「現在フリーランスとして活動しているが、転職活動してもう一度正社員に戻ろうか迷っている…。」
2018年から政府が進めている働き方改革により、日本でもフリーランスとして働く方が増えましたが、一方で安定を求めて正社員に戻る方も出てきました。
そこで今回は、フリーランスから転職活動をして再び正社員に戻る方法を3つお伝えします。
この記事を読むことで、フリーランスにおける転職活動の具体的な対策を知り、正社員に戻るかどうかの判断ができます。ぜひ最後までご覧ください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3-%E5%AE%9F%E6%A5%AD%E5%AE%B6-1149630/)
フリーランスから正社員に転職する方法①オファーを受ける
フリーランスから正社員に転職する1つ目の方法は、取引先からオファーを受けることです。
フリーランスとして活動中に取引先との人脈を築いておき、質の高い仕事をしながら信頼を積み上げれば、自然と正社員のオファーが届きます。
また、業務を承っている取引先から常駐の形で仕事を受け、そのまま正社員として雇ってもらうことでも転職が可能です。
取引先からのオファーの場合、実績がある上にお互いの人間関係についても知っているので、最も理想的な転職となるでしょう。
フリーランスから正社員に転職する方法②エージェントの利用
フリーランスから正社員に転職する方法の2つ目は、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントでは、あなたの経歴や人物面も含めて企業に推薦するため、1人で転職活動をするよりも成功する確率が高まります。
また転職エージェントは、今後のキャリアプランも提案してくれるので、転職活動が初めてのフリーランスにとって強い味方となるでしょう。
ちなみにオススメの転職エージェントは、下記の3つです。順に紹介しますね。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT業界に特化した転職エージェントです。
IT業界に特化しているレバテックキャリアでは、システムエンジニアやwebデザイナー向けの案件を数多く保有しています。
なのでレバテックキャリアは、フリーランスエンジニアの方が転職活動を行う上で登録必須のエージェントです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界No1の求人数を誇る転職エージェントです。
転職者の約8割が利用しているリクルートエージェントでは、エンジニアだけではなく営業・事務職など幅広い職種の求人を取り扱っています。
たくさんの求人の中から比較検討したい方にとって、リクルートエージェントは最適な転職エージェントですね。
doda
dodaは、リクルートと並ぶ国内最大級の転職エージェントです。
利用者満足度No1のdodaでは、専任アドバイザーが厳選して案件を紹介してくれるので、転職活動が初めての方でも安心して利用できます。
またdodaでは、10万件を超える案件を取り扱っているので、リクルートが保有していない優良企業の求人に出会える可能性が高いです。
ちなみに、上記の3つの転職エージェントはすべて無料で利用できるので、転職活動を始める前に3つとも登録し、紹介された求人を比較することをオススメします。
フリーランスから正社員に転職する方法③SNSを活用する
フリーランスから正社員に転職する3つ目の方法は、SNSを利用することです。
最近では「LinkdIn」や「Wantedly」などの転職に特化したSNSが登場し、特にスタートアップ企業がSNSを通して求人活動を行っています。
ちなみに、LinkdInは世界最大級のビジネスSNSとも呼ばれ、履歴書の代わりとしてビジネスマンの間で人気です。
またWantedlyでは、給与や待遇の記載がNGとされ、社風や働く環境に興味を持った求職者が応募するので、ミスマッチが少ない媒体として注目されています。
次の項目からは、転職活動の際に把握すべき点として、企業がフリーランスを雇う際の3つの懸念点について解説しますね。
企業がフリーランスを雇う際の懸念点①
まず企業がフリーランスを雇う際の懸念点として、「保有しているスキルが業務に活かせるのか」という点が挙げられます。
人材を採用する側の企業は、求職者がフリーランス時代にどのような実績を残したのか、その実績が会社内で再現できるのかを最も気にしています。
また、求職者が輝かしい実績を残していたとしても、企業が求めているスキルと一致しなければ、企業にとってフリーランスを採用するメリットはありません。
なのでフリーランスが転職活動をする際は、最低でも自分が何ができるのかを明確にし、企業が求める能力を把握する必要がありますね。
企業がフリーランスを雇う際の懸念点②
続いて企業がフリーランスを雇う際の懸念点として、「年収が下がるのを受け入れられるのか」という点が挙げられます。
特にフリーランスエンジニアとして活動していると、誰にも雇われないというリスクを背負っている分、高い報酬を得ているケースが多いです。
実際、レバテックフリーランスに登録しているエンジニアは、平均年収が862万円と、正社員としての年収より遥かに高い報酬を得ています。
レバテックフリーランスとは、フリーランスに特化した転職エージェントのこと。前述のレバテックキャリアと同様、ITエンジニアの転職に強い転職エージェントです。
また、正社員になると社会保険などが天引きされ、フリーランス時代と比べて手取りの収入が減ってしまう場合もあります。
なのでフリーランスエンジニアの方は、年収が下がることを覚悟して転職活動に望まなければなりません。
企業がフリーランスを雇う際の懸念点③
さらに企業がフリーランスを雇う際の懸念点として、「コミュニケーション能力があるかどうか」という点が挙げられます。
フリーランスは基本的にチームではなく個人で業務を行うので、会社から「人間関係を気にせず自由に仕事をしている」という印象を持たれることが多いです。
またフリーランスから正社員へ戻る場合、一緒に働く同僚や上司との人間関係が発生しますので、コミュニケーション能力がないと会社としても困ります。
なのでフリーランスの方が転職活動を行う際は、企業に対してコミュニケーション能力の不安をいかに解消させるかが大切です。
次の項目からは、フリーランスの方が面接の際に聞かれる質問について解説しますね。
フリーランスから転職する際に聞かれること①
初めに、フリーランスの方が面接の際に聞かれることは、「なぜフリーランスを辞めようとしているのか」という質問です。
人材を採用する側の企業には、フリーランスの転職活動に対して「正社員になって安定した収入が欲しいだけなのでは?」といったネガティブな先入観が存在します。
なのでフリーランスの方が面接に望む際には、フリーランスを辞めるポジティブな理由を用意する必要があります。
例えば「フリーランスだから身につけられた営業力を活かし、貴社の事業に貢献したい」といった理由を考えておき、面接の際にアピールすることが大切です。
フリーランスから転職する際に聞かれること②
続いて、フリーランスの方が面接で聞かれることは、「フリーランスになる前の業務経験」についても質問されます。
特に企業は求職者に対して、「なぜ会社を辞めてフリーランスになったのか?」「組織で働くことにネガティブな感情を持っていないか?」といった懸念点を持っています。
なのでフリーランスの方が面接に臨む際には、前職での業務経験を交えて、マネジメント能力も問題ないことをアピールしなければなりません。
フリーランスから転職する際に聞かれること③
最後に、フリーランスの方が面接で聞かれることは、「入社した後のキャリアはどう考えているか」という質問です。
企業の採用担当者は、フリーランスに対して「またすぐに離職するのでは?」という不安があるので、前向きな理由で切り返す必要があります。
例えば「貴社の長期的なプロジェクトに腰を据えて携わりたいので、フリーランスに戻る予定はないです。」といった理由を伝えて、採用担当者を安心させるのが良いでしょう。
まとめ
今回は、フリーランスから転職を成功させる方法をお伝えしました。ポイントとして、下記の点が挙げられます。
- 取引先からのオファー
- 転職エージェントの利用
- SNS(LinkdIn・Wantedly)を活用
- レバテックキャリア:ITエンジニアにおすすめ
- リクルートエージェント:国内求人数No1
- doda:専任アドバイザーによる手厚いサポート
- 実績・スキルを棚卸しする
- フリーランスを辞める理由を明確にする
- フリーランスエンジニアの場合は、年収が下がることを覚悟する
- マネジメント・コミュニケーション能力をアピールする
- 早期離職の不安を解消させる
働き方改革により、正社員以外の多様な働き方として、フリーランスに転身する方が今後も増えると予測されています。
ただ、フリーランスから正社員に転職するケースはまだ少なく、情報収集に苦労している方も多いです。
この記事で解説しました企業が抱える懸念点に注意しながら、あなたも満足の行く転職活動ができるよう願っています。