部下を守ることの意味は?メリットと信頼を得るための具体的な行動

部下を守る意味やそのメリットについて知りたいと、情報をお探しではありませんか?ビジネスにおいて「部下を守る」ことは、単に「部下の代わりに自分がすべて責任を負う」ことではなく、より深い意味があります。

「部下を守る」という意味を正しく理解すると、守ることによって得られるメリットが明確になり、適切に行動できるようになるでしょう。

この記事では、部下を守る意味やそのメリット、さらに具体的な行動について解説します。部下を守り、部下から信用される上司になるにはどうしたら良いかについて、考える際の参考にしてください。

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「部下を守る」とは環境を作ること

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ビジネスにおいて「部下を守る」ということは、部下が仕事に打ち込めるような環境をつくることと同じ意味を持ちます。

仕事のミス、上役からの干渉、企画に対する横槍など、部下の仕事を邪魔する要因は複数あります。上司の役割は、仕事を邪魔する要因を排除することで部下を守り、問題を解決したり、事態を好転させたりすることです。

部下を守る方法を提唱したロバート・サットン教授は、部下を守る理想の上司とは、「人間の盾」となり、「部下の働きの障害となる要因と闘う」人物であるとしています。

この主張からわかるように、部下を守るということは、単に守るというだけでなく、働きやすい環境づくりまで考慮する必要があるのです。

部下を守るメリット

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正しく部下を守るということは、部下の信頼が得られるというメリットに繋がります。なぜなら、いざという時に力になってくれる上司に対し、部下は尊敬の念を抱く傾向があるからです。

エン転職』が行ったアンケート結果によると、これまで尊敬する上司に出会えたと答えた人は全体の68%で、尊敬する理由として最も多かったのは、「いざという時に部下を守る」でした。

「いざという時に部下を守る」と答えた人のエピソードを紹介します。

仕事に対して厳しいが、理不尽な場面では常に部下を守る意識が感じられた。仕事のミスに厳しい分、その後フォローがしっかりとしており、モチベーションが続いた。(シュプ09さん/33歳男性/北海道)

引用:https://employment.en-japan.com/enquete/report-57/

仕事に対して厳しい一面もある上司ですが、理不尽な場面では必ず守ってくれるというような意見がありました。

上司が部下のフォローをすることで、モチベーションが続いたそうです。

いざという時に頼りになる上司の下で働く部下は、モチベーションが上がりやすく、仕事にも積極的に取り組むようになります。

部下の信頼を得ることで、部下との人間関係や職場環境が良くなるだけでなく、仕事の能率が上がり、会社全体の利益につながる可能性も出てきます。

部下を守る具体的な5つの行動

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部下の信頼を得ることに繋がる、上司が部下を守るための具体的な行動は、以下の5つです。

  1. 指示に一貫性を持たせる
  2. 話しやすい環境をつくる
  3. 時間を守る
  4. 問題解決に向け会社全体で対応する
  5. 上からの理不尽な要求をはねのける

これらの行動を突き詰めると、単に部下を守るだけでなく、良い職場環境をつくり、その結果「いざという時に守ってくれる」と、部下の信頼を得ることに繋がります。

前出の『エン転職』の調査では、「困った上司」として、「守ってくれない」などの回答が寄せられました。「尊敬できる上司」を目指すなら、5つの行動を意識してみましょう。

部下を守るために具体的な行動に出ると、部下の態度や職場環境の改善が期待できます。次の章から、5つの行動について詳しく解説します。

部下を守る具体的な行動①指示に一貫性を持たせる

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部下を守る具体的な行動の1つ目は、指示に一貫性をもたせることです。

なぜ指示に一貫性をもたせることが大切かと言うと、指示がコロコロ変わったりブレたりすると、部下は指示に振り回されてしまい、業務をスムーズに進めることが困難になる、というのが理由になります。

あなた自身が普段から指示に一貫性をもたせることも大切ですが、あなたの上役が曖昧な指導や指示をしてきたら、部下を守るため、その上役に意見するという心構えも大切です。

指示に一貫性をもたせることで部下を守ろうとする姿勢は、部下に必ず伝わります。上の言いなりにならず、ブレない上司に対し、部下はついていきたいと思うようになるでしょう。

部下を守る具体的な行動②話しやすい環境をつくる

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部下を守る具体的な行動の2つ目は、話しやすい環境をつくることです。

部下にとって上司は気を使う存在で、距離を置く傾向があります。上司から話しやすい環境をつくることで、距離を縮められるようになります。

具体的には、自分のオフィスのドアは常に開けておく、部下の話に対して真剣に耳を傾けるなど、部下に対して誠実な態度で接することです。

上司の方から心を開くと、部下も悩み事や仕事上のアイデアについて、あなたに話しやすくなるでしょう。その結果、何気ない会話から、成果に繋がるようなアイデアが生まれるようになります。

部下を守る具体的な行動③時間を守る

部下を守る具体的な行動の3つ目は、時間を守ることです。なぜなら、時間の浪費は、部下の業務を邪魔したり、予定を狂わせたりすることになるからです。

常に時間厳守で行動しましょう。無駄にミーティングを重ねるなど、する必要のないことを命じることも時間の浪費になりますので、注意が必要です。

部下の時間を大切にし、有効に使おうとする行動は、部下を時間の浪費から守ることになります。その結果、部下は仕事に集中し、成果をあげやすくなるでしょう。

部下を守る具体的な行動④問題解決に向け会社全体で対応する

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部下を守る具体的な行動の4つ目は、問題解決に向け会社全体で対応することです。

注意を払っても問題は必ず発生します。部下のミスが原因で問題が発生した場合、最も大切なのは、部下やあなた個人に責任を向けるのではなく、会社全体で対応し、部下を守ることです。

たとえば部下が取引先を巻き込んだミスをした場合、部下を責める代わりに取引先に謝罪を入れたり、ほかの部下と作業を分担したりするなど、個人だけでなく、部門全体、または会社全体で対応するようにします。

このように、会社全体で行動することで、部下一人に責任を押し付けることを避けられます。守ってもらえたことで部下は上司に感謝し、2度と失敗しないと心に誓いながら、仕事に取り組むようになるでしょう。

部下を守る具体的な行動⑤上からの理不尽な要求をはねのける

部下を守る具体的な行動の5つ目は、上からの理不尽な要求をはねのけることです。なぜなら、上からの理不尽な要求は、部下を心身ともに疲弊させる、直接の原因になるからです。

上役の中には、権力を振りかざし、自分の都合で部下を責めたり、雑用を押し付けたりする人がいます。何があっても理不尽な要求から部下を守ると、腹をくくることが必要です。

たとえば上役が部下のミスを責め立てた場合、「あとは私がやります」と、引き受けます。雑用を押し付けられ、仕事が進まないという場合は、その旨をしっかりと伝え、指示しないよう進言しましょう。

部下が安心して仕事ができるように環境を整えるのは、上司の役目です。理不尽な要求をはねのけることで、部下は上司に信頼を寄せ、仕事に集中するようになります。

もっと信頼される上司になるための行動

https://unsplash.com/photos/Xo65s4yhRSo

もっと信頼される上司になるためには、普段から周囲に対し気を配り、適切に動くことです。

気配りができる上司は、細部まで良く気がつきます。そして、相手が何を望んでいるか、心理的な面を重視し、相手の意向に沿って対応します。

部下を守りたいなら、常に部下を洞察し、部下の発言や行動から、何を考え何を欲しているかを推し量ることが大切です。

部下が「上司に守られている」と感じるほど配慮が行き届くと、部下から高い信頼を寄せられる可能性が高まります。そして、部下が安心して仕事に打ち込める環境をつくるという目標も達成できるでしょう。

まとめ

部下を守ることについて、その意味と具体的な行動について解説しました。最後にもう一度、5つの対策をおさらいしましょう。

  1. 指示に一貫性を持たせる
  2. 話しやすい環境をつくる
  3. 時間を守る
  4. 問題解決に向け会社全体で対応する
  5. 上からの理不尽な要求をはねのける

部下を守ることは、部下が仕事をしやすいように職場環境を整えるだけでなく、信頼を得ることにもなります。

5つの具体的な行動を意識するだけでも、部下に対するあなたの態度は変わります。慣れてきたら周囲に気を配り、信頼される上司になれるよう行動しましょう。

仕事を進める上で障害となるものから部下を守る、という姿勢を貫くことは、部下にとってもあなたにとっても有益となり、さらに会社の発展にも貢献します。働きやすい環境を目指し、部下を大切にしていきましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

しょうご

しょうごと申します。 福祉用具の提案営業の仕事からコンサルティング会社へ転職をした経歴があります。 所持資格 ・福祉用具専門相談員 ・住環境コーディネーター2級 ・認知症サポーター の資格を持っています。