「エンジニアとして働いているけれど、今後、転職でキャリアアップしていきたいと考えている。」
キャリアアップ転職についてのぼんやりとしたイメージはあっても具体的に将来のビジョンを描くことはなかなか難しく、不安になりますよね。
今回は、そんなあなたにエンジニア向けのキャリアアップ転職や、キャリアアップの際の必要なスキルをご紹介していきます。
この記事を読めば、きっと具体的なキャリアアップの道筋をイメージすることができますよ。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/514108?title=%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%80%90%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%80%91)
エンジニアのキャリアアップ転職の現状は?
現在の日本におけるエンジニアの需要は、近年増加傾向にあり、理由として、IT業界の急成長により必要な人員が確保できない状況に陥っていることが考えられます。
IT業界は、現在進行形で成長しており、そのような状況から企業の採用事情としても未経験者を採用する企業が多い状況にあります。
なので、スキルのあるエンジニアの中途採用ならより需要も高く、条件さえ合えばすぐに転職できる環境と言えます。
もしあなたがエンジニアでのキャリアアップ転職を目指しているのなら、採用される可能性も高いでしょう。
エンジニアとしてのキャリアアップのイメージを持つ
キャリアアップ転職を考えているなら、エンジニアとしてどのような道を歩んでいきたいのかをイメージしておくことは非常に大切です。
なぜなら、IT業界は近年では新しい技術が次々と誕生する、変化の激しい業界で、その中で自分がどのようなキャリアアップをしたいかのイメージをしておくことは、エンジニアとしての強い軸となるからです。
また、自分のキャリアのイメージを持つことで現在どのようなことをすべきかを明確にすることができ、モチベーションアップにもつながります。
エンジニアのキャリアアップの形
エンジニアのキャリアアップにはいくつか種類があり、それぞれのキャリアアップの道筋をキャリアパスといいます。
この記事では、キャリアパスの3つの例を紹介しますが、あなたがエンジニアとしてどのような道を進みたいかで、選ぶキャリアパスは変わってきます。
- 開発系、インフラ系のキャリアパス
- マネジメント職のキャリアパス
- IT関連職のキャリアパス
自分がどの位置にいて何を目指したいのかを把握すれば、キャリアアップのイメージがグッと具体化できると思います。
次の見出しから1つずつ解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
エンジニアのキャリアパス①開発系、インフラ系
まずはじめの例は開発系、インフラ系エンジニアのキャリアアップについてです。
開発系・インフラ系でのキャリアアップは、携わる範囲によってスペシャリストとゼネラリストに分けられます。
スペシャリスト
スペシャリストは、ある専門分野や特定の領域を得意とする人のことを指します。
イメージとしては、その分野での技術リーダーのような存在で、技術的な知識の豊富さやチームを引っ張るリーダーシップ性が求められます。
専門性が高い職種になるので、1つのことに集中したい人に向いているキャリアパスだと言えるでしょう。
ゼネラリスト
ゼネラリストはスペシャリストの対義語として使われており、専門分野に特化せずあらゆる分野の知識やスキルを有している人のことを指します。
ゼネラリストは1つの分野に特化しているというよりも、あらゆる分野から俯瞰して最も最適な方法を見つけられるのが得意です。
そのため、何か専門のスキルを磨きたい人よりかは、多くのことに携わりたい人に向いているキャリアパスだと言えるでしょう。
エンジニアのキャリアパス②リーダー職、マネジメント職
開発現場の経験を重ねてきたら、PL(プロジェクトリーダー)・PM(プロジェクトマネージャー)などのリーダー職やマネジメント職のキャリアパスも選択肢としてあります。
イメージとしてはPL(プロジェクトリーダー)が各プロジェクトの進捗状況や工数管理をしているのに対し、PM(プロジェクトマネージャー)はPLがまとめる各プロジェクトを全体で管理している役割です。
プロジェクトの進行状況や、顧客とのコミュニケーションが主となるので、専門知識よりはマネジメント能力やコミュケーション能力が求められるでしょう。
エンジニアのキャリアパス③IT関連職
開発現場の経験を経て、IT関連職にシフトするという道もあります。具体的には、ITコンサルタント、Webディレクターなどが挙げられます。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは顧客の要求をヒアリングし、ITを使って顧客の利益をどう上げるかを提案する仕事です。
顧客の経営者だったり、顧客側に立ってシステム改善ソフトの提供会社と交渉することもあるので、高いコミュニケーション能力や問題解決力が求められます。
Webディレクター
WebディレクターとはWebコンテンツの制作の進捗管理や顧客と現場の橋渡し的な役割を担う仕事です。
Webディレクターは総合的にチームを管理する役割があるので、コミュニケーション能力はもちろん、技術チームとやりとりするためのある程度の技術的知識も求められます。
キャリアアップによる年収の違い
各キャリアパスの種類を確認したところで、次は各キャリアパスへキャリアアップした時の年収をご紹介します。
キャリアパス | 平均年収 |
開発系スペシャリスト・ゼネラリスト | 500万円 |
インフラ系スペシャリスト・ゼネラリスト | 550万円 |
プロジェクトマネージャー | 660万円 |
ITコンサルタント | 610万円 |
Webディレクター | 470万円 |
(データ元出典:https://heikinnenshu.jp/it/index.html)
IT系の全体的な総合平均年収は350~400万であるため、どの職種も年収は上がっていると言えます。(データ元出典:https://heikinnenshu.jp/it/)
特にプロジェクトマネージャーやITコンサルタントは収入面で大幅なアップが見込めるキャリアパスだと言えます。
とは言え、記載データはあくまでも平均値であることを理解していただき、その上で参考にしてみてください。
エンジニアのキャリアアップに必要なスキル
ここまで色々なキャリアパスを紹介してきましたが、キャリアパスのイメージがついたら、どうしたら理想のキャリアパスに近づけるかを考えていきましょう。
この見出しでは、エンジニアのキャリアアップに必要なスキルについてまとめました。このスキルを参考にすれば、理想のキャリアパスに必ず近づけるでしょう。
キャリアアップに必要なスキル①マネジメント能力
現在では、扱うシステムが非常に大きくなってきており、一人で行う業務よりも大勢でこなしていく業務の方が多いです。
すなわち、数多くの人をまとめて1つの業務を完結させていくマネジメント能力が必要となってくるのです。
特に、PLやPMになりたい方には必須の能力で、この能力を身につけておけば、よりキャリアアップの可能性が広がりますよ。
キャリアアップに必要なスキル②変化への対応力
エンジニア業界は、非常に変化の激しい業界で、近年では10年間隔でプログラミング言語の変遷が起こっています。
すなわち、常に自分が置かれている状況を把握し、その時にあった知識を学んでいこうとする対応力が重要になってきます。
また、変化への対応力を養うには、新しく困難なことにチャレンジできる環境や幅広いジャンルに触れることのできる環境に身を置くことも重要です。
そういった環境で、変化への対応力を養っておくことで、時代の波に飲まれることなくキャリアアップに望むことができるでしょう。
キャリアアップに必要なスキル③マーケティング力
エンジニアは物やサービスを生み出す仕事ですが、さらにキャリアアップしていくにはマーケティング力が重要です。マーケティング力とは相手が求めるものを知る力のことです。
マーケティング力を身につければ、単に仕事をこなすよりも相手のニーズをすぐに察知してより的確な提案ができるので、飛躍的にエンジニアとしての力をつけることができますよ。
この見出しでは、キャリアアップに必要なスキル3つをご紹介しました。
次はキャリアアップ転職に最適な転職サイトを2つ紹介していきます。両方とも非常に質の高い転職サイトですので、ぜひ参考にしてみてください。
キャリアアップに最適な転職エージェント
おすすめ転職エージェント①geekout
『geekout』はエンジニアやWeb関連の職種に転職に特化した転職サイトです。
geekoutは一般的な転職サイトと比べると、転職エージェントの質が高いです。
というのも、geekoutの転職エージェントは、ITの専門用語や業界への知識があるため、一般的な転職エージェントよりも的確なアドバイスが受けられるから。
求人数は6500件ほどと少ないものの、優良案件が多く、年収600万円越えの高収入案件が多いので、エンジニアのキャリアアップに最適な転職サイトだと言えます。
おすすめ転職エージェント②レバテックキャリア
『レバテックキャリア』もIT・Web関連の転職に特化した転職サイトです。
レバテックキャリアは年3000回にものぼる企業訪問による開発現場の情報収集に力を入るのが強みで、企業の内情についても細やかに把握することができます。
また、面接後に企業からのフィードバックがあるので、企業目線での自身の評価されたポイントやマイナス面を教えてもらえます。
面接の結果だけでなくキャリアを考える上でも参考になるので、エンジニアでのキャリアアップを考えている方にはぜひオススメしたい転職サイトです。
まとめ
ここまで、エンジニアのキャリアアップの選択肢、そのための必要なスキルについて解説してきました。要約すると以下の通りです。
- 開発系、インフラ系のキャリアパス
- リーダー職、マネジメント職のキャリアパス
- IT関連職のキャリアパス
- マネジメント能力
- 変化への対応力
- マーケティング能力
色々な種類のキャリアパスを紹介しましたが、どのキャリアパスにおいても自分を常に成長させようとする姿勢が重要です。
この記事を参考にして、自分のぴったりのキャリアパスを見つけてくださいね。