現在、企業でITエンジニアとして働いているが、最高情報責任者という役職を耳にした。一体どんな仕事をしているのか気になる。
ITエンジニアとして企業に勤めているあなたは、最高情報責任者という言葉を、会社で一度は聞いたことがあると思います。
情報化社会において注目されている最高情報責任者ですが、認知されるようになってまだ日が浅いので、実態を把握しづらいですよね。
そこで今回は、最高情報責任者について詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、最高情報責任者について理解が深まります。ぜひ読んでみてください!
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/macbook%E3%81%AE-4405973/)
最高情報責任者とは
最高情報責任者は、英語で「Chief Information Officer」とも呼ばれ、主に会社の情報システム部門とは独立して、企業のIT部門をチェックしています。
もともと最高情報責任者は、アメリカのIT企業を中心に設置されてきましたが、日本でも社内ITインフラの高度化や、クラウドコンピューティングの活用が活発になったことで一般化しています。
また、インターネットが発達した現代社会では、情報漏えい等のリスクに対応するため、多くの企業が最高情報責任者という役職を積極的に設置するようになりました。
ちなみに最高情報責任者は、英語の「Chief Information Officer」の頭文字を取って「CIO」とも呼ばれています。
最高情報責任者の役割
最高情報責任者は、企業のIT部門を統括する大事な2つの役割を担っています。順を追って解説しますね。
企業のIT戦略家
まず1つ目に大事な最高情報責任者の役割は、企業の情報戦略を構築するIT戦略家としての役目です。
最高情報責任者は、企業の利益に直結する情報をマネジメントしながら、IT技術の活用に関する計画を立てなければなりません。
また、最高情報責任者は、IT技術を駆使して業務プロセスを改善する役割も担っています。
例えば、業務プロセスを改善する事例として、主に下記の改善策が挙げられます。
- AIを導入して、社員の無駄な繰り返し業務を効率化
- データベースを活用して勤怠データを管理
最高情報責任者がIT技術を導入し、業務プロセスを改善することで人件費が削減されるので、最終的に企業は利益を残すことが可能です。
なので最高情報責任者は、まさに企業のIT戦略家と言えますね。
情報管理
そして2つ目に大事な最高情報責任者の役割は、個人情報の管理を行う責任者としての役目です。
インターネットが発達するにつれて、現代では個人情報の流出が社会問題となっています。特に顧客情報が流出する事態となってしまうと、企業は多大な損失を被ることとなってしまいます。
なので最高情報責任者は、個人情報保護法への対処や機密情報の漏えいを防止し、企業のリスクを極限まで減らさなければなりません。
最高情報責任者は、企業が保有する全ての情報を管理しながら経営戦略を立てなければならないので、ハイレベルなスキルが要求されますね。
それでは次の項目から、最高情報責任者に求められるスキルについて3つ紹介していきます。
最高情報責任者に求められるスキル①ITに関する知識
最高情報責任者に求められる1つ目のスキルとして、まずITに関する高度な知識が求められます。
最高情報責任者は、通常の情報処理技術者試験で問われる知識に加え、「高度情報処理技術者試験」と呼ばれる国家試験レベルの知識も必要です。
この「高度情報処理技術者試験」は、通常の情報処理技術者試験よりさらに難易度が高く、実質的に国内最難関の試験となります。
また、この「高度情報処理技術者試験」は分野ごとで試験が区分されており、試験によって取得できる資格が異なります。ちなみに、具体的な資格名は下記の通りです。
- ITストラテジスト
- プロジェクトマネージャ
- システムアーキテクト
- ITサービスマネージャ
- ネットワークスペシャリスト
- データベーススペシャリスト
- エンベデッドシステムスペシャリスト
- 情報処理安全確保支援士
- システム監視技術者
通常、企業で勤務しているITエンジニアにとっては、上記の資格がなくとも業務に支障はありません。
しかし最高情報責任者は、企業の経営戦略に関わる特別なポジションで活躍できる証として、上記の資格を持っていることが多いです。
最高情報責任者に求められるスキル②コミュニケーション能力
続いて最高情報責任者に求められる2つ目のスキルとして、ITの知識をわかりやすく伝えるコミュニケーション能力が挙げられます。
前述したように、最高情報責任者はIT技術を導入しながら社内の業務を改善する役割を担っています。
ただ、そのIT技術を導入するには莫大な経費を必要としますので、最高情報責任者は、情報に関する専門知識を経営陣に噛み砕いて説明しなければなりません。
特に大企業ともなると、事業に携わる人が増えるため、人間関係がより複雑です。なので最高情報責任者には、経営陣を動かす交渉力を含めた高いコミュニケーション能力が求められます。
最高情報責任者に求められるスキル③マネジメント力
最高情報責任者に求められる3つ目のスキルは、経営についての深い知識や経験です。
最高情報責任者は、経営陣に対して適切な助言を行いながら、IT技術による経営戦略を立案し実行しています。
また、最高情報責任者は、CEO(最高経営責任者)やCFO(最高財務責任者)を含むトップ経営陣の一部として会社の経営に携わっています。
なので、最高情報責任者として会社の経営に携わるには、IT全般の知識以上にマネジメント能力が必要不可欠です。
最高情報責任者は、IT知識に加えて経営に関するスキルまで求められるのですね。
それでは次の項目から、最高情報責任者の先駆けとなったアメリカと比較しながら、日本の現状について解説していきます。
アメリカにおける最高情報責任者の現状
アメリカでは、弁護士を養成するロー・スクールにおいて、IT技術に強い弁護士を養成するためのエリートコースが設置されています。
このエリートコースでは、理工系分野の博士号と法務博士の両方を取得でき、卒業生はIT技術に強い弁護士として活動することが可能です。
また、アメリカの企業では主に、ITに詳しい弁護士などを最高情報責任者として社外から採用し、企業の情報システムを一任する形態を取っています。
日本における最高情報責任者の現状
日本では、前述したアメリカのケースとは異なり、企業内でプログラマーやシステムエンジニアを務めた人物が昇格して、最高情報責任者に就任するケースが一般的です。
また、財務担当役員や経営企画担当役員などが最高情報責任者を兼任する場合もあります。
さらに従業員数1,000人以上の大企業では、情報技術の高度化に伴い、情報システム部門を子会社化し、IT関連の業務を外部委託する傾向にあります。
なので、親会社の最高情報責任者が子会社の社長を兼任するケースも多いです。
日本における最高情報責任者は、他の役職と兼任するケースが多いので大変そうですね…。
となると、日本の最高情報責任者は一体どれくらいの年俸なのか気になります。
それでは、次の項目からは日本における最高情報責任者の年俸について解説していきますね。
最高情報責任者の平均年俸
日本では年功序列の給与体系が影響し、アメリカの企業と比べて日本のIT人材は賃金が安いと指摘されてきました。
しかし近年、日本でもITを駆使して急成長した企業が台頭するようになり、特に「ZOZOTOWN」を運営する「スタートトゥデイ」では、AIやロボット工学に精通したIT人材を最高年俸1億円で採用しています
またスペシャリスト人材紹介会社の「ロバート・ウォルターズ」が2019年に調査した、銀行・証券・投信といった金融サービスにおける最高情報責任者(CIO)の平均年俸もみてみましょう。
最高情報責任者(CIO)の年俸は、他のどの役職よりも高額となる3,000〜5,000万円となっています。
ちなみに、この3,000〜5,000万円という金額は、世界最高レベルのアメリカやシンガポールと同等の水準です。
さらに、銀行・証券・投信以外の金融サービスにおける最高情報責任者(CIO)の年俸も、2,000〜3,000万円と高水準となっています。
(出典:https://www.robertwalters.co.jp/content/dam/robert-walters/country/japan/files/salary-survey/20_JAPAN_Jpn.pdf)
日本でも、優秀なIT人材である最高情報責任者には、能力に見合った高額報酬を支給する体制が整ってきましたね。
最高情報責任者になるには
前述したように高額報酬が見込める最高情報責任者には、一体どうすればなれるのでしょうか。
そもそも、企業が最高情報責任者に求めているものは、「情報」と「経営」の両方に精通したスキルです。
なので、最高情報責任者になるには「情報」と「経営」の両分野で相当な経験・知識を有することが必須条件となります。
ちなみに、最高情報責任者になるまでの道筋として一般的なのは、「社内で昇格する場合」と「中途採用の場合」の2通りです。順を追って解説しますね。
社内で昇格する場合
まず、大学で経営学を専攻しながら経営に関する知識を習得し、一般企業に入社。入社後は営業・企画開発・情報システムといった様々な部門を経験します。
その後、社内昇格によって情報システム部長に就任し、さらに経営陣に能力が認められると晴れて最高情報責任者となる、といったケースが一般的です。
中途採用の場合
大学でIT関連科目を専攻。卒業後に一般企業で数年勤務し、学院ビジネススクールでMBA(経営学修士号)を取得。その後、中途採用として最高情報責任者に応募し、採用されるケースもあります。
また、在職中に他社からヘッドハンティングされるケースもあり、特に人材の入れ替わりが激しい外資系企業では顕著です。
最高情報責任者になるには、十分な実績を積んだ上で社内昇格する、もしくはヘッドハンティング会社を通じてスカウトされる、といったケースが一般的ですね。
ちなみに、ハイクラスの求人に強いヘッドハンティング会社として「ランスタッド」が挙げられます。
ランスタッドは、エグゼクティブ層向けに外資系の求人を数多く保有しており、最高情報責任者に関する案件も数多く保有していますので、登録することをオススメします。
まとめ
ここまで最高情報責任者について、一般的な事例を交えながら解説しました。要約すると以下の通りです。
- ITに関する高度な知識
- 専門知識をわかりやすく伝える能力
- 経営に関する深い知見
最高経営責任者は、企業からIT技術とマネジメント能力を同時に求められ、非常に難易度が高い役職となっています。
しかし、その高い難易度に見合った高額な報酬が見込めますので、キャリア構築する上で目指す価値のあるポジションです。
この記事を参考に、あなたも最高経営責任者(CIO)というキャリアを目指してみてはいかがでしょうか?
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