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経理の志望動機は何を書けば通りやすい?【業務経験者が紹介】

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「経理に転職をしたいけど、志望動機が上手く書けない…。経理って何をしているんだろう?」

経理に転職を考えているあなたは、志望動機の文章ができなくて困っていませんか。経理はどの会社でも通用する代わりに会社に入社したい理由が書きにくい職種でもあります。

この記事では、経理経験者である筆者が経理職の現状や求められる資格や能力、志望動機の例文を紹介するので、書き方に困っている場合は参考にしてみてください。

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経理は経験者の方が優遇されやすい

(画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3312745?title=%E9%9B%BB%E5%8D%93%E3%81%A7%E8%A8%88%E7%AE%97%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B%E5%A5%B3%E6%80%A7)

経理職の転職は、経験者の方が優遇されやすい傾向にあります。経理は専門知識やスキルが求められるため、未経験だと即戦力として成長するまでに時間がかかるからです。

また、基本的な知識が無いと、修得するための時間も必要になるため、資格取得の勉強が必須です。簿記3級であれば問題無く取得できますが、2級以上になると勉強時間がある程度必要でしょう。

経理の実務経験があれば基本的な簿記の知識があり、処理のスキルがあると見なされるので、より発展的な業務を任せられますよね。

未経験から経理に就くためにはどうする?

未経験だけど経理職に就きたいと考えている人もいるでしょう。経理の日々の業務をする人は現在、パートや派遣に任せている所が多くなっています。

転職で経理職に就くときは、将来売上管理や財務状況の把握など、基本業務より経営状況を管理できるスキルを求められるでしょう。

前職での経験が経理でどのように活きるのかをアピールし、経理職に就くために具体的に何か努力をしたことが説明できると良いです。簿記の資格取得であれば基本知識があることをアピールできますよね。

経理の志望動機を書く時の注意点

(画像出典:https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/LALA160328260I9A9513_TP_V.jpg)

経理は基本的な知識やスキルがあれば、どの企業でも転職がしやすいです。その分転職するときは、通常の志望動機を書くだけでは面接担当者を納得させづらいことも。

経理の志望動機を書く時は、次の内容を入れるようにしましょう。

志望動機の内容に入れるべきこと
  • (経理未経験であれば)前職の経験のどの部分が経理にどのように活かせるのか
  • (経理経験であれば)同じ経理でなぜ転職を考えたのか具体的な理由
  • 経理のスキルアップするために、具体的に何をしてきたのか
  • 今まで身につけたスキルを活かしてどんな業務をしたいのか
  • 経理職についてどのような方向に成長したいのか

収支管理や経営状況の分析をしたことがあって、専門的な内容も話せる場合は、その経験も志望動機に入れると説得力が増します。

志望動機には「なぜこの会社を選んだのか」を入れる

(画像出典:https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/CSS_froringcsss1292_TP_V.jpg)

志望動機を書くときには「なぜこの会社を選んだのか」を入れるようにしましょう。

先ほども説明したとおり、経理は会社を選ばなければどこでも転職できます。そのため、「この会社でしかできないこと」や「自分の知識や経験がこの会社の経理でどの業務に活きるのか」を明確にする必要があります。

私は会社の異動で現場から経理になりましたが、元々経理は志望していません。会社から指示されたのは、「現場を経験している経理が誰もいないため、現場での知識を経理に活かしてほしい。」でした。

自分のどのような経験でも経理に活かせる部分があるので、オリジナルを強調した書き方にするのがポイントになります。

経理の志望動機の例文①未経験から転職の場合

ここからは志望動機の例文をパターン別に紹介します。1つ目は未経験から経理に転職する場合です。

パターン1

私は前職で自社製品の営業をしていました。担当取引先の収支管理をしていて、予算やコストの分析をするときに経理に関する知識が不足しており、収支改善が思ったように進まなかった経験があります。

原因はコストが「何にどれくらいかかっているか」を正確に分析できていないことでした。まずは、経理の基本知識を修得するために、日商簿記3級を取得しました。

知識が身について、必要なコストと削減すべきコストが明確に判断でき、収支改善に活かせたので良い経験となっています。この経験から企業の資金の流れを把握することに興味を持ち、経理に転職を決意しました。

前職の事業が貴社の事業と似ている部分もあり、自分が経験した知識やノウハウを経理でも活かすことができると考えています。

経理の業務が未経験でも日常業務で数字に関わる機会があるでしょう。営業では、担当客先の売上を上げるためにいくら費用がかかっているか把握する必要があります。

その経験を基に、経理に興味を持ったという流れにつなげてみるのはいかがでしょうか。また、資格取得をしていたら、業務未経験だけど知識はありますというアピールにもなるでしょう。

経理の志望動機の例文②経理経験から転職の場合

2つ目は過去に経理経験があった、または現在経理に就いていて、同じ経理に転職する場合です。

パターン2

私は現職で経理をしており、日常の業務を主に担当しています。日々の入金・出金や他部署の清算などを担当し、月末には取引先へ送る請求書作成をしています。

また、収支会議用の資料を専用システムから作成した経験もあります。資料を作成する時に、自社の売上や費用を見ていると「この部署の売上が変化した原因は何だろう?」と興味を持ち、資料を読むようになりました。

この経験から経理として日常業務だけでなく、企業の経営にも関わって成長させたいと思い、経理が経営部分にも深く関われる貴社を志望しました。

現在担当している業務以外に興味を持った経験から、別の経験も積むために転職を決意したという流れにしました。どんな業務経験があるかを詳しく伝えた方が、実務経験のアピールにもなります。

財務分析の経験もあれば、会社の経営部分に関わっているので専門性のアピールにもなります。

経理の志望動機の例文➂中小企業→大手企業へ転職の場合

3つ目は経理を経験していて、中小企業から大手企業へ転職する場合です。

パターン3

前職では50人程の企業で、日常業務から月次決算までを担当していました。税理士と日々連絡を取りながら、実務経験を積み、日常業務について正確に処理ができるようになりました。

決算期では、年間の経理処理に問題無いか確認したり、税務申告の資料に問題無いかチェックしたりすることで、決算の流れも理解でき、良い経験となっています。

今後は会社全体の資金管理や経営状況を管理できる分野で専門性を高めたいと考え、規模の大きい企業へ転職を考えていたところ、東京を拠点に地方に拡大している貴社に興味を持ち、志望しました。

中小企業で経験したことから、今後は分野をしぼって専門性を高めたいという志望動機にしています。大手企業では、経理でも部署が細かく分かれているので、具体的にどの部分で働きたいかを伝えることが重要です。

志望動機を書くときに知っておくべき経理の業務内容

(画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/684506?title=%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%88%86%E6%9E%90%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95)

ここからは、経理職に転職するために事前に知っておくべき業務内容や求められる能力、資格について紹介します。

経理経験者が同じ経理へ転職するときは、業務内容について熟知しているので、今までの経験内容を問われます。未経験から経理に転職する場合は、経理の業務内容を詳しく知っておく必要があるでしょう。

筆者は経理経験者で多くの業務を経験しましたが、想像よりも多くの業務をしています。業務が分割されている所もありますが、具体的には次のような業務を経理が担当しています。

経理の具体的な仕事
  • 現金管理
  • 毎日の入金・出金の管理
  • 請求書の作成、請求書の処理
  • 税務申告書の資料作成
  • 決算資料作成
  • 収支管理
  • 企業の与信管理
  • 契約書内容の確認
  • (大企業であれば)支店や各部署の売上管理

経理は企業の経営と密接に関わるので、課長や役員クラスの人や他部署の人と関わることが多く、企業全体のことを理解する必要があるでしょう。

経理に求められる能力・資格はどんなものがある?

経理に求められる能力や資格は専門的な内容が多くなります。具体的には次のような内容です。

経理に求められる能力
  • 正確に物事を処理する
  • 異常があれば、原因を確認できる
  • ワード、エクセル等のPCスキル

経理は1円でもミスがあると、売上データや経営管理上で影響がでます。そのため他の職種よりも処理が正確にできる能力や、異常があれば原因を確認し直すことができる能力が求められます。

また、他部署や役員などから収支状況を管理する資料作成を依頼されることもあるので、ワードやエクセルが使いこなせることも大切になるでしょう。

経理に求められる資格
  • 日商簿記3級~1級
  • 全経簿記3級~上級
  • 建設業経理士2級~1級
  • 税理士、会計士
  • FASS(ファス)
  • BATIC(バティック)

経理の資格と聞くと日商簿記をイメージしますが、経理に関係する資格は日商簿記以外でも色々あります。工業簿記であれば、建設業経理士がありますし、税理士や会計士の資格も経理をする上で重要な資格の1つです。

FASSは日本CFO協会が主催する経理や財務の実務知識を確認する試験です。BATICは、東京商工会議所が主催する国際会計の実務知識を確認する試験で、経理の知識に加えて英語の能力も求められます。

経理の志望動機は何を書くべき? まとめ

今回は経理職の志望する場合に求められる能力や志望動機の書き方を紹介しました。日々の経理処理は将来AIに変わるので、今後は経営管理ができ、ITスキルなども持つ経理職が求められるでしょう。

経理に転職したいのであれば、簿記等の知識は転職前に身につけておくことをおすすめします。転職後に修得しようとすると、日々の業務を覚えながら資格試験の準備をするので苦労するでしょう。

私は経理に異動になり、資格試験の勉強しながら様々な業務を覚えることになり、必死だった記憶があります。実務経験や知識を身につけてからでも転職は十分間に合うので、専門性を高めてから転職を進めましょう。

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シドニー
都内の会社で事務員してます。 ペンギンがいる水族館にいくことが趣味。イワトビペンギンがいれば興奮。キックボクシング修行中。スイーツは何でも食べてしまう。 資産運用大好きな変人。投資はFX、ロボアド、投資信託、株式、海外銀行など何でもします。