市場価値

電気主任技術者は転職で有利になる?試験に合格するためのコツも解説!

電気主任技術者の資格を取得しようとしているあなたは「本当に転職で役立つのかな」「どんな仕事に就けるんだろう」と気になっているのではないでしょうか。

結論から言うと、電気主任技術者は「転職で有利になる」と言え、幅広い業界で活躍できます。但し、試験の難度が高いので、合格するためのポイントを把握しておくことが重要なのです。

そこで今回は、電気主任技術者が転職で有利になる理由や、資格を活かせる転職先を紹介します。更に試験に合格するための3つのポイントを解説するので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/電気-配線-エレクトロ-4198293/#content)

電気主任技術者の資格が転職で有利になる理由

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22438035

前述したように、電気主任技術者の資格は「転職で有利になる」と言えます。その理由として以下の2つの点が挙げられます。

電気主任技術者の資格が転職で有利になる理由
  • 幅広い業界で必要とされているから
  • 人材が不足しているから

幅広い業界で必要とされているから

電気主任技術者の主な仕事は、電気設備の保安管理を行うことです。どの業界でも電気設備は必要になるため、電気保安制度の要となる電気主任技術者は「ニーズが高い」と言えます。

また、電気事業法の第43条により、電気工作物を設置している会社は“電気主任技術者を選任しなければならない”と定められています。(電気工作物:電気の使用のための機械など)

(参考:https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/detail/setsubi_hoan_jigyo_gaiyo.html)

つまり、電気主任技術者がいなければ、ビルも工場も運営できなくなるのです。そのため、電気主任技術者の資格は、転職において大きな強みとなります。

人材が不足しているから

様々な業界から必要とされている電気主任技術者ですが、将来的な人材不足が懸念されています。

その理由の1つが高齢化です。経済産業省が発表した「電気保安体制を巡る現状と課題」によると、有資格者の約6割が50歳以上、約4割が60歳以上であることが明らかになっています。

(参考:https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/denryoku_anzen/hoan_jinzai/pdf/001_03_00.pdf)

また、電気主任技術者が必要になる再生可能エネルギー設備などの増加も、人材不足の要因の1つと考えられています。

以上の点から、電気主任技術者の需要がより高まることが予想されるため、有資格者は「転職が有利になる」と言えるのです。

電気主任技術者の資格が活かせる転職先

https://www.photo-ac.com/main/detail/4898934?title=%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3%E9%83%BD%E5%B8%82%E5%90%88%E6%88%90&searchId=541113498

前章では、“電気主任技術者の資格は転職で有利になる”と紹介しました。では、実際に資格を取得した場合、どのような転職先があるのでしょうか。

ここで頭に入れておきたいのが、電気主任技術者の資格の種類です。電気主任技術者には「第三種」「第二種」「第一種」の3種類があり、資格のランクによって活躍できる場が異なります。

次の章からは、3種類の資格の概要を説明し、それぞれの資格が活かせる転職先について解説していきます。

①第三種電気主任技術者の資格が活かせる転職先

第三種電気主任技術者(電験三種)は、電圧50,000ボルト未満の事業用電気工作物を保安管理できる資格です。(但し、出力が5,000キロワット以上の発電所は除く)

電気主任技術者の中で最もランクが低い資格になりますが、第三種電気主任技術者は多くの業界から必要とされています。

例えば、工場を持つメーカーや通信会社の設備管理、オフィスビルや商業施設など、電気を使用している施設全般で活躍することが可能です。

②第二種電気主任技術者の資格が活かせる転職先

第二種電気主任技術者(電験二種)は、電圧170,000ボルト未満の事業用電気工作物を保安管理できる資格です。

第三種電気主任技術者と比べて、取り扱える電圧が高くなることから、より専門的な知識や経験が求められる場で必要とされます。

具体的には、大規模な工場や商業施設、データセンターなどの受電設備が必要になる業界で活躍することができるでしょう。

また、世界的に導入が進んでいる再生可能エネルギーを利用した発電設備の管理も行えます。そのため、再生可能エネルギー事業を行う企業への転職にも、第二種電気主任技術者は有効です。

③第一種電気主任技術者の資格が活かせる転職先

第一種電気主任技術者(電験一種)は、第三種や第二種とは異なり、取り扱える電圧に上限はありません。

電気主任技術者の最上位となる資格で、小規模から大規模な施設までと幅広く、保安監督業務が一任されます。

第一種電気主任技術者の資格を取得すれば、大手の電力会社や発電所、変電所などで重要な役割を果たせるでしょう。

ちなみに経済産業省の発表によると、第一種電気主任技術者の有資格者は「約9,000人」と報告されています。

(参考:https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/denryoku_anzen/pdf/016_05_00.pdf)

そのため、有資格者に絞った求人自体は少ないですが、転職においてライバルとの差別化を図れることは確かです。

電気主任技術者は未経験でも転職できる?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/5124957

これから電気主任技術者の資格を取得するにあたり、中には「実務経験がなくても転職できるのかな」と不安になる方もいるでしょう。

結論から言うと、電気主任技術者の資格があれば、未経験でも転職することは可能です。

但し、企業によっては即戦力を求めている場合があり、実務経験のある人材のみを募集していることも少なくありません。

転職をより有利にしたい方は、実務経験を積む期間を考慮して、長期的なキャリアを築いていくことが理想的です。

電気主任技術者の資格取得は難しい?試験の合格率

転職の際に強みになる電気主任技術者ですが、国家資格ということもあり“試験の難度が高い”です

電気技術者試験センターが発表した試験結果を見てみると、第三種電気主任技術者の合格率は「9.8%」となっていました。

(参考:https://www.shiken.or.jp/press/denken/kekka/159R2denkenTkekka.pdf)

最もランクが低い第三種電気主任技術者で、試験の合格率が1割を切っていることから、難度の高さを理解できるかと思います。

ですので、電気主任技術者の試験に合格するためには、効率良く勉強していくことが重要なのです。

次の章からは、試験に合格するためのポイントを解説していくので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

電気主任技術者の試験に合格するための3つのポイント

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23180646

これから資格の取得を目指す方は、まず「第三種電気主任技術者(以下、第三種)」の合格を目指すことになります。

第三種の試験に合格するためには、以下の3つのポイントを押さえておくことが重要です。

試験に合格するためのポイント
  • 計画的に勉強をして知識を積み重ねていく
  • 過去問を繰り返し解いて応用力を付ける
  • 理論から学習を始める

計画的に勉強をして知識を積み重ねていく

一般的に第三種の試験は、合格するために「1,000時間程度の勉強時間が必要」と言われています。

仮に毎日3時間ずつ勉強した場合、約1年の学習期間が必要になる計算になります。知識を習得するまでに時間がかかるため、計画的に勉強を進めていくことが重要です。

尚、第三種の試験科目は「理論」「電力」「機械」「法規」の4つに分けられ、出題範囲が広く設定されています。

専門的な用語や計算問題が多いので、着実に知識を積み重ねていくことが合格への近道と言えるでしょう。

第三種には「科目別合格制度」という仕組みがあり、合格した科目の試験が2年間(翌年度と翌々年度)免除されます。

もし一発合格が難しい場合、全科目を受験するのではなく、科目別に試験を受けて合格を目指すのも良いでしょう。

過去問を繰り返し解いて応用力を付ける

試験の合格率を高めるためには、過去問を繰り返し解き、応用力を付けていくことが重要です。

第三種の試験は出題範囲が広いため、事前に出題される問題を予想するのが難しい傾向にあります。そのため、すぐに問題の本質を理解できる応用力を身に付けておくことが必要なのです。

また、第三種の試験は計算問題が多いことから、過去と同じ問題はほとんど出題されません。ただ類似問題は頻出しているので、過去問を繰り返し解いておけば、得点を稼ぎやすくなります。

理論から学習を始める

第三種の試験勉強は、最初に「理論」の科目から学ぶことが定石とされています。

と言うのも、理論には全ての科目に共通する基礎が含まれているからです。最初に理論について学んでおけば、他の科目の理解もスムーズに進み、効率良く知識を習得できます。

理論の科目を勉強したら、基礎が分かると理解しやすい「電力」と「機械」の学習を進めていくのが効果的です。他の科目を勉強しないと理解しにくい「法規」は、最後に学習することをおすすめします。

合理的に勉強を進め、各科目への理解を深めていけば、より問題の本質が理解しやすくなります。

効率良く学習するなら「通信講座」の利用がおすすめ

効率良く学習し、短期的な合格を狙うなら「通信講座」を利用するのも有効な手段です。

通信講座のテキストは、頻出度が高い内容を中心に試験の対策がまとめられています。そのため、独学よりも効率良く知識の習得ができ、短期間での合格を狙うことができるのです。

また、資格を取得するためには長期間の学習が必要になるため、独学ではモチベーションを維持することが難しくなります。

もし「モチベーションの管理が難しい」「途中で心が折れるかもしれない」と感じる方は、通信講座のサポートを受けてみると良いでしょう。

短期での資格取得を目指している方は、最短12ヶ月で合格を目指せる「ユーキャン」や、短期集中型のカリキュラムがある「CIC日本建設情報センター」の通信講座がおすすめです。

まとめ:電気主任技術者の資格で転職を有利に進めよう

今回は、電気主任技術者の転職での有利性や、資格を活かせる転職先について解説しました。改めて記事の内容を簡単にまとめてみます。

記事の内容まとめ
  • 電気主任技術者の資格は転職で有利になる
  • 資格の種類によって転職先の選択肢が変わる
  • 資格取得には計画的な勉強が必須
  • 効率良く学習するなら通信講座の利用がおすすめ

電気主任技術者は、需要が高まる一方で“人材不足”が懸念されています。そのため、資格を取得しておけば、転職活動を有利に進めることができます。

ぜひこの機会に電気主任技術者の資格を取得して、あなたが求めるキャリアを手に入れましょう。

ABOUT ME
ゆうと
愛知県出身。建設業からWebライターへと転身後、旅行・転職・アニメなど幅広いメディアで記事を執筆。無類のバスケット好きで、幼い頃からNBAの大ファン。