あなたは、会社の部下から恨みの感情を感じたことはありませんか。
自分ではしっかり部下を指導しているつもりでも、部下はいつも自分にきつく叱ってくると上司を恨んでいる可能性があります。
そこでこの記事では、部下から恨まれているときの対処法とこれからの対策について紹介しますね。
この記事を読んだ後には、あなたは部下から恨まれているという不安からきっと解放されるでしょう。少しでも不安なら、ぜひ参考にしてください。
部下に恨みを持たれていると感じる原因を考える
部下からの恨みに対する対処において一番重要なことは恨みの原因を分析することです。思い当たる節がたくさんあるなら、それだけ恨みを持たれている可能性が高いということになります。
最初に部下が上司を恨んでしまうときにありがちな4つの原因を紹介します。
- 部下を強く叱っている
- 自分の考えを押し付けている
- 左遷や異動を宣告された
- 理不尽に恨まれている
それぞれの原因の詳しい内容については、次の章から1つ1つ丁寧に紹介していきます。
部下を怒っているために恨みを持たれる
部下に恨まれる1つ目の原因は部下に対して厳しく説教をしているために、恨まれてしまうというパターンです。これは上司として適切な指摘ができていれば、特に恨まれることはないです。
しかしそうでない場合は恨みを持たれる可能性が高いです。例えば自分のストレス発散のために部下を叱っている場合は要注意です。部下にも上司が自分のためではなく、上司の機嫌が悪いため怒っているのは伝わります。
また上司が部下を叱っている様子を見ている他の部下も、上司に対して悪い印象を持つようになります。結果、他の部下からも恨みを買ってしまいます。
部下に自分の考え方を押し付けている
部下に恨まれる2つ目の原因は部下に自分の考え方を押し付けているパターンです。これは部下の仕事のスタイルと上司の仕事のスタイルがフィットしていれば全く問題はないです。
しかし部下によっては上司の方針では上手く仕事できない人もいますよね。もちろん会社では上司が絶対ですから部下は従う必要があります。ですがそこで部下にストレスが発生することもあります。
すると部下は自分の仕事がうまくいかないストレスから上司に恨みを持ってしまいます。
異動・左遷・リストラ通告で恨みを持たれる
部下に恨まれる3つ目の原因は異動・左遷・リストラ通告を上司が部下に伝えた際に恨みを持たれてしまうというパターンです。上司から部下への伝え方が悪いと恨みを持たれやすいです。
部下に家族がいる・親の介護が必要といった理由がある場合は特に恨みを買いやすいですね。部下が異動や左遷に前向きでない場合はできるだけ会社に掛け合った姿勢を見せましょう。
またリストラ場合も事情をしっかり部下に説明するようにしましょう。結果的に失敗してしまったとしても、上司としてできることはしたという姿勢が部下に伝われば恨まれることはないでしょう。
部下に理不尽に恨みを持たれる
部下に恨まれる4つ目の原因は上司としての失敗でなく、ただ理不尽に部下に恨まれるパターンです。これは部下の問題によるところが大きくなります。
例えば会社内の恋愛で部下の好きな女の子が上司のことが好きといったパターンやただ生理的に拒否されているという場合がありますね。
対処法としてはあまり関わらないようにすることです。仲良くなろうとしても、逆により強く恨まれる可能性が高いです。
どうしても関わらなければならないとき以外が接触を避けましょう。恨みを不用意に買っても良いことはないですからね。
部下に恨みを持たれないための対策
次に部下から恨まれないようにするための対策を3つ紹介します。
- 部下それぞれの特徴を掴む
- 話しやすい上司になる
- 部下を奴隷のように扱わない
それぞれの対策の詳しい内容については、次の章から1つ1つ丁寧に紹介していきます。
仕事中ほとんどの時間関わる必要がある部下から恨まれていると感じることが少なくなれば、仕事中のストレスも軽減されます。
部下に恨まれないというのは部下から慕われる上司という意味でもあります。部下から信頼されていると部下の仕事におけるパフォーマンスは桁違いに上がるので、自分の上司としての評価も上がります。
部下1人1人に目を向ける
部下に恨まれないようにする対策の1つ目はそれぞれの部下の特徴を見極めることです。部下の1人1人長所と短所を正確に把握できれば、部下の仕事の適正に合わせた仕事の割り振りができるます。
また部下からすれば上司がしっかり自分のことを考えてくれていると感じ、上司への信頼度が高まります。そうすれば仕事に関する指摘も自分のことを思っての指摘と思ってくれますよ。
1人1人に目を向けるのはかなりしんどいですが、見返りはとてもでかいので頑張ってください。もちろん部下に恨みを持たれることはかなり少なくなりますよ。
部下にとって話やすい上司になる
部下に恨まれないようにする対策の2つ目は、部下にとって怖すぎない上司になるということです。怖いというのは、普段の怒り方や雰囲気で仕事に関する相談がしづらいという意味です。
もちろん部下になめられてしまっては仕事にならないので、限度はあります。しかし怖すぎると仕事の報告・連絡・相談がうまく行われない可能性があります。
具体的な対策としては笑顔を日常から心がけること、そして挨拶をしっかりするということです。まずはこの2つを部下に対して実践しましょう。
仕事が進まないのは部下が仕事の責任を自分のせいではなく、上司の普段の態度の問題と考えてしまう可能性があるので注意が必要です。すると部下は仕事ができないのは上司のせいと思い、恨みを持たれてしまいます。
部下を奴隷のように扱わない
部下に恨まれないようにする対策の3つ目は、部下を奴隷のように扱っていないかチェックすることです。会社全体として仕事が忙しい時期に関してはしょうがないかもしれません。
しかし、普段から次のような考え方を持っている人は要注意です。
例えば、部下の手柄は上司の手柄、部下の失敗は部下の責任と行ったような考え方を持っていませんか。また失敗した部下のことを徹底的に潰した方が良いという考え方を持っていませんか。
上司という立場を利用して部下を奴隷扱いするようなことはすぐにやめた方が良いですね。罵倒された相手は必ずあなたに恨みを持つでしょう。
部下の恨みへの対処法のまとめ
今回の記事では部下に恨まれたときの対処法4つと恨まれないための対策3つをご紹介しました。まとめると
- 怒りすぎ
- 考えの押し付け
- 左遷・異動
- 個人的な恨み
- 部下それぞれの特徴を掴む
- 話しやすい上司になる
- 部下を奴隷のように扱わない
何か1つでも当てはまる点があれば要注意です。また恨まれない対策は明日から1つでも良いので、始めてみてくださいね。今回の記事が部下へ接する方法として参考になることを願っています。