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優秀な部下が怖い!上司がやりがちな行動と恐怖を克服する方法を紹介!

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部下の成長が著しいと素直に喜べるときもあれば、怖いと感じるときもありませんか?

部下に対する「恐怖感」は上司としての悩みの種であり、ときには自分の評価を下げてしまうこともあるので注意が必要です。

この記事では、上司がやりがちな4つの行動と恐怖を克服する3つの方法を紹介していきます。恐怖感は取り除くことができるので、本記事を参考にして恐怖心の克服に努めていきましょう。

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「優秀な部下を持つと怖い…」と感じる原因は?

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今までは「優秀な部下がいたらな…」と思っていたはずなのに、実際に優秀な部下を持つようになると「恐い」と感じてしまう上司が多いようです。

上司として優秀な人材がいるのは喜ばしいことなのに、何故「怖い」と感じてしまうのでしょうか?部下が怖いと感じてしまうのには、以下のような原因があるようです。

部下が怖いと感じる原因
  • 部下の方が仕事のスピードが早い
  • 部下の方が人望がある
  • 上司よりも良い実績を上げている
  • 上司よりも良い提案を出す
  • 上司に対して堂々と意見を出す
  • 意見が食い違ったときに言い負かされる

上記以外にもいろんな原因が考えられますが、上司である自分と部下を比較したときに「劣等感」を感じてしまうことが恐怖の主因となっているようです。

そのため、部下がどんどん成長していくほど、「自分が見下されるのではないか」「自分のポジションを奪われる」といった恐怖が立ち込めてきます。

その恐怖に上手く対応できず、上司として好ましくない行動を取ってしまう方も多いようです。

次の章からは、怖いと感じる部下に対して、ついついやってしまう上司の行動を紹介していきます。

怖い部下に対してやりがちな上司の行動①強く当たる

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1つ目は、「自分を優位に見せたい」という心理が働き、部下に対して強く当たってしまうことです。

ちょっとしたミスに対しても、必要以上に追い詰めたり、罵声を浴びせたりするときがあります。「上司だから注意するのは当然」という建前で部下に当たるのは、上司としてやってはいけない行為です。

現代において問題視されている「パワハラ」「モラハラ」に該当することもあり、場合によっては「仕返ししてやる」と部下に復讐心を芽生えさせてしまう恐れがあります。

自らの手で自分の首を絞めてしまうことになるので、怖いという感情を抑えるために部下へ当たるのは控えましょう。

怖い部下に対してやりがちな上司の行動②意見を否定する

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2つ目は、部下の意見に耳を貸さず、やたらに意見を否定することです。本来はアドバイスをする立場である上司が、「部下のことが気に食わない」という理由で否定することは良くありません。

やたらに部下のことを否定するのには、「自分の方が正しい」という自己肯定感や「部下のやる気・評価を下げよう」という妬みのような心理もあるようです。

しかし、優秀な部下を否定し続けたところで、的確な返答をされるのがオチでしょう。部下に論破されたり、周りから大人気ないと思われたりと自分の評価を下げてしまうこともあります。

どんなに部下のことが怖い・気に食わないと感じても、自分の感情に身を任せて否定をするのは控えましょう。

怖い部下に対してやりがちな上司の行動③過小評価する

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3つ目は、部下の成長や出世を妨げようとして、わざと過小評価することです。「自分を優位に見せたい」「これ以上成長させる訳にはいかない」という心理から、部下を過小評価してしまう上司がいるようです。

教育学者ローレンス・J・ピーターにより提唱された「ピーターの法則」の一部には、「能力主義の階層社会において、人間は能力の限界まで出世して無能な管理職となる」と記されています。

この法則に記されているように、部下も能力の限界まで成長してくると考えると、過小評価したところで成長が止まることはありません。

また、部下の成長を妨げることは会社にとって悪影響となるので、かえって自分の評価を下げることになるでしょう。

怖い部下に対してやりがちな上司の行動④嫌がらせをする

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4つ目は、姑息な手段を使って嫌がらせをすることです。代表的な行為としては、「仕事を与えない」「あからさまに仕事量を増やす」などが挙げられます。

これらの嫌がらせは、仕事へのやる気を失わせたり、長時間労働させて疲労させたりと精神的に追い詰めていく方法としてよく行われます。

しかし、上記のような嫌がらせは、本人だけではなく周りの部下にも負担を掛けるでしょう。また、本人が会社の上層部に相談し、自分の評価を下げてしまうことも十分に考えられます。

何よりも自分の感情をコントロールできず、部下に対して嫌がらせをするのは滑稽(こっけい)です。周りからもみっともないと思われるので、余計なことをするのはやめましょう。

部下が怖いという恐怖を克服する方法①敵視しない

「どのように恐怖と向き合えば良いのか分からない」という方もいると思うので、この章からは、部下からの恐怖を克服する方法を3つ紹介していきます。

1つ目は、優秀な部下を敵視しないことです。そもそも部下に対して劣等感を感じたり、嫌がらせをしたりするのは、部下のことを「」だと思っていることが原因です。

部下が優秀である・ないというのはあまり関係なく、自分と部下を測ってしまうことに問題があります。部下は敵ではなく、「仲間」ということを忘れてはいませんか?

優秀な部下がいることは、上司として誇らしいことです。自分のキャリアを案ずるのではなく、部下の成長を促してあげる方が部下や会社からの信頼が大きくなるでしょう。

部下が怖いという恐怖を克服する方法②成長・功績を素直に喜ぶ

2つ目は、部下の成長や功績を素直に受け止め、自分ごとのように喜ぶことです。あなた自身が部下だったとき、「上司に褒められて嬉しかった」と感じたことがあるかと思います。

嬉しいことや辛いことを共有できる環境の方が、部下のやる気も出やすくなり、上司への信頼も高くなるでしょう。働きやすい環境をつくることも、上司としての大切な仕事です。

そもそも上司を蹴り落とすためにキャリアアップを考えている部下はいません。会社に貢献するため、自分の成長に繋げるために一生懸命働いています。

「私が部下を潰した!」と見せつけるよりも、「私が優秀な部下を育てた!」と誇れる方が素晴らしいことではないでしょうか?優秀な人材を育成すれば、あなた自身もより良い評価を受けられるでしょう。

部下が怖いという恐怖を克服する方法③自分の成長を意識する

3つ目は、部下の成長ではなく、自分の成長に目を向けることです。上司という立場上、部下の成長は気になるものであり、どうしても自分と比べてしまうときがあります。

その結果、「危機感」や「劣等感」が生まれることがありますが、このような感情を払拭するためには自己成長も必要です。

停滞している自分と成長著しい部下を比べていても、自分の心境をよくすることはできません。部下の成長を契機にして、「自分が成長するためには何ができるのか」を考えてみましょう。

また、上司が成長することは、会社にも部下にも良い影響を与えます。自分の評価を気にするのであれば、部下の成長を妨げるのではなく、自分の成長を促すように努めましょう。

優秀な部下を持つことは上司として誇らしい!

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ここまで上司がやりがちな行動や恐怖を克服する方法について紹介しましたが、改めて「優秀な部下を持つことは、上司として誇らしい」ということを認識しておきましょう。

この考えを持っていれば、部下を敵視することはなく、余計な嫌がらせもしなくなるでしょう。また、優秀な部下を持つことには、以下のようなメリットがあります。

優秀な部下がいるメリット
  • 仕事が円滑に進む
  • 部署・会社の業績が上がる
  • 刺激を受け、自己成長に繋がる
  • マネジメントが評価され、自分の評価が上がる

優秀な部下がいると多くのメリットを得られるので、あなたが培ってきた知識・経験を活かして、これからも優秀な部下を育てていきましょう。

まとめ

今回は部下が怖いと感じたときの上司がやりがちな行動、部下への恐怖を克服する方法について紹介しました。最後に紹介した内容を簡単にまとめてみます。

怖い部下に対して上司がやりがちな4つの行動
  • 自分を優位に見せたくて強く当たってしまう
  • 自己肯定感や部下への妬みから意見を否定してしまう
  • 部下の成長を妨げるために過小評価する
  • 精神的に追い詰めようと嫌がらせをする
部下が怖いという恐怖を克服する3つの方法
  • 部下を敵視をしない→劣等感が生まれない
  • 部下の成長・功績を素直に喜ぶ→部下のやる気・自分への信頼度も上がる
  • 自分の成長を意識する→部下への危機感・劣等感を払拭できる

部下の成長を喜びたいと思う反面、「危機感」や「劣等感」が出てくるのは、上司としての悩みの1つかもしれません。

しかし、上記のような感情は、自分の物差しによって生み出したものです。もし、部下に対して怖いと感じているのであれば、1度自分の考えを見直してみましょう。

また、それほど部下のことを意識しているということは、部下の様子をしっかりと見ている証拠でもあります。上司としての役目を果たしているあなたであれば、優秀な部下からも厚い信頼を得られるでしょう。

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ゆうと
SEOライター歴4年。金融、インテリア、格安SIMなど複数メディアにてGoogle検索上位を獲得。 無類のバスケ好きで幼い頃からNBA(特にレイカーズ)の大ファン。 現在は漫画・アニメ鑑賞にどハマり中。