正社員登用を目指す志望動機を書く際に気をつけるポイントを知っていますか?
実は、アルバイト、契約社員、派遣社員など現在のあなたの雇用形態によって、気をつけるべきポイントが異なります。
今回は正社員登用で志望動機を書くときに必要な考え方や志望動機の例文を紹介していきます。
この記事を読んで、アルバイト、契約社員、派遣社員の方は正社員登用を目指すための参考にしてください。
正社員登用の志望動機の考え方
正社員登用の志望動機を考える際に一番大事なことは、正社員としてどのように会社に貢献できるのかということです。
正社員の場合、長期雇用のため、中長期的に会社を成長させて、会社の利益を出すために責任のある判断力や行動力が求められます。
正社員が求められていることを理解することから、これまでのあなたの実績や経験・スキルを正社員の立場でどのように発揮するかを考えましょう。
【正社員登用を目指す】なぜその会社なのかを志望動機に書こう
正社員登用を目指す上で、志望動機に書いておかないといけないことは、なぜその会社を志望するのかということです。
なぜなら、あなたが働きたいと思っている企業以外にも同じ仕事をしている企業はたくさんあるからです。
企業は熱意のある人材を採用したいと考えています。志望動機に、非正規雇用として長年働いてきたから入社したいと書くのはやめましょう。
たとえば、「会社の行っている事業とあなた自身のやりたい事が合致している」ことや「会社の理念とあなたの考えがあっていて、会社に貢献したい」などの理由を志望動機に書いていきましょう。
正社員登用を目指すならこんな志望動機は書かないようにしよう
正社員登用を目指すうえで、書いておかないといけないことは説明しました。この章では、正社員登用を目指すうえで、書いてはいけない志望動機を紹介していきます。
正社員登用を目指すうえで、書いてはいけない志望動機があります。正社員登用を目指す上で、書いてはいけない志望動機は、以下の2点です。
- 「安定した雇用」のために正社員を志望した旨の文章
- 「待ちの姿勢」を感じられる文章
なぜ、安定した雇用を目指すために正社員を志望した旨や、待ちの姿勢を感じられる文章を書いてはいけないのか、解説していきます。
安定した雇用のために正社員を志望した旨【雇うメリットがない】
正社員になりたい理由が安定した雇用であるといけない理由は、企業側にメリットがないからです。
会社は、すぐにでも即戦力になる人材を欲しがっています。本来、志望動機ではあなたを企業が雇用することで得られるメリットを書く必要があります。
安定した雇用のために正社員になりたい人よりも、スキルや実績をアピールしてすぐに会社に貢献してくれそうな人を企業は雇うでしょう。
正社員になりたい理由に安定した雇用のためと書くのだけはやめましょう。あなたのスキルや実績を志望動機に書いて、企業に使える人間だと思われるようにしましょう。
待ちの姿勢を感じられる文章【正社員適性を判断しにくい】
志望動機の中に待ちの姿勢が見られるといけない理由は、正社員としての適性が判断しにくいからです。
企業は正社員として責任感を持って主体的に働いてくれる人材を求めています。会社とって利益になる行動は何か自ら考えることのできる人材は重宝されます。
志望動機には「与えられた仕事は、何でもやります」と書いてはいけません。企業側は、「仕事が与えられなかったら、仕事しないの?」と思ってしまいます。
【アルバイトから正社員登用目指す】志望動機を書くポイント
アルバイトから正社員登用を目指すなら、アルバイトとしての実績を活かしてどのように企業で貢献できるかを意識して志望動機に書くことが大切です。
なぜなら、企業は即戦力として人材を求めているからです。正社員として会社に貢献しなければ、会社として正社員として雇うメリットはないのです。
アルバイト経験からどんな行動が売上UPに繋がったのか、どんな行動が業務の効率をあげられたのかということを整理して、企業の事業計画にどう貢献するのかを伝えると良いです。
アルバイトから正社員登用での志望動機の例文
この章では、アルバイトから正社員を目指す方向けの志望動機の例文を紹介していきます。
これまでの自分の経験と企業で何を挑戦したいかを志望動機に書くことで、相手により説得力を与える志望動機を作ることができます。
「私は貴社でのアルバイト経験を生かして、貴社のA事業に貢献していきたいです。私は貴社で2年間アルバイトをして、Bという成果をあげました。私の能力を活かし貴社の事業に貢献していきたいです。」
志望動機の背景にこれまでの自分の実績を入れて、会社にあなたが入社するメリットを伝えてあげましょう。
契約社員から正社員登用での志望動機を書くポイント
契約社員から正社員登用を目指すなら、今までより責任のある役割で企業に貢献する意思があることを志望動機に書くことが大切です。
なぜならば、契約社員より正社員の方が責任のある仕事を任されるためです。契約社員として1~2年以上働いた中で、正社員と同じ仕事を行ったことがあると思います。
正社員と同じ仕事をしてきて、どれだけの成果をもたらしたのかについて、志望動機に書いていきましょう。
「この人は、責任感があり、即戦力として使えるな」と採用担当は思ってくれます。
契約社員から正社員登用での志望動機の例文
この章では具体的に契約社員から正社員登用を目指す方向けの志望動機の例文を紹介します。志望動機には責任感のある仕事に就きたいこと、これまでの経験やスキルを生かしたいことを入れましょう。
「責任のある役割に担いたいと思い正社員登用に応募しました。日商簿記を取得し、営業事務と経理の役割も担い、他の社員のサポートを2年間行ってきました。営業事務、経理としてより会社に貢献したいと考えます。」
このように責任のある仕事に就きたい意思とこれまでの経験やスキルを生かしたいこと強く押すことで志望動機に説得力が増してきますので、意識して書いてみましょう。
派遣社員から正社員登用での志望動機を書くポイント
派遣社員から正社員登用を目指すなら、今までより責任のある役割で企業に貢献する意思があること、多くの職場を経験してきたスキルや経験を志望動機に書くことが大切です。
なぜならば、派遣社員は複数の職場を経験でき、アルバイトや契約社員にはない圧倒的な経験の差をアピールできるからです。
企業は、即戦力として使える人材を探しています。派遣社員として経験してきたことや自分のスキルを志望動機に書くことで、志望動機の説得力が増します。
派遣社員から正社員登用での志望動機の例文
この章では、派遣社員から正社員登用での志望動機の例文を紹介していきます。正社員として仕事をしたいこと、複数の職場を経験してきたことを書いていきましょう。
「私は事務職の派遣を5年やり様々な会社に配属されました。事務だけでなく、貿易業務や英文メールなどの業務に携わりました。この経験を生かして正社員として貴社の貿易事業に貢献したいです。」
派遣社員として得られた経験と、どのように会社に会社に貢献できるか、志望動機を書いてみましょう。
まとめ
この記事では正社員登用を目指す方向けの志望動機の書き方にについてお伝えしました。正社員登用を目指す方向けの志望動機の書き方についておさらいしておきましょう。
- これまでの経験を活かして会社にどう貢献するかについて書く
- なぜ他の会社でなく、志望する会社入社したいのか理由を書く
- 正社員として主体的に働けることと主体的に動いてきた実績を書く
これまであなたが経験してきたことを踏まえて、正社員登用の志望動機を作ってみましょう。