「未経験でもIT企業に転職できる志望動機の書き方がわからない…。詳しく解説してほしい。」
近年、国内の転職市場において、IT企業への人気が高まるとともに志望動機の書き方で悩む方が増えてきました。
そこで今回は、ITエンジニアへの転職につながる志望動機の書き方について、例文を交えながら解説します。
この記事を読むことで、転職活動がスムーズに進みますので、ぜひ最後までご覧ください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E7%94%BB%E9%9D%A2-%E6%8A%80%E8%A1%93-%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF-1839500/)
ITエンジニア未経験でも転職につながる志望動機とは?
IT企業への転職につながる志望動機の書き方として、主に下記の3つのポイントが挙げられます。
- 転職先がIT業界である理由を明確にする
- なぜその企業を志望するのか、理由をはっきりさせる
- ITエンジニアとしての将来像を明示する
IT業界への転職活動の際、上記のポイントを意識しながら志望動機を書くことで、説得力のある履歴書に仕上がります。
また採用担当者からは、面接時に必ず志望動機を聞かれますので、転職活動を始める前にしっかりと考えなければなりません。
それぞれの詳しい内容については、次の項目から一つひとつ詳しく紹介していきますね。
ITエンジニア未経験でも内定につながる志望動機のポイント①
エンジニア未経験者でも内定につながる志望動機のポイントとして、1つ目に「IT業界である理由を明確にすること」が挙げられます。
志望動機を書く際は、採用担当者を納得させるために、あなたが「なぜIT業界を目指すようになったのか」という、きっかけとなった根拠を示すことが最も重要です。
特にITエンジニア未経験者の場合、IT業界を目指した理由を明確にしないと、説得力のある志望動機が書けません。
まず簡単でも良いので紙に書き出し、自分のエピソードを加えて肉付けしながら、採用担当者が納得する志望動機を考えましょう。
ITエンジニア未経験でも内定につながる志望動機のポイント②
IT企業への転職につながる志望動機のポイント2つ目は、「なぜこの企業を志望するのか」という理由をはっきりさせることです。
説得力のある志望動機を書くためには、他社ではなくなぜこの企業を選んだのかという、志望する企業ならではの特徴を押さえる必要があります。
例えば、「この会社でしかリリースしていないアプリの開発に携わりたい」「この人と一緒に仕事がしたい」といった理由で、採用担当者に対してアピールすると効果的です。
また、あなたが本当に転職したい企業なのか、事前に公式ホームページの確認・会社訪問を行い、企業研究を深めることも重要です。
ITエンジニア未経験でも内定につながる志望動機のポイント③
エンジニア未経験者でも内定につながる志望動機のポイントとして、3つ目に「ITエンジニアとしての将来像を明示すること」が挙げられます。
志望動機を書く際は、「スキルを身に付けたい」という理由だけでなく、「ITを使って具体的に何をするのか」まで明示し、企業へアピールする必要があります。
特に、「Java言語を身に付けゲームの開発がしたい」「web系の言語を習得しアプリ開発に携わりたい」などの動機を示すと、志望する企業への説得力が増します。
また転職活動の際は、プログラミング言語を自分なりに勉強し、採用担当者に熱意を伝えられるよう準備しておくと、さらに説得力が増します。
ちなみに、IT業界への転職活動で志望動機を書くときは、3つの点に注意しなければなりません。次の項目から解説しますね。
IT業界への転職で注意すべき志望動機の書き方①
はじめに、志望動機を書く際に注意すべき点は、「どこにでも言える内容を書かない」ことです。
インターネットや書籍などで紹介されているテンプレートは、企業側からすると興味を持ちにくく、「他社でも良いのでは?」と思われる可能性が高いです。
例えば、「貴社の企業理念に共感し…」や「貴社の社風に魅力を感じて…」といった、使いまわしが可能な表現は、下記のようにアレンジすると良いでしょう。
- 貴社の「顧客満足度を上げて社会に貢献する」という企業理念を実現すべく、入社後もスキルを伸ばし事業に貢献していきます。
- 貴社の「新しいことに挑戦し続ける」という社風に魅力を感じ、志望いたしました。入社後はさまざまな課題が解決できる柔軟性を養い、活躍していきます。
上記のように具体的な表現へと変えることで、他の転職希望者と差別化でき、採用担当者から注目される志望動機に仕上がります。
IT業界への転職で注意すべき志望動機の書き方②
次に、IT業界への転職活動で注意すべき志望動機の書き方として、「研修制度のみを目的としないこと」が挙げられます。
志望動機を書く際、テンプレートとしてありがちな「研修を通じてスキルを身に付けたい」という理由の提示だけだと、採用担当者へのアピールとしては弱いです。
なので志望動機を書くときは、「研修でスキルを身に付けた後、会社に何をもたらしてくれるのか」を提示することが、採用担当者へのアピールとして有効です。
例えば、「貴社の充実した研修を通してスキルを身に付け、入社後は社内プロジェクトのリーダーとして活躍していきます。」といった形で、将来像を示すと良いでしょう。
ちなみに、会社の採用ページでよく見かける「イチから丁寧に教えます」「研修制度あり」といった内容は、あくまで入社までのハードルが低いことを伝えており、注意が必要です。
IT業界への転職で注意すべき志望動機の書き方③
さらに、IT業界への転職活動で注意すべき志望動機の書き方は、「待遇だけを求めている内容にしないこと」です。
志望動機を書く際に、「ボーナスあり」「残業なし」「土日祝日が休み」といった待遇面を強調すると、働く意欲が感じられず面接官に振り向いてもらえません。
特に、「毎日定時で帰れる上に、土日祝日が休みということから貴社の安定性が伺えて…」という内容を盛り込んでしまうと、採用担当者へ熱意が伝わらないです。
ちなみに、言い換えるなら「長く働いていける環境が整っていると感じ…」といった表現に留めておくと良いでしょう。
次の項目からは、エンジニア未経験者でもIT企業への転職につながる志望動機の例文を2つ、紹介しますね。
ITエンジニア未経験でも内定につながる志望動機 例文①
まず、プログラミングスクールに通いながらIT業界を目指している、という想定で志望動機の例文を紹介します。
私はこれまで Word・Excel といったPCスキルを身に付けていくうちに、自分自身でWebサイトを作成できるのではと思い、プログラミングスクールへ通うようになりました。
スクールでは、HTML・CSSに加え、Ruby・PHPといったプログラミング言語を学び、実際にアプリ制作にも携わっています。
仕事としては未経験ではありますが、今後はスクールで学んだプログラミングを仕事にしたいと強く願っています。
入社後は、貴社が掲げている「世の中に新しい価値を提供する」という企業理念を体現し、自らスキルを伸ばして貴社の事業に貢献したいです。
上記の例文では、未経験でもプログラミング言語を習得すべく行動し、志望する企業で活かせる知識を示している点が好印象です。
ITエンジニア未経験でも内定につながる志望動機 例文②
つづいて、営業職からIT企業への転職を目指すという想定で、志望動機の例文を紹介します。
これまで4年間、営業職として教育関連のセールスに携わってきました。
その中で、完成したものを売るだけでなく、自分が開発したものを販売したいと思うようになりました。
もともとPCやWebに興味があり、最近は趣味でサイト運営やスマートフォンのアプリを制作しています。
貴社では、クオリティの高い教育系のアプリを制作しており、私も多くの人が利用するアプリを作りたいと考え、志望いたしました。
上記の例文では、前職の経験と自分の趣味をリンクさせて、説得力のある志望動機に仕上がっています。
次の項目では、エンジニア未経験者にオススメの、IT業界に強い転職エージェントを紹介しますね。
未経験からIT業界への転職にオススメのエージェント
ITエンジニア未経験者にオススメの転職エージェントして、「ワークポート」を紹介します。
IT専門の転職エージェントであるワークポートは、業界トップクラスの実績を誇っており、未経験者に対する転職支援が得意です。
またワークポートでは、受講料無料のエンジニアスクール「みんスク」を運営しており、IT企業への転職をサポートする体制が整っています。
ワークポートへの登録も無料なので、気になった方は、一度下記の公式ページを覗いてみると良いでしょう。
ITエンジニア未経験でも内定につながる志望動機【まとめ】
今回は、ITエンジニア未経験でも内定につながる志望動機について、例文を交えながら解説しました。要約すると、下記の通りです。
- なぜITエンジニアになりたいのか、理由をはっきりさせる
- なぜこの企業を志望するのか、他の企業ではない理由を明確にする
- ITを通じて何がしたいのか、将来像を提示する
- どこでも言える内容・テンプレートをそのまま利用しない
- 会社の研修だけを目的としない
- 待遇だけを求めている内容にしない
エンジニアとしての業務が未経験だと、スキルや実績が乏しいため、どうしても志望動機の書き方で悩みがちです。
ただ、今回紹介しましたポイント・注意点を把握しておくだけでも、履歴書の作成がスムーズに進みます。
この記事を参考に、あなたもIT企業への転職に一歩でも近づけると幸いです。