「転職を考えているが履歴書に書ける資格は持っていない。」「転職に有利な資格があるなら勉強してみたい」と思いMOSの資格の所得を考える人が増えています。
本記事では、MOSの資格はどんなものなのか、また就活になぜ有利なのかを詳しく解説していきます。
この記事を読めば、MOSの資格が転職に有利な資格であることがわかるでしょう。また、取得方法や勉強の進め方についても紹介していきます。
MOSの資格取得を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
MOSとはどんな資格なのか
MOSの正式名称は、Microsoft Office Specialist(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)といいます。会社でよく使われるオフィススキルを証明する資格です。
MOSは、具体的に以下の5つのスキルがあると証明されて資格が取得できます。
- Word(ワード・文書作成ソフト)
- Excel(エクセル・表計算ソフト)
- PowerPoint(パワーポイント・プレゼンテーション ソフト)
- Access(アクセス・データベース管理ソフト)
- Outlook(アウトルック・電子メール、情報管理ソフト)
これらの5つのオフィススキルを身につけた人は、転職で評価されます。そのため、即戦力になるとアピールできて転職に有利になります。
MOSはスキルを証明できて転職に有利な資格
事務職へ転職を希望するならMOSは有利な資格です。MOSは、パソコンを使ったExcelやWordなどのオフィスソフトのスキルを証明する資格です。
そのため、転職の際にはパソコンのスキルを明確に示すことができます。パソコンのスキルがあったとしても、自分のレベルを明確にできないと説得力に欠けてしまいますよね。
また、過去に事務職の仕事の経験がなくても、MOSの資格を取得していれば業務を効率的に行なえることをアピールできます。
MOSの資格を取得した人のほとんどが「仕事の成果が上がった」と回答しています。また、管理者も「MOSの資格を取得している従業員の仕事は生産性が高い」と感じていて転職には有利な資格と言えるでしょう。
MOSの資格は転職に役にたたないという噂は本当?
あなたは、「MOSは取得しても転職に役に立たない資格」という噂を聞いたことはありますか?ネガティブ意見を耳にすると、取得する意味があるか迷ってしまいますよね。
MOSは、他のIT系の資格より難易度が低いため「取得しても転職に役に立たない」と言われることがあります。
取得に必要とされる習得時間は経験者なら40時間、初心者でも80時間程度。毎日2時間づつ勉強しても2カ月ほどで取得できるレベルです。そのため評価が低い場合があります。
しかし、MOSは事務職の他にも営業職などの転職や、ITへの知識や能力の向上に役立ちます。転職で、MOSの資格をどう活かすのか目的意識を明確にすればあなたの強い武器になるはずです。
MOSの資格取得の試験の内容や受験方法は?
MOS資格の受験方法は、オンラインまたは郵送で申し込みができる「全国一斉試験」と、最寄りの試験会場で受験できる「随時試験」の2つがあります。
「全国一斉試験」と「随時試験」の申し込みは以下のサイトからできます。
MOSの資格取得試験は筆記試験なしで、パソコン操作の実技のみの試験です。MOSの資格にはいくつかの科目、バージョン、レベルに分かれています。一覧は以下のとおりです。
試験科目 | バージョン | |
---|---|---|
一般レベル | 上級レベル(エキスパート) | |
Word ワード (文書作成ソフト) |
Word 365&2019 | Word 365&2019 エキスパート |
Word 2016 | Word 2016 エキスパート | |
Word 2013 |
Word 2013 エキスパート Part1(※) Word 2013 エキスパート Part2(※) |
|
Excel エクセル (表計算ソフト) |
Excel 365&2019 | Excel 365&2019 エキスパート |
Excel 2016 | Excel 2016 エキスパート | |
Excel 2013 |
Excel 2013 エキスパート Part1(※) Excel 2013 エキスパート Part2(※) |
|
PowerPoint パワーポイント (プレゼンテーション ソフト) |
PowerPoint 365&2019 | |
PowerPoint 2016 | ||
PowerPoint 2013 | ||
Access アクセス (データベース管理ソフト) |
― | Access 365&2019 エキスパート |
Access 2016 | ||
Access 2013 | ||
Outlook アウトルック (電子メール・情報管理ソフト) |
Outlook 365&2019 | |
Outlook 2016 | ||
Outlook 2013 |
- MOS公式サイトから参照
※MOS 2013 エキスパートレベルはPart 1、Part 2の2科目に合格すると認定証が発行されます。
転職に有利な資格としてアピールしたいなら、上級レベル(エキスパート)の資格を取得したほうがいいでしょう。
受験料は、1科目10,780円です。その他の詳細はMOSの公式サイトで確認してください。
MOSの資格を取得するための勉強方法はどんなものがあるか
MOS取得のための勉強方法はどんな方法があるのでしょう。それは、独学か対策講座の二つです。
MOSはメジャーな資格で、難易度も高くないので教材も豊富です。WordやExcelをインストールして使っている人も多いでしょう。
そのため、実際に実践しながら学べるので理解しやすいでしょう。忙しい中でも、うまく時間を作って集中できれば独学でも資格を取得することは可能です。
しかし、独学では不安だと思うなら対策講座を受けることをおすすめします。全国のMOS試験会場の中には、対策講座を実施しているところがあります。あなたの通える場所で受けてみるのも一つの方法です。
MOSの資格を転職の際に履歴書に記載しても良いか?
MOSの資格に対して寄せられる質問の中で、「履歴書に記載しても良いか?」という質問があります。
もちろん、履歴書に記載しても大丈夫です。MOSは、オフィススキルのレベルを証明するものです。そのため、企業にあなたのWord、Excelのレベルを証明できるMOSの資格取得を履歴書に記載すべきです。
現在のビジネスシーンにおいては、パソコンができるのが必須だといえます。しかし、パソコンのスキルを具体的に提示するのは難しいでしょう。
応募者のパソコンのスキルが採用後の業務に左右するため、企業は応募者のパソコンスキルがどのレベルなのか知りたいのです。MOSの資格を持っていれば、パソコンのスキルを企業に正確に伝えることができます。
MOSの資格を取得した人の転職の成果は?実際の口コミを紹介
MOSの資格を取得した人の、転職の成果はどうなのでしょうか。この章では、実際にMOSの資格を取得した人が、転職でどんな成果を上げられたか口コミで紹介していきます。
合格後は、これまで空白だった履歴書の資格の欄に2つも取得資格を載せることができ、胸を張って「パソコンができます!」と言えるように。やはり、資格がなくて「パソコンができます。」というのと、資格があって「パソコンができます。」というのは、“大きな差がある”と、面接ではひしひしと感じていたので、取得後は転職活動にも自信をもって臨めました。その結果、事務職での就職も決定! 今後は、この資格取得で得たスキルを、会社で存分に発揮していきたいと思っています。
引用:https://mos.odyssey-com.co.jp/voice/2009/8_4.html
現在、離職期間が少し空いているにも関わらず、数社に書類選考で通過しています。マイクロソフト オフィス マスターの取得で客観的なスキルの証明ができたことに加え、4つの資格取得に対する頑張りが、各社から評価いただけているのだと思います。
引用:https://mos.odyssey-com.co.jp/voice/2011/8_1.html
どちらの方も、MOSの資格を取得したのことで評価を受け、転職に優位にたったようです。
MOSの合格から、2カ月ほどの転職活動を経て、現在は事務職に従事しています。私が希望していた勤務エリアは、事務の求人倍率が高く、未経験だと採用されにくいと言われていましたが、今回、採用が決まった会社では、この資格を取得していたことで“基本的なパソコンスキルは身につけている”と思っていただけたみたいです。もちろん、資格がなくてもパソコンを使える人は多いかと思いますが、資格を取得することで自分のスキルを証明することはできると思うので、取得しておいて損はないと思います。
引用:https://mos.odyssey-com.co.jp/voice/2020/8_1.html
最後の方は、転職活動においてMOSの資格を提示できたことで転職が成功したようです。このように、MOSの資格は自分のスキルの証明ができて転職活動においてアピールできる材料になっているのです。
MOSの資格を活かせる職種や業種は何か
MOSの資格を活かせる職種や業種にはどんなものがあるのでしょうか。この章では、実際にMOSの資格を活かせる職種や業種について詳しく解説していきます。
MOSの資格を活かせる職種は何か
MOSはパソコン業務をこなす職種すべてにおいて役に立つ資格です。特にMOSの資格を活かせる代表的な職種は以下のとおりです。
- 事務職
- 総務・経理
- 営業
事務職においては、パソコンは不可欠でありオフィススキルは必須です。また、総務・経理の仕事では表計算や資料作成などの業務が多く、WordやExcelを使用できるスキルは重視されます。
営業職においては、取引先に対してプレゼンテーションを行うことが多いため、PowerPointをつかいこなせれば契約獲得の手助けになるでしょう。
MOSの資格を活かせる業種は何か?
では、MOSの資格を活かせる業種はどんなものがあるのでしょうか?パソコンを使用する業種なら、MOSの資格を活かすことができます。
例えば、アパレル関係でもオフィススキルは重要です。なぜなら、店舗の売上管理や報告書などの作成でオフィスソフトを使用する機会が多いからです。
法律事務・会計事務所で作成する書類はほとんど、パソコンで作成されます。そのため、オフィススキルが求められるのです。
このように、パソコンのスキルはどんな業種においても転職に有利になるのです。
MOSの資格を活かして転職するならおすすめなエージェントは?
MOSの資格を活かして転職活動をスムーズに進めたいなら、転職エージェントを活用すべきです。
今回お勧めする転職エージェントは、国内における転職支援実績No.1の転職エージェントのリクルートエージェントです。
リクルートエージェントは、各業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍していて、1人1人に合った求人を紹介してくれます。
そのため、MOSの資格を活かせる転職先を見つけてくれるでしょう。MOSの資格は、事務職をはじめさまざまな職種で、あなたのオフィススキルを証明できる資格なので転職では有利になります。
【まとめ】MOSの資格を取得して転職を有利に戦おう!
MOSの資格について解説していきました。転職に有利な資格を取って転職を成功させたいと思っているなら、MOSの取得をお勧めします。
MOSは、会社でよく使われるオフィススキルを証明する資格です。パソコンが使えるのは普通と言っても、スキルを具体的に説明するのは難しいものです。
MOSの資格を持っていれば、あなたのパソコンのスキルを証明できて、転職を有利に進めることができるでしょう。
また、MOSの資格取得することで、自分に自信ができて前向きに転職を進めることができます。転職を成功させるためにも、MOSの資格取得を目指してみませんか?