地方公務員の志望動機に必要な「5つの内容」とは?【市職員向け】

「安定した職につきたくて、地方公務員試験の勉強はしているものの、志望している自治体の志望動機について問われると、何も答えられないんだよなあ」

あなたはこんな悩みを持っていませんか?今回は公務員(主に市区町村職員)になるための志望動機がはっきりしないあなたのために、公務員の志望動機に要な5つの内容をご紹介していきます。

この記事を読めば、履歴書の志望動機もスラスラ書けますし、面接対策にもなるでしょう。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/search?q=%E5%85%AC%E5%8B%99%E5%93%A1&qt=&qid=&creator=&ngcreator=&nq=&srt=dlrank&orientation=all&sizesec=all&mdlrlrsec=all&sl=ja#)

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公務員の志望動機は5つの内容に沿って考えよう

まず、あなたが公務員を目指す理由とはなんですか?正直にいうと本音は「安定」ですよね。しかしそれを志望動機としたところで、まず受からないでしょう。

履歴書や面接では、魅力的な志望動機で面接官にアピールしなくてはなりません。そこでこの章では、志望動機に取り入れるべき内容5挙げていきますのでぜひ参考にしてください。

地方公務員の志望動機に取り入れるべき5つの内容
  1. その地方自治体の仕事に興味を持ったきっかけ
  2. なぜその地域を希望するのか
  3. その地域に住んでいる人々への想い
  4. やりたい仕事と解決したい課題
  5. 仕事をする上での自分の強み

1つ1つの詳しい内容に関しては、今から順番にご紹介していきます。

地方公務員の志望動機に入れるべき内容①

まず1つ目は「志望する地方自治体の仕事に興味を持ったきっかけ」です。市役所の仕事は企画政策から財務・税務・総務・広報…など多岐に渡ります。

そのため、下記の例のように自分が市役所の仕事に興味を持ったきっかけを「具体的なエピソードを含めて」述べることが大事です。そうすることで、読み手または聞き手への説得力が増します。

このエピソードに関しては、公務員として働くことでしか叶えられないようなエピソードだと完璧です。地域社会の発展などの理由は民間企業でもできることです。

また、地元以外の地方自治体の採用試験を受ける人は、きっかけの部分が薄くなりがちなので、「なぜ」の部分を突き詰めていきましょう。

その地方自治体に興味をもったきっかけの例
  • 実際に○○市に遊びに行った際、町の歴史的建造物である○○や周りの自然に魅力を感じ、自分もその仕事に携わりたいと思った。
  • ある時、地元の○○市役所を訪れたところ、○○市役所職員のいきいきした姿や、市民に優しく寄り添って対応している姿を見て、自分もこのような温かい職場で一緒に働きたいと思った。

このような例文にさらに自分オリジナルのエピソードを加えて肉付けしていくといいでしょう。

地方公務員の志望動機に入れるべき内容②

2つ目は「なぜその地域を希望するのか」という点についてです。この点を明確にしておかないと「ただ公務員になりたいだけ」だと思われてしまいます。

地元の地方自治体に応募する人の多くは「地元愛」を志望動機にします。確かに長年地域に住んでいる地元民なら、その地域の良い所・悪い所がわかっているため有利になる可能性はあります。

では地元以外の人はどうでしょう。この場合、地元民ではないことを逆手にとることが大切です。初めて移り住むことで、長年住んでいる人には見えなかった視点や改善点が見つかることもあります。

とはいえ地元民であるにしろないにしろ、志望動機には、志望する地域の良さを伸ばしていきたいという気持ちが一番大切になってくるでしょう。

地方公務員の志望動機に入れるべき内容③

3つ目は「その地域に住んでいる人々への想い」です。市役所などの地方自治体の仕事は、管轄している地域とその地域に住んでいる人々への貢献です。

例えば市役所の中で市民と一番関わりが多いのは、市民課や税務課です。特に市民課は出生・婚姻・住民票の交付といった市民1人1人の人生に関わる仕事です。

志望動機では、こうした市民の大切な人生に携わり、市民のより良い生活をどのようにサポートしていくのかということを具体的に伝えられるかが重要になってきます。

地方公務員の志望動機に入れるべき内容④

4つ目は「やりたい仕事と解決したい課題」です。志望動機に盛り込む内容の中に、「合格後、地域が抱える課題にどのように取り組みたいのか」が含まれていると強いです。

というのも、取り組みたい課題やその解決策について話すことは、自治体の仕事への理解や、問題を発見する能力・解決策を提案する能力があることの証明になるからです。

例えば以下のように、具体的にどのような経験があって、これからどのような貢献をしていきたいか述べるといいでしょう。

やりたい仕事と解決したい課題の例

「大学では地方の少子化問題についての問題点や改善点について学んでいたので、この研究を生かしてまずは○○市の子育て支援に関する知識を深めたいです。

将来的には『○○市なら子どもを安心して育てられる』という声が聞こえるような町づくりをしていきたいです。」

地方公務員の志望動機に入れるべき内容⑤

5つ目は「仕事をする上での自分の強み」です。自分にどのような強みがあるか、自治体にどのような恩恵を与えられるかをアピールすることも非常に大切になってきます。

学生時代に力を入れたことや、前の職場で一生懸命取り組んだことなどから、仕事に活かせる部分を見つけましょう。

もし「学生時代に力を入れたことが思いつかない」のであれば、サークル活動やアルバイトの経験などを振り返ってみましょう。

みんなで何かを成し遂げた経験や、1つの課題を解決した経験などから、コミュニケーション能力や企画を立案する能力の話につなげていくといいですよ。

市役所などの役場では、部署のメンバーで協力して仕事を進めていくことが多く、個人プレーはあまり求められることはありません。ですから「協調性がある人」が合格しやすいです。

次は、地方公務員の志望動機を考える際の注意点を2つ解説していきます。

地方公務員の志望動機を考えるの注意点2つ

次に、地方公務員(市区町村職員)の志望動機を考える際の注意点2つ解説していきます。内容は以下の通りです。

地方公務員(市区町村職員)の志望動機を考える際の注意点3つ
  1. 1つのことだけを熱く語り過ぎない
  2. 安定のために働きたいは絶対NG

1つのことだけを熱く語り過ぎない

よくいるのが、ある1つの業務だけに特化した内容の志望動機を書いてしまう人です。これはできれば避けるべきです。

この部署がいい、この業務だけに関わりたいという熱い思いは、他の部署や業務になったらどうなるのだろうと、時として採用担当者を不安にさせます。

ですから、部署移動も視野に入れた回答をする必要があるのです。もし「希望する部署に配属されなかったらどうしますか?」と聞かれてしまったら、以下のように前向きな気持ちを伝えましょう。

希望の部署に配属されなかったらどうする?という質問に対する答えの例
「他の部署でも、業務の進め方や書類の作成、○○という課題に取り組むために必要な力を身に着けることができるので、その部署でもしっかり努めていきたいと思います。」

安定のために働きたいは絶対NG

公務員を志望する人の大半は、「安定」を求めて公務員試験を受けると言われています。それは今の時代仕方のないことです。

しかしそれを志望動機として挙げるのは絶対にNGです。そもそも地方公務員は、その地域の住民のために働き、時には自分のことは後回しで住民のことを第一に考えなければならない仕事だからです。

自分の安定も大事ですが、地域の住民たちがどうすればより良い生活を送れるかということをしっかり考えている人こそが、最終的に選考を進んでいけるのだと思います。

公務員の志望動機を考える時に参考になるもの

では次に、志望動機を考える際に参考になる資料をご紹介します。ぜひ目を通してみてください。

志望動機を考える際に参考になる資料
  1. 志望する自治体のホームページ
  2. 志望する自治体と同規模の自治体のホームページ
  3. 地方紙やローカルニュース

自治体のホームページには、その自治体の情報が集約されているので、情報収集の際には見逃してはいけません。アクセスしたら「市長のあいさつ」や「市民の声」を閲覧できる項目を探してください。

そこから見えてくる問題点を挙げ、またそれに自分の感じたことを組み合わせれば、それも志望動機として使うことができるでしょう。

さらに1つの自治体のホームページだけではなく、複数の同じような規模の自治体と比較すると、より魅力的な志望動機を仕上げることができます。特に財政状況は取り組みの違いが大きいので必見です。

また、地方紙やローカルニュースも良い資料です。地域のイベントや町おこし事業などの自治体の取り組みを確認できます。実際にイベントに参加するのがその町を知る一番の手がかりかもしれません。

公務員(市区町村職員)の志望動機例文

最後に、地方公務員(主に市区町村職員)を志望する場合における志望動機の例文をご紹介します。

採用担当者に好印象を与えるには魅力的な志望動機が必要です。また、人と同じような内容だと印象を残せませんので、オリジナリティも大事になってきます。

ここでは地方公務員(市区町村職員)の志望動機の例文を2つ紹介します。ぜひ参考にしてください。

例文①【地元の市役所職員に応募する学生の志望動機】

私は中学時代に親の仕事の都合で、○○市に引っ越してきました。私が以前住んでいた△△市は自然豊かで良いところだったのですが○○市は非常に都市開発が進んでおり、そのギャップに驚きました。

そしてしばらく生活しているうちに、○○市の居心地良さの裏には、○○市独自の○○政策や○○支援の存在があることに気づいたのです。

私はそんな暮らしやすい○○市が大好きなので、行政側としても積極的により良い町を作っていきたいと考えています。

貴所へ就職した際には、まず市の政策や各支援に対する知識を学んでいき、一日でも早く○○市に貢献できるように精進していきたいと思います。

1つ目の例文のポイントは、「具体的な政策や支援の名前を挙げている点」です。政策や支援の名前を挙げれば、しっかりと情報収集を行っていることがアピールできます。

また、以前住んでいた町との違いを挙げることで、○○市の長所を引き立てることができます。

最後の締めは、市役所への就職後にどうしていきたいかについて述べると、担当者からの印象も良くなるでしょう。

例文②【進学先の地域で市役所職員に応募する学生】

この○○市には大学進学を機に参りました。大学に進学するまでは、○○市の名前すら知りませんでした。

しかし実際に住んでみると、空き店舗の活用や子育て家庭への経済的支援など、市民が住みやすい環境づくりを自治体が進んで行っていることに気づきました。

このような地域活性をさらに進めるには、確かに税収を増やすことが重要となりますが、そのためには工業団地の造成など、実現困難な課題もあると思います。

とはいえ○○市は隣町や都心とのアクセスがよく、他の市町村との差別化を測れば可能性は十分にあると私は考えます。私は学生時代に都市計画を学び、地域の活性化について研究してきました。

この経験を活かして○○市の税収を上げることが、結果的に住民への貢献につながるとの思います。市民のためならどんな業務にも誠心誠意努めてまいります。

2つ目の例文ではさらに「自分の考える市役所での役割と、自分の仕事に活かせる強み」を述べています。どの自治体も自らの収支を安定させることに力をいれているのは当然です。

収支がマイナスになってしまえば、当然市民へのサービス低下につながりますがら、これは市役所の重要な役割といえます。

このように、それぞれの自治体の課題から、市役所の役割について考えているだけでも、他の志望者との差別化を図れるでしょう。

おわりに

今回は公務員(主に市区町村職員)の志望動機の作成方法について解説しました。志望動機は履歴書や面接で非常に重要となってきます。

では公務員の志望動機に取り入れるべき内容をもう一度確認してみましょう。

公務員の志望動機に取り入れるべき5つの内容
  1. 志望する自治体の仕事に興味をもったきっかけ
  2. なぜその地域を希望するのか
  3. その地域に住んでいる人々への想い
  4. やりたい仕事と解決したい課題
  5. 仕事をする上での自分の強み

あなたの志望動機がこれらの内容に沿っていれば、志望動機としてはかなり良いものになるでしょう。

この記事を元に、あなたオリジナルの志望動機を考えてみてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

三國鈴香

北海道の大平原に生息する24歳のwebライターです。小学校教員を辞めて、2019年11月にwebライターとして活動を始めました。よく書くジャンルは金融、転職、旅行系です。最近はiPhoneでイケメンを育てることゲームにハマっています。あとクトゥルフ神話TRPGを一緒にやってくれるお友達募集中です。