「未経験から社長に転職する方法は?」「社長に転職するメリット・デメリットを知りたい」あなたは、このような疑問をお持ちではありませんか?
未経験から社長への転職は、容易なことではありません。だからこそ、転職する方法を把握しておくことが、社長になれる最短ルートです。
この記事では、未経験から社長に転職する方法や社長になるメリット・デメリットについて解説します。社長に転職したい方は、ぜひ参考にしてください。
そもそも、未経験から社長に転職できるの?
結論を申し上げると、社長をしたことがない人でも、社長に転職することは可能です。ただし、役職によって難易度は変わってきます。
取締役や執行役員など会社の中枢で経営に関わっている人は、社長に転職しやすいでしょう。
会社の中枢で経営に関わっている人は、社長として働くスキルやノウハウは吸収しているからです。また、社長を迎え入れる企業としても、役職が高い人を社長にしたいと思うでしょう。
一方、一般社員だと社長への転職は険しいものになります。しかし、後述するある方法を使えば、一般社員でも社長に転職は可能です。
未経験から社長に転職する方法①転職サイト
未経験から社長に転職する方法として、転職サイトを利用することが挙げられます。通常、転職サイトには案件が豊富にあり、求職者はどのような職種にも応募ができます。
しかし、一般の転職サイトとなると、社長の求人は数が多くないのが現状です。普通に転職活動していたら、社長への道は険しいものになるでしょう。
そこで、社長への転職に重点を置いた転職サイトを利用するようにしましょう。おすすめの転職サイトについては、後ほど紹介します。
未経験から社長に転職する方法②ヘッドハンティング
社長への転職で多いのが、ヘッドハンティングで転職することです。ヘッドハンティングとは、会社の社長や役員・幹部など優秀な人材を外部からスカウトし、自身の会社に迎え入れることをいいます。
手順としては、後継者不足に悩む企業が新しい社長や役員探しをヘッドハンティング会社に依頼します。依頼されたヘッドハンティング会社は、外部の優秀な人材を探して引き抜くのです。
ヘッドハンティングされるためには、SNSを活用したり、他社と交流を深めたりすることが大切です。露出を増やせば、それだけ目に留まりやすくなります。
もちろん、会社内での役職や成果も大切なので、「露出を増やせば何もしなくてもいい」という考えは持たないようにしましょう。
未経験から社長に転職する方法③起業
転職とは多少ニュアンスが異なりますが、社長を目指すなら起業も視野に入れましょう。特に、一般社員から社長になるなら起業が最短の方法です。
肝心な起業方法ですが、現在の企業からノウハウや技術を会得して独立するのが一般的です。
また、起業には経営の勉強や仕事を確保する営業力、他社と差別化する技術力などが必要になります。
一筋縄ではいきませんが、自分が好きなことや得意なこと仕事にしつつ、社長業に勤しむことができます。スキルがある方は、起業を目指しましょう。
社長へ転職できるおすすめサイト
ここでは、社長へ転職できるおすすめのサイトについてご紹介していきます。
それが、人材事業大手のエン・ジャパン株式会社が経営する『エン社長候補』という転職サイトです。エン社長候補の特徴として、下記の3つがあります。
- 次の社長候補を探している企業案件のみ扱っている
- スカウト機能があり、あなたの職務経歴書から適切な企業を案内
- 入社後も最低1年間は、企業と利用者との間に立ち就労をサポート
社長候補の求人のみを扱っている、エン社長候補で転職活動すれば、社長に転職しやすくなるでしょう。
会員登録自体は無料で行えますが、審査があります。興味がある方は、ぜひ会員登録してみてはいかがでしょうか。
社長に転職できた際のメリット①年収アップ
ここからは、社長に転職できた際のメリットについて解説します。
社長に転職できた際の一番のメリットは、年収アップではないでしょうか。社長の給料は、一般社員や役員の給料をはるかにしのぐものです。
少し古いデータですが、役員の報酬等に関する実態調査の結果をご覧いただきましょう。
従業員規模 | 年間年収 |
1,000人以上 | 5,643万円 |
300人~999人 | 4,043万円 |
300人未満 | 3,109万円 |
従業員規模によって年収は変わりますが、それでも一番低くて年収3,000万です。
年収が高ければ、お金の不便を感じず豊かな生活を送れるでしょう。社長へ転職して、異次元の年収を手に入れましょう。
社長に転職できた際のメリット②会社の意思決定権を握れる
社長は、会社のトップの存在であり、会社の今後を左右する大事な役職です。だからこそ、会社の意思決定権は社長に委ねられます。
自分が行いたいことや成し遂げたいことを、会社の政策に掲げて実行できるのは、やりがい以外の何者でもありません。
また、その政策で成果を出したり業績が好調になったりしたら、従業員が社長の手腕を絶賛するでしょう。
会社をコントロールできるやりがいを得られるのは、社長だけの特権です。
社長に転職できた際のデメリット①大きな責任
社長への転職はメリットだけではありません。デメリットもあります。
まず、社長は会社のトップとして全従業員の生活を守らなければなりません。
会社の業績は、社長のかじ取り一つで変わります。大きく利益を伸ばせることもあれば、損失を抱えてしまう場合もあるでしょう。
万が一、会社が倒産となれば、全従業員を路頭に迷わすことになります。会社の社長は、それだけ重い責任を背負っていることを忘れないでください。
社長に転職できた際のデメリット②生活が不安定
社長に転職できたメリットとして、年収がアップすると紹介しましたが、会社の業績が好調なことが条件です。
一度業績が低下すれば、真っ先に社長や役員の役員報酬は減額対象になります。また、赤字補填として自分の資産を売却する可能性も出てきます。
業績次第では、自分の生活が不安定にもなることは覚えておきましょう。
再度言いますが、社長に転職できた際のメリットとデメリットは、すべては会社の業績次第です。社長になったらデメリットを回避するためにも、会社の業績を上げることに奮闘しましょう。
まとめ 社長への転職活動は強い意志を持って臨もう!
ここまで、未経験から社長へ転職する方法やメリット・デメリットについて解説しました。最後に、この記事でお伝えしたいことをまとめておきます。
- 社長への転職は、役職によって難易度が変わる
- 転職方法は、「転職サイト」「ヘッドハンティング」「起業」の3種類
- 社長へ転職するメリットは、年収と会社の経営
- 社長へ転職するデメリットは、責任と業績悪化に伴う不安定な生活
社長への転職は、容易なものではありません。しかし、社長に就くことができれば、キャリアの広がりは今までの比ではないでしょう。
ぜひ、この記事を参考にして社長への転職を成功させてください。