男性上司の女性部下に対する接し方、正しいマネジメント法を解説!

この記事は、「女性の部下とどう接していいのかわからない」「女性部下を活かすマネジメントが知りたい」という方向けに書かれています。

仕事で異性の部下とコミュニケーションを取る際に、「どう接したらいいのだろう」と思いませんか?特に女性部下は扱いにくい、というイメージを持つ男性は多いようです。

この記事では、女性部下との正しいコミュニケーションの取り方や、パワハラ・セクハラ扱いされないためのコツをご紹介します。

すでに女性の部下をもつ男性上司の方は、マネジメントの参考にしてみてください。

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女性部下とのコミュニケーションが取りくい3つの原因

この章では、女性部下とのコミュニケーションが取りにくい原因について解説していきます。女性部下とのコミュニケーションが取りにくい原因は以下の3つです。

  1. 男女でコミュニケーションの前提が異なる
  2. 働くことに対する姿勢が違う
  3. 人間関係が複雑で難しい

ここから、女性部下とのコミュニケーションが取りにくい3つの原因について解説します。

原因①男女でコミュニケーションの前提が異なる

女性部下とのコミュニケーションが取りにくい原因1つ目は、男女でコミュニケーションの前提が異なっているからです。

男性にとってのコミュニケーションは、情報を伝えることです。反対に女性にとってのコミュニケーションは、共感することです。たとえば、悩み相談を持ち掛けられたと想定します。

男性は、「Aで悩んでいるならBをしてみれば?」と何とか解決策を提示しようとします。女性は、悩み事に関して「辛いよね」「しんどいよね」と共感することでコミュニケーションを取っているのです。

女性部下と接するには、「共感」に重きを置いたコミュニケーションを意識しなければなりません。

原因②働くことに対する姿勢が違う

女性部下とのコミュニケーションが取りにくい原因2つ目は、男女で働くことに対する姿勢が違うからです。

男性は、自分の努力が認められるために仕事をすると考えます。対して女性は、自分の存在を確立するために仕事をすると考えるのです。

エン・ジャパン株式会社「仕事のやりがいと楽しみ方」2018年の調査結果によって男女の仕事のやりがいの違いについて明らかになっています。

  • 男性にとっての仕事のやりがいは「報酬や成果に繋がること」と回答
  • 女性にとっての仕事のやりがいは、「存在価値を感じること」「成長を感じること」と回答

女性部下と接する際は、女性に存在価値や成長を感じさせるように仕事を振ったり、声をかけるようにしていきましょう。

原因③人間関係が複雑で難しい

女性部下とのコミュニケーションが取りにくい原因3つ目は、女性の人間関係は複雑で難しいからです。男性は、言いたいことがあれば直接話し合いによって解決するべきと考えています。

反対に女性は、面と向かって言いたい事を伝えず、遠回しにヒントを与えて「言いたい事を察するべき」と考えています。例えば、女性は表情や言葉のニュアンスから相手に言いたい事を伝えます。

女性同士のコミュニケーションであれば、少ない情報から意図を読み取ることができるのですが、男性は少ない情報から言いたい事をくみ取ることができません。

女性は直接意見を言わないため、女性の悩みは表立って現れず上司が問題にいつまで経っても気づかない場合があります。

女性部下に対する正しいコミュニケーション7つ

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%97-%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9-%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0-1245776/

この章では、女性部下に対する7つの正しいコミュニケーションについて解説します。

男性上司が実践するべき「女性部下に対してコミュニケーション7つ」は以下の通りです。

  1. 「ほめる」よりも「感謝」する
  2. 男性・女性と分けるのではなく、平等に接する
  3. 伝えるばかりではなく、女性部下の話を聞く時間を設ける
  4. 高圧的にならず、仕事する姿を見守る態度で接する
  5. 価値観を押し付けない
  6. 泣いてしまったときも冷静に対応する
  7. 日頃から清潔な身だしなみを心掛ける

男性部下と女性部下では仕事に対する考え方や指導された際の受け取り方が大きく異なります。

デキる上司はその違いを理解し、それぞれの良いところを伸ばしているのです。

同性で扱いやすい男性部下に比べ、女性部下は一度嫌われると信頼関係を築くことが非常に難しいので、この基本を覚えておきましょう。

次の章から、7つのコミュニケーションについて個別に解説していきます。

女性部下へのコミュニケーション①感謝を示す

女性部下へのコミュニケーション1つ目は、ほめるよりも感謝を示すことです。ほめて伸ばす育て方は男性部下の場合うまくいくケースが多いですが、女性部下にはあまり効果がありません。

なぜなら、ほめ方によっては「セクハラ」と捉えられてしまうことがあるからです。例えば、「スタイルがいいね」「綺麗ですね」と容姿を褒めるだけでセクハラと勘違いされます。

そのため、むやみにほめるよりも「いつも仕事が早くて助かってるよ」「この仕事もうやってくれたんだね、ありがとう」など感謝を言葉で伝えることで女性部下はやりがいを感じます。

女性部下へのコミュニケーション②平等に接する

女性部下へのコミュニケーション2つ目は、誰でも平等に接することです。

女性は男性に比べてひいき目を意識しやすい傾向があります。男性社員の前でだけ高圧的な態度をとったり、女性社員によって接し方を変えたりしてはいけません。

なぜなら、女性部下は社内の雰囲気を感じ取るのが得意だからです。たとえば、ひいきをすると「あの上司、人によって態度を変えてる!」など噂されてしまい仕事がやりづらくなってしまいます。

仕事中は、男性・女性関係なく1人の部下として接することが大切です。

女性部下へのコミュニケーション③話に耳を傾ける

女性部下へのコミュニケーション3つ目は、部下の話に耳を傾けることです。話を聞く時間を設けるのは、女性部下との信頼関係を築くのに有効な手段です。

なぜなら、信頼関係を築くために女性部下に「話を聞いてくれる上司である」という印象を持ってもらう必要があるからです。

たとえば、業務内容に対して疑問を感じたり、何か不安に思っていることに対して「何か相談はないですか?」と気遣うことで、女性部下は「頼りになる上司だな」と思うようになります。

一通り話を終えた後に、「業務内容で何かわからないことはありますか?」「仕事のことで悩みがあれば教えてください」と話しやすい雰囲気を作りましょう。

女性部下へのコミュニケーション④仕事を見守る

https://www.pakutaso.com/201410352765-1.html

女性部下へのコミュニケーション4つ目は、仕事を見守ってあげることです。

いつ相談されても対応できるよう、どのように業務に取り組んでいるのかを見守る姿勢をとると良いでしょう。なぜなら、男性上司に見張られながら仕事をするのは、女性部下にとってプレッシャーに感じるためです。

たとえば、業務についてなんでも口出しをされると「仕事ができない人だと思われているのかな」と女性部下は思い、自信を失ってしまいます。

女性部下に仕事を任せたら、業務を全て指示せずに女性部下を信じて、女性部下が成長するように見守っていきましょう。

女性部下へのコミュニケーション⑤押し付けない

女性部下へのコミュニケーション5つ目は、価値観を押し付けないことです。なぜなら、個人の価値観は異なっているからです。

たとえば、「営業だったらもっと粘り強くやれ」「残業してでも仕事を終わらせろ。俺たちの時代は残業して当たり前だったぞ」などの根性論を展開すると女性部下は引いてしまいます。

特に女性は「自己成長」や「自分の存在価値」を仕事に求めています。上司は、価値観を押し付けるのではなく、女性の成長や存在価値を感じられる職場になるよう仕事を割り振りましょう。

具体的には、データ分析が得意なら、顧客データから見込み客のリストを作成してもらうなど、女性部下の適性を考えて、女性部下が一番能力を発揮できる仕事を割り振っていきましょう。

女性部下へのコミュニケーション⑥泣いても冷静に対応

女性部下へのコミュニケーション6つ目は、女性部下が泣いても冷静に対応することです。女性は感情で動くという言葉があるように、仕事でミスや説教をされて泣いてしまう女性部下もいます。

叱られて泣いた女性部下に「社会人なんだから泣くなんてみっともない」というような言葉をかけるのは絶対にやめましょう。

なぜならば、気持ちを落ち着かせ、その後の業務を冷静に行えるよう導いてあげるのが上司の務めだからです。

具体的には「ここで待ってるから、向こうで少し落ち着いておいで」などと伝え、戻ってきたあとはいつも通り接すれば女性部下の気持ちも切り替えられます。

女性部下へのコミュニケーション⑦清潔な身だしなみ

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0-%E9%9B%87%E7%94%A8-%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89-4405260/

女性部下へのコミュニケーション7つ目は、清潔な身だしなみを整えることです。清潔な身だしなみは社会人としての基本マナーですが、女性は男性より身だしなみに敏感です。

自分の上司がだらしない身だしなみをしていたら、女性部下から「汚いし、話したり話しかけられたりしたくない」と思われてしまいます。

女性部下に清潔感を与えられる身だしなみの3つのコツは、「臭いがない・肌がキレイ・服にシワがない」ことです。

具体的には、スーツやシャツをクリーニングに出したり、ひげを剃り、化粧水や乳液でスキンケアしたり、柔軟剤を使って洗濯したりするなど、3つのコツを意識して身だしなみを整えましょう。

女性部下にパワハラ・セクハラ扱いされないためには?

良かれと思ってやった行動が、パワハラ・セクハラ扱いになってしまうのは不安ですよね。

女性部下にパワハラ・セクハラだと思われないように気を付けるべき行動は以下の通りです。

  • 「女性」を意識していると思われるため、見た目に対する話題は避ける
  • ある程度関係が築けるまで相手のプライベートに踏み入るような行動はしない
  • ランチやディナーに行くことを強要しない
  • 叱るときに、大きな声で怒鳴ったり物を叩くなどの威圧的な態度はとらない
  • 女性部下を「ちゃん」付けで呼ばない

常に奥さんや彼女、子供が隣で見ているシチュエーションを想像しながら接すると、自然なコミュニケーションができるのでおすすめです。

女性部下に対する正しいコミュニケーションのまとめ

今回は、女性部下に対するコミュニケーションについて解説しました。女性部下へのコミュニケーション7つは以下の通りです。

  1. 「ほめる」よりも「感謝」する
  2. 男性・女性と分けるのではなく、平等に接する
  3. 伝えるばかりではなく、女性部下の話を聞く時間を設ける
  4. 高圧的にならず、仕事する姿を見守る態度で接する
  5. 男性社会になりがちな会社の空気を押し付けない
  6. 泣いてしまったときも冷静に対応する
  7. 日頃から清潔な身だしなみを心掛ける

7つのコミュニケーションを押さえておくことで、自分の期待する女性部下と信頼関係を築けるだけでなく、仕事の能率も上がります。

また、自分が女性部下に対してとっている行動がパワハラ・セクハラになっていないかを今一度見直すことも大切です。

男性部下と女性部下では得意なことや長所が異なるので、上手にマネジメントして会社で活躍する人材をつくりましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

しょうご

しょうごと申します。 福祉用具の提案営業の仕事からコンサルティング会社へ転職をした経歴があります。 所持資格 ・福祉用具専門相談員 ・住環境コーディネーター2級 ・認知症サポーター の資格を持っています。