新たなキャリアに進もうとしているあなたは「転職したいけど自信がない」「どうすれば自信がつくんだろう」と悩んでいるのではないでしょうか。
「自信がないから転職できない」という訳ではないですが、なるべく不安を払拭するために自分に自信を持ちたいのが“転職者の本音”かと思います。
そこで今回は、自信をつけるための方法や、転職に自信がない人がやるべきことを4つ紹介します。この記事を読めば、自分に自信をつけた上で有利に転職活動を進められるので、ぜひ参考にしてみてください。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3851376?title=スーツを着た男性66)
転職に自信がないのは自分だけ?社会人のリアルな心情
初めに伝えておきたいのが、転職に自信がないのは“あなただけではない”ということです。
同じ社会人である多くの方が“転職に不安を感じている”ので、あなたが不安を抱えているのも不思議なことではありません。
尚、人材紹介サービス「doda」が実施した『あなたが転職するとしたら、転職した先で活躍する自信と不安はどちらが大きいですか?』というアンケート調査では、以下のような結果が報告されています。
- 不安の方が大きい:55.5%
- 自信の方が大きい:16.6%
- どちらでもない:23.1%
- 分からない:4.8%
(参考:https://doda.jp/guide/ishiki/)
dodaの調査によれば、約2,000人のビジネスパーソンのうち、半数以上の方たちが「不安の方が大きい」と回答していました。
反対に「自信の方が大きい」と回答した方は、全体の2割にも達していない結果となっています。
あなたは今、自信が持てないことに不安を感じているかと思いますが、初めから自信がある人の方が少ないので特に心配する必要はありません。
実は「自信がある人」ほど転職に失敗しやすい!?
自信がない人からすれば、自信を持っているの人の方が「転職に成功しやすい」というイメージがあるかと思います。
実は“自信がある人ほど転職に失敗してしまう”というケースが意外と多いのです。
転職サービス「リクナビNEXT」では、自分に自信を持っている人ほど、以下のような勘違いをしやすいと指摘しています。
- 自分の経歴ならどんな業界・職種でも受かる
- 「すごい実績」を伝えれば受かる
- 事前準備や面接対策は不要
- すぐに内定を獲得できる
(参考:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/25943/)
上記の内容を見て分かるように、自分に自信がある人ほど「簡単に転職できる」と考えてしまいがちなようです。
また、自信過剰になることで謙虚さを失ってしまい、面接官に良い印象を与えられないケースもあります。
一見「自信がない」というのはマイナスなイメージがありますが、自信がないからこそ「緊張感」や「謙虚さ」を持ち合わせているはずです。
これから自信をつけていく上で、今持っている緊張感と謙虚さを忘れなければ、転職活動を有利に進められるでしょう。
自信に根拠はいらない!科学的な自信のつけ方
ここまでの内容で「自信がないのは自然なこと」「自信の少なさが転職で不利になるとは限らないこと」を理解していただけたかと思います。
とは言え、自分に自信を持てないと不安が押し寄せてくるため、出来る限り自信を持ちたいところでしょう。
では、具体的にどうすれば自信をつけられるのでしょうか。脳科学者の茂木健一郎氏は、自信のつけ方について以下のように述べています。
「根拠のない自信を持て。それを裏付ける努力をせよ。」
ぼくは、学生さんなどに、この言葉をしばしば投げかける。
自信に根拠は必要ない。できるかどうかわからない。それでもやるしかない。つまり、「根拠のない自信」とは、とにかく行動するという決意表明だ。
「根拠のない自信」があっても、それを裏付ける努力をしないと意味がない。たとえば、「俺はビッグになります」と言っても、それだけで満足していて、実際に「ビッグ」になる努力をしていなかったら、意味がない。
「根拠のない自信」は、つまり、自分に対する「無茶振り」である。ほんとうにそれができるか。できるとしたら、どれだけの努力をしなければならないか。根拠のない自信によってスタートしたら、その後は、実は慎重さが求められる。地道にやるしかない。
引用:https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/8394038.html
要約すると「自信を持つのに根拠は必要なく、とにかく行動することが大事」というのが茂木健一郎氏の見解です。
確かに「転職したいけど自信がない」と考えているだけでは、今後も自信がつくことはないですし、現状が変わることもありません。
自信は“裏付ける努力があって生まれてくるもの”なので、やるべきことを見定めて行動に移していきましょう。
自信がないポイントを考えれば、やるべきことが見える
前章では“とにかく行動することが大事”と解説しましたが、具体的には何をすれば良いのでしょうか。
あなたが転職に向けてやるべきことは、自分の「自信がないポイント」を考えれば、自ずと見えてくるはずです。
例えば、「スキルに自信がない」のなら“専門スキルや資格の習得”、「面接でアピールできる自信がない」のなら“自己分析や模擬面接”をやるべきでしょう。
次の章からは、転職に自信がない人が特にやるべきことを紹介していくので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
転職に自信がない人が今すぐやるべき4つのこと
転職に自信がない人は「本当に転職できるのか」「転職するのに能力不足ではないのか」という不安から、自信が薄れていくケースが多いです。
以下の4つのことをこなせば、自分に自信を持つことができる上、有利に転職活動を進められます。
- 転職市場における自分の価値を確認する
- 自己分析をして自分の強みを確認する
- 転職するまでにスキルや実績を積み上げる
- 転職エージェントを活用してサポートを受ける
上記の4つのことは、転職活動を進めていく上で大切なポイントになるので、次の章から詳しく解説していきます。
①転職市場における自分の価値を確認する
転職に自信がない人のほとんどは、転職市場における自分の価値を把握できていないことが多いです。市場価値を知らないと「本当に転職できるのか」「どの企業なら入社できそうなのか」という目安が分かりません。
人は目安が分からないと不安になりやすく、それが原因で自信をなくしてしまうこともよくあります。ですので、まずは自分の市場価値を確認し、転職における目安を確立することが大切です。
市場価値を確認する方法としては「診断アプリを利用する」「転職サービスに登録してスカウト・オファーを受け取る」といった方法があります
尚、今すぐ市場価値を確認したい方は、転職アプリ「ミイダス」の利用がおすすめです。職歴や資格などを入力していくだけで、7万人の転職データからあなたの市場価値(想定オファー年収)を教えてくれます。
②自己分析をして自分の強みを確認する
「あなたの強みは何ですか?」と聞かれたとき、すぐに答えることができますか?転職に自信がない人は、自分の強みを答えられないケースが多いです。
と言うのも、「強み」と「自信」は直結する関係にあるからです。例えば、「PCスキルなら誰にも負けない」という誇れる強みがあれば、自然と自信が湧いてくるでしょう。
つまり、自己分析をして自分の強みを確認すれば、自信に繋がりやすいという訳です。選考時にも「あなたの強みは何ですか?」と聞かれることが多いので、有利に転職活動を進めるためにも強みは把握しておきましょう。
尚、「徹底的に自己分析したい」「プロの意見も参考にしたい」という方は、「マジキャリ」などの転職サービスを利用するのもおすすめです。本当の自分の強みを把握でき、転職のノウハウも学ぶことができます。
③転職するまでにスキルや実績を積み上げる
前章では“強みを確認すれば自信に繋がる”と紹介しましたが、中には「自己分析をしたけど、自分の強みが見つからない」という人もいるでしょう。
その場合、まずは専門的なスキルを習得したり、今の職場で実績を残したりするのが賢明です。確かなスキルや実績を持っていれば、自分に自信が持てますし、企業に対してアピールしやすくなります。
また、スキルや実績を積むことで、今後のキャリアの可能性を広げられます。選択肢が増えれば、多くの企業を比較検討できるので、より納得のいく形で転職することが可能です。
「今すぐに転職したい」という気持ちも分かりますが、誇れる強みが見つからない方は、自分の能力・経験値を上げることを強くおすすめします。
④転職エージェントを活用してサポートを受ける
転職に自信がない人は「転職エージェント」を活用するのが有効です。転職エージェントには、転職市場を熟知したキャリアアドバイザーが在籍し、あなたの市場価値や活かせる強みを教えてくれます。
また、応募書類の書き方や面接のアドバイスもしてくれるので、より自信を持って転職活動に臨むことができます。
内定を得るまで徹底的にサポートしてくれるので、転職に自信がない人ほど利用すべきサービスと言えるでしょう。ちなみに転職エージェントの利用料は、基本的に「無料」です。
初めて転職エージェントを利用する方は、転職支援実績No.1の「リクルートエージェント」など、サポートが充実しているサービスを検討してみるのがおすすめです。
まとめ:転職に自信がない人は「行動する」ことが重要
今回は、転職に自信がない人に向けて「自信をつける方法」を中心に紹介しました。改めて記事の内容を簡単にまとめてみます。
- 自信をつけるのに根拠は要らず、行動することが大事
- 「自信がないポイント」を考えれば、やるべきことが見えてくる
- 自分の市場価値や強みを確認すれば、自信に繋がりやすい
- 強みがない人はスキルや実績を積むことで自信に繋がる
- 転職エージェントのサポートを受ければ、自信を持って転職活動に臨める
先程も紹介したように、転職に自信がない人はとにかく「行動する」こと重要です。
この記事を参考に行動に移していけば、自分に自信を持つことができ、企業に対してしっかりと魅力をアピールできるでしょう。
初めは誰もが自信がないので、行動を起こして自分に自信をつけていきましょう。