「ヘッドハンティングサイトに登録してみて、転職を成功させたいな。でも、初めてだしよく分からない。」
ヘッドハンティングサイトを初めて利用する場合、どうすればいいのかよく分からないですよね。
この記事では、ヘッドハンティングサイトに登録して転職する際の注意点を解説してきます。初めての利用でも、あなたの転職が無事に成功できるようサポートします。
ヘッドハンティングサイトに登録する前に、どの企業へ転職するか
ヘッドハンティングサイトに登録する前に、どんな企業に転職したいかをあらかじめ考えておきましょう。
ヘッドハンティングサイトはそれぞれ特徴があり、国内または外資系企業の転職サポートが充実しているかどうかが違ってきます。ヘッドハンティングサイト2社を例に挙げると以下のようになります。
サイト名 | 強み | 弱み |
「ビズリーチ(BizReach)」 | 国内企業への転職サポートが手厚い | 外資系企業への転職サポートには弱い |
「エムアールアイジャパン(MRIJAPAN)」 | 外資系企業への転職サポートが手厚い | 国内企業への転職サポートには弱い |
自分が国内企業へ転職したいのか、外資系企業へ転職したいのかをあらかじめ明確にした方がいいでしょう。
また、技術系のヘッドハンティング専門の「プロフェッショナルバンク」や、医療系のヘッドハンティング専門の「ティーアイエス(TIS)」など、業界や職種ごとに強みのあるサイトも存在します。
どのヘッドハンティングサイトに登録して転職を目指すか
ヘッドハンティングサイトに登録して転職を考える場合、どのサイトを利用するかで方向性が変わってきます。
「ビズリーチ(BizReach)」や「キャリアカーバー(CAREER CARVER)」、「dodaエグゼクティブ」はエグゼクティブ転職を目指す人向けのヘッドハンティングサイトです。
一方で、「リクナビNEXT」は一般の転職者向けにヘッドハンティングサービスを提供しています。
もしあなたがキャリアアップを目指し、エグゼクティブ転職を目指したい場合は一般の転職者向けのサイトでは、なかなか希望が通りにくくなるでしょう。
ヘッドハンティングサイトへの登録はお金がかかるの?
ヘッドハンティングサイトに登録する場合、お金がかかるかどうか気になってしまいますよね。ほとんどのヘッドハンティングサイトは、お金はかかりません。
なお、例外として「ビズリーチ(BizReach)」の場合は有料で利用できるサービスがあります。
「ビズリーチ(BizReach)」が提供しているプレミアムサービスは、タレント会員30日間2980円、ハイクラス会員30日間4980円を提供しています。
有料サービスに登録すると、秘匿性の高い求人に自分で応募できるといったサービスの利用が可能です。
「ビズリーチ(BizReach)」の登録自体は無料で出来ますので、まずは登録してから判断することをおすすめします。
ヘッドハンティングサイトに登録して転職する時、年収基準がある
ヘッドハンティングサイトに登録して転職したい場合、自分自身の年収に気をつけて下さい。年収によってサイトに登録できるかどうかが変ってくるからです。
多くのヘッドハンティングサイトでは、年収による基準を設けています。ヘッドハンティングサイト2社を例に挙げると以下の通りになります。
- 「ビズリーチ(BizReach)」― 年収600万円以上
- 「キャリアカーバー(CAREER CARVER)」― 年収600万円以上
これらはあくまで基準にすぎません。たとえ基準を下回ったとしても登録できる可能性がありますし、「ビズリーチ(BizReach)」の場合、年収500万円でも登録できたという話があります。
年収700万円なのにヘッドハンティングサイトに登録しようとしたら、これまでの経歴が評価されず登録できないこともあるので注意です。
ヘッドハンティングサイトに登録して転職する時、他にも条件が
ヘッドハンティングサイトを使って転職したい場合、職種や業界の経験年数が問われる場合があります。
「dodaエグゼクティブ」の場合、ヘッドハンターからスカウトを受けるには、管理職経験が必要となります。
ただし、管理職経験がなくても管理職の素質が十分にあるなど、相応の力量がある人材であれば登録可能な場合もあるので、管理職の経験がなくても諦める必要はありません。
他のヘッドハンティングサイトでは、経営幹部やエンジニア、営業職においてトップセールスを叩きだしたなどの経験や実績を、条件に求められる場合もあります。
ヘッドハンティングサイトに登録して転職する年齢層
ヘッドハンティングサイトに登録して転職する場合、それぞれのヘッドハンティングサイトにはターゲットとしている年齢が設定されています。
おおよそ、ヘッドハンティングサイトがターゲットにしている年齢は、主にミドル層(30代、40代)が多いです。
一方で、20代と50代の求人数は少ないため、20代と50代がヘッドハンティングされる可能性は低くなってきます。
求人数が少ないだけですので、ヘッドハンティングされるチャンスはあります。まずは登録だけでもしてみましょう。
ヘッドハンティングサイトに登録する際に自分の情報を入力
ヘッドハンティングサイトに登録する場合、自分の個人情報を入力していき、ヘッドハンティングに必要なプロフィールを完成させる必要があります。
おおよそ、ヘッドハンティングサイトで入力する情報は以下の項目になります。
- 性別
- 住まい
- 生年月日
- 語学
- 最終学歴
- 氏名
- 連絡先
ヘッドハンティングサイトに登録する際に職務経歴や転職経験を
自分の個人情報を入力し終わったら、次に入力する項目が職務経歴と転職経験に関することです。
おおよそ、ヘッドハンティングサイトで入力する情報は以下の項目になります。
- 転職経験の有無
- 転職希望時期
- 直近の在職企業
- 直近の業種
- 直近の職種
- 直近の業務内容
自分がいつまでに転職したいかという時期を明確にすることや、転職経験がある場合は今まで転職してきた企業名や職種、業界、仕事内容を事前に整理するとスムーズです。
自分の個人情報と、職務経歴や転職経験に関する入力が終わったら登録完了です。スムーズにいくと10分ぐらいで終わります。
実際にヘッドハンティングが来た場合、よく考える
あなたがヘッドハンティングサイトに登録を済ませた後、実際にヘッドハンティングがかかるようになってきます。
ヘッドハンティングが来たらすぐにその求人に決めてしまうのではなく、以下の点に気をつけましょう。
- 【給料だけで決めない】― 仕事内容を確認し、仕事内容が自分に合っているのかどうかをよく考えましょう。
- 【詐欺の可能性も】― ヘッドハンティングがきて退職したものの、そのスカウトは嘘だったということもあります。声がかかってきたヘッドハンティング会社をネットなどで調べてみましょう。
- 【ヘッドハンターの人柄】― ヘッドハンティング会社に所属するヘッドハンターによっては、むりやりあなたに決めさせようとします。ヘッドハンティングは断っても何も問題ありません。
ヘッドハンティングがあなたに来た場合、自分の能力が認められたと舞い上がってしまうものです。上記3点に気をつけて落ち着いて考えましょう。
まとめ
ここまで、ヘッドハンティングサイトに登録して転職を成功させるための注意点を紹介していきました。内容を振り返ってみましょう。
- ヘッドハンティングサイトによって、それぞれ強みと弱みがある
- どのヘッドハンティングサイトに登録するかによって、目的が異なる
- ほとんどのヘッドハンティングサイトは無料で利用できる。
- ヘッドハンティングサイトには、年収基準が定められている
- ヘッドハンティングサイトを利用するには、これまでの経歴や実績が重視される
- ヘッドハンティングサイトの主なターゲット層はミドル層(30代、40代)
- ヘッドハンティングサイトの登録は、自分の個人情報と職務経歴や転職経験を入力して完了する
初めてヘッドハンティングサイトを登録するときは、どうすればいいのか不安になってしまいがちです。
この記事を参考にしながらひとつずつ順番に確認していき、ヘッドハンティングサイトへの登録を進めていって、無事に転職のスタートを切れることを願っています。