突然ヘッドハンティング会社からスカウトを受け、転職するかどうか悩む日々を過ごしている。他に良いヘッドハンティング会社があれば、教えて欲しい。
エグゼクティブとして勤務しているあなたは、ヘッドハンターからオファーを受ける機会が多いかと思います。一方で、ヘッドハンティングを装った詐欺まがいの案件が存在するのも事実です。
また、現在の日本における転職市場では、様々なサービスを展開しているヘッドハンティング会社が乱立しており、ご自身の状況にマッチしたヘッドハンティング会社を選ぶ必要もあります。
そこで今回は、ヘッドハンティングされたら確認すべき注意点と、エグゼクティブ向けのおすすめヘッドハンティング会社を紹介します。
この記事を読むことで、ヘッドハンティングに関する悩みが解決します。ぜひご覧ください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E5%B8%82-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88-%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3-%E5%BB%BA%E7%89%A9-1283140/)
ヘッドハンターからオファーを受けたときに確認すべきこと①
ヘッドハンターからオファーを受けた時は、まず「なぜ自分にオファーを提示したのか」という理由を確認することが大切です。
ヘッドハンティングに至った経緯や、あなたのどんなところが評価されたのかを、ヘッドハンターにはっきりと聞くことで、紹介された案件の安全性を確認することができます。
特に現在ではヘッドハンティングと称して、エグゼクティブを高額セミナーへと誘導するケースが横行しているので、ヘッドハンティングを受けて気が緩んでいる間は特に注意が必要です。
思わぬ高評価を真に受けて冷静な判断を失わないよう、ヘッドハンターには客観的な視点でオファーの理由を聞くようにしましょう。
ヘッドハンターからオファーを受けたときに確認すべきこと②
ヘッドハンティングのオファーをされた際は、自分にオファーをした理由に加えて「紹介された転職先での具体的な仕事内容」も確認しておきましょう。
前述した通り転職業界では、詐欺まがいの案件が横行しているのも事実ですので、まず転職先であなたが携わる仕事がどんな内容なのか、具体的な業務内容を確認することが大切です。
ヘッドハンターの説明する業務内容が不明確だった場合、紹介されたヘッドハンティングのオファーはやはり詐欺案件の可能性が高いです。
あなたが実際に携わる業務内容を確認できたら、紹介された案件と今まで培ってきた自らの経験を照らし合わせる必要があります。
そして紹介された案件が、本当にあなたの能力を発揮できる内容なのか、しっかりと吟味しなければなりません。
もしヘッドハンターから紹介された案件が、あなたの能力を最大限に発揮できない内容ならば、オファーを断ることも検討に入れましょう。
ヘッドハンターからオファーを受けたときに確認すべきこと③
ヘッドハンターからオファーを受けたときに確認すべきことの3つ目は、紹介先の給料や待遇についてです。
あなたがオファーを承諾し、いざ転職するとなると、貰える給料や待遇が当然変わってきます。あなたの生活に直結することなので、曖昧なままにせずしっかりと確認しましょう。
仮に給料が減ってしまうと生活レベルが落ちてしまい、あなたが抱いていた仕事のやりがいや、自分のやりたいことを見失ってしまう可能性があります。
また、そもそもヘッドハンティングは優秀な人材を確保するための手段です。
ヘッドハンターがあなたにオファーを提示した場合、企業は優秀な人材を確保したい状況なので、ヘッドハンティングを受けたあなたは企業よりも優位な立場にあります。
なので、あなたがヘッドハンティングの誘いを受けた際は、可能な限り有利な条件を引き出せるよう、ヘッドハンターと交渉すべきです。
あくまでも、あなたはヘッドハンティングされる側なので、給与や待遇面に関しても、物怖じせずにヘッドハンターへ必ず確認するようにしましょう。
またヘッドハンティングされるのではなく、あなた自身が積極的に転職先を決めたい場合、自らヘッドハンティング会社に登録するのも手段の一つです。
次の項目からは、転職に悩むエグゼクティブにおすすめのヘッドハンティング会社を6つ、紹介していきます。
転職に悩むエグゼクティブ向けヘッドハンティング会社①
まず、初めに紹介するヘッドハンティング会社は「ランスタッド」です。
オランダが発祥の地であるランスタッドは、外資系企業の求人を数多く保有しているのが大きな特徴です。
特にランスタッドは現在、世界39ヶ国と4,700以上の地域に人材ビジネスを展開しており、世界最大級の転職エージェントと呼ばれています。
また、ランスタッドは幅広い業界の転職を支援しており、例を挙げると下記の通りです。
- 医療業界
- 金融業界
- 小売業界
- 物流業界
- 製造業
- IT業界
- 管理職部門
一般的なヘッドハンティング会社は、業界を絞り込んで転職支援をしていますが、ランスタッドは幅広い業界に対応しているので、それだけ底力のあるヘッドハンティング会社とも言われています。
ランスタッドは、外資系企業への転職を希望するエグゼクティブにとって、最適なヘッドハンティング会社ですね。
転職に悩むエグゼクティブ向けヘッドハンティング会社②
続いて紹介するヘッドハンティング会社は「リクルートダイレクトスカウト」です。
リクルートダイレクトスカウトの特徴は、一般的なヘッドハンティング会社とは異なり、登録されている約600名のコンサルタントから、あなたが希望する担当コンサルタントを指名できるという点です。
なのでリクルートダイレクトスカウトでは、他のヘッドハンティング会社で起きがちな担当コンサルタントとのミスマッチを避けることができ、転職活動をより効率的に進めることができます。
またリクルートダイレクトスカウトは、通常の転職エージェントのように自ら求人を検索することも可能です。業種や希望年収といった条件を指定して検索できますので、転職活動がさらに捗ることでしょう。
ちなみにリクルートダイレクトスカウトで検索できる求人は、各コンサルタントが保有しているハイキャリア案件のみとなり、求人の掲載期間が非常に短いです。
リクルートダイレクトスカウトで気になる案件を見つけたら、すぐに担当コンサルタントへ連絡し求人を紹介してもらいましょう。
転職に悩むエグゼクティブ向けヘッドハンティング会社③
3つ目に紹介するヘッドハンティング会社は「ビズリーチ」です。
ビズリーチの特徴は、登録の際に「無料会員」と「有料会員」が選べるという点です。
ビズリーチの無料会員では、ハイクラス求人の閲覧は可能ですが、基本的にヘッドハンターからのスカウトを待たなければならず、時期が悪いとずっと待ち状態となってしまう可能性があります。
しかし有料会員に登録すると、年収800万円を超えるハイクラス求人への応募ができるので、スカウトが来ない場合は自ら求人に応募することが可能です。
またビズリーチの有料会員では、登録時の審査によって「タレント会員」と「ハイクラス会員」という会員ランクで自動的に振り分けられ、ハイクラス会員に選ばれると年収1,000万円以上の求人へ応募できます。
ちなみに、ビズリーチに有料会員として登録する際の年収が750万円未満だと「タレント会員」、年収750万円以上だと「ハイクラス会員」として会員ランクが振り分けられます。
自分のキャリアに自信のあるエグゼクティブの方は、ビズリーチの有料会員を試す価値がありますね。
転職に悩むエグゼクティブ向けヘッドハンティング会社④
4つ目に紹介するヘッドハンティング会社は「dodaエグゼクティブ」です。
dodaエグゼクティブは、数ある転職エージェントの中でもトップクラスの規模と知名度を誇る「doda」のエグゼクティブ部門が運営しています。
特にdodaエグゼクティブは、運営元であるdodaの規模を活かして、豊富な求人数を強みにしながら転職サービスを展開中です。
またdodaエグゼクティブは、取り扱う求人を年収800万円超に限定していおり、幅広いエグゼクティブ層から高い評価を獲得しています。
転職に悩むエグゼクティブ向けヘッドハンティング会社⑤
5つ目に紹介するヘッドハンティング会社は「クライス&カンパニー」です。
クライス&カンパニーの特徴は、主に30代マネージャークラス以上の方を対象にキャリア構築の支援が受けられるという点です。
特にクライス&カンパニーは、在籍しているコンサルタント全員が「キャリアコンサルタント技能士」と呼ばれる国家資格を保有していおり、専門的で幅広い知識とスキルを持ってキャリア支援を行っています。
また、クライス&カンパニーはIT・コンサルタント業界の求人を数多く保有し、職種別にみると経営・事業企画関連、エンジニア、マーケティング、営業職といった求人が、全体の約80%を占めています。
クライス&カンパニーは、30代のITエンジニアやコンサルタントにとって最適なヘッドハンティング会社ですね。
転職に悩むエグゼクティブ向けヘッドハンティング会社⑥
最後に紹介するエグゼクティブ向けヘッドハンティング会社は「レイノス」です。
レイノスは、2002年に転職サービスを開始して以来、約1万人以上の転職を成功に導いており、現在でも年間約1,500名の転職希望者がレイノスを通じて転職しています。
また、一般的なヘッドハンティング会社だと、初回面談は紹介先企業の人事や部門担当者と行うのが通常ですが、レイノスでは初回から経営者との面談が可能です。
なので、レイノスを利用して転職活動を行うことで、経営者から直にオファーされる可能性が高くなります。
経営者との強いパイプが欲しいエグゼクティブにとって、レイノスは最適なヘッドハンティング会社といえますね。
まとめ
今回は、ヘッドハンティングされた時の注意点を解説しながら、おすすめのヘッドハンティング会社を紹介しました。要約すると、下記の通りです。
- ヘッドハンティングした理由を詳しく聞く
- 転職先の仕事内容を確認する
- 紹介先の給料や待遇を確認する
- ランスタッド:外資系企業に強い
- リクルートダイレクトスカウト:担当コンサルタントを指名できる
- ビズリーチ:有料会員に登録することでハイクラス求人に応募できる
- dodaエグゼクティブ:業界トップクラスの求人数
- クライス&カンパニー:30代の求人に強い
- レイノス:経営者から直にオファーが受けられる
この記事を参考に、ご自身の状況に適したヘッドハンティング会社を利用し、突然やってくるヘッドハンティングのオファーを冷静に判断していきましょう。