「ビジネスシーンに役立つコミュニケーションスキルを身につけたい」このような需要は高く、本屋にはビジネスコミュニケーションスキルに関する本がたくさん置いてあります。
ビジネスコミュニケーションの分野はたくさんの本が出版されているので、「どの本を読んだら良いのかわからない」と困ってしまう方も多いでしょう。
そこでこの記事では、ビジネスコミュニケーションに関する本を8冊ご紹介します。
読書が苦手な方でもサクサク読めるような本を中心にご紹介しますので、気になる本がありましたら一度手に取ってみてくださいね。
アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20141116314post-4811.html
ビジネスコミュニケーションの本①マンガでわかる!質問力
コミュニケーションを円滑にする質問力を身につけたい人は、『マンガでわかる!質問力』がおすすめです。この本を読むことで、ダメな質問と良い質問の違いを学ぶことができます。
「あなたの好きな食べ物はなんですか?」このように聞かれると、人はつい頭の中で好きな食べ物を想像してしまいます。このように、質問というのはとても強い強制力を持っています。
ですので、上手な質問は人に好かれますが、下手な質問は人に嫌われてしまうでしょう。よって、コミュニケーションの要素の中で質問する力はとても重要なものだと言えます。
『マンガでわかる!質問力』は、質問下手で街角インタビューくらいしか仕事を貰えなくなったテレビ局の女性アナウンサーが、質問力を駆使して成長してくストーリー展開も見どころの一つですよ。
ビジネスコミュニケーションの本②まんがでわかる伝え方が9割
「自分の思った通りに相手が行動してくれない」このような悩みがある方には、『まんがでわかる!伝え方が9割』の本がおすすめです。この本は、相手の行動を変える伝え方の技術を学ぶことができます。
例えば、お店で貸しているトイレが汚されるので「トイレを汚さないで」と張り紙をします。一見効果がありそうですが、実はこのような伝え方では効果は期待ません。もっと効果的な伝え方をする必要があります。
「トイレをきれいに使ってください」と伝えた場合は、トイレが汚いまま。
「いつもトイレをきれいに使っていただきありがとうございます」と伝えると、トイレがきれいに使ってもらえたという実験結果もあるようですよ。
参考サイト:https://neoyag.jp/2020/04/02/%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%81%AE%E8%B2%BC%E3%82%8A%E7%B4%99%E3%81%AB%E5%AD%A6%E3%81%B6%E5%BF%83%E7%90%86%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%81%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%AD%A3%E3%81%97/
このように、相手の行動を変える「NOをYESに変える伝え方の技術」を学べば、今後のコミュニケーションがより上手くなるでしょう。
『まんがでわかる!伝え方が9割』は、女性ファッション雑誌の編集者である主人公が、NOをYESに変える技術や、強い言葉の作り方を駆使してピンチをチャンスに変えていくストーリー展開も面白いですよ。
ビジネスコミュニケーションの本③マンガでわかる!説明の技術
会議や商談・顧客説明など、プレゼン力を身につけたい方には『マンガでわかる!かならず伝わる説明の技術』の本がおすすめです。この本を読むことで、相手に伝わる説明の技術を学べます。
ビジネスシーンでは、会議や商談のプレゼン・仕事内容の説明をする機会も多いです。そんな場面でわかりやすい説明ができると、コミュニケーションも円滑になり他者から信頼されます。
特に商談のプレゼンでは、相手にわかりやすくメリット・デメリットを伝える説明力が必要です。わかりやすい説明ができるようなれば、相手に信頼してもらえるようなコミュニケーションができるでしょう。
『マンガでわかる!かならず伝わる説明の技術』は、大手通販サイト会社の新入社員である主人公が、説明する技術を駆使して頑固一徹な職人さんとの契約を結ぶまでのストーリーも見どころの一つです。
ビジネスコミュニケーションの本④9割捨てて10倍伝わる要約力
「何を言いたいのかわからない」と言われたことがある方には『9割捨てて10倍伝わる要約力』の本がおすすめです。要約力が身につくと、相手にわかりやすく情報を伝えることができるようになります。
例えば、部下に仕事の説明をしたのに伝わらない場合、あなたの伝えたいことが整理(要約)されていないことが原因かもしれません。
人間は、他人の話を1から10まで全て覚えられるわけではないので、伝えたいことを全て話しても、情報が多すぎて相手を混乱させてしまいます。
『9割捨てて10倍伝わる要約力』で紹介されている要約テクニックを身につければ、的確な情報を相手に共有できるようになるので、ビジネスのコミュニケーションも円滑に取れるようになりますよ。
ビジネスコミュニケーションの本⑤マンガでわかる!雑談力
コミュニケーションの基本となる雑談を身につけたい方には、『マンガでわかる!雑談力』の本がおすすめです。雑談力を身につけることで、スムーズに商談に移ることができるようになるでしょう。
ビジネスシーンでの雑談の役割は、相手が気持ちよく話せるようにしたり、信頼関係を作ることです。ビジネスでお客様との信頼関係が重要なのは想像に難くないと思います。
雑談力を鍛えれば、ビジネス、プライベート問わず相手との信頼関係を構築することができるようになるでしょう。
『マンガでわかる!雑談力』は、コミュニケーションが苦手な航空会社に勤めるCAの女性が、雑談力を活かして機内トラブルを解決していくストーリー展開も楽しめますよ。
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ビジネスコミュニケーションの本⑥YESを引き出す心理戦術
営業に役立つコミュニケーション能力を身につけたい方には、『一瞬でYESを引き出す心理戦略』の本がおすすめです。この本は、メンタリズムを用いて相手のYESを引き出すテクニックが紹介されています。
この本は、先ほどから紹介してきた「質問・説明・要約」など一定の要素に特化した本ではなく、ビジネスコミュニケーションの中で特に営業全般に役立つ形で解説されています。
そのため、会話以外にも交渉に有利になるような「しぐさ・環境作り」などを体系的に学ぶことができます。
『一瞬でYESを引き出す心理戦略』は、所々挿絵が挟まれていたり文章自体に堅苦しさがないので、とても読みやすい本ですよ。
ビジネスコミュニケーションの本⑦人を操る禁断の文章術
メールを使用する頻度の高い方には、『人を操る禁断の文章術』の本がおすすめです。この本は、メンタリズムを応用した文章術を解説しているので、メールなど文章のコミュニケーションスキルを学べます。
ビジネスでのコミュニケーションは対面での会話だけではありません。顧客対応や電話に加え、メールでのやり取りも必要です。特に、ビジネスメールは表情やしぐさが伝わらないので堅苦しい印象を与えてしまいます。
あなたのメールを読んだ相手が、「取っ付きにくい人」だなと感じてしまうと、対面でのコミュニケーションも取りづらくなってしまいますので、この本を参考にメールの文章術も押さえておくと良いでしょう。
『人を操る禁断の文章術』は、章ごとにまとめが書いてあったり、読みやすいよう色分けがしてあったりするので、スラスラと読みするめることができますよ。
ビジネスコミュニケーションの本⑧小学生の語彙力
コミュニケーションの質をもっとあげたいと考えている方には、『小学生6年生までに必要な語彙力(ごいりょく)が1冊でしっかり身につく本』がおすすめです。
語彙力は、コミュニケーションを取る上でとても重要な要素です。語彙力が高ければ相手と良質なコミュニケーションを取れますが、言葉の意味を知らないと相手とコミュニケーションを取るのは難しいです。
例えば、「適当」という言葉には「いい加減に、要領よく」という意味があります。
”いい加減に”だとマイナスな感情を与えてしまいますが、”要領よく”だとなんだか印象が良くありませんか?
また、同じ適当でも文脈次第では「ちょうどよく合うこと、ふさわしいこと」という意味にもなります。
- 適当な塩加減→ほどよい塩加減
- 適当な塩加減→いいかげんな塩加減
このように、語彙力はコミュニケーションを取る上でとても重要な要素であり、語彙力が高いほど、相手と良い関係性を保つことができるでしょう。
『小学生6年生までに必要な語彙力が1冊でしっかり身につく本』は、小学1〜6年生までの語彙を問題を解きながら復習できるので、隙間時間に復習するのもおすすめです。
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どの本から読めば良い?おすすめの本の選び方とは
この記事では、ビジネスコミュニケーションに役立つ本を8冊紹介してきましたので、どの本から手を付けたら良いのかわからないという方もいると思います。
そこでこの章では、あなたが最初にどの本から読むべきなのかをお伝えしていきます。具体的には下記の表の通りです。
- 気になった本から読む
- 一番悩んでいる問題点を解決できる本から読む
それぞれのポイントについて詳しくお伝えしていきますので、下記をご覧ください。
1:気になった本から読む
ビジネスコミュニケーションで、「具体的な悩みがあるわけではないけど、コミュニケーション能力をあげたい」このような方なら、気になった本を一冊手にとって読んでみると良いでしょう。
本を読むのに慣れていない方だと、一冊の本を読むのに相当な労力を使いますので、あまり興味のない本から読み始めてしまうと途中で挫折してしまうリスクが高いです。
せっかくお金を出して本を購入したのに、途中で読むのをやめてしまったらもったいないですよね。
ですので、問題点が明確になっていないけどコミュニケーション能力をあげたいという方は、直感で読んでみたいと思う本を手に取ってみるのがおすすめです。
2:一番悩んでいる問題点を解決できる本から読む
「質問するのが苦手」「説明するのが苦手」このように問題点が明確になっている方は、それぞれの問題点を解決できる本から読んでみてください。
例えば、説明するのが苦手なら「マンガでわかる!説明の技術」を読みます。読んでいる中で、「そもそも情報整理ができていないな」などの別の問題点に気づいたりすることがあります。
その時に「9割捨てて10倍伝わる要約力」で情報の取捨選択するスキルを身につけるなど、その時々で読む本の優先順位を変えてください。
そうすることで、読書を通じて常にあなたに必要な情報をキャッチアップすることができますよ。
まとめ:おすすめのビジネスコミュニケーションの本8選
この記事では、ビジネスシーンで役立つコミュニケーションの本を8冊ご紹介しました。
今回ご紹介した本は、ビジネスシーンだけではなく日常でのコミュニケーションでも非常に役立つ本がたくさんあります。
全ての情報を一度にマスターしようと思っても難しいと思いますので、まずは一つずつコミュニケーションスキルを磨いていくと良いでしょう。
せっかくの機会ですので、ぜひ一度手にとって読んでみてくださいね。