50代の転職を考えたとき、多くの方が「年齢的に転職するのは厳しいかな」と不安になるかと思います。
そこで今回は、50代での転職を希望している方のために、ミドル層の転職事情や仕事探しのポイントをまとめてみました。
また、50代向けの転職サイト・転職エージェントも紹介するので、ぜひ転職活動に役立ててみてください。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1247725?title=%E9%9D%A2%E6%8E%A5%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8)
50代の転職は難しい?ミドル層の転職事情
50代の転職となると「年齢的に厳しい」という意見を耳にするかと思います。
結論から言うと、50代の転職は“若い世代と比べると難しいケースが多い”です。
一般的に“50代の転職が難しい”と言われるのには、大きく2つの理由が挙げられます。
- 年齢を重ねるほど転職者への期待値が高くなるから
- 20・30代に比べると50代向けの求人が少ないから
年齢を重ねるほど転職者への期待値が高くなるから
転職市場では、年齢を重ねるほどに転職者への期待値が高まります。
20・30代は“ポテンシャル”を重視される傾向にありますが、キャリアを積んでいる50代は“即戦力”としての活躍が期待されます。
マネージメント能力や高い専門スキルを求められるので、転職のハードルは自然と高くなると言えます。
若い世代に比べると50代向けの求人が少ないから
実際に転職サイトを見ていただければ分かりますが、若い世代と比べると50代向けの求人は少ない傾向にあります。
求人数が少ないのには「高い専門性を見込んで管理職などの採用が多くなるため」「若い世代よりも人件費がかかるので採用しにくい」などの理由が挙げられます。
すぐに納得のいく求人が見つかるとは限らないので、転職活動が長期化する可能性があることも頭に入れておきましょう。
50代の転職を成功させるためのポイント
50代の転職は、闇雲に転職活動を進めても上手くいかないケースが多いです。
この章では、転職を成功させるためのポイントを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- スキル・キャリアを整理しておく
- 同業種・同職種への転職を検討する
- 年収・役職に固執しすぎない
スキル・キャリアを整理しておく
当然のことではありますが、転職を有利に進めるためにはスキルやキャリアを整理しておく必要があります。
特に50代は“即戦力”として期待されるケースが多いので、専門スキルや実務経験をアピールすることが大切です。
しっかりと自分の価値をアピールできれば、50代でも転職できる可能性が高まります。
同業種・同職種への転職を検討する
同業種・同職種への転職は、これまでのスキルやキャリアを活かしやすいメリットがあります。
つまり、即戦力として活躍できる点を高く評価されるので、採用される確率や年収アップも期待できるでしょう。
なお、50代の未経験職種への転職は「定年までの年数が短く、ポテンシャル面で期待できない」「スキルやキャリアを活かせない」という点から、転職へのハードルが高いと言えます。
無事に転職できたとしても年収が下がるケースがほとんどなので、未経験職種に挑戦する方は相応の覚悟が必要です。
年収・役職に固執しすぎない
50代の転職では、年収アップや管理職での採用などを視野に入れている方も少なくありません。
但し、前述したように50代向けの求人は少ない傾向にあるので、希望条件が高すぎると転職先が見つからない場合もあります。
まずは希望条件を洗い出し、絶対に譲れないポイントと譲歩できるポイントを整理してみましょう。
希望条件を見直して選択肢を広めれば、あなたに合った転職先が見つかりやすくなります。
50代におすすめの転職サービスランキング
この章からは、50代におすすめの転職エージェント・転職サイトを紹介していきます。
なお、転職サービスによってターゲット層や受けられるサービス内容が異なります。
次の章からは、各転職サービスの特徴を紹介するので、自分に合ったサービスを活用してみてください。
①転職支援実績No.1:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1を誇る国内最大手の転職エージェントです。
2021年10月時点で、公開求人約13万件・非公開求人約18万件以上を保有し、その求人数は業界NO.1となります。
ハイクラス向けの求人や大手企業の案件も多く保有しているので、スキルやキャリアを活かしたい50代の方におすすめです。
また、優秀なキャリアアドバイザーによる転職サポート(書類添削や面接対策など)を受けられます。サポートの質が高いので、転職に不安がある方は1度相談してみると良いでしょう。
②50代の転職支援実績が豊富:JACリクルートメント
JACリクルートメントは、ミドル・ハイクラス向けの転職エージェントです。登録者の多くが30〜50代で、管理職や専門職などミドル層向けの求人を多く保有しています。
他の転職エージェント比べると“グローバル転職”に強みがあるので、外資系企業や海外転職を目指している方にも強い味方となってくれます。
また、特定の業界・職種に特化したコンサルタントが在籍しているのも魅力。あなたの強みや欠点を分析し、キャリアプランのアドバイスを提供してくれるので、安心して転職活動を進められるでしょう。
約43万件の転職支援実績があり、3年連続(2019〜2021年)で“オリコン顧客満足度No.1”を獲得しているおすすめの転職サービスです。
③転職者満足度No.1の人気サービス:doda
dodaは、転職者満足No.1を獲得している人気の転職サービスです。
2021年10月時点で、公開求人数は約10万件。その数はリクルートエージェントに次ぐ多さで、ハイクラス向けの求人から未経験の求人まで幅広く取り扱っています。
dodaは、転職サイトと転職エージェントのサービスを同時に受けられるのが特徴です。自ら求人を検索でき、キャリアアドバイザーも求人紹介してくれるので、効率良く転職活動を進められます。
また、キャリア相談や書類・面接対策、更に面接日程の調整などトータルにサポートしてくれます。1人で転職活動を進めるのに不安がある方は、ぜひ利用してみると良いでしょう。
④エグゼクティブ向けの転職サイト:リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、業界最大手の「リクルート」が運営するエグゼクティブ向けの転職サイトです。
年収800〜2,000万円の求人をメインに取り扱い、優秀なヘッドハンターがあなたの代わりに求人を提案してくれます。(自ら応募することも可能)
基本的にはヘッドハンターや企業からのスカウトを待つ形となるので、今の仕事が忙しい方も効率良く転職活動を進められます。
想定していなかった職種・業種の求人や、好条件の案件を紹介してくれることもあるので、自分の可能性を広めたい方は利用してみると良いでしょう。
⑤国内最大級のハイクラス転職サイト:ビズリーチ
ビズリーチは、ハイクラス人材に特化した国内最大級の転職サイトです。6万件以上の求人を保有しており、そのうち3分の1が年収1,000万円以上の求人になります。
また、“年収600万以上の方に支持される転職サービスNo.1”に選ばれており、キャリアアップや高年収を目指している方から人気を集めています。
ビズリーチには、優秀なヘッドハンターが約4,000名も在籍し、あなたに合った求人を提案してくれます。(自ら応募することも可能)
経営幹部や管理職などミドル層向けの求人が多いので、スキルやキャリアを活かしたい50代の転職におすすめです。
⑥50代向けの求人に特化:マイナビミドルシニア
マイナビミドルシニアは、ミドル・シニア層をターゲットにした転職サイトです。未経験・異業種歓迎の求人を多く取り扱い、年齢を理由に不採用となる求人は掲載していません。
ハイクラス向けではないので「未経験職種に挑戦したい」「スキルやキャリアに自信がない」という方は、積極的に利用してみると良いでしょう。
また、「ノック(会員限定機能)」を使えば、自分が採用対象であるかを企業に直接確認できます。
更に登録すれば企業からオファーが届く可能性があるので、効率良く転職活動を進められます。ただ全体的に求人数が少ないので、他の転職サービスと併用するのがおすすめです。
50代の転職事情とおすすめの転職サービスまとめ
今回は、50代の転職事情やおすすめの転職サービスを了解しました。改めて紹介した内容を簡単にまとめてみます。
- 50代でも転職できるが難しいケースが多い
- 未経験よりスキルやキャリアを活かせる職場の方が転職しやすい
- 条件を高望みすると転職期間が長引く可能性がある
- リクルートエージェント:求人の選択肢が多く、無料の転職サポートを受けられる
- JACリクルートメント:ミドル・ハイクラス向けの求人を探している方におすすめ
- doda:求人数が豊富で、転職サイト・転職エージェントのサービスを受けられる
- リクルートダイレクトスカウト:年収800〜2,000万円の求人がメイン
- ビズリーチ:年収600万円以上のミドル・ハイクラス人材向け
- マイナビミドルシニア:未経験・異業種歓迎など転職しやすい求人が豊富
一般的に50代の転職は“難しい”と言われており、中々仕事が決まらないケースも多いです。
それでもスキルやキャリアを整理し、根気強く転職活動に臨めば、新しいステージに踏み出すことができるでしょう。
ぜひこの記事を参考にしていただき、自分が求める最良の転職先を探してみてください。