好きでやっている仕事なのに、不安や孤独を感じて辛い思いをしている社長は多くいるのではないでしょうか?
社長はそんな孤独と常に向き合って生活していかなければいけません。
今回は、そんな社長が孤独を感じる原因と、その解消法を一緒に考えていきましょう。
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社長が孤独を感じやすいのは、一人きりになって我に返ったとき
会社の責任を負い一人で戦う社長は常に孤独を感じやすい役職ですが、日々の仕事量が膨大なため普段は孤独を感じている暇などなく、毎日に忙殺されています。
そんな中で、ふと一人になったとき、あまりにも大きな孤独感が襲ってくることがあるんです。
僕の知り合いの話では「ホテルについて静かな部屋で一人で横たわった瞬間、嗚咽が止まらなくなった」という人もいます。
ではなぜ、社長にこの孤独感が襲ってくるのか、その原因を考えていきましょう。
社長が孤独を感じる原因①:365日心が休まる瞬間がない
社長は、サラリーマンとは違って自分自身で会社をマネジメントしなければ1円たりとも手元に入って来ません。
更に、事業が傾けば自分はもちろん、家族や従業員、そしてその従業員の家族までも路頭に迷わせてしまうことになります。
そのため、365日一秒も漏らすことなく、仕事のことを考えて働き続けているのが社長なのです。
そんな中で、休みの日に完全にリラックスして楽しそうに遊んでいる人たちを見ると、「こんなにも毎日不安で大変なのは自分だけなんだ」と孤独を感じてしまうのです。
社長が孤独を感じる原因②:人が信用できない
事業を大きくするには、人手を増やして自分以外に仕事を任せる必要がありますが、自分が採用した人でも、他人である従業員を完全に信用することが難しいのも事実です。
急に辞めたりお金を持ち逃げしたり、会社の悪口を言いふらしたりと、マイナスを生む従業員がいないとは言い切れないからです。
このように信頼すべき従業員を抱えておきながらも、心のどこかで疑いの目を持っている自分に対して、孤独を感じる社長が世の中にはたくさんいます。
社長が孤独を感じる原因③:身近に相談相手がいない
社長はとても責任が重い仕事を抱えており、心のバランスを保つのが大変な働き方を強いられるため、身近に信頼できる相談相手が欲しいと考える人がほとんどです。
ただ、実際には「良き相談相手になってくれる人が身近にいない」と感じている社長が多くを占めています。
社長の悩みは社長にしかわからず、どれだけ気持ちを言葉にしても社長職以外の人には伝わらないことが孤独を感じる大きな原因です。
また、家族など、関係が近ければ近いほど心配をかけたくないと感じてしまうことも孤独を感じる原因の一つになっています。
社長が孤独を感じる原因④:責任が重すぎる
何度も繰り返していますが、社長の責任はとても大きく、重大です。
たとえば、資金繰り・採用・事業の数値目標設定・リスク管理・仕事の割り振りなど、すべての最終決断が社長に任されています。
もしこの最終決断に失敗すると、事業が傾くことになり、家族や従業員を路頭に迷わせてしまい、取引先や顧客にも迷惑がかかってしまいますよね。
従業員や取引先の家族のことまで考えると、自分が影響を及ぼす人々の多さに、経営者は「自分だけの力でなんとかしないと」と自分を孤独に追い込んでしまうのです。
孤独な社長が多いのは個人事業や零細企業

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2168896?title=%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E4%BC%81%E6%A5%AD
今までの内容を一言でまとめると、「責任が重すぎる」ことが孤独を感じやすい原因だといえるでしょう。
企業規模が大きければ大きいほど責任が重くなるのは誰しもが想像できると思いますが、それ以上に孤独を感じているのは個人事業や零細企業の社長なのです。
大企業の社長には、すでに「右腕」と呼べる人物がいたり、チームで会社経営をしていたりするため、それほど孤独を感じないことが多いのです。
責任の重さが孤独を感じる大きな理由ですが、相談相手がいるかいないかもとても大きな原因なんですね。
孤独を解消するために陥りがちなミス
上記の孤独を解消するために、もちろん対策を考えていくわけですが、陥りがちなミスがあるのでそれについて考えていきます。
カウンセリングに通う
誰か相談できる人が欲しいからと言ってカウンセラーを頼ることが思いつくかもしれません。
しかし、もちろんカウンセラーは社長では無い為、社長の悩みがわからず、的外れな相槌をもらってイライラしてしまう可能性があります。
「カウンセラーにすら理解してもらえないのか。」と余計に孤独を増加させてしまうことも考えられますのでお勧めできません。
スピリチュアルや宗教にハマる
社長は未来が見えずに暗闇を走っている感覚の方が多い為、運気だけを頼りにしてしまうことが多いのです。
ただ、スピリチュアルや宗教を信じる人は、非科学的なことを信用しやすいので、高額な取引に乗ってしまったり、社員から「イタイ会社」扱いされてしまう可能性があります。
孤独を解消するどころか、マイナスなイメージを付けられてしまう可能性があるためお勧めできません。
社長の孤独の解消法①:社長仲間を作る
前項では孤独の解消で陥りやすいミスを紹介しましたが、ここからは試してほしい解消法を紹介します。
一つ目は、同じ悩みを持つ社長仲間を作ることで孤独を解消する方法です。
社内に自分と同じ立場の人間はいませんが、外に目を向ければ自分と同じ悩み、問題を抱えた社長、経営者は大勢います。
経営者同士のコミュニケーションを図るためのイベントを探し、イベントで仲間を見つけて悩みを共有しあうことで孤独を和らげることができますよ。
「こくちーず」というサイトでは、キーワードや開催日などで社長向けのイベントが探せるのでお勧めです。
社長の孤独の解消法②:仕事を離れ趣味仲間や昔からの友人と会う
「仕事のストレスなんだから仕事で和らげることは難しい」と感じる方も多くいると思います。
そんな場合は、仕事の手を一旦止めて、自分の好きなことをしてリラックスすることや、心を許せる友人と会ったりして頭を空っぽにしてみましょう。
昔からの友人と会うことで孤独も解消できますし、頭を一度空っぽにした方が仕事に対するいい案も浮かびやすくなります。
仕事にオンとオフのメリハリをつけることで、返ってうまくいくいくこともあるのでぜひ試してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?社長は常に孤独と向き合って生活をしていかなければいけません。
自分で好きな道を選んだとはいえ、人間である以上は、耐えられずに気持ちがあふれてしまうこともあるでしょう。
今回解消法にあげた、イベントに参加して仲間を作ることは、孤独の解消はもちろんのこと、そこで知り合って取引につながることもあるため、社長であればぜひ一度参加してみてください。