行動についてお話しします。まず一つ目は「歯向かう」です。
上司が嫉妬している時は、あなたへの当たり方や言い方がきつくなります。言い方の酷さからカッとなり、つい歯向かってしまう事があるでしょうが、これは絶対にやめましょう。
上司に目をつけられている状態で歯向かったところで問題は解決しません。何よりも上司の方が権力が上な為、あなたの評価だけが下がって終わるでしょう。
悔しいとは思いますが、上司からの嫉妬を感じた時は歯向かわず一旦冷静になり、素直に指示に従いましょう。
上司に嫉妬されている部下がやってはいけない行動②距離を取る
上司に嫉妬されている時部下が絶対にやってはいけない行動二つ目は「距離を取る」事です。
上司に冷たくされたり厳しくされたりすると、上司と距離を取り必要最低限のコミュニケーションしか取らなくなります。
上司と距離を取ってしまうと、聞きたい事を聞けなかったり、あなたの仕事の質や効率が下がり益々評価が下がってしまいます。
こういう時は、敢えて相談しに行く事がおすすめです。相談しに行く事で、仕事の質や効率を保ちながら上司を頼りにしているアピールをすることができます。
上司に嫉妬されている部下がやってはいけない行動③陰口を言う
上司に嫉妬されている時部下が絶対にやってはいけない行動三つ目は「陰口を言う」です。
上司に嫉妬され理不尽な態度を取られると、同僚などについ陰で悪口を言ってしまいがちですが、これは絶対にやめましょう。
陰で悪口を言えば一時的にスッキリするかもしれませんが、今の状況は決して良くはなりません。むしろ陰口が上司にバレて関係が悪化する可能性もあります。
上司の悪口を言っている場面に出くわしたら、なるべくその輪の中には入らないようにすべきです。
上司の嫉妬を改善する部下の行動①弱みを見せる
ここからは上司の嫉妬を改善していく部下の行動についてお話ししていきます。まず、一つ目は「弱みを見せる」です。
上司に嫉妬される部下は仕事がよくできる傾向が高いのですが、そういう人は特に自分を完璧に見せる傾向が強く中々人に弱みを見せません。
しかし、弱みを見せると相手との心の距離を縮める効果や、弱みを見せた人を応援したくなる効果があり、好意的に映ることの方が多いのです。
仕事の悩みや失敗談、プライベートな話が弱みになりやすいので、下の具体例を参考に上司に自分の弱みを見せていきましょう。
- 仕事の悩みや不安な事を相談する
- 仕事で失敗した事を話しアドバイスをもらう
- プライベートでの悩みを相談する
- コンプレックスを打ち明け克服のアドバイスをもらう
上司の嫉妬を改善する部下の行動②上司を立てる
上司の嫉妬を改善する部下の行動二つ目は「上司を立てる」です。
あなたが仕事を頑張り高い業績を出したとしても、最後は必ず上司に手柄の一部を譲るようにしましょう。
最も効果的なのは、仕事であなたが評価されたときに「A部長のおかげです!いつもありがとうございます。」と伝えることですね。
もっと上の上司に褒められた時にも「A部長のおかげです」と言う事で、A部長を育てた上司の顔を立てることもできますので非常に効果的です。
上司の嫉妬を改善する部下の行動③謙虚な姿勢を貫く
上司の嫉妬を改善する部下の行動三つ目は「謙虚な姿勢を貫く」です。
謙虚さを忘れると業績が上がった時などに、上司のアドバイスを無視したり、態度が横柄になったりします。
上司のアドバイスを無視して自分なりのやり方で結果を出してしまうと、上司の意見を否定して業績を上げた事になりますので、直ぐに嫉妬の対象として目をつけられてしまいます。
業績を上げる事は良いことですが、上司の嫉妬を改善したいなら、上司の意見を取り入れつつ結果を出していく必要があります。
上司の嫉妬を改善する部下の行動④上司の誘いを断らない
上司の嫉妬を改善する部下の行動四つ目は「上司の誘いを断らない」です。
最近では飲み会に参加しない人も増えていますが、上司の誘いを断らないことは、上司への服従を意味しますので、上下関係を明確にする効果があります。
また、上司が誘ってくれた飲みの場などは、仕事の悩みを打ち明けたり自分の弱みを見せるきっかけにもなります。
上司に嫉妬されている時は、関係改善のチャンスですので上司の誘いは積極的に参加するようにしましょう。
上司の嫉妬が改善しない時の対処法①同僚に相談する
ここからは、上で説明した方法を試したけれども、上司の嫉妬が改善しなかった場合の対処法を紹介します。まず最初は「同僚に相談する」です。
同僚に相談することで、あなたの味方を作ることができますし、必要な時に第三者目線から嫌がらせの証言をしてもらえます。
嫉妬による嫌がらせによって、部下からの信頼を失っている事に上司が気がつけば、嫌がらせの抑止力にもつながり効果的です。
しかし、身近に相談できる人がいなかったり、同僚の力を借りても効果が無いなど、対処法①では改善されない場合もありあます。そういう方は次に説明する対処法②を試してみてください。
上司の嫉妬が改善しない時の対処法②専門の相談窓口に掛け合う
上司の嫉妬が改善しない時の対処法二つ目は「専門の相談窓口に掛け合う」です。
現在多くの企業ではコンプライアンス窓口やハラスメント窓口などの相談できる場所が設けられています。
会社内に相談場所がない場合や、社内の相談窓口では不安という方は外部の相談窓口を利用しましょう。会社がある地区の労働局または労働基準監督署にある総合労働相談コーナーで対応してくれます。
相談窓口に掛け合う場合のポイントは、上司から受けた嫌がらせをちゃんと記録しておくことです。証拠などが残っている場合は、保管しておくことで相談をスムーズに進めることができます。
上司の嫉妬が改善しない時の対処法③転職する
社内の相談窓口がしっかりと機能していなかったり、相談する事で改善が見られないようであれば「転職する」事を視野に入れましょう。
嫉妬による嫌がらせは、上司個人の性格に原因がある事が多く、部下の立場でこれを解決するのは中々骨が折れる事です。
そんなことであなたの心をすり減らし、仕事で実力が発揮できないのはとても勿体無い事です。
上司から嫉妬されるのは、あなたの仕事の能力が高いことの裏返しです。今のあなたが輝ける場所は他にも必ずありますので、転職して実力を存分に発揮できる場所を探してみましょう。
まとめ
今回は上司の嫉妬を改善する方法と改善しなかった時の対処法について紹介しました。もう一度内容をおさらいしてみましょう。
- 歯向かう
- 距離を取る
- 陰口を言う
上司から嫉妬され冷たい態度や厳しい態度を取られると、つい反応してしまいがちですが、上の三つの行動を取ると関係がさらに悪化する可能性があるので注意しましょう。
- 弱みを見せる
- 上司を立てる
- 謙虚な姿勢を貫く
- 上司の誘いを断らない
「仕事ができて優秀な部下=上司から気に入られる」わけではないので注意が必要です。上司を立てたり、計画的に弱みをみせる必要があります。
- 同僚に相談する
- 専門の相談窓口に掛け合う
- 転職する
嫉妬は上司の性格による事が多いので、改善策を試しても関係が良くならない事も多いです。そういう場合、最終的には転職を視野に入れた方が良いでしょう。