「ヘッドハンティングを受けた企業の採用試験を受けようと思ってる。でも、職務経歴書ってどうやって書いていけばいいんだろう・・・。」
ヘッドハンティングを受けた時に、職務経歴書の書き方が分からないと、どうすればいいのか分からなくなってしまいますよね。
この記事では、ヘッドハンティングの職務経歴書の書き方を解説していきます。
「この記事を参考にして、職務経歴書の書き方について、1つでも身につけてもらえたらうれしいです。1つでも知っているか知らないかで、周りとの差を付けられますよ。」
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97-%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9-%E6%89%8B-3196481/
ヘッドハンティングでも職務経歴書は重要
「企業からヘッドハンティングのオファーを受けたから、相手企業も自分のことをよく知っている。だから、そこまで準備することもないよね。」
確かにヘッドハンティングでの採用は、企業はあなたの能力を見込んで、あなたを採用したいと感じています。
だからといって気を抜いていると、「今回の話はなかったことに」なんてことになってしまうかもしれません。
なぜなら、ヘッドハンティングの採用試験において、書類選考後は、一般の採用試験とは変わりがないからです。
なので、職務経歴書の内容をおろそかにしていると、面接のなかで応募者と企業のミスマッチが生じてしまいます。ヘッドハンティングでも、油断は禁物なのです。
職務経歴書は、ヘッドハンティングのプレゼン資料
ヘッドハンティングの職務経歴書は、あなたの魅力を企業に伝えるための道具です。ある意味では、プレゼンの資料と言っても過言ではないでしょう。
そのため、自分が今まで経験してきたことを、時系列順に箇条書きしていった資料では、企業には何も伝わりません。
前提として、自分が経験したことを時系列順に把握したうえで、成果や経験を合わせて書く必要があります。
自分が出してきた成果や、経験したことを踏まえて相手に伝えることこそが、あなたの最大の武器となるのです。
ヘッドハンティングにおいて、職務経歴書でよく見られるところ
ヘッドハンティングの採用において、企業は職務経歴書のどこを見ているのか、気になってしまいますよね。
企業はヘッドハンティング時に、応募者の職務経歴書の、以下の点をよく見ている傾向にあります。
- 企業が求めている人材にふさわしいか
- 仕事に対しての意欲はあるのか
- ヘッドハンティングを受けた目的は何なのか
履歴書とは違い、職務経歴書はあなたの仕事に対する能力や姿勢、入社することによってどんな役割を務めてくれるのか、といった部分を見られます。
ヘッドハンティングをした企業は、一般の転職採用とは違い、あなたの能力を買っています。能力面に関して、より厳しく見られていることを覚悟しておきましょう。
ヘッドハンティングの職務経歴書で、絶対にやってはいけないこと
ヘッドハンティングの採用で、絶対にやってはいけない職務経歴書の書き方があります。特に、以下のことはやらないでください。
- ネットや書籍に載っている例文を、丸写しする
- 他に受ける予定の企業でも、志望動機やセールスポイントを使い回す
- 年齢や職歴、資格などの経歴詐称
- 誤字脱字
「なんだ、当たり前のことじゃん。オレだったら、絶対そんなことはないね。」
確かに、当たり前のことです。ですが、油断していると上記のようなミスをしがちです。特に、誤字脱字は誰でも犯しやすいミスです。
前述した4つの項目は、職務経歴書を書くにあたって絶対にやってはいけないことですが、上記4つの注意点のうち1つでもやっている人は、意外にも多いです。
社会人なら、守って当たり前のルールです。当たり前のことこそ、徹底的に守りましょう。
ヘッドハンティングの職務経歴書で、退職理由はどうする?
「私は今まで勤めてきたなかで、退職した空白の期間があるんだけど、なんて書けばいいんだろう・・・。」
職務経歴書を書くなかで、退職して空白の期間があったり、転職回数が多かったりすると、なんて書けばいいのか分からなくなってしまいます。
原則、職務経歴書には退職理由を書かなくて大丈夫です。ただし、空白期間が1年と長かったり、転職回数が3回以上と多かったりすると、企業が気にする可能性があります。
この場合、退職後の空白期間を、ポジティブなものに言い換えてみてはいかがでしょうか。簡単な例を挙げると、以下のことが考えられます。
自分の本当にやりたいことを見つめ直すために、退職を決断しました。1年の退職期間では、自身の成長のためにプログラミングスクールに通ったり、気になる企業の研究をしたりしていました。
ご縁があり、今の企業に勤めることになり、私のプログラミングの力が認められ、大型案件のプロジェクトチームの一員になった経験があります。
退職期間中に感じた、成長する意欲を失わずに、貴社でも成長し続けていきたいと考えています。
私は今まで、営業職、パソコン教室のインストラクター、携帯ショップの販売員を行ってきています。
営業職と販売員の経験は、商品の売り上げに関する知識を学べました。
また、インストラクターの経験から、パソコンに詳しくない人でも、どうすれば分かりやすく伝えられるのか、人に伝える力を学べました。
御社の営業職として入社した後も、私が身につけた売り上げに関する知識と、人に伝える力を伸ばし、活躍していきたいと考えています。
ヘッドハンティングの職務経歴書のポイント①具体的に
ヘッドハンティングの職務経歴書を書く時の最初のポイントは、具体的に書くことです。
職務経歴書は相手の企業にとって、あなたが「何を行ってきたのか」、「何年ぐらい」、「何名の規模で」といったことを具体的に伝える道具です。
具体的に伝える方法として、それぞれ以下の例を踏まえて説明していきます。
- (修正前)私は、今勤めている会社で、新規事業を立ち上げることによって会社の売り上げに貢献しています。
- (修正後)私は、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトのメンバー15名をマネジメントしました。一方で、新規事業の立ち上げに携わり、1年間で5億円の売り上げ成績を達成しました。
- (修正前)私は、今までの経験を活かせる仕事に関心があり、貴社に入社したいと考えています。
- (修正後)私は、7年間の営業職において、半年で2億円の売り上げに貢献した経験があるので、御社に入社した後も、私の経験を活かしたいと考えています
ヘッドハンティングの職務経歴書のポイント②詳細な情報
ヘッドハンティングの職務経歴書を書く時の次に紹介するポイントは、詳細な情報です。
相手企業はヘッドハンティングでの採用をするにあたって、あなたの経歴に関してより詳細な情報を知りたがります。ヘッドハンティングをした企業は、あなたの能力を認めて、あなたに声を掛けたからです。
「この人は、情報を見る限りでは能力がありそうな人だ。でも、本当に弊社に入社した後でも活躍してくれるのだろうか・・・。」
このように、採用担当者は応募者に対して不安を抱くでしょう。相手企業に少しでも不安を払拭してもらうために、職務経歴書には以下のことを意識して、詳細な情報を書きましょう。
- 「勤めている会社の名前」や「役職・部署名」、「在籍している期間」を正確に書く
- 「役割」と「成果」をセットにして、仕事の内容を書く
- できる限り、「成果」は数字にして書く
- 「経歴」は、アピールしたいものを中心にして書く
特に、会社名が英語であったり、長い会社名であったりすると会社の名前を間違えがちです。必ず会社のパンフレットや、ホームページで確認して下さい。
ヘッドハンティングの職務経歴書のポイント③セールスポイント
ヘッドハンティングの職務経歴書を書く時の最後に紹介するポイントは、セールスポイントについてです。
「セールスポイントについて、色々と考えてみたけど、私にはそんなにたいした強みは見つからなかった・・・。」
職務経歴書などを書く時に、あなたのセールスポイントを相手企業に伝えるのも大切なことです。しかし、いざ考えると自分には何も強みなんてないと、自信をなくしてしまいます。
それは、あなたが自分のセールスポイントをうまく把握できていないだけで、誰にでも強みはあるのです。以下の点を意識して、あなたのセールスポイントを把握してみてはいかがでしょうか。
- 「~ができる(できるようになったこと)」
- 「~を身につけた」
- 「~を努力した」
- 「~の時に達成感を感じる」
- 「~が得意」
- 「~の知識がある」
- 「~には自信がある」
これらの点を意識して、あなただけのセールスポイントを探せば、相手企業も納得できる強みが見つかります。
ヘッドハンティングの職務経歴書について悩むなら
「ヘッドハンティングの採用で、職務経歴書を書く作業って、なかなか大変ね・・・。」
ここまで紹介した、ヘッドハンティングにおいての職務経歴書の書き方は、ひとりでは大変な作業だと、感じる人もいるでしょう。
職務経歴書の書き方に困ったら、専門のヘッドハンティングサービスを利用して、職務経歴書について相談してみるのも大切です。主に、以下のヘッドハンティング会社が有名です。
- 「BizReach(ビズリーチ)」
- 「RECRUIT DIRECT SCOUT(リクルートダイレクトスカウト)」
- 「dodaエグゼクティブ」
上記のヘッドハンティング会社は、専門のコンサルタントが付いているので、職務経歴書について悩んだら、あなたの力になってくれます。
まとめ
ここまで、ヘッドハンティングにおいての職務経歴書についての書き方を紹介していきました。もう一度、内容を振り返ってみます。
- ヘッドハンティングの採用は、書類選考後は一般の採用試験と変わりはない
- 職務経歴書は、あなたを知ってもらうためのプレゼン資料
- 企業は、求めている人材にふさわしいか、仕事に対しての意欲、入社する目的などを見てくる
- 誤字脱字、例文の丸写しなど、絶対にやってはいけないことは徹底して守る
- 退職によって空白期間が長い場合、理由はポジティブなものに
- 職務経歴書は、具体的かつ詳細に書く
- あなただけのセールスポイントを見つけて、職務経歴書に書く
- 職務経歴書を書く作業が大変だと感じるなら、専門サービスを利用してみる
初めて、ヘッドハンティングの職務経歴書を書く場合は、なかなか時間がかかってしまい、大変な作業になってしまいます。
まずは、この記事で紹介したことを1つだけでもいいので意識して、一歩ずつ着実に進めてみてはいかがでしょうか。
この記事を参考にして、ヘッドハンティング採用の職務経歴書を書いてみてください。