管理職ってチーム全体を考えないといけない大変な役職ですよね。今回の記事では、管理職が覚えておきたい心得を7つ紹介していきます。
この記事で紹介する内容を心に留めておくことで、あなたが率いるチームの生産性がアップするかもしれませんよ。
明日から心に留めておきたい内容ばかりですので、ぜひ最後まで記事を読んで参考にしてみてください。
管理職の役割とは?
まず、管理職の役割について整理しましょう。管理職には主に3つの役割が期待されると言われています。
部下の管理と育成
1つ目は、部下の管理と育成をすることです。部下の仕事の進捗状況を把握するだけではなく、部下一人ひとりが成長できるようにサポートする必要があります。
業務の管理と改善
2つ目は、業務の管理と改善をすることです。一般社員と違って管理職の場合は、”チームで仕事をする”ということを念頭において、より効果的に成果を出せるようにマネジメントする必要があります。
経営理念と方針の把握と浸透
3つ目は、経営理念と方針の把握、そして部下への浸透です。経営者の理念と方針をまず管理者が把握すること。そして、それを部下に確実に伝達し浸透させることが重要です。
以上のように、管理職にこれら3つの役割があると言われています。管理職の役割を全うするには、具体的にどのようなことに心がけていけば良いのでしょうか?
そのための管理職の心得を以下に紹介していきますので、続きをぜひご覧になってください。
管理職が覚えておきたい7つの心得とは?
この記事では、管理職が覚えておきたい心得を7つ紹介しています。7つの心得は以下の通りです。
- 部下と積極的にコミュニケーションをとるべし
- 部下を知るべし
- 部下の働く意欲を高めるべし
- 危機管理を徹底するべし
- 管理職自身も成長するべし
- 部下の意見を尊重して業務改善に生かすべし
- 部下にきちんと伝わるように話すべし
どれも、管理職が明日から心に留めておきたい内容ばかりです。次の見出しから一つずつ詳しく紹介していきます。
管理職の心得①部下と積極的にコミュニケーションをとるべし
ここからは、管理職が覚えておきたい心得を7つ紹介していきます。1つ目の心得は、部下と積極的にコミュニケーションをとることです。
あなたは、毎日部下に話しかけていますか?あなたが積極的に部下に話しかけることで、部下はあなたに話しかけやすくなるはずです。
日頃から「今日の調子はどう?」といったように、些細なやりとりをしておくことで、部下からは話しやすい上司として信頼されるようになります。
部下とのコミュニケーションを意識しておくことで、管理職としては部下の仕事の進捗具合をより把握できます。また、部下としては「この調子で業務をこなしていけば良い」と安心感につながるでしょう。
管理職の心得②部下を知るべし
管理職の2つ目の心得は、部下を知ることです。コミュニケーションを積極的に取っていくと、次第に部下の性格や能力・得意なこと・苦手なことがわかってきます。
部下のことをきちんと知っておかないと、部下の能力や成熟度に適した仕事を割り振りすることができず、仕事の生産性が下がってしまうもの。
しかし、「この部下には、ここまでの仕事ができるな」と達成できそうな業務を割り振りすることができれば、部下が無闇に失敗することもなく成果を収めることができます。
また、部下の得意なことを把握しておけば、新しい事業をする時に「この分野は〇〇さんに一任する」といった大胆な指示出しもできるかもしれません。
管理職の心得③部下の働く意欲を高めるべし
管理者の3つ目の心得は、部下の働く意欲を高めることです。チームとして業務上の目標を達成するために、部下の仕事へのモチベーションを高めることも大切なことです。
コミュニケーションを重ねて部下がどんな性格なのかがわかると、部下一人ひとりに合わせたモチベーションの高め方も次第にわかってきます。
褒めて伸びるタイプ、仕事に明確な目標を与えれば頑張れるタイプ、誰かと一緒に取り組むことで頑張れるタイプなど…。
部下のことをきちんと知った上で、彼ら一人ひとりに合わせて、働く意欲が高まるように試みてください。そうすることで、次第に会社の業績もついてくるでしょう。
管理職の心得④危機管理を徹底するべし
管理者の4つ目の心得は、危機管理を徹底することです。仕事にはトラブルが付き物ですが、前もってトラブルが起こった時の対処方法を考えておくことが大切。
「この時はこうする」といったような対処方法が明確にされていれば、管理職も部下も慌てることなく事態の悪化を防ぐ事ができます。
また、トラブルに至らなくても「危うく、発注ミスするところだったな」と、ヒヤリとする場面は仕事していればたくさんありますよね。
同じヒヤリ場面が続くようであれば、いつかは大きなミスになる可能性があります。ヒヤリ場面を「ミスしなくてよかった…」と終わらせるのでなく、そうならないよう事前に対策を考えることも大切な危機管理です。
管理職の心得⑤自分自身も成長するべし
管理職の5つ目の心得は、管理職自身も成長することです。部下は、管理職の仕事に対する姿勢をいつも見ています。
優秀な管理職は、プロジェクトを回すだけではなく、部下から「あんな上司になりたい」と思われるリーダーです。
部下のモチベーション向上に役に立ちますし、結果的に仕事の生産性も上がります。
管理職に昇格してそのポジションであぐらをかくのではなく、自己研鑽をして高みを目指す姿を部下にも見せていきましょう。
管理職の心得⑥部下の意見を尊重して業務改善に生かすべし
管理職の6つ目の心得は、部下の意見を尊重して業務改善に生かすことです。部下に仕事を任せていると、いつかはミスが生じてしまうもの。
現場での細かいミスが頻発するとしたら、それは本当に部下が至らないからでしょうか?部下が何度もミスするのであれば、他に原因があるはずです。
そんな時は、部下から意見を聞いてみることが大切です。管理職よりも、むしろ部下の方が現場の細かい事情を知っていることも多いもの。
そのため、部下の意見を尊重して、業務改善に生かすことも大切です。部下から意見を募るためには、日頃から管理職に意見しやすい雰囲気作りも必要になってきますね。
管理職の心得⑦部下にきちんと伝わるように話すべし
管理職の7つ目の心得は、部下にきちんと伝わるように話すことです。管理職であれば、経営者からの理念や方針を直接聞いていることでしょう。
経営者から直接聞いたその内容を、正確に部下へ伝わるように話せているでしょうか?経営者が思う方針と現場での実践が噛み合っていなければ、経営者が期待する成果は出にくいでしょう。
もし、あなたが部下に会社の方針を伝える時には、わかりやすいように内容を噛み砕きつつも、本質からずれないような内容で伝えられるように意識してみましょう。
さらに、「こういうことですか?」と部下が聞きやすい人間関係を構築しておくことも大切ですね。
まとめ:部下が働きやすい雰囲気づくりに努めよう!
今回の記事では、管理職が心に留めておきたい7つの心得を厳選してお伝えしました。
管理職が率いるチームには、多かれ少なかれ部下がいるもの。部下をどのように生かすかによってチームの業績が大きく変わってきます。
今回の記事で紹介した心得をどれか一つでも良いので、職場で実践してみてくださいね。最後に、この記事で紹介した心得を7つ載せておきます。最後まで読んでいただきありがとうございました。
- 部下と積極的にコミュニケーションをとるべし
- 部下を知るべし
- 部下の働く意欲を高めるべし
- 危機管理を徹底するべし
- 管理職自身も成長するべし
- 部下の意見を尊重して業務改善に生かすべし
- 部下にきちんと伝わるように話すべし