キャリアアップ転職を考えている人なら誰しもが転職で失敗したくないと考えることは当然かと思います。
しかし、自分が良いと思って転職したら、「思っていたことと違う」「こんなはずでは」と思い、転職に失敗してしまったと感じる人も多いです。
今回はキャリアアップ転職で失敗する9つの事例と転職で失敗しないための心がけについて紹介していきます。
この記事を読んで、キャリアアップのために転職する際の参考にしてください。
キャリアアップ転職で失敗する事例①職場の環境を理由にする
前職の職場の上司や人間関係を理由に転職することは、キャリアアップ転職で失敗するケースがあります。
自分に合わない上司や同僚、取引先はどこの職場でも存在しますので、その場はスッキリするかもしれませんが、転職先でも自分と合わないということは起こり得ます。
自分と合わない上司や同僚、取引先とどのように関わりながら仕事を進めて行くのかを、あらかじめ自分で考えておいてから転職をすると良いでしょう。
キャリアアップ転職で失敗する事例②安易に考えている
「転職をすれば年収が上がって今よりも良い待遇になれるだろう」と、安易に考えてなんとなく転職をする場合に失敗します。
なぜなら、転職をすると、年収は現状維持か下がるかのどちらかになる場合が多いからです。
給料は自分の市場価値の評価を表す側面があるのは理解できます。しかし、企業はそれぞれに昇給や昇進のルールがあります。
キャリアアップ転職をするときは、お金や待遇にとらわれず、自分が譲れる点と譲歩できる条件を明確にし、転職に励みましょう。
キャリアアップ転職で失敗する事例③社風が合わない
自分の価値観が企業の社風に合わないと「キャリアアップ転職に失敗した」と感じる可能性が高くなります。これは企業研究を十分に行わず、給料や福利厚生だけで企業を選んだ場合に起こり得ます。
転職をする時は、給料や福利厚生だけではなく、その職場に早く馴染んで活躍できるかどうかも確認することが大切です。
そのため、企業研究では年収水準や福利厚生だけでなく、社風や企業のビジョンなども必ず確認しましょう。OB・OGを訪問を行ったり、会社説明会に参加したりするとより企業の理解にも繋がります。
キャリアアップ転職で失敗する事例④面接で見栄を張ってしまう
面接で自分を良く見せようとして見栄を張ってしまうと失敗するケースがあります。
自分を大きく見せることで企業の期待値を高められたとしても、入社後に仕事ができないことが判明してしまうと、会社での居心地が悪くなります。
このような失敗を起こさないためにも、まずは自己分析を確実に行って自分ができることとできないことを明確にさせることが大切です。
自分ができることを正確に面接の場で企業に伝えて、盛りすぎたエピソードを話さず、等身大の自分を伝えるようにしましょう。
キャリアアップ転職で失敗する事例⑤雇用条件を確認しない
雇用条件を正確に確認せずに入社してしまい、「思っていた条件と違う」となるケースがあります。
たとえば、目先の年収や待遇、環境を見て良かれと思って転職をしたものの、蓋を開けてみたら「正社員ではなかった」というケースなどです。
このようなことが起こらないためにも、求人をしっかりと確認するなど対策を取り、どうしてもわからない場合は面接時の質問で雇用条件を確認すると良いでしょう。
求人票など資料を細かく確認する癖や、気になることは必ず確認するようにしてこのような失敗は避けましょう。
キャリアアップ転職で失敗する事例⑥情報収集不足
転職先の企業を良く調べずに入社して、自分が思い描いていた事とかけ離れてしまうケースもあります。
企業研究が足りていないと、自分が想像していた業務と実際に行う業務とのギャップが生じてしまい、転職失敗してしまいます。
この場合は、企業研究をしっかり行うことで避けられることが多いです。そのため、企業研究を念入りに行って面接を受ける企業の理解を深めてください。
企業のHPだけではなく、できればOB・OG訪問、会社説明会でも企業研究を行い、実際に現場で働く人の姿も確認してみるのも良いでしょう。
キャリアアップ転職で失敗する事例⑦適性を考えない
自分の適正と企業との相性を考えずに転職をして失敗するケースです。この失敗を防ぐためにも自己分析と企業分析を行っていかなければなりません。
なぜなら、自分の価値観と企業の体質があっているかどうか調べるためです。企業の知名度や待遇を意識しすぎて自分と相性が合わずに転職に失敗するという場合が多いです。
失敗しないためにも、企業の知名度や待遇だけで企業を選ばないようにしましょう。企業文化、事業内容、職務内容が自分に合っているか確認することが大切です。
企業のブランド力や待遇は確かに企業選びの軸として重要なポイントではありますが、企業に入社して活躍することが大切なので、自分の適性と企業の相性が合うかどうかを確認しましょう。
キャリアアップ転職で失敗する事例⑧やりがいが感じられない
入社して仕事を始めたものの、仕事に対してやりがいが感じられずに失敗するケースです。キャリアアップ転職をして労働時間が改善された場合に良くあるケースです。
「仕事量があまりにも少なくて時間を持て余してしまう」「仕事内容にやりがいをそもそも感じられない」というケースが多いです。
こうした仕事そのものにやりがいを感じられないという状況を回避するために、自己分析として自分はどんな仕事に対してやりがいを感じられやすいのかを整理してみると良いでしょう。
キャリアアップ転職で失敗する事例⑨焦って決めてしまう
転職活動で企業からオファーをもらってから、決定まで時間があまりなく、考える余裕がなく転職を決めてしまったケースも良く見られる失敗です。
確かに企業から正式オファーが出て承諾するまでの猶予期間は短い場合がほとんどなので、じっくりと考えている余裕はありません。
そのため、面接の選考段階からオファーが出た時のことを想定して、企業に質問をしてミスマッチを防ぐなどの対策を事前に立てておくことが大切です。
まとめ
- 職場の環境を理由にする
- 安易に考えて転職してしまう
- 社風が合わない
- 面接で見栄を張ってしまう
- 雇用条件を確認せず転職してしまう
- 情報収集不足のまま、転職する
- 適性を考えず転職する
- 転職先の業務にやりがいを感じられない
- 焦って転職先を決めてしまう
転職活動において、企業への理解と自己の理解を正しく行いましょう。「ありのままの自分」を企業に正しく伝えることでキャリアアップ転職の成功に繋がりますよ。
ぜひとも、今回ご紹介したキャリアアップ転職に失敗する9つのケースを反面教師として活用してください。