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仕事ができる人の振り返りノートとは?3つの書き方も紹介 

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仕事を振り返ることは、次にその経験を活かすことになります。しかし頭で考えてもすぐに忘れてしまうもの。振り返りノートの書き方を習得して仕事に活かしましょう。

上手な振り返りは成果を生みますが、下手な振り返りは効果を生まないどころか時間の無駄になってしまいます。

そこで、本記事では、振り返りノートとはどんなものなのか、どんなふうに書けば効果的になるのかを解説していきます。また、振り返りノートのおすすめな書き方3つも併せて紹介していきます。

本記事を読めば、仕事に効果的な振り返りノートの書き方がわかるので参考にしてみてください。

(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22196888#)

振り返りノートとは?

仕事で振り返りノートを使うと良いと言われますが、そもそも、振り返りノートとは何なのでしょうか?

振り返りノートとは、1日の仕事の内容を振り返って書きだすノートのことです。振り返りノートには、次の内容を書き出していきます。

振り返りノートで書き出すこと
  • 今日の仕事の内容
  • 新しい仕事の内容
  • 印象に残ったこと
  • うまくいったこと
  • 失敗したこと

上の内容すべてを書き出す必要はありません。当てはまる項目を書き出していきましょう。

1日の仕事のことを思い出しながら、ノートに書くことが大事です。この振り返りの作業をすることで、仕事の内容を見直すことができるのです。

なぜ振り返りノートを書くべきなのか

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e8%b3%aa%e5%95%8f-%e7%96%91%e5%95%8f%e7%ac%a6-%e4%b8%96%e8%ab%96%e8%aa%bf%e6%9f%bb-%e5%95%8f%e9%a1%8c-2736480/

なぜ、仕事の振り返りノートを書くべきなのでしょうか?仕事の振り返りノートを書くべき理由は4つあります。それは以下の通りです。

仕事で振り返りノートを書くべき4つの理由
  1. 1日の仕事を振り返ることで改善点が見えてくる
  2. 失敗したことを振り返ることで同じミスを繰り返さない
  3. 成功したことを振り返ることで次の仕事に活かせる
  4. 仕事が効率的に進めることができるようになる

仕事を振り返ることで、仕事がうまく進まなかったのは何が原因だったのか考えることができます。そして、どうすべきであったかという改善点が見えてくるのです。

振り返りノートを書くことで、失敗した経験から同じミスを繰り返さなくなります。そして、成功した時は、成功した要因がしっかり記憶されるので次の仕事に活かすことができます。

また、仕事の内容をノートに書き出すことで、与えられた仕事の順番がはっきりとわかり効率的に仕事を進めることができるようになるのです。

つまり、振り返りノート付けるべき理由は、改善すべき点がわかり仕事に活かすことができるからなのです。振り返りノートを続ければ、あなた自身の成長にも繋がりますよ。

仕事の振り返りはPCでなくノートを使うのがおすすめ

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22890277

振り返りノートは、PCに書き込んでいくのではなくノートに書くのがおすすめです。

その理由は、ノートだと文字の大きさや、筆圧などを変えることでその時の状況が記録されるからです。振り返った時に、その時の状況がよりリアルに思い出されるからです。

例えば、仕事で失敗した時何が原因だったのかを考えてみます。失敗してしまった原因をノートに書く時、大きな字で書いたり、色付けしたり、絵や図を書くことで後で振り返った時にその時の状況が記憶に残ります。

失敗した時の感想も書いておきましょう。すると印象深くなり記憶にしっかり残ります。いちいちノートに書くのは面倒かもしれませんが、自分で書くことで物事を整理する力が養われ仕事にもプラスになります。

仕事の効果的な振り返りノートの書き方とは?

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振り返りノートを使うことで、仕事の成果が見られるならすぐでも始めたいと思うでしょう。しかし、どう書けばいいかよくわからないかもしれません。

そこで、効果的な振り返りノートの書き方を紹介していきます。効果的な振り返りノートの書き方は次の3つです。

振り返りノートの効果的な書き方
  1. PDCAサイクル
  2. YWT
  3. 4行日記

それぞれどう進めていけば良いか解説していきます。あなたにあった方法で、振り返りノートを継続してみてください。

仕事の振り返りノートの書き方①PDCA

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2806439

まず、1つ目の仕事に効果的な振り返りノートの書き方はPDCAサイクルを使った書き方です。

PDCAサイクルは、ビジネスでよく使われる方法です。計画を重視して、業務の継続的な改善を目指す手法と言われています。

それぞれの頭文字をとったものでPDCAのサイクルを回すことで、次の行動の改善点がはっきりとわかる仕組みになっています。

PDCAサイクルの仕組み
  • Plan:計画(行動や目的の設定)
  • Do:行動(計画に基づいて実行)
  • Check:評価(実行したことが目的通りの結果になっているか評価する)
  • Act:改善(評価の結果に基づいて次の行動を決定する)

大事なのは、Plan、Doでとどまってしまわないということです。なぜなら、CheckActを加えてサイクル化することで次の行動が見えてくるからです。

このPDCAサイクルを振り返りノートに活用するには、この4つの行動を仕事に当てはめて考えていきます。

初めて振り返りノートを書く時、どう書けばよいか悩むはずです。そんな時は、このPDCAに基づいて振り返りノート作成してみてください。改善点が見えてきて次の行動を効果的に進めることができるはずです。

PDCAサイクルを活用した振り返りの例文
  • Plan(計画):昨日依頼された仕事に必要なデータを今日中にそろえる
  • Do(実行):報告シートに必要なデータの収集をする
  • Check(評価):考えていた以上に、データ収集に時間がかかってしまいすべてのデータ収集ができなかったもっと効率よく収集できる方法があるはず。違うシステムから一気に拾えないか試してみる
  • Act(対策):今まで使ったことがないシステムから、簡単に必要なデータを拾えるこのがわかった。システムの本質を理解して今後の仕事にも取り入れれば、効率よく仕事がこなせるはず。時間がある時に、システムの本質を確認しておく

上記の例文のように、自分の計画に対して何がいけなかったのか評価して対策を考えられれば、計画実行に向けて改善策を見つけられたことになります。

仕事の振り返りノートの書き方②YWT

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続いて2つ目の、仕事の振り返りノートの書き方はYMTを使った書き方です。

YWTは、経験による学びから改善につなげる手法です。日本で作られたフレームワークで、PDCAに比べると簡単に取り組める方法なのです。

YMTの仕組み
  • Y:やったこと(行動の内容)
  • W:わかったこと(行動から得られた結果)
  • T:次にやること(わかったことを踏まえて次に行なう行動)

YWTは、計画を重視するPDCAと違い経験を重視する考え方です。経験から実感した学びから、改善策を導く方法です。例文からYWTの考え方を見てみましょう。

YWTを活用した振り返りの例文
  • Y(やったこと):依頼された会議で使う資料の作成
  • W(わかったこと):会議は1時間と決まっているため、文章だけの資料では理解しにくい。わかりやすい資料作りが必要
  • T(次にやること):議題ごとに理解しやすいよう、グラフや表を加えることでわかりやすくなるグラフと表を加えた資料作りをする(カラー印刷できるとなお良い)

YWTで大事なのは、YとWだけで終わらせないということです。やったことが目的に合ったものだったか、そうでなかった場合はどうしてなのかをよく考えることが必要です。

それぞれの項目は単純なので、振り返りノートを初めて付ける人にとっては取り組みやすい方法でしょう。振り返りは、行動を改善するために付けるのでT(次にやること)について特に具体的に考えると良いでしょう。

仕事の振り返りノートの書き方③4行日記

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最後に紹介する、仕事を効果的にすることができる振り返りノートは4行日記です。

最初から、PDCAやYWTなどのフレームワークを使いながら振り返りノートを続けるのは自信がないと思っているなら4行日記がおすすめです。

4行日記は、毎日続けやすい振り返りの方法で、「事実」「気づき」「教訓」「宣言」の4つについて1行ずつ書いていきます。

簡単なので、フレームワークがよく理解できないと思っている人や、初めて振り返りノートを付ける人には取り組みやすい方法です。日記のような感覚で気楽に始めてみましょう。

4行日記を活用した振り返りの例文
  • 事実:1か月の売り上げ個数の集計表の数が違っていた
  • 気づき:新しく入社した人を表に加えた時、計算式を入れ忘れ集計の数が合わなかった
  • 教訓:表を作り直した時には、計算式の挿入漏れはないか確認不足だった。集計表と実際の個数の照らし合わせの徹底がされていなかった。
  • 宣言:今後は、表を修正した時は計算式の挿入漏れがないか確認する。定期的に集計表と実際の個数の照らし合わせをして、ミスは絶対にしません

振り返りノートをだらだらと書くのは時間の無駄です。例文のように、箇所書きで構わないので4つのテーマに沿って書いてみましょう。

慣れてくれば、先に紹介したPDCAやYWTの方法も理解して活用できるようになるはずです。

振り返りノートの書き方の注意点

振り返りノートを書く際の注意点を解説します。注意点は以下の2つです

  1. 振り返りは数行で書き終える
  2. 失敗の追求にこだわりすぎない

振り返りノートの書き方の注意点①振り返りは数行で書き終える

振り返りノートを書く際の1つ目の注意点は、数行で書くことです。

振り返りノートを数行で書き終えた方がいい理由は、後で見直した時に見やすくなるからです。すると、その時の状況がすぐに思い出すことができるのです。

あまり詳しく書きすぎると、読み返した時その時の状況がわかりずらくなってしまいます。数行で簡潔にまとめて書くことで、要点がわかりやすくなるのです。

振り返りノートの書き方の注意点②失敗の追求にこだわりすぎない

2つ目の振り返りノートを書く際の注意点は、失敗したことに対してこだわりすぎないということです。

失敗の追求にこだわりすぎて、行動の反省ばかりしていると先に進めません。これでは、「振り返りノート」ではなく「反省ノート」になってしまいます。

失敗してしまった過去の言動や行動を考えることは、「反省」であって「振り返り」ではありません。

「振り返りノート」は、失敗したことから改善点を見出し、どうすべきだったかを考えるためのノートです。どう対処すべきなのかを書きだしてみましょう。

仕事ができる人の振り返りノートの書き方

仕事ができる人は、振り返りノートを使っている場合が多いようです。

では、振り返りノートをどんなふうに活用しているのでしょうか?振り返りノートの書き方についての口コミがあったので紹介します。

どの人も、自分なりの振り返り方が確立しているようです。ノートに書き記し、その後自分のペースで必ず見直しをして振り返りをしています。

書いたままではなく、内容をもう一度読み直して自分の今後の行動をしっかり見出しているのがわかりますよね。

振り返りをした後、次の計画をきちんと立てることで仕事の効率化を図っているのがよくわかります。

仕事の振り返りノートを続けると1年後にどう変わるか

出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/トレーニング-実業家-2874597/

毎日、振り返りノートを続けたら1年後はどう変わることができるのでしょうか?1年後には確実に効率よく仕事をこなせるようになるでしょう。

振り返りノートを書き続けることで、原因究明から問題点の解決策まですぐに考えられることができるようになります。

しかし、振り返りノートをただ書くだけではダメです。時折見直して、失敗した時どう対応して解決したのか、成功した時は、どんな対応が良かったのかを改めて振り返ることが大事なのです。

振り返りの作業によって、同様な問題が発生しても的確に対応することができるようになり、仕事において効率よく対処できるようになります。つまり、スキルアップすることができるというわけです。

【まとめ】振り返りノートの書き方を習得してスキルアップしよう

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仕事の振り返りノートは、具体的に行動を変えることが目的です。そして、行動が変われば結果も変わり、自分の成長へ繋がります。

仕事で、失敗を繰り返してしまったり、問題点の理解が足りず成果があげられないと思っている人は、振り返りノートを書いてみましょう。

振り返りノートの書き方がよくわからない人は、紹介した3つの方法を試してみてください。

振り返りノートの効果的な3つの書き方
  1. PDCA
  2. YWT
  3. 4行日記

振り返りノートとは、自分自身に問いかける行為と言えます。毎日続けることで自然と問題点を理解して、次の行動を起こす手助けになります。

最初は、日記のように書き出すだけで精一杯かもしれません。しかし、毎日続けることで、自分なりの振り返りノートの形が確立してくるでしょう。

3ヶ月後、半年後、1年後に振り返ってみてください。あなた自身、スキルアップしていると感じることができるでしょう。

 

ABOUT ME
なおれお
現在は、フルタイムで契約社員として働いています。ライターとして活動しつつ子育てブログ、特化ブログ運営中です。様々な分野の記事執筆をこなしています。