ヘッドハンティングを断る時はメールか電話で断るのが良いでしょう。ではなぜ直接あって断るのではなく、メールか電話で断るべきなのかをご説明していきます。
そもそもヘッドハンティングは断ることができるの?
ヘッドハンティングは企業が求めている人材をヘッドハンターが対象者を見つけ出しスカウトするシステムです。
ヘッドハンティングを受けた人は好条件を出され、転職してくれないかと「お願い」される形になります。
あくまで「お願い」なので断っても何も問題はありません。企業の提示する条件がとても魅力的で、転職することで発生するデメリットが少ないような場合は、ヘッドハンティング転職を受けても良いでしょう。
ヘッドハンティングは基本的に断るもの
基本的にヘッドハンティングは断るものだということを覚えていてください。ヘッドハンティング転職をすることで、現職よりも待遇が良くなるものです。
ですが、年収や待遇がよくなったとしても、前の職場よりも働きにくいと感じるようなことがあれば、ストレスが溜まったり、退職してしまうというケースもあります。
へッドハンティングに対して大きな期待を膨らませている方ほど、こういったケースに陥りやすいのです。
最初からヘッドハンティングは「断るもの」と頭に入れておけば、転職しても働きにくいと感じることは少なくなります。
ヘッドハンティングをメールか電話で断る理由
ヘッドハンティングを行う「ヘッドハンター」は営業のプロと言っても過言ではありません。直接会って断ろうとしても、ヘッドハンターの巧みな言葉で決心が揺らぎ兼ねません。
ヘッドハンターの仕事はヘッドハンティングの対象者を転職させることです。対象者を転職するためのスキルは一流なので、どう伝えれば転職してもらいやすいかなどを把握しています。
そのため安易にヘッドハンターに会ってしまうと、上手く言いくるめられてしまい、転職することになってしまうこともありますので、断るときは電話かメールで断るようにしましょう。
ヘッドハンティングを断る時に気をつけたいこと
ヘッドハンティングはメールか電話で断るものだとお伝えしましたが、断る際には気を付けたいポイントがいくつかあります。
ヘッドハンターは対象者の情報を調べ上げてからアポイントをとるので、一般的な営業マンよりも営業能力が高いと言えます。なので少しでも油断をすると、断るという決心が揺らいでしまう可能性もあるでしょう。
ヘッドハンティングを断る際に気をつけるべきポイントを四つご紹介しますので、ヘッドハンティングを断る時の参考にしてください。
罪悪感を感じる必要はない
ヘッドハンティングを断るからといって罪悪感を感じる必要は全くありません。
せっかく声をかけてくれたから、必要としてくれているのに断るなんて申し訳ないな、なんて少しでも思って態度に出してしまうとヘッドハンターのカモにされてしまいます。
ヘッドハンティングの声をかけてくれるのは光栄なことではありますが、あくまでお互いの利益のための対等な立場での話なので、罪悪感を感じる必要は全くないのです。
丁寧な対応を心がける
断る場合でも適当にあしらったりせず、丁寧な姿勢で断るようにしましょう。今回はヘッドハンティングを断る事になっても、今後も付き合っていく関係になる可能性も考えられます。
良好な関係を築いておけば、新しい案件があった場合など優先的にまわしてくれる事もありますので、その時の気分で不遜な態度を取ってしまうと、後々後悔するのは自分自身です。
そうならないためにも、態度の悪いヘッドハンターだとしても丁寧な対応を心がけましょう。
断る理由はぼかすようにする
キッパリと断ってしまえば、しつこい勧誘をしてこなくなると思い、ヘッドハンターに断る理由をハッキリと伝えてしまうと、今後の関係に傷がつく可能性があります。
先ほどもお伝えした通り、ヘッドハンターや相手企業とは良好な関係を築いておきたいものです。
「今の会社よりも待遇がよくない」「魅力を感じない」とハッキリと伝えるのではなく、「今回はタイミングが合わなかったためお断りしますが、次があれば検討したいと思います」など少しぼかして伝えましょう。
決断したら早めに断る
ヘッドハンティングを断ると決断したら、なるべく早めに断るようにしましょう。いつまでも返事をしないとお互いの時間を削る事になってしまいます。
また、相手に期待をさせてしまう事にもなりますので、変な期待を持たせてから断る、と言うのはやはり今後の付き合いにも関わってきます。
しかし、早めに断るといっても、どんな文面のメールを送ればいいのか悩むこともあると思いますので、ヘッドハンティングをメールで断る際には以下の例文を参考にしてください。
ヘッドハンティングを断る時の例文メール
件名:求人案件のご紹介について
〇〇会社
△△様(担当者の名前)
お世話になっております。
この度は、□□社のご紹介をして頂き、誠にありがとうございます。今回ご紹介して頂いた案件は、とても魅力的で惹きつけられ、
将来性の高い案件であると感じました。しかしながら、現在の会社での引継ぎ業務、その他にプライベートなことなどを
真剣にご検討させて頂いたところ、大変恐縮ではございますが、お断りをさせて頂く決断に至りました。せっかく、ご紹介頂いた案件であったにも関わらず、承諾するに至らずご迷惑をお掛けして、申し訳ございませんでした。
またこの度私に、ご紹介下さった△△様には大変感謝しております。今後ともご支援、ご協力をして頂ければ大変光栄でございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
◇◇(自分の名前)
出典:https://xn--gdk5c8by009bjcp.com/archives/1293
ヘッドハンティングを断る際には丁寧な対応を心がけよう
ヘッドハンティングを断ると決断しても、相手を軽くあしらったり、適当な対応をすると後々後悔する事になります。
どんなに胡散臭いヘッドハンティングだったとしても、もしかしたら今後も付き合っていく可能性があります。
適当にあしらったせいでギクシャクしてしまったり、今回は条件が悪かったとしても次は良いお話が来る可能性もゼロではないので、断る際は丁寧に断る必要があるのです。
声をかけてくれた相手の事もしっかりと考えて対応するようにしましょう。