もしも自身の元にヘッドハンティングの話が舞い込んできたら、どのような断り方をすれば良いのでしょう。今回はヘッドハンティングの断り方についてご紹介していきます。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1677857?title=%E7%B7%91%E8%83%8C%E6%99%AF%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%84)
ヘッドハンティングを断ることができるのか?
ヘッドハンティングとは役職に付いている方や幹部クラス以上の方が対象となります。ヘッドハンティングの声がかかったという事は、自身の能力や実績が認められたという証です。
せっかく自分のことを認めてくれたのに断ってはいいものなのか、と悩むこともあると思いますが、ヘッドハンティングされたからといって絶対に断ってはならないという訳ではありません。
声をかけてくれたからといって、自身にとって良い条件でなければ転職する意味はないですよね。
まず前提として断っても良いということを頭に入れておきましょう。
ヘッドハンティングの断り方はメールか電話で!
ヘッドハンティングを断る場合は、基本的に直接会わずに断るのが良いでしょう。
ヘッドハンターは営業のプロですので、律儀に直接会って断ってしまうと、言いくるめられる可能性があります。そのため、ヘッドハンターの営業トークは洗脳と考えた方が良いでしょう。
一度「断る」と決意したならば、その意思が揺らがないようメールや電話で断るのが無難です。断る場合もオブラートに伝えるようにしましょう。
ヘッドハンティングは断るものだと考える
ヘッドハンティングは必ずしも自身にとって良い事ばかりではないので、基本的にヘッドハンティングをされても断るものだと考えることが大切です。
ヘッドハンティングをされたということは、自身の能力が認められたことになりますが、浮かれていると条件が悪い会社に転職してしまうこともあります。
最初から「ヘッドハンティングは断るもの」と頭に入れておけば、ヘッドハンターの甘い言葉に惑わされることもないでしょう。
ヘッドハンティングの断り方ポイント①
ヘッドハンティングを断る一つ目のポイントは「罪悪感を覚える必要はない」ことです。
スカウトの話が自身にくるのは大変嬉しいことではありますが、ヘッドハンティングを受けるという事は「転職をする」ことになります。
転職をすることによって人生は簡単に変わってしまいます。いくら良い話だとしても、人生を左右する決断となるため、断ったとしても罪悪感を覚える必要はないのです。
断ることに罪悪感を覚えてしまい、相手に押し切られてしまった結果、他人に自分の人生を委ねることになります。
ヘッドハンティングの断り方ポイント②
ヘッドハンティングを断る場合でも「丁寧な姿勢」が大切です。今回は断ることになってしまったとしても、今後もサポートをしてくれたり、取引先になる可能性も考えられます。
絶対に断る!と決意されたからといって、適当にあしらったりしてしまうと、将来的に後悔することになる可能性があります。
ヘッドハンティングをしてくれたことに対するお礼と、今後も付き合っていくことをしっかりと伝えることが大切です。
ヘッドハンティングの断り方ポイント③
ヘッドハンティングを断るときの理由は「はっきり伝えず、ボカす」ことが大事です。
断る理由をハッキリと伝えることで、しつこい勧誘をされる事はなくなるかもしれませんが、同時に今後の関係が崩れてしまう可能性があります。
「今回は遠方のため辞退するが今後近場で条件が良い案件があれば検討する」など今後も付き合っていく意思を伝える事で、良好な関係を築くことができ、自身にも良い案件を紹介してくれる可能性が上がります。
ヘッドハンティングの断り方ポイント④
ヘッドハンティングを断るときは、「気に入らない企業でも批判しない」ようにしましょう。
相手先の企業の悪口や批判をしても自分を追い詰めることになるだけです。「調べたら口コミや評判が悪かった」「休み少ないんですね」など、本当に評判の良くない企業だとしても口に出してはいけません。
あくまで噂なので、口コミや評判を鵜呑みにしてしまうと、今後の関係が悪くなってしまいます。取引先となる可能性も考えられますので、相手企業の批判をするのは絶対にやめましょう。
ヘッドハンティングの断り方ポイント⑤
ヘッドハンティングを断ると決断したなら、「早めに断る」ようにしましょう。
条件次第では転職をするかどうか悩まれるかと思いますが、ヘッドハンティングの誘いを断るなら早めに伝えないと、お互いの時間を消費することになってしまいます。
相手に「受けてくれるかも」と勘違いさせてしまい、結局断られたとなれば今後の付き合いにも影響が出てしまうこともあるでしょう。
お互いの関係を良好に保つには、決断したらすぐに伝えることも重要な事なのです。
ヘッドハンティングのお断りメール例文
ヘッドハンティングを断る場合は下記の例文を参考にするとスムーズに話が進みます。
件名:求人案件のご紹介について
〇〇会社
△△様(担当者の名前)
お世話になっております。
この度は、□□社のご紹介をして頂き、誠にありがとうございます。今回ご紹介して頂いた案件は、とても魅力的で惹きつけられ、
将来性の高い案件であると感じました。しかしながら、現在の会社での引継ぎ業務、その他にプライベートなことなどを
真剣にご検討させて頂いたところ、大変恐縮ではございますが、お断りをさせて頂く決断に至りました。せっかく、ご紹介頂いた案件であったにも関わらず、承諾するに至らずご迷惑をお掛けして、申し訳ございませんでした。
またこの度私に、ご紹介下さった△△様には大変感謝しております。今後ともご支援、ご協力をして頂ければ大変光栄でございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
◇◇(自分の名前)
出典:https://xn--gdk5c8by009bjcp.com/archives/1293
最後に
いかがでしたか?ヘッドハンティングをされたからといって絶対に断ってはいけない訳ではありません。基本的にヘッドハンティングは断るものと考えましょう。
この記事で紹介してきた内容を簡単にまとめると、以下のようになります。
- ヘッドハンティングを断ることは悪いことではない。
- 断る際はメールor電話。直接会わないほうがいい。
- ヘッドハンティングをしてくれた会社や、ヘッドハンターの務める会社の批判はしない。
- 早めに断りの連絡を入れる。
ヘッドハンティングを断る時も適当にあしらうのではなく、今後の関係を良好にしておくためにも声を掛けてくれたお礼と丁寧に対応する事を忘れてはいけません。
ヘッドハンテイングは断るものと説明しましたが、周りが自分を認めてくれたということも忘れないでください。